更新日:2024年8月15日

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先天性代謝異常等検査事業について

先天性代謝異常等は、早期に発見し、早期に治療を行うことにより知的障害等の心身障害の発生を防止、軽減することが可能である。
このため、新生児について血液によるマス・スクリーニング検査を実施し、異常を早期に発見し、早期に適切な治療を行うことにより、障害の発生の防止や軽減を図り、子どもの健やかな成長を支援することを目的とする。

1 実施主体

富山県が実施主体となり、富山県医師会、富山県産婦人科医会、富山県小児科医会、医療機関及び市町村と協力、連携して実施する。

2 検査の対象疾患及び検査法

対象疾患 検査方法
1 ガラクトース血症 ガラクトース脱水素酵素
マイクロプレート法
ボイトラー法
2 先天甲状腺機能低下症(クレチン病) エンザイムイムノアッセイ法
(ELISA)
3 先天性副腎過形成症 エンザイムイムノアッセイ法
(ELISA)
アミノ酸
代謝異常
4 フェニルケトン尿症 タンデムマス法
5 メープルシロップ尿症
6 ホモシスチン尿症
7 シロルリン血症1型
8 アルギニノコハク酸尿症
有機酸
代謝異常
9 メチルマロン酸血症
10 プロピオン酸血症
11 イソ吉草酸血症
12 メチルクロトニルグリシン尿症
13 ヒドロキシメチルグルタル酸血症(HMG血症)
14 複合カルボキシラーゼ欠損症
15 グルタル酸血症1型
脂肪酸
代謝異常
16 中鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(MCAD 欠損症)
17 極長鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(VLCAD 欠損症)
18 三頭酵素/長鎖3-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素欠損症(TFP/LCHAD 欠損症)
19 カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ-1欠損症(CPT1欠損症)
20 カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ-2欠損症(CPT2欠損)

3 検査の対象者

県内で出産した新生児(里帰り児含む)のうち、保護者が検査の「先天性代謝異常等検査申込書兼同意書」を提出したもの

4 検査に係る費用

  1. 検査にかかる費用は、県の負担とする。
  2. 検査に伴う採血(再採血)や検体の送付等に要する費用は、保護者の負担とする。
  3. 検査結果に通知にかかる費用は県の負担とする。
  4. 精密検査に係る費用は、保護者の負担とする。乳児精密健康診査票を活用する場合は、保護者が市町村に申請手続きを行う。

5 実施機関

  1. 採血機関:産科医療機関、NICU・小児科医療機関、助産所等
  2. 検査機関:富山県衛生研究所
  3. 精密検査医療機関:
    小児科の専門医療を担う医療機関(原則、小児専門医療または、小児第二次救急を担う医療機関)ただし、タンデマム法による16疾患については、富山県立中央病院と富山大学附属病院が専門医療機関(特殊検査提供施設)と連携し、精密検査を行う。
  4. 専門医療機関:特殊検査提供施設
  5. 外部制度管理機関:富山県と委託した機関
  6. 保健指導等実施機関:厚生センター(保健所)が市町村と連携し行う

6 検査の流れ

検査の流れ図

先天性代謝異常等検査事業部会設置要綱(PDF:229KB)

お問い合わせ

所属課室:厚生部こども家庭室子育て支援課切れ目ない子育て支援担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3208

ファックス番号:076-444-3493

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