安全・安心情報
更新日:2024年7月25日
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農業経営には、大雪や鳥獣被害等の自然災害による農作物等への被害だけでなく、農業者が急な病気で計画どおりの生産ができなかったり、需給環境の急変により市場価格が下落するなど、様々なリスクがあります。
農業経営を維持・発展するためにも、農業者自ら、リスクに対し必要な備えをすることが大変重要になっています。
国では農業経営上のリスクに対する備えとして、農業共済と収入保険の2つの公的保険(農業保険)制度を用意しています。また、共済掛金や保険料の一部を補助する等、農業者の負担軽減への支援も行っています。
(ここから農林水産省の農業保険のページにリンクします(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)。)
農業者の経営安定を図るため、昭和22年に制定された「農業災害補償法(現在は「農業保険法」に改称)」に基づき、農家の相互扶助の精神を基礎としながら、自然災害、病虫害、鳥獣害等により、作物、家畜、園芸施設等に損害が発生した場合の農業者が受ける収穫量の減少等の損失を、国と農業者(加入者)の拠出に基づく保険の仕組により補填(共済金を支払)する公的保険制度です。
加入対象は、水稲、麦、大豆、そば、家畜(牛・豚)、果樹(りんご・ぶどう・なし・かき)、園芸施設で、風水害などの自然災害や病害虫等による被害、家畜の病気や死亡等の損害に対して共済金が支払われます。
農業共済に加入するためには、富山県農業共済組合(NOSAIとやま)に加入申込書(共済事業ごと)を提出し、共済掛金を払い込む必要があります(加入者の負担を軽減するため、掛金の原則50%を国が負担)。
なお、農業共済制度については、平成31年産から農作物共済が任意加入制に移行するとともに、農作物共済の一筆方式等が令和3年産を最後に廃止されました。農業者の皆様は、頻発する自然災害等に備えて無保険状態となることがないよう、農業保険(農業共済または収入保険のいずれか)に加入しましょう!
「農業共済」は、自然災害による農産物の減収等に対する補償制度ですが、自然災害だけでなく、農業者の経営努力では避けられない農産物価格の低下や事故などで収穫ができず収入が減少した場合など、様々なリスクから農業経営を守るための公的保険制度として「農業経営収入保険(収入保険)」が平成31年1月からスタートしました。
自ら生産した農産物であればすべて対象(簡易な加工品(精米、もち、干柿など)含む)となり、これまでの農業共済では対象外であった野菜や花卉等の品目も対象になることから、安心して農業経営を営むことができ、新しい品目の導入にもチャレンジできます。
なお、 収入保険の対象者は青色申告をされている農業者(法人含む)になりますので、現在、白色申告をされている方は、青色申告に取り組みましょう(青色申告は税制面でも優遇)!
農業保険制度に関するご相談や加入申込については、以下の本所又は最寄りの地域農業共済センターへお問い合わせください。
名称 | 区域 | 所在地 | 電話番号 |
---|---|---|---|
富山県農業共済組合本所 | 〒939-8177 富山市安養寺340-1 |
076-461-5333 | |
新川地域農業共済センター | 魚津市、黒部市、入善町、朝日町 | 〒939-0643 入善町青木1385-1 |
0765-72-0377 |
富山地域農業共済センター | 富山市、滑川市、舟橋村、上市町、立山町 | 〒939-8177 富山市安養寺340-1 |
076-429-5006 |
高岡地域農業共済センター | 高岡市、氷見市、小矢部市、射水市 | 〒933-0838 高岡市北島325-2 |
0766-28-0200 |
砺波地域農業共済センター | 砺波市、南砺市 | 〒939-1364 砺波市豊町2-11-14 |
0763-32-2277 |
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