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更新日:2021年2月24日
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三世代が心をひとつにして大切なふるさとを守り育てています。
富山県西部、高岡市の南東部に位置する中田の反保島集落は、水田が広がるのどかな散居村で、兼業農家を中心に54世帯が暮らしています。
庄川右岸の豊かな水に恵まれ、富山県の天然記念物に指定された「アシツキノリ」「トミヨ」「ゲンジボタル」の生息地として広く知られています。現在、子供たちを中心に、三世代で自然環境の保護のため、反保島集落環境推進協議会を設立し、積極的に活動を行っています。
自分たちが住んでいる集落に関心と愛着を持ってもらいたいという思いをこめて、昨年から自治会、老人会、児童クラブの親子が中心となって、用水沿いにシバザクラの苗を植えました。
▲用水路に花を植えて緑化活動に取り組んでいます
また、自分たちの手で地域をきれいにし、環境を守る心を次世代へ受け継ごうと、夏には子どもたちからお年寄りまでの三世代で、空き缶拾いも行いました。早朝の活動で大変でしたが、ゴミは予想よりも少なく、「地域のマナーが良いね」と笑顔がこぼれ、みんなで気持ちのいい汗を流しました。
▲三世代が気持ちいい汗を流した空き缶拾い
3月には農家の人や農家以外の人も一緒に全員参加で用排水路の江ざらいを実施したほか、7月には集落一帯の一斉草刈りを行い、10月には用水路の目地補修作業の実施に取り組んで、施設の長寿命化を図っています。
▲住民みんなが一つになって江ざらいや草刈り
平成16年、台風23号で貞杉社(さだすぎしゃ)の木が倒れて社殿が被害を受けたため、平成18年9月、集落住民が一体となって新しい貞杉社を完成しました。10月には竣工式を行い、青年会が獅子舞を披露するなど、住民一同で盛大に祝いました。
▲平成18年9月に完成した新貞杉社。10月には獅子舞を披露
集落では水稲を中心に作付けしており、平成18年3月に農事組合法人「ファーム貞杉」を設立し、米や麦、大豆などを生産しています。その実績が認められ、昨年12月に「平成20年度優良担い手表彰農林水産省経済局長賞」を受賞しました。
▲6月にはホタルの乱舞が楽しみ!
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