第15回富山県食育推進会議(平成29年8月22日開催)
第15回富山県食育推進会議の概要
日時:平成29年8月22日(火曜日) 13時30分~15時00分
場所:富山県民会館611号室
出席者:委員13名、代理出席6名(委員数25名)
次第:
1 開会
2 知事あいさつ
3 協議事項
- (1)平成28年度食育推進に関する施策の進捗状況
- (2)平成29年度食育推進に関する施策の概要
- (3)第3期富山県食育推進計画の骨子案
4 閉会【主な意見】
- 「野菜をもう一皿!食べよう」キャンペーンは8月31日(野菜の日)の後も取組みを継続してもらいたい
- 塩分を減らす運動もあわせて行ってほしい
- 子どもの時から生活習慣病予防に取り組む必要がある
- 日本食生活協会で作成した学生向けの冊子(マンガ)を活用してもらいたい
- 生活と環境の質、この2つが保たれてこそ、食育の最終目標となるのではないか
- 次期計画で「食の循環や環境」が打ち出されていることを評価
- 健康寿命の延伸には、中高年男性の栄養過多と若者・高齢者の低栄養に二極化している問題の解決が必要
- 次期計画では高齢者への取組みをもう少し加えてほしい
- 食育講座等の取組みを高校等がもっと受け入れてほしい
- 小学校では栄養教諭を中心に授業や給食の時間等で食育を指導している
- 配付されている食育ランチマットは、指導に役立つ効果的な教材である
- 子どもの朝食欠食、貧困等の問題があり、次期計画での「子どもに対する食育の推進」の項立てを評価
- 中学校では、家庭科の時間や給食時に担任が食育を指導している
- 次期計画で子どもや若者世代への取組みを重視することを評価
- 「若者向けヘルシー丼レシピ集」はわかりやすいので、家庭科で活用したい
- 食育は地味な活動なので、どのように周知を図るかが課題。これまで、うまく伝え切れていないもどかしさを感じる
- 映画の上映などを通して、食と農と人をつなぐ活動に取り組んでいる。自分たちで食材を育てるところから学ぶ、体験を伴う取組みが大事
- 次期計画には、朝食の欠食について家族関係や働き方などを複眼的に捉える視点が欠けている
- 買うことが当たり前の食生活が成り立っているのが問題。家庭で親が少しでも手をかけて食事をつくり、続けて子どもたちに教えていくことが必要
- ライフスタイルや働き方の多様化で、食に時間をかけられない状況になっている
- 若者世代の朝食欠食が多いのは、調理方法がわからないことも一因か。HP「とやま食育ひろば」は、もっとすぐにレシピが出せると使いやすい
- 食への感謝を育む取組みを行っていきたい
- 定年後の男性や警察の寮住まいの若手を集めた魚の捌き方等の料理教室が好評だった
- 子どもがよそのお年寄りから食やマナーを学ぶ機会はたいへん意義深い
- HACCPはすべての事業者への義務化が目前。次期計画でのHACCPの取組みは心強い。食の流通が大きく変わっていく時代となった
- 食を通じ健康で人生を全うすることが大事である
- バイヤーとして全国を回った印象では「富山型食生活」が浸透していない。わかりやすいマストアイテム・メニューによる打出しが必要ではないか
- 「富山型食生活」を若年層含めてうまくPRすれば、全体の食育の関心は高まる
- 子どもの朝食欠食はかなり減っており評価したい
- 口を使ってしっかり噛んで味わって、楽しんで食べることが大事。病気の回復にもつながる
- 若年者への家庭教育が大事だと思っている
- 県産食材の産出額の増加目標を重く受け止める
- 学校給食における米飯の割合をもっと引き上げたいので、協力をお願いしたい
- 学校給食における県産食材の利用割合を増やすため、給食関係者、生産者、JA、が連携を密にしてほしい。利用割合の高い市町村ではB品(大きさや形が多少規格からはずれているが、味や栄養素には問題がないもの)もすべて使っている
- 幼稚園では、給食は残さず食べることはもちろん大事だが、苦手なものを無理に食べさせようとすると、給食が嫌いになり、園に来たくなくなってしまう
- 子どもたちが給食は楽しい時間であることを理解し、楽しみにすることが大事だと思う
- 園児は、自分で育てて収穫した野菜を給食に使うと、嫌いな野菜も食べてくれ、毎年のように親から感謝される
- 魚の骨の取り方を、家庭で親がきちんと教えるべきではないか
- 子どもが魚を食べるのが嫌いにならないよう親子で参加できる体験の場が必要
- 資料を読ませてもらうといろいろな食育の取組みをやっていることがわかったが、PRが県民に行き届いていないのではないか
- 健康寿命の延伸には子どもの頃からの適度な運動と食育の実践が大事だと思う
- 南砺市では、病院の栄養士など、医療、福祉との連携を模索している
- 高齢者への食育の取組みがもっと必要。次期計画に目標指標も設定してはどうか
- 給食への魚の提供は、すべて骨を取ったものを求められ、子どもたちは魚には骨がないと思っている。魚には骨があり、骨を取って食べるものであることをきちんと教えるのは保護者の責任ではないか
- 昔はそんなに気にしなかったが、今はアレルギー体質の子どもが多い。そういったことに気をつけながら、関係者で協力して食育を推進していければと思っている
<資料>