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更新日:2021年2月24日
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妊娠の心当たりがある場合は、まず市販の妊娠検査薬で試してみます。市販の妊娠検査薬は月経予定日の1週間後を使用目安としていますが、個人差がありますので、必ず産婦人科で確認が必要。月経予定日の1週間後を目安に産婦人科を受診すれば、妊娠している場合は妊娠5週目に入っていると思われますので、胎嚢(たいのう)が確認できるはずです。赤ちゃんの心臓の拍動が確認できれば、正常な妊娠として産婦人科で「妊娠届出書」を作成してくれますので、それを持ってなるべく早く住まいの市町村に提出してください。「母子健康手帳」と妊婦一般健康診査票(14回分)がもらえます。それ以降は、産婦人科の指示に従って定期的な妊婦健診を受けましょう。母体と赤ちゃんの健康を守り、妊娠が順調かどうか、自覚症状がなくてもトラブルが隠れていないかチェックできます。妊娠異常の早期発見・早期治療のために、何よりお母さんと赤ちゃんの元気な出産のために、妊婦健診を忘れずに受診しましょう。
本来妊娠は病気ではないので保険診療が適応されません。しかし、国をはじめとした自治体において、妊婦さんと赤ちゃんの健康を守るために妊婦一般健康診査票を配布し、妊婦健診を公費で負担する制度が整えられています。また妊娠中に治療や検査が必要になった場合には、妊娠精密健康診査や妊産婦医療費助成などの制度が活用できることがありますので、受診している病院や市町村に確認してみてください。約280日という妊娠期間を母子ともに安心して過ごし、元気な出産を迎えるためにも、信頼できる出産施設や担当医師を見つけることが重要。同世代の友人や出産経験者から評判をきいてみるのもひとつの手段。受診してみて、疑問に思うことを何でも気軽に質問し、納得できるまで丁寧に答えてくれる関係が築けるかどうかがポイントかもしれませんね。
お話をきいた人 / 元富山県立中央病院 中野隆医師
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