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更新日:2024年4月16日
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約2,300年前~1,700年前の時代です。大陸から稲作の技術が伝わり、食料の「採集」から「生産」するくらしへ大きく変化しました。また稲作の技術とともに、青銅器や鉄器などの金属器も伝わりました。銅は銅鏡、銅鐸、銅剣、銅矛など、祭りのための宝物として使われ、鉄は刀や剣などの武器、鍬先や斧などの農工具として使われました。これらの新しい技術の導入は、人々に豊かさをもたらす一方で、貧富の差を生み出しました。稲作が盛んになると、ムラとムラとの間で土地や水の利用をめぐる争いが生じ、やがて人々を支配する有力者や周辺のムラをまとめるクニ(国)が生まれるなど、社会の仕組みも大きく変わりました。
鍬(くわ) | 鋤(すき) | えぶり |
これらは上市町江上A遺跡から出土した木製品じゃ。田を耕し、米を作るのに使われていたのじゃ。 |
甕(かめ) (射水市布目沢北遺跡) |
壺(つぼ) (上市町江上A遺跡) |
鉢(はち) (魚津市佐伯遺跡) |
高坏(たかつき) (射水市中山南遺跡) |
この時代に使用された弥生土器は、縄文土器に比べると、薄くて文様も形もシンプルなのじゃ。米を煮る、食物を貯える、食料を盛るといった、稲作中心の生活に適応した実用的な土器だと言えるのう。 |
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