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トップページ > くらし・健康・教育 > 共生・ボランティア・国際・人権 > 国際交流 > 友好提携都市 > アメリカ合衆国・オレゴン州 > 【2021年】友好提携30周年記念 富山県知事・オレゴン州知事オンライン懇談
更新日:2024年12月18日
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富山県・オレゴン州の友好提携30周年を記念し、両県州が今後さらなる交流深化を図るため、2021年11月4日(木曜日)、オンラインによる両県州知事の懇談を実施しました。その概要は次のとおりでした。
新田知事は英語で次のように挨拶しました。
(要旨)
オレゴン州のケイト・ブラウン知事とオンラインで初めて対面し、とてもうれしく思います。富山県とオレゴン州は1991年10月19日に友好提携以来、友好訪問団や職員の相互派遣、オレゴン州における日本語スピーチコンテストの開催などを通じて相互理解と友好親善を深めてきました。
私は2020年11月に富山県知事に就任して以来「経済」や「人材育成」「魅力向上」など8つの重点政策の実現に向け、民間企業経営の経験も活かしながら、スピード感を重視した県政運営に取り組んでおります。重点政策には、オレゴン州と関連する2つの具体策を盛り込んでおります。
新型コロナウイルス感染症の影響で、往来を伴う交流はまだ難しい状況にありますが、オンラインの活用など工夫を重ね、本県とオレゴン州、ひいては日米両国の相互理解を深めるために力を尽くしてまいりたいと考えております。ブラウン知事におかれましては、変わらぬご理解とご支援をお願い申しあげます。
ブラウン知事は次のようにあいさつされました。(英語を和訳)
(要旨)
オンラインで初めてお会いできたことに感謝します。
ちょうど30年前、当時のバーバラ・ロバーツ オレゴン州知事が富山で友好提携書にサインしました。
富山県は、友好関係を深めるために多くのサポートをしてくださっていると思います。特に、毎年オレゴン州で日本語スピーチコンテストを開催していただいていることに感謝申しあげます。州内の大学生の日本語学習の動機づけになっております。
新田知事はビジネス分野における連携について関心をお持ちかと思いますが、オレゴン州には3社の富山県関連企業が進出しています。さらなるビジネス関係を構築することができればよいですね。
これまで、教育、文化、ビジネスにおいて様々な交流を積み重ねてまいりましたが、次の30年において、友好関係をさらに発展させていければと考えております。このような機会を設けていただき、誠にありがとうございます。来年オレゴン州で直接お会いできることを楽しみにしております。
まず新田知事から、オレゴン州関連の2つの重点政策として、「経済」の分野でオレゴン州と経済協力枠組みの覚書を結び、県内企業の米国進出を支援していきたいこと、「人材育成」の分野で毎年20名の大学生等をポートランド市等に短期派遣し、起業マインドやビジネスについて学ぶ研修を実施したいことを伝えました。また、富山県には富山湾や立山黒部アルペンルート、世界遺産五箇山合掌造り集落をはじめとした多彩な観光資源があり、オレゴン州においても多様な自然景観など多くの観光資源があることから、「観光分野」においても連携を密に相互の魅力を発信していきたいと述べました。
ブラウン知事からは、「ぜひ富山の企業がオレゴンでビジネス展開されることをサポートし、お互いにとって有益となるよう、力を合わせて取り組んでいきたい。」「富山からの学生の研修派遣を歓迎する。クリエイティブで革新的なビジネスについて学んでいただきたい。オレゴンには世界的に有名な大企業をはじめ様々な分野のビジネスがあるので、起業家育成に役立てると思う。」とお言葉をいただいたほか、「観光分野」における連携についても、「ぜひ一緒に取り組みたい。富山は美しく、美味しいものがたくさんあると伺っているので、ぜひ訪れて美味しい食を満喫したい。」と述べられました。
また、新田知事は、ブラウン知事がCOP26会合に参加されることに触れ、カーボンニュートラルやSDGsの分野においても今後教えていただきたいと述べました。
最後に、ブラウン知事から、対面で会うことが一番だが、またオンラインでお会いしたいと述べられました。
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