第17回富山県食育推進会議(平成30年6月28日開催)
第17回富山県食育推進会議の概要
日時:平成30年6月28日(木曜日) 13時30分~15時30分
場所:富山県民会館8階バンケットホール
出席者:委員14名、代理出席7名(委員数25名)
次第:
1 開会
2 知事あいさつ
3 食育推進活動に関する報告
演題:健康づくりの意識を高め食の大切さを伝える創意工夫」
講師:横川 照子氏(高岡市食生活改善推進協議会顧問)
4 協議事項
- (1)平成29年度食育推進に関する施策の進捗状況
- (2)第3期富山県食育推進計画の概要
- (3)平成30年度食育推進に関する取組方針
5 閉会
【主な意見】
《富山の「食」に着目した食育の推進》
- 富山型食生活がもっと浸透するように工夫していかなくてはならない。
- 朝食を欠食する子どもの割合など、目標設定の数値が10年前と変わっていない、悪くなっているものもある。原因究明し、それを啓発材料として表に出していく必要がある。
- 県産品購入ポイント制度について、中身の工夫を凝らしながら、もう少し期間を延ばしてみるべきではないか。
- 保護者には、家庭の味というものをもう少し、子どもたちに提供いただきたい。
- 一日当たりの栄養やカロリーは大丈夫でも、一食ごとにみるとバランスを考えた食事をができていないという課題がある。
- ブランド魚はもちろん、栄養価の高い青魚を学校給食で出すなど、魚食の普及を目指してほしい。
- おなかが膨れればよいくらいの、食べるということに関心がない感じの若い方たちが多い。実際に料理をつくったりしながら体験することで、食の大切さや楽しさを子どもたちに伝えていきたい。
《ライフステージに応じた健康増進につながる食育の推進》
- 手作り弁当は、家庭では食べない嫌いなものでも、友達と一緒に食べたりすることで、食べることができるということを保護者に把握してもらえる良い機会。
- スーパーに手作り弁当の見本を提示すれば、食材を購入して明日作ろうかなというふうにもつながるのではないか。
- 学校が家庭での食生活に踏み込むことはなかなかできないが、子どもたちはバランスを考えたおいしい給食を毎日目にしており、学校での食育はなされている。
- 子ども食堂では、みんなが一緒に顔をそろえることによって、なかなか食べることができなかった子どももたくさん食べている。
- 一つ一つの野菜の栄養や体への働き、生産者の情報などを子どもたちに伝えながら食べてもらい、それがお父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃんたちにも伝わり、家庭でも料理していただけるような、子ども食堂の取組みになっていけばいい
- ずっと口に入れたまま噛めない小さな子どもが多い。離乳食から、段階を追って噛むということをやっていく必要がある。
- 少子高齢化の時代において将来を見据えると、働く人の健康の度合いが重要。
《食の安全・安心や食の循環を意識した食育の推進》
- 平成30年9月から食品表示制度が義務づけられる。食品の表示をしっかりと見て商品を選択することを、消費者も勉強していかなければならない。こうしたことが、食の安全や安心に結びつく。
- 日本の食のおいしさ、安全性というものも考えられて、富山県にもたくさんの海外旅行者が来ていると思う。食に携わる者として、安全なものを提供するということを、さらに厳しく、改めて戒めないといけない。
<資料>