更新日:2026年8月24日

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定例記者会見[令和8年8月25日(火曜日)]

  • 日時:令和8年8月25日(火曜日)13時30分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<発表項目>

  • 公共交通をもっと身近に!「おでかけサポートキャラバン」

【令和8年8月25日(火曜日)13時30分〜】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. 公共交通をもっと身近に!「おでかけサポートキャラバン」について
  2. 綿貫民輔先生の訃報について
  3. 渇水について
  4. 八村塁選手の公式凱旋イベントについて
  5. 農林水産部の本庁舎への移転について
  6. 令和8年度産米の概算金について
  7. 令和8年熊本地震からの教訓について
  8. 「新時代とやまハイスクール構想」に関する意見交換会について

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項

写真1

1.公共交通をもっと身近に!「おでかけサポートキャラバン」

 今日は私から冒頭1件、発表項目があります。

 県民の皆さんにとって身近な公共交通の利用を促進していく取組として、「おでかけサポートキャラバン」についてご説明申し上げます。

 この「おでかけサポートキャラバン」、9月から12月の予定で、県職員やスタッフが全市町村を巡回し、県の地域交通戦略の考え方、公共交通の必要性、あるいはメリットについて、県民の皆さんの理解を深めるために実施をします。また、おでかけの際に、便利でお得に公共交通をご利用いただけるよう、MaaSアプリの「my route」、あるいは「とやまロケーションシステム」、まだまだお使いになっている方はそう多くないというふうに、我々としては反省を込めながら理解をしておりますので、分かりやすく使い方を説明する場をつくりたいと思っています。

 9月は、12日土曜日の滑川市のショッピングセンター「エール」を皮切りに、19日土曜日は高岡市のイオンモール高岡、また、20日日曜日は、ミニSLフェスタが開催される小矢部市のクロスランドおやべの会場内でそれぞれ開催します。全15市町村で開催する予定です。それも全て週末、あるいは祝日に開催することで、より多くの方にお集まりいただきたいと考えております。資料の最後に会場などについて記載しておりますので、ご参照ください。

 キャラバンの内容を説明します。

 まず、地域交通戦略では、「カーボンニュートラルなどの社会からの要請に応え、ウェルビーイングの向上をもたらす最適な地域交通サービスを目指す」ということを基本的な方針・考え方としていまして、地域交通サービスが「公共サービス」であり、自治体や住民が当事者として積極的に関与、「投資」、「参画」していくこととしています。

 今回のキャラバンでは、公共交通には、環境や家計に優しい面があるということ、それから、自動車と違って自分で運転することがないので、移動中でも自分の時間が確保できるといった様々なメリットがあることを県民の皆さんにご理解いただくための、分かりやすい漫画でパネルを展示します。公共交通を利用するメリットの理解を深めて、参画するきっかけにしていただければと思います。

 県では、公共交通を利用した移動を促すため、様々なアイテムを用意しておりまして、会場で、これも詳しく説明したいと考えております。

 まずは、様々なお得なデジタルチケットの購入、あるいはルート検索ができるMaaSアプリ「my route」です。この「my route」のダウンロードの仕方、デジタルチケットの購入方法などについて、スタッフが寄り添いながら、分かりやすく説明をいたします。ちょっとこれ、遅きに失したなという反省をしながら、今回しっかりと皆さんに訴求していきたいと考えています。

 「とやまロケーションシステム」ですが、これは、県内の路線バスや路面電車などのリアルタイムの運行情報を提供しています。現在、スマートフォンで、バス停や電停に掲示している二次元コードを読み取ると、今から乗ろうとするバスや電車の位置、実際の到着時刻が確認できることになっています。

 今回、会場では、来場者のご自宅の最寄りのバス停や電停など、ご来場される方が希望されるバス停や電停の二次元コードをその場で印刷してお渡しし、それをぜひ「my 時刻表」ということで、ご家庭で分かりやすいところに貼るなりされてご活用いただきたい、そのようなサービスをしたいと思っています。そうしますと、停留所まで行かなくても、ご自宅にいながらにして、電車やバスが今どこまで近づいてきているのか、何分後に出ればいいねと、そのようなことが家にいながらにして分かるということになります。

 「おでかけサポートキャラバン」の説明については以上です。今説明したようなメリットもありますので、ぜひ(報道機関の)皆さんに周知、ご協力いただきまして、多くの方に最寄りのお近くの会場にお越しいただければというふうに思います。

 私から、冒頭、以上です。

2.質疑応答

写真2

【記者】

 まず発表事項からお伺いしたいと思いますが、「おでかけサポートキャラバン」で、先ほど知事から、MaaSアプリの「my route」ですとかロケーションシステム、 PRについて詳細にご説明いただいたところなんですが、ちょっと遅きに失したのではないかというようなところも、ご発言としてはありました。

 現在の実績で、それぞれのアプリの例えばダウンロード数ですとか、ロケーションシステムの利用状況などについて、お答えいただける数字がありましたら、お聞かせ願えますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。MaaSアプリ「my route」のダウンロード数は(令和7年度末で)4万4,778です。(※)

【記者】

 分かりました。これはやはり、県民の皆さんの数を考えると、まだまだという評価ということになるのでしょうか。

【知事】

 どうでしょう。そう思われませんか。私は、もっともっと普及すれば、本当にもっと皆さん便利になるのになと思って、それを今回、改めて丁寧にダウンロードの仕方から説明したいと思っています。

【記者】

 分かりました。

 (巡回する)会場を見させていただきますと、やはりなかなか公共交通ではちょっと行きづらいような場所も含まれているのかなというところなんですが、こういった場所に車で訪れている方にターゲットをやはり絞って、先ほどご説明いただいたメリットなどを訴えることによって効果を期待するというような仕組み、狙いということでよろしいんでしょうか。

【知事】

 長年の間に、富山県は車に便利な社会になったと思います。これはこれで別に悪いことではなくて、そのときの政策のあり方として、私は必要なことをやってきたと思いますが、今、この人口減少社会に入り、高齢化社会にも入り、まちをできるだけスマートにシュリンクしていこうというそんな時代なので、そうなると、また公共交通のあり方が注目されるというふうに思います。

 それと、やはりこのウェルビーイングを高めるような公共交通のあり方というのは、うちの地域交通戦略の基本理念ですので、先ほども申し上げましたが、自分で運転しなくていいので、移動時間の多様な活用の仕方がある、ということなどメリットがいろいろある。ウェルビーイングも高まる方向になることが多いということ。それから、もちろん基本的に環境問題、カーボンニュートラル2050、それへ向けて少しでも二酸化炭素の排出量を減らす上でも、この公共交通の活用というものは大切だというふうに思います。

 今、年間お一人50回乗りましょうねという目標に向けてやっています。着々に、これの成果は上がっています。今回のこのキャラバンも、1人当たりの年間の公共交通の利用数、これをまた少しでも底上げするように、そんなことも成果としては期待をしています。

【記者】

 ありがとうございます。

 発表項目外で1点ちょっとお伺いしたいんですが、既に昨日、知事としてはコメントもいただいているんですけれども、綿貫民輔さんが亡くなられたということで、衆院ですとか、ご遺族のほうから発表があったところです。知事におかれましては、経済人の頃からだったかと思うんですけれども、様々なお付き合いがあったかと思いますので、コメントのほうは出していただいているのは承知しているんですが、改めて所感ですとか、知事個人としての思い出みたいなものも少しお伺いできればと思うんですが、いかがでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 綿貫民輔先生のご逝去に当たりまして、心から冥福をお祈りしたいと思います。また、ご家族の皆様には、心からお悔やみを申し上げたいと思います。

 経済人としてのスタートだったということでありますけれども、経済人として、また県議会議員として、そして長く国会議員として、閣僚も経験され、また、衆議院議長という三権の長も経験された、富山県にとってかけがえのない大きな政治家でいらっしゃいました。その功績は、今日の報道などでも多くの方が述べておられるとおりだというふうに思います。

 改めて、綿貫先生のご逝去、この富山県にとっても、とても大きな損失になるというふうに考えておりますが、幸い長年にわたって、各方面で綿貫先生のけいがいに触れ、ご指導いただいた人ももちろん育っております。私もその末席の一人として、いろいろとご指導いただきましたが、綿貫先生の不在は、こういった残されたみんなで埋めていく必要があろうかというふうに思いますし、また、埋めていかなければならないというふうに思っています。

 あと、個人的な思いとしては、まず、私の祖父が綿貫ご夫妻の仲人をやったというご縁があります。それから、私の父がほぼほぼ同世代、ちょっと違いますけれども、結構似た時代に活躍していたということで、とても仲よくさせていただいた経緯があります。

 私としては、ご子息の綿貫勝介さんとは、これも同じ年なので、これは経済界の頃ですけれども、仲よくしていたこともあります。ただ、勝介は4年前に惜しまれて早逝をしました。今頃、久しぶりに親子でお会いになって、いろいろな話に花が咲いているんじゃないかなということを想像したりもしています。以上です。

【記者】

 ありがとうございます。

 もう一点、渇水についてだけ、ちょっとお伺いしたいんですけれども、今、庄川水系のほうでかなり水が減っているという状況で、県内の他のダムについては、現時点では、そこまでではないのかなという印象を持っておるんですけれども、引き続き暑い日が続いていて、雨量も少ないという状態になっています。県内の渇水の状況、並びに県民の生活に影響が出かねない状況に今なっていると思うんですけれども、既に一部出ているところももちろんあるんですが、今後の対策について、知事どのようにお考えか、お聞かせ願えますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 御母衣ダムの水位減少による今後のことについて、これについては、富山河川国道事務所さんが中心になって、情報収集、あるいは対応について、大変に力を尽くしておられます。県も庄川渇水情報連絡会、これは富山河川国道事務所さんが事務局で開催されますが、この連絡会の一員として情報を共有させていただいたり、あるいは意見をその場で申し上げたりしているところです。なので、現在も国交省の富山河川国道事務所さんが本当に全力で取り組んでおられるので、コミュニケーションを密に取りながら、しっかりと見極めていきたいと思います。

 具体的なことですけれども、まず農業ですね。これは今、水稲にとっても、またその他、大豆、里芋など、これらの収量の確保や品質向上に向けて、とても水管理が大切な時期です。ただ、水稲については、もう水が必要なピークは、ほぼほぼ過ぎつつあるのかなと。特に、早生とか、あるいはコシヒカリなどの品種については、大分乗り切りつつあるんじゃないかと思います。ただ、てんこもりなどは晩稲でまだありますけれども、このあたり、しっかりと見ていきたいというふうに思っています。

 それと、企業局を通じて、この庄川水系から工業用水と水道の水を供給しております。仮に、これ以上また状況が厳しくなるようでしたら、一部、各需要家さんに工業用水の供給制限のお願いすることも、検討が視野に入ってきています。

 それから、水道用水については、これは、他の水系もありますので、今のところ、そう大きな心配はしておりません。幾つかの自治体で、節水の呼びかけをしておられる市もありますが、それはもちろん市としてのご判断だと思います。ただ、これも、比較的、努力目標ぐらいな感じでの節水の呼びかけというふうに理解をしております。

 あと、今日報道されておりましたが、庄川の遊覧船、あれが当分運行を見送るということであります。これについては、大牧温泉、じゃどうやって行くんだ問題もあります。やむを得ないときには関西電力の林道を使うことも可能ということでありまして、これについてはそんな対応もできるかというふうに思っています。

 それから、台北便が幸い先般から復便しましたが、台北便のツアーに庄川の遊覧船が組み込まれているものもあります。これについては、今のところそう大きな混乱はなく、代替のことで対応されているというふうに理解しています。以上です。

【記者】

 私も渇水の関連でまずお伺いしたいんですけれども、御母衣ダムでは、今日の時点で水位がもう限りなくゼロに近い状態だということなんですが、(御母衣ダムが)できてから、ここまで水がなくなるということは未曽有の事態だというふうに聞いています。まず、知事として、今回、渇水について率直にどのように受け止められたかというのをお伺いしてもよろしいでしょうか。

【知事】

 御母衣ダムの貯水量が非常に下がっているというところですよね。今で20%の取水制限が行われているということは、これは結構大きなことだと受け止めておりますが、昨年は、実は私がトップとして、県庁としての渇水対策会議を開催をしました。では、今年はしないのかということになりますが、昨年はうちのダムは17ありますけれども、全てにおいて水量が下がったということでありまして、これは危機的な状況だったと思い、私がトップになって、県の渇水の対策会議を行ったことであります。

 今回は幸い、他のダムでは一定の貯水量はキープされていまして、御母衣ダムが本当に水が少なくなっているということであります。だから、御母衣ダムにとっては本当に未曾有の状況なわけですが、県全体としては、まだ、他のダムは一定の水があるということであります。

【記者】

 その上で、先ほどの質問の中で、工業用水について、状況が厳しくなるようであれば、制限のお願いというものも検討したいという趣旨のご発言があったかと思います。もちろん川の水位とか、水量とか、そういったことを見てということだとは思うんですけれども、現状、今検討している制限というものがどういったものなのかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。

【知事】

 まだそこまで詰めた検討はしていません。本当にこれは空模様次第だと思いますけれども、そういった検討も視野に入っていると申し上げたところであります。

 契約上はこういった条項はありませんので、企業局からのお願いということになろうかと思います。ただ、まだそのお願いをする状況には、今現状はないということであります。

 それからもう一つ、さっき水道水のことも申し上げましたが、これについては、各市で井戸なども活用するという手もあります。そういったことも考えられるということですね。

 ただ、いずれにしましても、このエリアについては境川ダムの水も使用しておりますが、これについては、当面は給水には支障がないということであります。なので、先ほどは、工業用水の制限をお願いすると言ったわけではなくて、お願いをすることの検討も視野に入ってきたということでご理解ください。

【記者】

 水道水は今のところ影響はなくて、そういう視野にも入っていないということで認識してよろしかったですか。

【知事】

 それはそうですね。各市で井戸などもあるので、そんなことの活用も考えれば、当該のエリアの住民の皆様に、かなりきつい節水をお願いするまでには至らないのではないかと思っています。

【記者】

 ありがとうございます。

 それから、ちょっと話題は変わるんですけれども、先週末、土曜日にYKK AP ARENAさんのほうで行われた八村選手の凱旋イベントについてお伺いしたいと思います。

 まず、参加されたご感想をお伺いしたいなというふうに思うんですけれども、かなり多くの方が、あのエリア一体に集まったかと思います。あのエリアの賑わいの創出という意味で、今回のイベントの意義、実際にご参加されてどのように感じられたか、教えていただいてもよろしいでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 富山市さんと共に、富山県でも今回のイベント「BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」に関しては、協力体制にあったものですから、折に触れて情報も入ってきていました。YKK AP ARENA、新しくなりますが、5,000席です。5,000席の販売が本当に瞬時に完売したということも聞きました。我々もいつそれ(チケット)を売り出すかということもよく知らなかったんですけれども、やっぱりどうしても入りたいという方は、情報のアンテナを立てて、販売開始とともにすぐに申し込まれて、それが瞬時に完売したということ、その勢いはすごいなと思っていました。

 また、これは八村さんの思いもあり、やはり入れない方が多いであろうと、そうなったら外のスペースを使って多くの方と触れ合いをしたいということ、これもでも、かなり短い時間で、外の有料エリアの販売も完了したというふうに聞いています。やっぱり世界のバスケのトッププレーヤーである八村塁さんがオフィシャルに富山に帰ってきてイベントをやられるということ、このインパクトの大きさを痛感していますし、また、当日は、そういった方々が本当にわくわくしながら集まってこられた。その光景を見て、とてもうれしく思ったことであります。

 ただ、八村さんを見たり、あるいは一緒にバスケットの指導を受けたりということ、これはこれでもちろん大きなことなんですが、私はそれだけではないと思っていまして、実は冒頭、トークショーという部分がありまして、私と藤井市長とYKK APの魚津社長、3人と八村選手のトークがありました。お互いQ&Aなんかをやったんですが、八村さんから我々3人に対するQが、富山から世界に出ていくということ、この挑戦、皆さんはどんな挑戦をしてきたのか、それから、これから富山県はどんな挑戦をするのか、そんな趣旨の質問が八村さんから来ました。これはまさに今回のイベントの真髄だというふうに思っています。

 富山で生まれ、奥田中学校を出て、そして高校、大学と経て、今、NBAというバスケットボールの頂点に立たれた。この富山から世界に行かれたと。これは別に東京を経由していないですね、特筆すべきことは。富山から本当に世界に出ていかれたということ、こういうことが、八村さんが実際に成し遂げたロールモデルであるということです。

 もちろん、この前バスケのクリニックを受けた200名のこどもたちの中から、そういったNBAに行く子も出てくるかもしれません。八村さんも、それをとても期待をしておりました。ただ、バスケットという扉だけじゃなくて、いろんな扉から、富山から世界に出ていくチャンス、これがやっぱりあるんだというふうに思いますし、また、私たち行政の立場としては、行政でできる、そういう扉をできるだけたくさん用意をしていく。八村さんの今回のイベントにかける強い思いを本当に近くで聞いていて、これは行政ももっともっと頑張らなきゃならないし、やるべきことがある。富山のこどもたちを世界に羽ばたかせるために、いろんなやるべきことをやらなきゃならない。これを八村さんに教えてもらったという、これが私にとっては、今回の「BLACK SAMURAI 富山 Homecoming」の一番大きな意味だったというふうに思っています。そういう意味では、我々大人もたくさんのことを八村さんから習ったというふうに思います。

 当日実は具体的に、寿司のPRもお願いしますとか、お米のPRもお願いします、なんていうことも言いましたが、やっぱり八村塁という、これは地域の大きな資産だというふうに思っています。八村さんもそう思われるからこそ、今回、強い思いで富山開催を実現してくださったんだというふうに思います。その気持ちを我々受けて、これは富山市も、あるいは他の自治体も含めて、この「富山から世界へ」というテーマ、これをもっともっと深掘りして、いろんなそんな扉を準備していきたいというふうに考えています。

【記者】

 ありがとうございます。

 追加で1点だけお伺いしたいんですけれども、八村選手のPR力、地域の大きな資産だというお話もあったかなと思うんですけれども、今後、富山県のことをPRしていく上で、地域の例えばPRのアンバサダーですとか、そういう連携を進めていきたいとか、そういうお考えいかがでしょうか。

【知事】

 考えたいところなんですけれども、アメリカのバスケットボールという一つの巨大なビジネスの中に今、八村さんはおられるので、このあたりは、いろいろと越えるべきハードルもあるのかなというふうに考えています。

 でも、そういう契約に触れる、触れないの話じゃなくて、やっぱりあれだけ「寿司が好き」「富山のお米が一番」と、いろんなことを実感をしておられる方ですんで、言葉の端々でそういったことを表現されるのが、大いに富山県にとってはありがたい後押しになるというふうに思っています。

【記者】

 昨日、自民党の議員会からの9月補正に対する要望の中で、知事が、今庁舎の外に出ている農林水産部を庁舎のほうに令和9年度を目途に戻すことを目標に、予算を考えているよというお話をされたというふうにお聞きいたしました。具体的にこれから話は決まっていくんだとは思うんですけれども、今後どんな流れで戻されていくのか、お考えというのを教えていただけますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 話をちょっと復習しますと、今、隣に防災危機管理センターが整備されて、大いに活用して、端無くも、能登半島地震の際には、対策の拠点として大変に大きな役割を果たしました。防災危機管理センターの建築に伴いまして、オフィススペースが一時減ったので、別の民間の施設に賃貸で入居している部門があると。農林水産部が、現在そうなっているということであります。

 これは県議会などでも、(入居している民間の施設に)駐車のスペースがないことなどもありますし、また、農水部というのは、農業関係者のみならず、多くの方が訪れるところなので、やはり、できれば県庁エリアに居てもらえないものかというお話もいただきました。また、農林水産部の職員自身にも、やはりいろいろな苦労もかけてきたんだというふうに思っています。それを今回、本庁舎に戻ってもらおうということで、必要な設備の改修なども含めて予算を取らせていただけたら、できるだけ早く戻ってこられるようにしたいと思っています。

【記者】

 ありがとうございます。

 今年の4月の段階で、戻すのは、ちょっとスペースもないので現実的ではないというふうに知事のご発言もあったかと思うんですけれども、4か月たった今、戻しますよという、この転換された理由といいますか、その辺の経緯を教えていただくことはできますか。

【知事】

 ちょっと老朽化しているとはいえ、こんな広い建物はあるので、もう一回入れはめしてみたらどうかということで、やってみました。そうしたら収まることが分かったので、そういう意味では前言撤回になりますが、それなら戻ってもらおうということになったということです。

【記者】

 今、農林水産部以外にも本庁舎の外に出ている部署、幾つかあると思うんですけれども、これら全てを戻すというような方向性でしょうか。それとも、まずは農林水産部だけという形になりますでしょうか。

【知事】

 まず、まとめて農林水産部に戻ってもらうということですよね。

【記者】

 令和8年産の米の概算金についてお伺いしたいと思います。

 富山では、コシヒカリ一等米60キロが、ちょうど2万円ということになりました。他の県と比べてみますと、例えば北陸で石川が1万7,500円、福井が1万7,000円、新潟で1万8,500円と2万円を切っていまして、富山が最も高いという結果になりましたけれども、新田知事のこの結果についての受け止めを、まずお聞きしたいと思います。

【知事】

 ありがとうございます。

 おっしゃるように、玄米60キログラム当たり、富富富で2万800円、コシヒカリなどで2万円となって、これらの主な品種で昨年から6,000円の減ということですが、おっしゃるように、過去最高だった昨年産から約2割減ったわけでありますけれども、これは6年産と同水準ということであります。

 一方で、全国的には概算金が約3割から5割低下しているということの中で、他より下げ幅が少ないことから、結果的に全国トップクラスの概算金になったということであります。

 設定に当たっては、資材費、あるいは人件費、様々な生産コストも上昇しているわけでありますから、全農さんとしては、そういった諸物価の高騰なども踏まえての合理的な価格設定、要は下げ幅だったんだというふうに思い、全農さんのご努力に敬意を表したいと思っています。全農さんの考え方には非常に賛同したいと思います。

私の受け止めとしては、今回の概算金は、生産者の皆さんにとっては、引き続き営農を続けていく、そんな意欲にもつながる価格帯だと思いますし、また、消費者の皆さんも、それは安いに越したことはないとはいえ、さはさりながら生産者の皆さんが引き続き作り続けていただきたい、そんな思いもあるわけでありまして、まさに生産者と消費者のちょうどいい、クロスするポイントに設定されたなというふうに受け止めています。

【記者】

 ありがとうございます。

 米の値段が他に比べて高いということになりますと、富山米の例えば米余りということも懸念されますけれども、そういったことへの懸念ですとか、新田知事の今後の対応策、それについてはどのようにお考えでしょうか。

【知事】

 お米が余るか、足りないかというのは、自然の中で営まれているものですから、その年、その年の作柄がどうなるかということで大きく左右をされます。なので、今8月末の時点で、米余りなのか、米が不足するのかということについては、今ちょっとコメントはできないですよね。

【記者】

 例えば、新潟米のほうが富山よりも安いということになるわけですけれども、そういったことで富山米が選ばれないというふうな懸念の声もあるかと思います。そのあたりはいかがでしょうか。

【知事】

 概算金というのは、普通の商売でいうと仮払いみたいなものだと思っていまして、今の時点ではま新潟米より明らかに高くなるかどうかというのは分からないと私は理解しています。

【記者】

 発表外の質問で恐縮なんですけれども、7月28日の熊本地震からもうすぐ1か月になります。能登半島地震の被災県である富山県からも県職員さんが派遣されたり、それから、水循環型シャワーが搬送されたりしています。(派遣された県職員が)順次に戻ってこられて、どのような教訓があったかというのは伝わっているところがあるかと思うんですけれども、例えば、改めてこういう備えが必要だ、こういう心構えが必要だという教訓があれば、教えていただければ幸いです。

【知事】

 ありがとうございます。

 まず、大きな学びというか、意識を変えなきゃならないなと思ったのは、これまで地震に関して言えば、寒い時期が多かったですね。阪神淡路は1月17日、それから東日本は3月11日、東北なので寒い時期でした。そして、我々が被災した能登半島地震は1月1日ということでした。なので、寒さ対策とか、そんなことは結構知見を積んできたんですが、当たり前のことですが、猛暑の夏に地震が起きることももちろんあるということを改めて認識をしました。

 となりますと、やっぱり特に避難所の暑さ対策ですよね。これについては、これまでも体育館の空調どうなんだという話、県議会でもいろいろとご議論もいただいたところですけれども、特別支援学校をまず整備して、その後、全日制の高校の体育館も、それぞれ1棟はまず空調をつけると。それから、全部完了するまでには数年かかりますので、その間もスポットクーラーなどを整備して、熱中症対策はするということ、このようなことは、これまで以上に前向きに考えることになったというふうに思っています。

 それから、今、第5班が(支援に)行っていますけれども、支援に行く体制も暑さ対策を十分にしていくということ、これもやっぱり大切なことだと思っています。

 それから、能登半島地震で整備したものの中では、循環型シャワーWOTA、それから、手洗い台というもの、これがとても地元で重宝がられているというふうに聞いております。これはやっぱり、いち早く整備してよかったなというふうに思っています。

 それと、トイレカーも整備したんですけれども、結構、現地に台数はあるようで、実は、うちのはまだ派遣せずに済んでいます。もちろんトイレネットワークという中に入って、そこから指示があれば、すぐ出るんですけれども、トイレについては、比較的台数は足りているんだなということがあります。

 ただ一方で、トイレですから、やはりメンテナンスが必要なんですね。当然、最初はきれいでも、だんだんと汚れもついてくる。それから、たまったものの処理が出てくる。それから、そもそも最初、流したりするときの水が必要なんですね。特に今、うちが支援している宇城市は断水エリアが多いものですから、トイレカーで使うような水をどう確保していくのかということを事前に考えておかなきゃならない。それから、避難所の方々がお使いになるときも、やっぱりきれいであることに越したことはないわけで、そのメンテナンス体制をどうやっていくのかということ、このようなことも課題の一つとして、今、受け止めています。今のところはそんなところですかね。

【記者】

 石川県から派遣された職員さんが帰ってきておっしゃっていたことというふうに側聞しているんですが、10年前の熊本地震で液状化対策をした地域が、今回はあまり液状化の被害が大きくなかったというようなことも聞いたりしています。富山県も液状化被害を受けている地域があり、着々と試験が進んだりしていますが、例えば知事として、能登半島地震の液状化対策には県としていろんな支援をされているところであると思いますけれども、改めて進めていかなければなとか、思ったことがありましたら、教えていただければと思います。

【知事】

 おっしゃるとおりですね。大切なことを指摘いただきました。10年前の熊本地震で、地下水位低下工法で手当てをしたところが、今回、再度の液状化がなかったと、これは我々にとって、とてもいいニュースだというふうに思っています。この液状化対策は有効であるということが、端無くも証明されたということです。

 なので、今、富山県も5市で液状化被害がありますが、いずれも地下水位低下工法で実証実験をしたり、一番今先行している射水市は、もう実際の工事にも入ろうかという段階に入っています。なので、この地下水位低下工法で手当てするエリアにとっては、ある意味では自信につながったのではないかと思っています。

 さはさりながら、この対策の仕方はずっと費用は発生するんですね。なので、これについて、今のところ富山県では、被災者の負担はないように、県と当該市で何とかしよう、それで30億円の基金も創設をして、そこからの果実をもって今後の費用の支弁に充てるということまで決めています。

 さはさりながら、長期のことを考えて、やはり国の一段の支援が必要だというふうに考えております。なので、実は近々に国に対して、地下水位低下工法を機能させ続けるために必要な施設を長寿命化するための費用、これについて、支援をいただけないかというお願いに行ってまいりたいと思います。これは能登半島地震の被災者の我々だけではありません。前回の熊本地震の被災自治体、それから東日本大震災の被災自治体と一緒に、13の自治体で要望に行くことにしています。

【記者】

 高校再編問題について質問をさせてください。

 富山、高岡、魚津、南砺市での4回の説明会が終わりました。知事も実際に出席されたというふうにお伺いしています。

 まず、4か所で説明会が終わった受け止めというか、いろんな意見が出たと思うんですけれども、教えていただければと思います。

【知事】

 8月11日山の日に富山と高岡、そして先週の23日日曜日に南砺市と、それから魚津市で、一応4つのエリアということで、4回の意見交換会を開催しました。富山、高岡、南砺についてはフル参加できました。魚津については、こども意見表明交流会がかぶってしまったので、三、四十分の参加になりました。

 このタイミングで行った理由は、前にも申し上げましたが、令和3年度から着々と議論を積み重ねてきて、その都度、議会の議論もあり、またパブリックコメントなども受けながら、今は新時代とやまハイスクール構想の再構築ガイドラインの案、それから、3期に分けて実施するということを申し上げておりますが、その第1期の設置方針の案までまとまったところで、これについて改めて意見をお聞きしようということで、開催をしました。

 2日間とも休日でしたが、その設定にもかかわらず、合計で200名の方にお集まりをいただきました。このことに、まず大変に感謝を申し上げたいと思いますし、かつ、活発な意見もいただきました。

 全ての会場で現役の中学生、あるいは高校生も来てくれました。それぞれ近場のこどもたちが来てくれました。この新時代とやまハイスクール構想を本当に自分ごととして捉えてくれて、中には、現高校3年生なので、実はもうじき巣立っていく高校生も来てくれて、自分は卒業する立場なんだけれども、でも、自分ごととして捉えて、後輩たちがこういう新しい高校で学ぶことをとてもよいことだと思うみたいなご意見もいただきました。もちろんいろいろ懸念をするご意見もありました。でも、直接意見を聞けたことで、開催した意義はあったというふうに感じています。

【記者】

 南砺市で開かれた説明会の際に、教員から、呉羽高校に整備される予定の大規模校について、生徒が集まるかとか、必要性を疑問視する声も上がったりですとか、生徒にその仕組みを説明するのは難しいというような意見が出たと思うんですが、そのあたりいかがですか。

【知事】

 そういう意見も確かにありましたし、また、アドバイスの意見もあって、中学3年生だけに説明するんじゃ足りませんよと。1年の頃から説明をするようにしてくださいというような、それはもっともだなと思いました。

それから、オープンハイスクールをやって、多くのこどもたちに、あるいは大人も含めて、高校を実際に見て、そこで新時代とやまハイスクールのあり方を説明する場にしたらいいんじゃないかと、そんなアドバイスもいただきました。

 これから県議会も来月あります。それから、今、パブリックコメントも並行して走っています。いろんなご意見を集約して、今のガイドラインの案と第1期設置方針案を成案としてまとめて、実行に移していく段階になります。そうなると、具体的な新時代とやまハイスクールの学校づくりをしていく段階に入ります。第1期でつくるグローバルハイスクールと未来探求、これらを3年度かけてどういう学校にしていくかということを話し合っていきます。

 なので、今説明できることは、十分に資料を配って説明していますが、どんな未来探求ハイスクールなんだ、どんなグローバルハイスクールなんだということの詳細までは、まだ我々、描いていません。方向性は決めていますが、それを具体的に形にしていくのは、これからの二、三年のことになります。こういったことの進行状況もしっかりと見ながら、説明会も加速をしていくという、そんなことになろうかというふうに思います。

 現時点では、情報量が不足していると言われるのは、ある意味では、もっともなことだというふうに思います。でも、現時点では致し方ないことでありまして、設置方針が決まった段階で、第1期については具体的に学校づくりをして、それをまた説明する機会も、大いにつくっていきたいと考えています。

【記者】

 魚津市で開かれた説明会では、送り迎えをする保護者の負担が大きくなるとか、また通学費の無償化ですとか、バイクでの通学を許可するみたいな話まで出ましたけれども、そういったことも、今、知事がおっしゃられたように、これから検討して、どんどん議論を重ねていくという考え方でよろしいですか。

【知事】

 そうなりますね。特に、公共交通のあり方についても、やっぱり議論をスピード感を持って進めていく必要があると感じています。

【記者】

 分かりました。その上で、改めましてなんですけれども、進めていくと、なくなる学校、それから新しく大規模校になる学校などありますけれども、知事として、どういうふうに進めていきたいかということを、改めてもう一度お聞かせいただいて、終わりにしたいと思います。

【知事】

 まず、今回の新時代とやまハイスクール構想の原点は、これまでの数でもって学校の統廃合を判断するというやり方から進んで、どんな学校をつくっていくんだということ、こんなことから、この県立高校の再構築について話合いを始めたということです。数だけで判断するのではなくて、将来どのような県立高校にしていくんだという、こんな議論を5年前に始めたわけであります。

 そして、7つの学校の類型というものを考えました。さっき言った未来探求とか、グローバルとか、そういうことです。それと、規模。小規模のものも必要なら残す。それから、圧倒的に多いのは6クラスぐらいの中規模校です。そういう学校ができる。そして、結果として1校になりましたが、大規模校もつくる。これは、こどもたちや先生のアンケートで、様々な選択肢がある学校も魅力的だという話がありました。部活の選択肢も、たくさんあるほうがいいというご意見もたくさんありました。それから、先生が教育のスキルの継承ができるように、多くの先生が配置されるためには、大規模校も必要だということもあります。ということで、いろんな意味を込めての大規模校を1校つくるということ。

 1校の大規模校、幾つかの小規模校、そして圧倒的に多い中規模校、これらの規模で7つの教育の類型を絡め合わせて、そこに、またさらに、第3次方程式としては地域性があります。こどもたちができるだけ通いやすいような場所に設置をするということ。このような1つ、2つ、3つ、幾つもの変数を絡め合わせて、今の構想ができています。これをこれから1期、2期、3期と分けて実行していく段階に今、入っていこうということであります。

 私は、かつてのやり方はかつてのやり方だったと思いますけれども、今回、この人口減少、また中学3年生減少の中で、富山県立高校のあり方を考えて、こういったやり方が今の時点で我々考えられるベストの案だというふうに思って、これを進めてきましたし、今後これを実行段階に移していければというふうに考えています。

3.関連ファイルのダウンロード

【資料】公共交通をもっと身近に!「おでかけサポートキャラバン」(PDF:763KB)

 

 

 

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〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

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