第7回富山県景観審議会の概要
日時
平成18年3月27日(月曜日)
14時00分~15時45分
場所
高志会館「麗花」
出席委員
宮口会長、柏原委員、川上委員、河田委員、貴志委員、久保委員、高須委員、高橋委員、寺田委員、西田委員、馬場先委員、伏江委員、山野委員、米原委員
概要
- 景観づくり重点地域の指定について
事務局より指定の考え方を説明した後、議論が行われ、委員から出された意見を踏まえて事務局で基本計画(素案)を作成していくこととなった。
- ふるさと眺望点の指定について
事務局より、眺望点選定部会において、第1次(自然景観)指定として11地点を選定したことを報告した。また、第2次(四季の景観)指定の考え方について説明した後、議論が行われ、委員から出された意見を踏まえて部会で検討していくこととなった。
- 景観づくり施策の最近の動きについて
事務局より、景観条例に基づく景観づくり施策の最近の動きについて説明を行った。
- うるおい環境とやま賞について
事務局より、今年度の受賞施設等及び来年度の募集スケジュールについて説明を行った。
主な発言要旨
- 景観づくり重点地域について
- 今後、基本計画を策定するにあたり、形式的なものとは別に分かりやすい資料も作成すると思うが、文字を大きくするなどもう少し工夫できないか。
- 富山県の景観を考える上では眺望が欠かせないが、条例第29条の重点地域の規定には反映されていない。今から条例を改正するのは難しいと思うが、今回の重点地域が、富山県の眺望の代表的な地域であることを示すべき。
- 住民アンケートでは公共事業を望む意見が多かったが、これまで公共事業による景観づくりで失敗したケースが多い。計画段階からデザイナーや住民とともに景観について検討する体制が重要である。
- ふるさと眺望点について
- わざとらしい表示板はやめるべき。それ自体がアートとして感じられる、気づかせるようなデザインとすべき。
- 眺望点そのものが景勝地である地点が多いので、表示板は必ずしも必要でない。方針だけ決めて、場に応じたデザインをしていくべき。
- 第2次(四季の景観)については、瞬間的なものは外すべき。ただ、おわら風の盆のように、背景にまち並みがあって季節を感じさせるものはよいのでは。
- 例えば、桜を考えた場合、景観という言葉からすると桜1本ではなく桜を含めた風景が指定の対象となる。