更新日:2026年7月1日

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定例記者会見[令和8年7月2日(木曜日)]

  • 日時:令和8年7月2日(木曜日)13時30分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<発表項目>

  1. 富山マッチボックスの開設について
  2. 麻しん(はしか)への注意喚起について

<おわりに>

  • 能登半島地震から2年半、復旧・復興状況について

【令和8年7月2日(木曜日)13時30分〜】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. 富山マッチボックスの開設について
  2. 麻しん(はしか)への注意喚起について
  3. 北陸新幹線の地元負担について
  4. 富山空港の愛称について
  5. 富山地方鉄道鉄道線について
  6. 都道府県幸福度ランキングについて

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項

syashin

1.富山マッチボックスの開設について

 今日は2点、私から発表させていただきます。よろしくお願いいたします。

 まず1点目、富山マッチボックスの開設についてです。

 多様な人材と県内企業をつなぎ、スポットワークの活用を促進する県独自の人材マッチングサービスとして、「富山マッチボックス」を開設し、昨日7月1日からサービスを開始しております。

労働供給制約が深まる中で、柔軟な働き方を可能とするスポットワークは、これまで就労に結びつきにくかった多様な人材の活躍を後押しする有効な手段と考えています。また、短期的な就業を入口として、継続的な就業や中長期雇用につながる可能性も持っています。

 富山県としては、このサービスを通じて、スポットワークの県全体への普及を図り、県内事業所の人材確保、そして多様な方々の柔軟な働き方の推進へとつなげてまいります。

 このサービス開始の背景と趣旨についてご説明いたします。

 まず、背景としては2点あります。1つ目は、先行して農業分野で実施してきた県独自のサービス「富山あぐりマッチボックス」。これが一定の成果を上げてきたことです。令和6年11月の実証実験開始から先月末までに約2,850件のマッチングが成立し、農業現場の人材不足の解消につながりました。さらに、スポットワークをきっかけとして、24人の方が長期雇用に移行し、農繁期における短期的な人材確保に留まらず、地域住民や農業に興味のある方との新たな接点づくりにも寄与したものと考えています。

 2つ目ですが、県内事業者の9割以上が、まだスポットワークを活用したことがないという現状があります。農業分野での成果を踏まえれば、スポットワークは人材確保の有力な選択肢となり得る一方で、県内での活用状況はまだ十分に広がっていないと捉えております。こうした状況を踏まえ、このたび、農業分野で培った仕組みを発展させ、対象を全産業に拡大した「富山マッチボックス」を開始することにしました。

 県が関与するサービスとして、求職者の方にも、また一方の事業者の皆様にも、安心してご利用いただける環境を整えてまいります。

特に人材不足が深刻であり、スポットワークの活用可能性が高い介護、看護、建設分野、この3つについて重点的に普及・展開を支援し、富山県の喫緊の政策課題にもしっかりと対応してまいります。

 最後に、サービスの利用についてご案内します。

 富山マッチボックスをご利用いただくには、専用のフォームからの登録をしていただくことが必要です。画面にお示ししています二次元コードから、専用サイトの登録画面に直接アクセスしていただきます。ご関心をお持ちの、求職者の皆様、また事業者の皆様には、ぜひ登録をご検討ください。

 県では、引き続き多様な方々の活躍と県内事業者の人材確保を、力強く後押しをしてまいります。なお、本件の詳細について、これは人材確保推進課にお問合せください。

 富山マッチボックスの説明は以上となります。

2.麻しん(はしか)への注意喚起について

 2点目、麻しんへの注意喚起です。

 麻しん、はしかですね、の流行に伴う注意喚起をさせていただきます。国内外で麻しんが流行しており、国内では新型コロナウイルス感染症流行以降、最多の報告数が確認されています。

本県においても、6月12日に7年ぶりの麻しん患者が確認され、今年に入って本日7月2日時点で、7名の方の感染が確認されています。国民の約95%は麻しんウイルスに対する抗体を持っており、集団免疫ができているため、過度に心配をする必要はありませんが、私から改めて適切な感染対策について、注意喚起をさせていただきます。

 麻しんは感染力が高く、空気感染によりマスクをすり抜けて感染する可能性があります。ワクチンを接種していないなど免疫を持っていない人が感染すると、高い頻度で発症します。

麻しんを予防するには、まずワクチンの接種が推奨されています。ワクチンを接種すると、1回の接種で約95%の方が免疫を獲得することができ、2回目の接種で、1回目の接種で免疫がつかなかった方に対して免疫を与えることができます。

 定期接種は1歳児、これは1回目と、小学校就学前1年間、これが2回目、のお子さんが対象です。積極的に早期の接種を、対象の年齢のお子さんをお持ちの方はご検討ください。

 また、定期接種以外にも、任意のワクチン接種が可能です。2000年の4月1日以前に生まれた方は、当時の感染状況により、2回の定期接種を受けていない可能性があります。ご確認いただければと思います。母子健康手帳などで過去の麻しんの罹患歴や2回の接種記録を確認できない方は、今一度、ワクチンの接種をご検討ください。特に、乳幼児や免疫が低下した方は、肺炎や脳炎など重症化のリスクもあり、ご家族で罹患歴や2回の接種を確認できない方は、お子さんや対象の方に感染させないためにも、ワクチンの追加接種をご検討ください。

 また、空港職員、観光業スタッフなど渡航者と接触する機会の多い方、海外渡航を計画している方は、母子健康手帳をご確認の上、接種を検討ください。定期接種以外の任意接種が可能な医療機関は、富山県のホームページで公開しておりますので、参考にしてください。

 感染の予防、そして広げないためには、ワクチンの接種や感染前後の注意など、県民の皆様のお一人お一人の行動が重要です。ご協力をお願いをいたします。詳細について、この件は感染症・疾病対策課へお問合せをください。

 なお、富山県衛生研究所の大石所長からコメントをもらっていますので、これを発表させていただきます。大石所長のコメントです。「麻しんについては、現時点で国民の95%以上が麻しんウイルス抗体を保有しており、集団免疫ができていると考えられる。新型コロナウイルスのように、ワクチン免疫から逃避し、次々に変異することもない。」ご記憶まだあると思いますが、新型コロナウイルスは次々にウイルスの型が変わっていって、それに我々も対応するために翻弄されたわけでありますが、この麻しんのウイルスは変異することはないということであります。なので、今95%以上の方が麻しんウイルス抗体を保有していて、いわば集団免疫ができている状況にあります。

 次、「また、麻しんワクチンについては、2回接種で95%以上の方に麻しんウイルス抗体が得られるとされています。」先ほども申し上げましたが、ワクチン接種を推奨するということです。で、「麻しんウイルスに感染しても、2回のワクチン接種をしていれば、他者への感染を広げる可能性は弱まることが分かっています。」これも2回のワクチン接種をお勧めする理由であります。「特に重症化しやすい乳幼児や免疫が低下している方のご家族には、感染歴や2回の接種歴が確認できていない場合には、追加の任意接種を検討してほしい」ということです。「感染拡大防止に県民の皆様のご理解とご協力をお願いをしたい。」

 以上、これが富山県衛生研究所の大石所長からの県民の皆さんに対するコメントであります。

 冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

【記者】

 富山マッチボックスなんですけれども、まず一つは、(富山)あぐりマッチボックスについてですね、既にここまで約2,850件、それと長期雇用が24人の方ということで、有用な効果を上げていらっしゃるかと思いますが、こちらの富山マッチボックスについては、知事ご自身、どのような目標を持って今、進めていかれようとしているのか、まずそれをお聞かせください。

【知事】

 はい、ありがとうございます。今触れていただいたように、令和6年の11月からサービスを提供してまいりました、富山あぐりマッチボックスのほうが、私どもとしては大変効果を上げているというふうに理解をしております。ただ一方で、せっかくのこのあぐりマッチボックスですが、これは農業の分野なので、県内で活用している企業、まだ9割にも満たないということであります。

 なので、せっかく良いシステムだということは、ほぼ証明されたと思いますので、これを農業以外の業種や分野にも広げていきたいということで、基本的なシステムなどは変わらないものなので、範囲を広げて、より多くの県内企業にお使いをいただくようにする。また、より多くのスポットワークの働き場所を希望される県民の皆様にもチャンスを広げたいという、そんなような目的であります。

【記者】

 ありがとうございます。マッチング数ですとか登録企業者数、もしくは長期雇用者の数ですとか、いろんな指標があると思うんですが、何か具体的な数値の目標はございますか。

【知事】

 現時点ではまだそこまでは立てていませんが、まずはマッチングがよりしやすいように、登録の事業所数、また求職の登録者数、これを皆さんのお力もお借りをして、より拡大をしていく、これがよりまたマッチングの確率を上げることになると思っています。

【記者】

 ありがとうございます。もう1点、スポットワークによっては、やはり企業の側の仕事の切り分けですとか、スポットワークに適した作業内容にするとか、そういったことが求められると思います。これは農業でも起こっていたことだと思うんですけれども、一方で中小企業さんを中心に、やはりなかなかそういった切り分けが難しいというような事例もあるように感じています。このあたり、知事はどのようにこの課題を乗り越えていくべきとお考えでしょうか。

【知事】

 おっしゃるように、切り分けというのは一つ大切なポイントになります、このスポットワークのマッチングの場合に。で、当面ですけども、先ほど申し上げたように、介護、看護、建設関係、この3つを重点と捉えておりますので、この3つの業種については、その切り分けの仕方もですね、私どもでいろいろアドバイスをしたり、あるいは切り分けのやり方などをお示しをしたいというふうに考えています。

 できれば全部の業種についてもやりたいんですが、そういう意味では、業種というのはとても幅広くなりますので、まずはこの重点の3分野について、切り分けのやり方など、県としてお手伝いできればというふうに思っています。ちなみにですね、この3業種については、手数料も県からの補助をもって無料にしたいというふうに考えております。それだけ喫緊の課題だと、この3業種については捉えています。

【記者】

 ありがとうございます。まさに今、重点的支援の具体的内容を伺いたかったものですから、手数料無料ですとか、企業に向けた利用の支援ですね、こういったことをされていかれるということですかね。

【知事】

 はい。

【記者】

 ありがとうございます。

 もう1点目の発表事項の麻しんについてなんですけれども、これは非常に個人情報もございますので、なかなか感染者の方の動きというものを拾えているわけではないんですが、海外渡航経験があまりない方がかかっているということで、かなり市中に広がっている可能性もあるのかなと思いながら見ております。

 そういった中で、空気感染するものですから、なかなか予防がしづらいということで、やはり先ほどもおっしゃられたとおり、ワクチン接種が一番の、ということだと思うんですけれども、ワクチンの今の在庫状況なんですけども、特に不足していたりとかそういうことはないのでしょうか。

【知事】

 今のところ、先ほど申し上げたように県のホームページで接種ができるという医療機関を示しておりますので、そこでは大丈夫ということです。

【記者】

 ありがとうございます。

 ちょっと発表項目以外のことで2つほどお伺いしたいんですが、1つは新幹線なんですけれども、北陸新幹線をめぐって今、知事も先日、国のほうに要望をですね、されたところだと思いますが、今国会中のルート決定に向かって議論が進んでおります。先だって京都府、京都市さんのほうのヒアリングも行われまして、非常に争点化しているのが財源の問題ということで、財政の負担ですね、これをどこまで見るのかということになっているかと思います。

 与党の中でもそういったスキームの見直しみたいなことにも言及があるなかなんですが、一方でここまでの歴史を振り返りますと、富山県、石川県、他の県もそうなんですが、いろいろ決められたルールに従って負担してきた経緯もあろうかと思います。

 今はいわゆる貸付料の増額ですとか、もしくは国と県の財政負担の割合ですね、このあたりが焦点になってくるかと思うんですが、いわゆるこういった財政負担の自治体の軽減策というか、そういったことに関しての知事のお考えを改めてお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。

【知事】

 はい、ありがとうございます。財政の負担のスキームについては、これはもう与党、それから国で考えられることだと思いますので、私から特にコメントすることは控えたいと思いますが、この北陸新幹線、もちろん東京から始まってここまで来ているわけですけども、これまでは比較的人口の稠密でないところを通ってきたと思います。もちろん途中途中、富山市も金沢市も長野市もそれなりに人口はいるところですが、でも首都圏あるいは近畿圏の都市部と比べますと、そう人口が密集している地域でもないということです。

 そういった意味では、今、北陸新幹線として初めて人口が密集している地域を通ろうとしているところでありまして、そういう意味で、今までにはなかった課題も起きているということであります。で、かつ京都圏もそれから大阪圏も、既にかなり人口が密集していて、特に京都の場合は、観光についてもオーバーツーリズムという状況があります。

 なので、そういう意味では、繰り返しになりますが、これまでに北陸新幹線として経験したことのないエリアを今通過しようということを考えているということになります。そうなりますとですね、これまでと違った考え方も必要なのかなというふうに思ってます。なので、京都府・市さんがおっしゃることも、ある程度は私は理解はできるというふうに思います。もちろん我々は歯を食いしばって、地元負担をしっかりと払ってきましたし、今1兆円を超える県債があるのも、北陸新幹線対応があって(※)のことだというふうに思っています。

 ただ、我々は今、メリットを大いに享受しておりますので、粛々と県債残高は減らしてまいりたいというふうに思っています。ただ、今焦点のエリアについてはですね、京都市長が「誘致したわけじゃない」とおっしゃったように、これまで通過してきたエリアとは状況が違うということは、私は思っています。

【記者】

 ありがとうございます。これは仮定になりますのでお答えいただけないかもしれませんが、その際はおっしゃっていただければいいんですが、仮に既に開業した区間の沿線自治体にも負担を求めるというようなスキームになった場合は、これはどのような対応になってきますでしょうか。

例えば富山県、石川県に、福井県も入りますが、既に開業したんですけれども、財政、いわゆる開業効果ですね、出ていますので、追加の負担をしてほしいというような議論になった場合は、反対をされるお考えはありますか。

【知事】

 うーん、ちょっとそれは考えられないようなことですね、はい。

【記者】

 ありがとうございます。

 もう1点が、ちょっと6月の県議会の定例会でもかなり議論になったかと思いますが、空港の愛称についてお伺いしたいと思います。先だって県のほうで7月のこよみが出まして、岐阜県知事さんとのいわゆる懇談会ですね、これは7月10日にセッティングされておられるかと思います。これはあくまで予定だと思うんですけれども。

 先だって、高山という名称が入る場合はその前に、というようなことでご発言をされておられました。改めて、この後の発表に向けた準備というか、そういったスケジュール感をお伺いしたいのと、あともう1点は、公募をされないというような形で言われたかと思うんですけれども、では具体的にどのようないわゆるプロセスをもってお決めになられたいと思っていらっしゃるのか、そのあたりをお伺いしたいと思います。

【知事】

 はい、ありがとうございます。ご存じのように、4月1日から富山空港は混合型コンセッションを導入しまして、今、株式会社富山エアポートという会社が運営に当たっていただいています。

 富山エアポート、新しい運営事業者も本当にこの3か月、いろんなことに取り組んでおられますし、新しい連携協定を各方面と結ばれたりですね、あるいはエアラインの運営にも寄与するようなデータの会社を空港のテナントとして入れたりという、これまでやっぱり我々の運営では思いもつかなかったようなことを、いろいろとやっておられます。本当に混合型コンセッション(※)の導入の成果が早速、見えつつあるなというふうに思っています。

 その中で、この愛称の話を富山エアポートの岡田社長が公の場で提案をされたということであります。これは現場目線、それから新しい挑戦をされる、そして何といっても富山空港活性化の一つのポイントはインバウンドの復活、増加だと思いますから、インバウンドにアピールするような、そんな愛称にそろそろ変える時期ではないかというご提案、これは私は良い提案だと思いますし、その中身もですね、とりあえず「すし」とか「高山」とか入れたらどうでしょうかという提案だった、これも良い提案ではないかというふうに捉えています。

 そういったことで、今のきときと空港という愛称が付いたときとは、今、状況が違う、やはり現場目線、それから運営者の目線から、今後の富山空港の活性化に資するような、また、インバウンド客増加に資するような、また、という意味では海外にアピールするような、そんな愛称を付けるということについて、これはもうそういうふうな方向で決めていきたいというふうに思っております。

 そうですね、タイミングですね、もう岐阜県との知事懇、発表しましたんで、それに至る前には発表できればというふうに思っています。

【記者】

 ありがとうございます。そうしますと、高山というのが入る場合には、その知事懇の前にというようなご発言だったと思うんですが、今のその前にということになってしまうと、高山という文言が入るのかなと受け取れるんですが、それはそういう方向で今、議論が進んでいるんでしょうか。

【知事】

 まあそう遠くない先にですね、今も言ったように発表しますので、それまではいろいろとご想像いただければと思います。

【記者】

 分かりました。あとすいません、決め方なんですけど、これは最終的には何といいましょうか、富山エアポートさんから提案があって、専門家の方にお伺いするとかということもあったと思うんですが、最終的な決裁というとちょっと言葉が固いのかもしれませんけども、これは新田知事ご自身がされるということなんでしょうか。

【知事】

 はい。ただ、ぜひ誤解いただきたくないのは、あくまで正式名称は富山空港なんです。それを日頃、特にインバウンドに、あるいは海外にアピールするためにどんな呼び方、表現の仕方をしようかということですので、決裁とか議決とか、そこまで重たいものでは、もちろん大切なことだとは重々思っておりますが、そういう意味では、私の権限で決められる範囲内だというふうに思っています。

【記者】

 ありがとうございます。1点、インバウンドの呼び込みということで、その趣旨、大変私も大事なことかなと感じておるところなんですけども。一方で、国際的には空港コードというアルファベット3文字が割り当てられていて、富山の場合はTOYだと思うんですけれども、そういった表記で言われることも結構多いのかなと感じています。いわゆる荷物に貼るやつとかでもそうなっていると思うんですけども。

 そうすると、愛称というのは日本語で示すことにもなると思うんです、アルファベット表記もあると思うんですけども。なかなかインバウンド誘致につながるのかというのが、なかなか実感として持ちにくいところがあるんですが、このあたり知事の思いというか印象というか狙いというか、そのあたりはどのように評価されてますでしょうか。

【知事】

 はい、それはおっしゃるとおりで、愛称を変えました、それでもう世界に発信できました、そんな甘いもんじゃないと思っています。愛称を変えて、それ以降、それがスタートだというふうに考えていまして、今後、これまでも海外へのプロモーションをやってきましたが、今年はアメリカで観光のプロモーションもやることにしています。そんな場で大いにこの空港名をアピールして、それが「何だ、これは」と、「〇○か」と、「そうか、○○があるのは富山か」と、みたいなことに、そういった場で大いに活用していきたいと思います。もちろんオフィシャルには空港コードはTOY、これも変わらない話です。

【記者】

 今月からさらに議論が進んでいくと見られている地鉄本線について、お伺いしたいと思います。

 知事は以前、便益とコスト両方から考えていきたいというふうに話していたんですけれども、その便益を考える上で、一つ例として弊社が取材したんですけれども、西魚津駅のほうでは無人駅なんですけれども、12年間地元の方々が掃除だったり、環境整備のボランティアに取り組んできていまして、駅が皆さんが集まるコミュニティの拠点になっているという取材をさせていただいたんですが、こういう活動、こういう場になっているというのは、知事としてどう受け止められますか。

【知事】

 はい、ありがとうございます。とても良い取組だというふうに受け止めています。やっぱり、あくまで鉄道のサービスを提供する地鉄さん、それとそれを利用する利用者、消費者という関係が基本なんですけれども、でも、ときによっては毎日、あるいは頻繁に日常の足として、通勤の足として、通学の足として利用するこの鉄軌道を、単なる移動の手段というだけじゃなくて、本当に我らの宝物、マイレール意識、そんなものをやっぱり醸成をするということも大切だと思いまして、駅をいつも清掃してきれいにして、使う人が気持ちよく使えるようにということ。それから、ある程度はそれによって鉄道会社のコストも抑えられるのかと思います。本当に良い取組だというふうに考えています。こういった取組がいろいろと広がっていけばというふうに思います。

 富山県地域交通戦略の中でもよく「かじを切った」と言っています。それは我々行政も、それから利用者の県民の皆様も、これまでは「鉄道会社よろしくね」と、「側面支援しますよ」というところから、そうやって我が事として捉えて参画する、そして投資をする、そんなふうに戦略ではかじを切ろうということを申し上げています。

 今回の地鉄の鉄道線のこともですね、この戦略に沿って物事を進めていくつもりですし、そのようなことをこれまでも申し上げてきています。なので、その参画という意味で、こういったマイレール意識を醸成して、地鉄鉄道線を我らのもの、我がものとして捉える動き、こういうことがもっともっと広がっていけばよいと思います。

【記者】

 この西魚津駅の存廃はまだ決まっていない段階だと思うんですけれども、今月からさらに議論が本格化すると思うんですが、どのように臨まれようと思っていますか。

【知事】

 はい、これからの議論ですけども、私たちとしては、せっかくあるこの鉄軌道、長年先人たちがつくり、また先輩たちが守ってきたこの鉄軌道を、極力、持続可能なものにして、将来世代も通学に通勤に、あるいは日常の足に使えるような道筋を描ければというふうに、今は考えております。

【記者】

 以前も質問がありましたけれども、幸福度ランキングのことについて、またお聞かせください。

 民間調査会社で最下位となった結果について、この間の県議会の中でも様々な質問もありましたけれども、改めて知事どう受け止めていらっしゃるのかということと、併せて知事答弁の中で、富山ならではの幸せを県内外から募集し、県民に広く共有することも考えている、というふうな答弁があったと思うんですけれども、今後のウェルビーイングの向上に向けて、どうアプローチしていくのかというところを、併せてお聞かせいただけたらと思います。

【知事】

 はい、調査結果につきましては、何度も繰り返していますが、とてもうれしいデータではありませんけれども、でも、ある組織でですね、責任ある組織だと思いますが、そちらで調査された結果、順番が付いて、富山県が47位だったという事実は受け止めたいと思います。

 ただ、放っておくのも残念なので、今、調査主体と一緒になって考える、これを一つのまた富山県の幸福度を上げていくきっかけにしようということで、一緒にいろいろ考えているところであります。そんなきっかけに今しようということであります。

 議会答弁で言ったとおり、みんなのウェルビーイング、これを今、いろいろと集めて、またそれを公表するという事業も今やろうとしております。問題はですね、昔も今も富山県、とても客観的には幸せ度は高いというふうに言われてます。それと主観とのギャップがあるということ、このあたり、今我々も一番研究をしているところです。

 なので、一つのそれに向けたアプローチとして、いろんな人のウェルビーイングをお聞きをして、そして、「あ、そうか、こういうこともウェルビーイングなのか」と、自分は当たり前と思っていて、実感までいってないというようなこともいろいろあると思うんですね。そんなことに気づくような、そういうきっかけになればというふうに考えて、そういう事業を今考えています。

【記者】

 ありがとうございます。

 富山空港の愛称のことについて、私からも追加で質問をさせていただきたいと思います。知事も公募はされないというふうな形で発表もされておりますけれども、県民の方から弊社のほうにも、高山を入れるのはどうなんだとか、いろんなメールが届いているということなんですけれども、恐らく県のほうにもいろんな県民の声が届いているかなというふうに思っておりまして。報道も何度もされている中で、どのぐらいの数、県民から声が寄せられていて、高山を入れることへの賛成、反対も含めて、どのぐらいの数が来ているのか、このあたり、もし把握しているものがあれば教えてください。

【知事】

 数は航空政策課に聞いていただければ分かります、どれぐらいのご意見が来ているかというのは。航空政策課に確認してください。

【記者】

 具体的な数じゃなくてもいいんですけど、例えば反対意見が多いのか、賛成意見が多いのか、そのあたりとかはどうでしょうか。

【知事】

 すいません、ちょっとそこまで分析はしていない。ただ、何千来ているとか、そんなレベルじゃ全然ないですね。何十というレベルだったと思います。それで理解していただいている意見もあるし、それから、おっしゃるように他県の名前、地名が入るのはどうかという、もちろんご意見もあります。いずれもお気持ちとしては分かることですね。

【記者】

 高山という言葉を入れることに対して、先ほど知事もインバウンドという言葉もあったかと思うんですけども、富山県内においても、かなり外国人に魅力的な観光地というのはたくさんあるわけだと思うんですけれども、例えば立山黒部アルペンルートだったりとか黒部ダムというのもあると思うんですけれども、そういった中で高山という言葉を入れることに対しては、知事はこだわっておられるのか、それとも高山を入れずに、立山黒部アルペンルートだったり、富山県内の観光資源を愛称に入れるということも選択肢として残しているのか、そのあたりどうでしょうか。

【知事】

 やっぱりインパクトが必要だと思います。今、このままですと富山空港をはじめですね、地方の空港というのは、どんどんどんどんじり貧になっていきます。今、幸い国際線定期便は台北便が戻りましたけども、残りの3つ、鋭意やっておりますけども、まだいつ復便するかどうか分かりません。それから、これからエアライン国内線も大変に厳しい状況があるというふうに思います。

 なので、富山県に立山黒部があることは、私はほぼ多くの方がご存じだと思いますが、でも今の状況があるということです。なので、今、我々富山空港に必要なのはインパクトです。なので、数年かけて準備をして、4月から混合型コンセッションという民間運営にも踏み切ったわけでございます。

 なので、我々はそういった危機感を持ってこの空港運営に当たっているということです。「富山にもっといいとこあるじゃないか」、それはよく分かっています。でもやっぱりそれだけでは、もう今十分なインパクトがないというふうに思って、このようなことも考えているということですね。それをご理解いただきたいと思います。

【記者】

 そういった意味で言うと、高山という言葉が入ることは、知事にとってインパクトがある愛称だということでしょうか。

【知事】

 そう思いますね。岡田さんからそういう提案があったので、ああそうかと、やっぱり現場、マーケティング、そんな感覚だとそういうことになるのかなというふうに思いましたね。

【記者】

 そうなると、先ほども質問がありましたけれど、高山という言葉が入ることについては、もうほぼ確定しているということですか。

【知事】

 それはだから、そう遠くない日に、また発表できると思いますんで、それまでいろいろ想像いただければと思います。

(おわりに)能登半島地震から2年半、復旧・復興状況について

 (他にご質問が)特にないようでしたら、私からもう1点だけお知らせをしたいと思います。

 能登半島地震から2年半がたちました。能登半島地震の記憶、また教訓、これを風化させないために、ちょっと現時点での状況を申し上げたいと思います。

 先般の県議会でも質問があり、お答えしたことでもありますけれども、まず公共インフラなどの復旧状況、今年の4月末の時点で、土木部の県所管では118か所の被害があるうち、108か所が発注済みです。そして、そのうち85か所が完了しています。また、もう一つの農林水産部の所管では、全部で349か所の被害があるうち、295か所が発注済みです。そして、そのうちの179か所が完了をしています。このように、インフラの復旧は着実に進んでいると考えております。

 ただ、これも注釈ですけれども、液状化に関連する道路、あるいは河川や漁港施設、それから山地、林道の復旧、これは当初3年を目途に完了を目指したいと申し上げておりましたが、その3年では収まらずに、令和9年度以降にずれ込むものもあるということ。ただ、これらも一日も早い発注に努めていきたいと考えております。

 もう一つ、液状化対策です。高岡市さんや氷見市さんでは実証実験工事に今年度着手され、また射水市さんでは既に実証実験結果が出て、地元説明が行われています。今後も被災市の実証実験や工事が円滑に進むように、被災市と課題を共有し、必要な助言などの支援に努めていくとともに、宅地液状化等の復旧支援事業、これもメニューがあります、いろいろ、そういった個別支援の利用を促すことも続けていきたいと思います。

 また、液状化対策の工事は長期間に渡るため、継続的な財政的支援や施設の長寿命化への財政的また技術的な支援を、国への重要要望に盛り込んでいるところです。

 そして、次が住家に被害を受けた方々の現状であります。未だ住宅再建などの目途が立たず、応急仮設住宅、これは賃貸型応急住宅ですが、あるいは県や市の公営住宅に住んでおられる方が110世帯、239名おられます。ピークからすれば大分もう減ってまいりましたけども、でも、今でもそのように日常を取り戻しておられない方々が110世帯、239名おられるということでございます。

 こうした中で、富山県ではこれまで被災各市と連携をし、個別の事情に寄り添った丁寧な対応に努めてまいりました。ただ、再建にはまだ時間がかかる方々も一定数おられます。こういうことを踏まえまして、昨年に引き続き、応急仮設住宅の供用期間の延長、これを昨年実は2年から3年に延ばしたんですが、まだそういった意味で時間がかかりそうな方がおられるので、3年から4年に再度、延長をすることを実施をいたしました。

 能登半島地震から2年半が経過し、復旧・復興について着実に進んでいるとは思っておりますが、能登半島地震の記憶、そして教訓を決して風化させてはいけない、これは我々富山県の職員、また各自治体もみんな肝に銘じていることでございます。今後も県民の皆様が将来にわたり安心して暮らせるよう、復旧・復興を加速化していく、また被災市と緊密に連携して切れ目ない取組を進めていきたいというふうに、改めて2年半を期して、みんなで誓い合っているところでございます。

以上です。

3.関連ファイルのダウンロード

【資料1】富山マッチボックスの開設について(PDF:488KB)

【資料2】麻しん(はしか)への注意喚起について(PDF:112KB)

 

 

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お問い合わせ

所属課室:知事政策局広報課企画・報道係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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