安全・安心情報
更新日:2024年8月2日
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太陽の光のエネルギーの約3割は雲や雪などに反射されて宇宙に戻り、約7割が海や陸地に吸収されます。吸収されたエネルギーは大気へと放たれ、宇宙へと逃げていきます。仮にこのエネルギーが何にも遮られず逃げていくとしたら、地球の平均気温は約-19℃となり、人が暮らしにくい環境となります。
この地球で大切な役割を果たしているのが、大気中の二酸化炭素や水蒸気などの「温室効果ガス」です。
温室効果ガス(GHG)が地表から放たれる熱を吸収し、熱を宇宙に逃げにくくすることで、地球の平均気温を約14℃に保っているのです。
産業革命以降、私たちが石炭や石油を使って多くの二酸化炭素(CO2)を排出したため、熱はこれまでより宇宙に逃げにくくなっています。
その結果、地球の気温が上昇する「地球温暖化」が引き起こされています。
2021(令和3)年度の県内の温室効果ガス排出量は、1,074万t-CO2でした。
温室効果ガス排出量は、2023(令和5)年3月に策定した「富山県カーボンニュートラル戦略」の基準年度(2013年度)と比べると、19.3%(257万t-CO2)減少し、前年度(2020年度)からは3.7%(38万t-CO2)増加しています。
(出典)全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト
日本の温室効果ガス排出量の状況(環境省)(外部サイトへリンク)
(出典)全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト
県では、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、適時適切な手段を選択しつつ、富山県のさらなる成長につなげるため、足下から2030年度までに実施すべき取組みを描くものとして、令和5年3月31日に「富山県カーボンニュートラル戦略」を策定しました。
本戦略の位置づけは、次のとおりです。
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