安全・安心情報
トップページ > くらし・健康・教育 > 教育・子育て > こども・子育て支援 > 安全で安心な出産に向けて > 出産について
更新日:2023年11月21日
ここから本文です。
出産が近づいてくると、からだにいろいろな変化があらわれてきます。次のような変化の多くは胎児が下りてきたためで、出産の前ぶれです。陣痛の開始も間近と考えてよいでしょう。
しかし、中にはこうした徴候がはっきりと出ない人もいます。出産予定日も目安です。その日に生まれるとは限りません。予定日の前3週間、後2週間(妊娠37週〜42週未満)の出産を正期産といい、正常の範囲内です。ですから妊娠36週に入ったら週に1回の診察をきちんと受けることが大切です。サインがなくても、いつでも出産に臨めるよう、十分に睡眠をとって、お風呂に入り、からだを清潔にしておきましょう。おなかの張りや痛みがおさまらなかったり、出血をみたり、破水したら至急医師に連絡します。
出産の始まりには、一般的に次のような徴候があらわれます。順番は人によってまちまちですが、いずれかの症状が始まったら、入院の目安と考えてよいでしょう。産院に連絡し、医師や助産師から指示を受けましょう。
おなかが張って腰にも響く状態が、一定の間隔で規則的に起こります。この子宮の収縮が10分おきの間隔で起こるようになったら陣痛が始まったことになります。
おしるし(産徴)といって、血性のおりものが少量みられます。ふつう、このあと1〜2日のうちに陣痛が始まります。
ふつうは出産が進んで子宮口が胎児の頭が通れるくらいに十分に開いたときに破水が起こります。
その前に破水してしまうことを、「前期破水(陣痛が開始しない前の破水)」または「早期破水(陣痛が開始してからの破水)」といいます。放っておくと赤ちゃんが細菌などに感染する心配があるので、早めに入院しなければなりません。大量にバシャッと流れ出た場合や、少量でもダラダラと止まらずに続く場合は、すぐに病院へ連絡しましょう。
産褥体操について
※産褥期(出産後母体が回復するまでの期間(通常6〜8週間))に行う、からだの血行を促し、子宮の回復や分娩時に使った筋肉の疲労回復に効果的な体操です。
母子健康手帳についている出生連絡票を7日以内に市町村へ出しましょう。保健師、助産師による訪問指導が受けられます。
赤ちゃんが生まれたら、2週間以内に市町村役場へ届けましょう。また乳幼児の入・通院に係わる医療費が公費負担されますので、あわせて手続きをしましょう。
乳児期に医療機関で2回無料の健康診査が受けられます。
産婦健康診査2回分に係る費用助成を受けられます。
市町村によって助成内容が異なりますので、住民票のある市町村にご確認ください。
産褥期には、ときに何ということもないささいなことでも、とても不安になったり、ゆううつな気分になったり、涙もろくなったりすることがあります。妊娠から出産へとホルモンの急激な変化が起こるためで出産後3〜4日、2〜3週ごろ、数ヶ月ごろと、いくつかのピークがあります。
いわゆるマタニティブルーは、一過性で、特に治療も必要ありませんが、パートナーや家族の協力が早い回復につながります。一生懸命やっているのに、思うようにならないからといって、悩む必要はありません。このような時には、十分な休憩をとり、「なんでも完全に」と思わないこと、できるだけパートナーや友人などに悩みを聞いてもらいましょう。日がたてば、だんだん育児にも自信がでてきます。
※産後2週間以上ダラダラとからだの不調を訴え、ふさぎこんでいる場合は、産科の先生や妊娠・出産悩みほっとラインへ相談しましょう。
出典「母子健康手帳副読本 赤ちゃん&子育てインフォ(平成28年度版)
編集・発行:財団法人母子衛生研究会
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください