更新日:2024年3月22日

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古墳時代

古墳(こふん)がさかんにつくられた3世紀後半から6世紀末までのおよそ300年間を、古墳時代といいます。古墳はその土地を支配した豪族(ごうぞく)の墓で、円墳(えんふん)や前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)など、いろいろな形状があります。古墳の築造には多くの材料と労力を必要とするため、富と権力をもった豪族の力の象徴とされました。古墳の規模や副葬品(ふくそうひん)をみると、当時の豪族の権力の大きさや、大陸の進んだ技術や文化が伝わってきたことが分かります。

古墳

古墳の形 副葬品
いろいろな古墳の形 副葬品(高岡市板屋谷内B・C古墳群)
知 いろんな形の古墳があるのね。  
  どんな人のお墓なんだろう? 史
博士 古墳の形や大きさ、副葬品などから、どんな人が葬られているか考えてみよう。  

土師器(はじき)と須恵器(すえき)

土師器甕 土師器壺 須恵器広口壺 須恵器提瓶
土師器・甕(かめ)(射水市北野遺跡) 土師器・壺(つぼ)(富山市勅使塚古墳) 須恵器・広口壺(射水市小杉流団No.7遺跡) 須恵器・提瓶(射水市小杉流団No.6遺跡)
  博士土師器と須恵器は、古墳時代につくられた焼き物じゃ。違いが分かるかな?  
 

史

土師器は茶色っぽい色をしていて、弥生土器に似ているね。材料は粘土かな?

 
 

 

須恵器は黒っぽくて固そうね。コンクリートや石でできているのか知しら?

 
  博士古墳時代には朝鮮半島からやってきた渡来人(とらいじん)によって、須恵器(すえき)の製作技術が伝えられたのじゃ。須恵器は窯(かま)を使って1,000度以上の高温で焼くため、灰色で硬く焼きしまった焼き物になるのじゃ。水漏れしにくい特徴があり、液体の長期貯蔵も可能じゃ。一方、土師器(はじき)は弥生土器の流れをくむ焼き物で、野焼きで作られるのじゃ。須恵器に比べて柔らかく、熱に強いので煮炊きに向いておる。このように、土師器は主に煮炊きなど、須恵器は酒などの液体の容器や貯蔵などと、用途によって使い分けておったのじゃ。
窯
須恵器をつくるようす

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