安全・安心情報
更新日:2021年2月24日
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従来の指定制度に加えて、1棟1棟のみを対象にするのではなく、一定の範囲に所在する建造物を総合的に保護の対象とする制度です。これにより、1棟では実現できなかった、歴史的景観の保護が可能となりました。
保存地区の範囲は、各市町村が条例で定め、それを国が選定します。範囲内に所在する建築物、工作物、環境物件などは特定物件として告示され、保護の対象となります。
具体的には、城下町、農山漁村集落など周囲の環境と一体となり歴史的風致を形成している伝統的な建造物群(街並み)で、富山県では、高岡市山町筋と五箇山の合掌造り集落(南砺市相倉地区、南砺市菅沼地区)の3地区が選定されています。
切妻平入り瓦葺きで、外壁を黒漆喰で仕上げる土蔵造り建物を中心に、洋風看板建築などからなる伝統的な建造物が50棟以上も残されている。中でも重要文化財の菅野家は、重厚な外観と庇の天井飾、軒の鋳物柱の細工はみごとである。また、敷地境には煉瓦の防火壁が設けられているのも特徴である。
世界遺産にも登録された合掌造りの家が群となって、独特の集落景観を構成している。村内の道、田畑、用水路、雪持林等も伝統的な形態を留めて、これらを囲む山林とともに、豪雪山間部の地域の歴史的風致を形成している。
相倉地区(旧平村)では20棟、菅沼地区(旧上平)では9棟の合掌家屋が残されている。
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