第8回富山県景観審議会の概要
日時
平成18年12月7日(木曜日)
14時00分~15時50分
場所
富山県民会館 302号室
出席委員
宮口会長、柏原委員、久保委員、高須委員、寺田委員、中村委員、西田委員、馬場先委員、山野委員、米原委員
概要
- 景観づくり施策の概要について
事務局より、景観条例に基づく景観づくり施策について説明を行った。
- 景観づくり重点地域(中間報告)について
事務局より、景観づくり重点地域について中間報告を行い、委員から出された意見を踏まえて事務局でさらに検討していくこととなった。
- 屋外広告物のあり方に関する提言及びアクションプラン(骨子案)について
事務局より、「富山県良好な都市景観形成懇談会」から出された提言及びこれを受けたアクションプラン(骨子案)について説明した後、議論が行われ、委員から出された意見を踏まえて事務局でさらに検討していくこととなった。
- 広告部会の設置について
事務局より、屋外広告物の規制見直しに係る方向性や基準作成等について調査審議するため、景観審議会に広告部会を設置することについて説明した。名称及び設置要綱については検討していくこととなった。
- ふるさと眺望点について
事務局より、第1次(自然景観)指定の11地点に銘板を設置したことを報告した。また、第2次(四季の景観)指定の今後のスケジュールについて説明を行った。
- うるおい環境とやま賞について
事務局より、今年度の表彰について説明を行った。
主な発言要旨
- 景観づくり重点地域(中間報告)について
- 常願寺川上流の砂防・水防というテーマは、この地域の近代以降の歴史には不可欠。ただ、ダムなど見た目はコンクリートなので、そういうものが良い形で受け入れられ、認識も深めていただけるよう、基本計画の文言にも示していただきたい。
- 重点地域では、住民の意識が高まっていく中で徐々に改善していただくものであり、行政があれこれ言うのではぎくしゃくする。ある程度は待つしかない。
- 協議会は大変重要な役割を果たすと思うので、ぜひ計画・基準作成の早い段階から携わっていただきたい。
- 「開放的でゆとりある」「豊かな田園空間」という言葉のイメージが曖昧であり、これでは協議会の皆さんもイメージしにくいのではないか。
- 「立山観光」という言葉が安っぽい気がする。信仰・歴史も含めた全体的な雰囲気として、もっと良い言葉がないか。
- 景観阻害要素に「街路樹が少なく緑に乏しい道路」とあるが、立山の眺望を考えると、この地域では必ずしも街路樹があるのが良いわけではない。
- 広告部会の設置について
- 名称は、「広告部会」よりも「広告物部会」のほうが良いのでは。広告と言うと、形のないものまで含まれてしまう。
- 設置要綱第6条に、「部会が~議決したときは、当該議決をもって審議会の議決とすることができる。」とあるが、条例の内容の変更という重要な案件については、景観審議会で改めて審議しないといけないのではないか。
- 審議会にかけるのが原則ではあるが、審議会の権限は規制の基準について意見を出すことであり、直接規制を加えるわけではないので、抵触しないのではないか。「することができる」なので、常にそうするということではない。
- 第6条に、「ただし、条例の変更に係るものについては、審議会で改めて審議しなければならない。」というようなただし書きを入れていただければと思う。