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トップページ > 県政の情報 > 知事室へようこそ > 知事記者会見 > 知事記者会見[令和8年度] > 臨時記者会見[令和8年7月3日(金曜日)]
更新日:2026年7月3日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
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<発表項目>
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<質疑応答>
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( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

連日のようにお集まりいただきまして恐縮ですけれども、本日もよろしくお願いします。
ど派手なバックもあります。「大変長らくお待たせしました」と言わなければなりません。
本日は黒部宇奈月キャニオンルートツアーの始動についてご報告します。
まずは、この日を迎えられたことに対して、関係する全ての皆様に心より深く感謝申し上げます。黒部宇奈月キャニオンルートツアーについては、当初、令和6年6月30日の開始日に向けて、多くの関係の皆様と共に準備を進めてきました。こうした中で、令和6年1月に能登半島地震が発生しました。県内の地震による被害は甚大かつ多岐にわたり、この黒部峡谷においても、落石により黒部峡谷鉄道の鐘釣橋が損傷し、落石防止対策工事も必要となったことから、開業を目前に控え、延期を余儀なくされました。関西電力におかれては、過酷な自然環境の下、極めて困難な落石対策工事などに取り組まれ、黒部峡谷鉄道においては、現在も橋梁などの復旧に懸命に取り組まれております。
この間、県においても、旅行商品化に向けて、関係の皆様と共に旅行商品造成や専門ガイドの育成、また機運の醸成などに取り組んでまいりました。
そして、本日、黒部峡谷鉄道において、本年10月1日からの全線開通の見通しが発表されました。これを受けまして、本県の悲願とも言える黒部宇奈月キャニオンルートが、ついに始動する運びとなりました。多くの皆様の努力と復旧への思い、これが実を結んだものと考えております。改めて、関係の皆様に深く感謝申し上げます。
黒部宇奈月キャニオンルートツアーは、本年10月2日より始動します。初年度は、11月30日までのツアー催行となる予定です。これは黒部峡谷鉄道が、10月1日から全線運行されることを受けて決定をしたものです。
旅行商品は、7月23日から全国の旅行会社で一斉に販売開始を予定しています。主にJTBグループ各社をはじめ、日本旅行、阪急交通社、近畿日本ツーリストなどの全国の旅行会社でお申込みいただけます。
次に、一例として、基本コースを組み込んだ、実際に販売される旅行商品の内容をご紹介いたします。ここではJTBのパッケージツアー「旅物語」のご紹介をさせていただきます。
東京から北陸新幹線グリーン車で富山へ向かう旅です。1日目は国宝瑞龍寺や雨晴海岸など、県西部の代表的な文化、景勝スポットを訪れていただいた後、富山市内に宿泊していただきます。2日目からキャニオンルートの基本コースになります。立山駅から黒部ダムまで、立山黒部アルペンルートで立山の大自然を楽しんでいただき、黒部宇奈月キャニオンルートの電源開発の軌跡を体感していただきます。さらに欅平駅から黒部峡谷トロッコ電車で宇奈月駅まで黒部峡谷のダイナミックな景観を満喫していただき、宇奈月温泉でゆっくり旅の疲れを癒やしていただきます。3日目は温泉街を散策し、午後お帰りいただくという内容です。県西部の観光とアルペンルートとキャニオンルート、黒部峡谷鉄道と宇奈月温泉など、県内を周遊して富山県の様々な魅力を楽しむことのできる大変充実した旅行商品となっています。
こちらの商品は、2、3名1室の利用で、おひとり25万円で販売される予定です。金額には、宿泊ホテル、立山黒部アルペンルート、黒部峡谷トロッコ電車運賃、キャニオンルート内の移動にかかる経費、事前学習会を含めコース全体に同行する専門ガイド、欅平・黒部ダム間の工事用施設内を同行する安全添乗員、警備員、食事など基本コースの費用に加えて、その前後の東京往復新幹線などの交通費、宿泊、観光、食事、バス等の移動費などの費用も全て含まれており、全体を考慮すると妥当な金額であると考えています。
続いて、記念行事のスケジュールです。
9月30日に黒部市などと連携して、黒部市芸術創造センターセレネにおいて、開業記念式典を開催します。式典には、一般開放にお力を尽くしていただいた方々や行政、観光、経済など関係の皆様にご出席いただき、盛大に黒部宇奈月キャニオンルートの開業をお祝いしたいと考えております。10月1日は黒部峡谷鉄道宇奈月駅において、出発式と記念便の運行を実施します。この記念便は、10月2日からのツアーの始動、スタートに先立ち、旅行商品運営主体であるJTBにより、会員顧客を対象に限定して運行をされるものです。
最後に、ツアー始動に向けた機運醸成の取組をご紹介します。
まず、明日7月4日と5日に東京の松屋銀座さんで、そして15日から21日までは大阪の「HOKURIKU+」で、そして17日から30日までは東京「日本橋とやま館」において、特別展示プロモーションを実施いたします。
期間中はキャニオンルートの魅力や旅行商品の内容を紹介する特別イベントを開催をいたします。日本橋とやま館では、23日木曜日から26日日曜日まで、旅行商品説明会の開催と合わせ、販売窓口も設置します。さらに、首都圏などのメディアへの情報発信、SNSなどでの開業に向けた定期投稿など、積極的なプロモーションを実施し、開業までの機運醸成に取り組んでまいります。
黒部宇奈月キャニオンルートツアーは、電源開発に挑んだ先人の歴史を伝えながら、立山黒部の価値を理解いただく絶好の機会になるものと考えています。
能登半島地震から2年6か月が経過し、復旧・復興については着実に進んでまいりました。今回の黒部宇奈月キャニオンルートツアーの始動が、富山県、ひいては北陸の復興を勇気づける一助になればと思います。
本件の詳細につきましては、観光戦略課までお問合せください。黒部宇奈月キャニオンルートツアーの始動などについて、本日の説明は以上です。ありがとうございました。
【記者】
まず、冒頭にも少しお話はいただいたのですが、やはり非常に知事ご自身も万感の思いで、今日この日を迎えられたのかなというふうに見ておりました。能登半島地震等の困難といいましょうか、被災されたところからの復興ということも含めて、非常に大きな意味を持つ日になるのかなと思っておりますけれども、改めて、知事の今回のここにこぎ着けたということについての思いをお聞かせ願えますでしょうか。
【知事】
ありがとうございます。
そうですね、まずは能登半島地震で先の橋が傷ついた黒部峡谷鉄道の全線開通日が本日示されたこと、これをまず喜びたいと思います。令和6年能登半島地震で大きな被害を受け、関西電力、そして黒部峡谷鉄道をはじめ、多くの関係の皆様の懸命なご努力によって、今日の全線開通の発表がありました。そして、そのご尽力に対して心から敬意を表したいと思いますし、また感謝申し上げたいと思います。
黒部峡谷鉄道の全線開通は、これ自体も多くの観光客や地域の皆様が待ち望んでいたものでありまして、宇奈月温泉、そして黒部峡谷地域にとっても大変明るいニュースです。
そして、キャニオンルートツアーの始動は、この地域に新たな活力と賑わいをもたらし、宇奈月地域全体の魅力をさらに高めていく、そしてまた、昨日も震災の復旧・復興状況についてご報告申し上げましたが、さらに心の復興にもつながる大きな一歩になると思います。これをひとつ大きな契機として、県内全域の周遊観光の促進につなげてまいりたいと思います。
そして、この富山県の元気が、また北陸の元気につながるようにも努めていきたいと考えております。
【記者】
ありがとうございます。
この2日という日にちなんですけれども、これは(黒部峡谷鉄道の全線開通日が)1日であることを踏まえて、記念式典ですとか、そういったものをやるということだと理解はするんですけれども、1日にそのまま(キャニオンルートツアーを)動かすということも検討の中にあったのかなと思うんですけれども、この点のご判断についてはどのようにされたんでしょうか。
【知事】
あくまで、一般商品化するキャニオンルートツアーの始動日は10月2日とさせていただきました。それはお手元のパンフレットのとおりなんですが、10月1日は始動日前日の、言わば記念便ということで位置づけて、通常の基本コースとは異なる特別なコースとして、1回のみ実施されるということであります。これの詳細は、ぜひJTB富山支店さんへお問合せください。
【記者】
ありがとうございました。
今ほどご説明あった基本コースと全く別なコースということなのか、特別というのは、これはJTBさんがやられるという意味かと理解はしておりますが、基本コースと書いてある、例えばツアー例も黒部ダム発Dコース商品ということなんですけれども、これは、今後の展開として、何か基本コースプラスアルファみたいなものがあってのことなんでしょうか。その点、お考えはいかがでしょうか。
【知事】
この記念便のことですか。
【記者】
違います。ここに基本コースと、資料のほうに書いてあるんです。従前に私どもにご紹介いただいたコースが、A、B、C、Dと4つあったと思うんですけれども、そこに基本コースという、何というか、呼び方がついていたものですから、基本でないコースもあるのかなと、率直に思いました。
【知事】
ああ、そういうことですね。
例えば先ほど25万円でというコースを申し上げましたが、東京から着かれて、1日目は呉西方面を回られるということ。そして2日目が、このキャニオンルート、立黒アルペンルートということ。このようなキャニオンルートに何を付加していくか、そんなことが今後、旅行会社さんによっていろんな付加価値をつけたり、あるいは新たな魅力も加えたり、そんなことが生まれてくるんだというふうに思います。それはやっぱり民間の皆さんの創意工夫と知恵に期待をしたいと思います。
【記者】
観光のPRについてなんですけれども、この後やはり、恐らく旅行商品の大半は大都市圏からいらっしゃる方、ないしはインバウンドの方になってくるのかなと想定をしております。
PRについてはかなり力を入れてやっていかれることかと思うんですけれども、知事としては、特にPRポイントであったりとか、どういった層に訴えていきたいとお考えなのか、そのあたりをお聞かせ願えますでしょうか。
【知事】
そうですね、まずはやはりお客様が多いエリアにおいてPRをする。先ほど申し上げたように、明日から松屋銀座さん、そして、大阪梅田駅近くにあるHOKURIKU+、そしてまた東京に戻って、日本橋とやま館などで情報発信をしたいと思います。ただそれだけではなくて、やっぱりSNSで首都圏や近畿圏だけではなくて、全国に向けても発信をしたいと思います。
そして、ぜひそこにおいて、メディアの皆様にも力をお貸しをいただきたいと思います。9月の下旬頃に、メディア向けの取材の機会を設定したいと考えています。まだ日付まで今日は申し上げられませんが、詳細が決まり次第、改めてご案内しますので、どうかこの待望の黒部宇奈月キャニオンルートのスタートに向けて、皆さんのお力もお貸しをいただきたいとお願いをいたします。
【記者】
もう一点、富山全体のPRも含めてだとは思うんですけれども、このキャニオンルートに絞ったところで、知事ご自身の一番の見どころというのはどのようにお考えでしょうか。
【知事】
そうですね、戦後の復興の中で、やはり日本の産業を進めていくためには、何といっても産業の言わば血液とも言うべき電力が必要だったということであります。昔も今も日本はエネルギー資源がない国ですから、そんな中で関西電力さんが当時として、まさに社運をかけられて電源開発をされたということ。その適地としてこの富山県の黒部峡谷をいろんなリサーチの末、ここに的を絞られて、そして大工事を始められたということ。そんなような電源開発の歴史、先人たちの本当にご努力、そして大きな犠牲も出た、映画になるほどのドラマがあった、そんなようなことをこの半日のツアーでぜひ体感していただく、それがこの黒部宇奈月キャニオンルートツアーの醍醐味だというふうに思います。
【記者】
ツアーの実施日が10月2日からということで、年内は11月の末まで開催されるということなんですが、この2か月間でどのぐらいの経済効果が想定されるか、もし見通しあれば教えていただけますでしょうか。
【知事】
今の時点では、そこまでの積算は特にしていません。でも、旅行商品の発売とともに、先ほど来言っているような機運醸成に努めますし、また、このキャニオンルートを目当てに来られた方々が、さらに富山県内周遊をするような、そしてより多くの消費をしていただくような投げかけはしていきたいと思っています。
【記者】
もう1点なんですが、欅平周辺は黒部峡谷鉄道さんの発表によれば、一部ちょっと立入りを制限する形での再開になるとお聞きしております。安全面という点では、キャニオンルートのほうは、その辺はどのように対応されていくのか、お考えがあれば教えてください。
【知事】
ありがとうございます。
おっしゃるように、欅平周辺、やはり地震の爪痕が残っています。それについては、これから修復をしていくことになるというふうに思います。欅平で、ある程度、景色を見るようなスペースは確保できていますが、それ以外のエリアへの立入りは制限させていただき、ツアーのお客様の安全は確保していかなければならないと考えています。
この工事がどれぐらいかかるかというのは、現状ではまだ黒部峡谷鉄道さんからは聞いていません。でも、安全と判断したので、今回のツアー始動の発表ということになったということです。
【記者】
分かりました。
あと最後になんですけれども、時を同じくして、8月から台北便のほうが再開になります。インバウンドという面でも貴重な観光資源だと思うんですが、その辺りの働きかけというのは、今後どのように行っていくか、お考えがあれば教えていただけますでしょうか。
【知事】
ありがとうございます。
もとより立山黒部アルペンルートにも台湾のお客様もたくさん来ていただいています。なので、アンテナの高い台湾の方々は、こういった情報もキャッチされて、あるいは早々にいらっしゃるかもしれませんが、さりながら、今年は申し上げたように2か月間の期間限定の、限定というか、しようがないわけですけれども、始まりが遅いわけですから、2か月間の一般商品の販売なので、本格的には、インバウンド向けには、今後、来年以降に向けてのプロモーションだというふうに思います。
例えば、私も秋にはニューヨークで全国知事会としての観光プロモーションには参加しますが、来年に向けて、このキャニオンルートのアピールも大いにしてまいりたいというふうに考えます。
【記者】
今だから話せる話になるかもしれないんですけれども、2024年、その年いよいよ発売だというタイミングの1月に地震があったわけですけれども、落石があったというふうに聞いたとき、正直どう思われたのでしょうか。今だから言える話かと思うんですけれども、その辺の感想、教えていただけますでしょうか。
【知事】
正直な気持ちとしては、その落石で人身被害が出なかったということが、まずはほっとしました。ただ、だんだん情報がはっきりするにつれて、これかなり甚大な被害、損傷が黒峡さんの路線に起きたということ、橋も傷ついたということ。ほっとしたのはつかの間で、後はこれは相当期間がかかるんだろうなというふうなこと、一体どれぐらいかかるのか、どれぐらい待てば、このキャニオンルートツアーを実際に改めて販売できるようになるのか、そんなことに思いをはせていたのをつい昨日のように思い出します。
【記者】
それから2年かかったわけですけれども、この2年間は知事にとって短かったでしょうか、長かったでしょうか。
【知事】
この黒部宇奈月キャニオンルートツアーを待つという意味では、結構やきもきした期間でしたが、でもさはさりながら知事の仕事はそれだけではないので、ほかで本当に忙しくさせていただいていますから、特に長くて困ったという感じはしません。それが正直なところです。
【記者】
県民も待っていた黒部宇奈月キャニオンルート、いよいよ一般開放ということですけれども、改めて知事の期待感というところを教えていただけますでしょうか。
【知事】
富山県はとても水の資源に恵まれているところです。ただ、かつてはその水が暴れ川となり、多くの被害を出したこともありました。でも幸い、その川を治水、何とか治める技術も、国の力も受けてできてきたと。今は恵みの川になっている、その恵みの大きな一つが、水を使っての発電ということであります。富山県、そういう意味では、再生可能エネルギーに恵まれた県だということです。
ただ、これも川が治まるようになったと。次はどうやって電源開発をしたかという、これも大変な厳しい歴史があったということ。それを多くの方に学んでいただいて、これがひいては2050年、カーボンニュートラルを、今、富山県も日本も世界中で目指しているわけですけれども、そんなエネルギーの大切さということにも思いをはせていただいて、温暖化をどうみんなで防いでいくか、そんなことにもつながっていくように、大変に発展性のある、そして学びのある、うんちくのあるツアーになるというふうに期待をしています。
【記者】
観光の起爆剤という面からでの期待感はいかがでしょうか。
【知事】
もちろんそれもあります。それが大きな期待をしているところでございます。
先ほどの質問にも関連しますが、今年は2か月と限られています。でも来年以降、より多くのお客様に販売できることになります。それ自体が大きな期待をしておりますし、また、このキャニオンルートツアーに合わせて、富山県を、そして北陸を周遊していただくような、いろいろと仕掛けもしていきたいと思いますので、そういったところからの賑わいの創出、それから言わば観光客の消費の拡大、これも期待をしているところです。
【知事】
それではメディアのツアーのご案内を申し上げた際には、どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
【資料】黒部宇奈月キャニオンルートツアー始動等について(PDF:362KB)
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