更新日:2021年3月23日

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「県広報とやま」2016年6月号 NO.470

魅力いっぱい 元気力とやま vol.5一度しかない子ども時代“今、このとき”を応援!富山森のこども園(富山市)

子ども全体

野外保育に参加する家族の皆さん
左から武市康子さん、田中直美さん、野崎亜紀さん、麻畠智美さん、
輪島明子さん、兼崎亜紀子さん、代表の藤井徳子さん、三宅可倫さん

「富山森のこども園」は、父母による自主運営で野外保育と自然体験プログラムを提供するグループです。哲学者ルドルフ・シュタイナーがドイツで提唱した「教育芸術」や、デンマークで始まった「森の幼稚園」を手本にし、自然体験を軸にした子育てを行っています。今年10周年を迎え、県内全域から元気な親子が集っています。
活動を始めたのは代表の藤井徳子さん。「カナダ、ドイツで暮らしていたころ、自分の子どもを「森の幼稚園」に通わせていました。元々教員でしたが、このプログラムはまさに目から鱗が落ちる思い。自然の中でこんな教育ができるんだ」と感じたそうです。
平成18年、縁あって富山で暮らすことになり「この環境ならできる!」と思い立ち、仲間に声をかけてスタートしました。
現在、メンバーは約70名。毎週、未就学児を対象とした野外保育を県自然博物園ねいの里で開催。森の探検、焚き火調理やおはなしの時間を親子で楽しみます。また、富山市山田の「KOROりんの森」そばの雑木林などを拠点に、秘密基地の藁の家作りやツリーイング(木登り)など、誰でも参加できるイベントを定期的に開催し、自然の中で子どもたちの感性を育んでいます。
「子どもたちは包丁も使うし、火も使う。危ないことは多いですが、体験を通じてその扱い方を覚えていきます。何をするのも自由なので、自分の意志でやりたいことを決める。これが大事なこと」と藤井さん。
子どもと一緒に過ごす時間は、限られたもの。「森の中で幼い子どもと過ごす時間は今しか得られない宝物ですね」と事務局の兼崎さんは話します。
子育てが大変なときも助け合えば乗り切れる。より多くの子どもたちが、輝くような幼少時代を過ごせるよう仲間や支援者を増やしていきたい、と張り切っています。8月には親子で楽しめる和太鼓の音楽会を開催する予定です。
富山森のこども園 http://toyama-morinoko.blogspot.jp/

田植え(ねいの里)

雑木林でツリーイングを楽しむ(富山市山田)

森の中のお誕生会(ねいの里)

森にあるツリーハウス(高岡市西広谷)

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