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更新日:2021年3月18日
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(1)除雪費の専決処分について (2)大雪に係る交通対策の検証会議の開催スケジュールについて (3)飲食店への時短要請の効果について (4)新型インフルエンザ特措法等の改正について (5)除雪費の現時点での不足額について (6)国土交通省主催の冬季交通対策連携会議について (7)新型コロナワクチン接種のスケジュールについて (8)インフルエンザ予防接種の助成について (9)富山市長選に係る自民党予備選について (10)大雪に係る交通対策の検証会議での検討内容及び予算措置について (11)今回の大雪に係る交通対策の課題について (12)大雪に対する備えについて |
注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。
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(1)除雪費の追加(専決処分)について
まず冒頭、除雪費の専決処分についてご説明申し上げます。
この冬の大雪に伴います除雪費の不足への対応、また、今後の降雪に備えた円滑な道路交通の確保など県民生活に支障が出ないように対応するため、除雪費を追加する補正予算について、本日付けで専決処分を行いました。
補正予算額は13億円、当初予算の16億円を加えて合計で29億円ということになります。除雪費の専決処分は、平成30年2月、29年度ですね、以来の3年ぶりということになります。
今後の除雪費の見通しについてご説明をいたします。
気象台から発表されております3か月予想によりますと、北陸地方の1月から3月の降雪量は多い見込みということになっております。
冬季における道路交通の確保は、県民生活を支える上で大切なことであることは言うまでもありません。今後の除雪費については、さらなる補正も含めて適時適切に対応してまいたいと思います。除雪費の専決処分については以上です。
(2)令和3年1月7日~11日大雪に係る交通対策の検証会議の設置について
次に、大雪に係る交通対策の検証会議の設置について発表いたします。
去る1月7日から11日にかけての県民生活に大きな影響を及ぼした大雪に係る、特に交通対策について検証する会議を設置をいたします。
このたびの大雪は、24時間降雪量などが観測史上で最多を更新したところでございました。最深積雪、一番深い積雪も35年ぶりに100センチを超えるということでございました。県民生活に大きな影響を与えたのは、皆さんもご存じのとおりです。
今回の大雪被害を大きな教訓としまして、今後の雪対策の充実、強化につなげていく、このため、明日1月21日に検証会議を立ち上げまして、今回の大雪被害の課題を洗い出し、検証作業を進めていくこととさせていただきます。
そして、明日から立ち上げですが、2月早々には有識者も含めた会議も開催をする予定にしております。有識者や県民の皆さんのご意見も大いにいただき、反映をして、その上で県としての今後の対応方針を決定し、今後の雪対策、もちろん今シーズンも含めてですが、今後の雪対策に反映をしていきたいと考えています。
なお、これまで設置をしておりました雪害対策本部につきましては、気象予報によると大雪も一段落した状況でございますので、閉鎖をすることとさせていただきます。そして、今後のこの大雪による被害についての情報の収集などについては、本部ではなく通常の職制において行ってまいります。
冒頭、私からの発表は以上でございます。
<記者>
除雪費の専決処分に関することで質問です。当初予算に16億円というふうにあるんですけれども、こちら今のご説明ですと、今後の除雪費の不足にと雪に備えてという話なんですが、当初予算の16億円の現在の執行状況といいますか、例えば、ほかの市ですと除雪費が足りなくなったので専決処分で追加したという話もありましたが、今現在の県の当初予算の16億円は、もう既に使い切ってしまっているというふうに考えてもよろしいんですか。それとも、ちょっと足りなくなりそうなので追加したということなのか、現在の状況についてはどのような状態でしょうか。
<知事>
1月13日までのデータですが、除雪車の延べ出動台数が約7,200台になっています。これに対して18.3億円の支払いが生じています。ですから、今、当初予算分は使い切ったということになります。
<記者>
大雪に係る検証会議を早速開かれるということなんですが、これの検討内容、具体的なもの、もし幾つか挙げていただけたらと思うのと、2月早々には有識者の会議もお開きになるということなんですが、いつまでに結論をまとめられるおつもりなのか、スケジュール感について教えてもらえますでしょうか。
<知事>
この明日立ち上げます検証会議は、大雪による交通への影響について包括して検証することにしております。これは道路であり、また公共交通についてです。で、2月の早々には有識者、これは交通の専門家、また雪の専門家の皆さん方にも入っていただき進めたいと思います。そして、中間的な取りまとめについては、できれば2月の中頃、中下旬、今回また議会が始まりますので、それが一つのターゲットではないかと思います。
ただ、あくまで現実はまだ冬でございますので、この間にまだ何が起こるか分かりません。そのよう、また万が一のときには、それには適切にできる限り対応、今回の教訓を生かしながら対応をして、検証の中にそういった新しい知見もまた盛り込んでいく、そんなことになろうかと思います。
<記者>
具体的な検討の内容とすれば、除雪体制ですとか、情報発信の在り方みたいなものというふうに考えてよろしいでしょうか。
<知事>
そういうことも含まれると思います。はい。
<記者>
新型コロナウイルスの関係でお伺いいたします。18日から飲食店の時短要請が始まりまして少し経ちましたけれども、飲食店さんがこの時短要請に応じていらっしゃるかどうか、そういった要請の効果などは、現状ではどういうふうに見ていらっしゃいますでしょうか。また、31日までに感染者を減らせるかどうかという現状の認識をお伺いいたします。
<知事>
ええ、おおむね応じていただいているというふうに理解をしています。今、足元ではですね、1桁の感染の確認になっておりますが、これは別に今回の時短要請のすぐに成果が出るものでもありませんのですが、足元ではそんなことになっております。これが、こういう状況が続いてくれれば、大変にありがたいと思います。
<記者>
通常国会が開会いたしまして、今国会で新型インフルエンザの特措法の改正や、感染症法の改正が審議されます。そこで休業要請の命令ができるようになりまして、事業者に過料が科されたり、知事による入院の勧告に応じない感染者に対して罰則、罰金が科されるというような内容になっております。この内容について、知事としての受け止めをお願いいたします。
<知事>
はい、今の法案の内容はそのようなことで提案されていると承知をしております。
そのような内容は、これまでも全国知事会を通じて議論もしながら、国に対して要望してきたことですので、今後は、国会での審議状況を見守りたいと考えております。
先ほどの事業者さんの時短要請の件について、ちょっと追加ですが、併せてですね、電話、コールセンターを開設しております。そして、今のところですね、744件の相談をいただいております。
で、多いのはですね、やっぱり支給要件のこと、それから申請手続のこと、これが圧倒的です。こういった数字からもですね、皆さん、この要請に応じていただている、そして、また、それに対してこの制度についての質問が多いことになっているんだというふうに理解をしております。
<記者>
除雪費のこの専決処分についてなんですけれども、今回の不足と今後の備えとあるんですけれども、既に不足している額というのは幾らぐらいというのは、分かっていますでしょうか。
<知事>
はい、先ほども申し上げたかと思いますが、16億円が当初予算で、1月13日までの状況で18.3億円の支払いが生じているということで、この差額が不足といえば不足です。
<記者>
現状、約2.3億円ほどの不足が発生していて、それをこの13億円のうち一部で賄うということですか。
<知事>
そうですね、はい。議会まで、まだちょっと日がありますので。
<記者>
大雪の検証会議のほうなんですけれども、この検証会議自体は、この明日以降、複数回にわたって開くということでよかったでしょうか。
<知事>
そういうことになります。
<記者>
その流れの中で、2月の早いうちに有識者会議を開いて、2月の議会までに一つ取りまとめを行うというスケジュールでよろしかったですか。
<知事>
そうですね。まず、内部での様々な各部門の状況、これまでも本部のたびに確認はし合っておりましたが、内部の情報共有をしっかりした上で、そこにその上で有識者の皆さんにそれを提示し、ご意見をいただきということになると思います。
そして、併せましてですね、国交省(国土交通省)さんが仕切られる冬季の交通対策の連携会議というのが、また来週、まだ日程は存じ上げませんが、開かれるという方向になっております。ここでの情報共有なども、県としての検証会議にも大いにまた反映をさせていきたいと考えております。
<記者>
その何か国交省の連携会に対して、県から要望ですとか、報告を行うというわけではなく?
<知事>
もちろん構成員の一つですので富山県土木課(※土木部)も、状況の説明、あるいは意見交換をすることになると思います。
<記者>
では、その連携会議の内容をまた県のほうにフィードバックさせて、生かしていくということですか。
<知事>
そうですね、はい。
<記者>
新型コロナウイルスのワクチンについて、1点伺いたいんですけれども、先日も昨日もワクチン接種のスケジュールについて、厚生労働省の発表を基に説明などされていると思うんですけれども、ちょっと改めてそのスケジュールについて説明をいただけますでしょうか。いつ、どのぐらいの時期に誰に対して接種を進めていくかという。
<知事>
今のところ公表されていること、多分共通認識だと思いますが、2月の下旬に医療従事者から始める、これは県の仕事になっています。その後、65歳以上の高齢者、あとという流れだと思いますが。
<記者>
今朝ですね、その担当閣僚から、そういったスケジュールはまだ想定していないとか、そういった発信もあったんですけれども、県としては、これまでどおりそのスケジュール感で進めていくということは、間違いないですか。
<知事>
ええ、これまでオフィシャルに向けている説明は、そのようなことと承知しております。
<記者>
インフルエンザの予防接種の助成のことについてお聞きします。昨日、ワンチーム連携推進会議のほうで、小学生の予防接種の助成について、今年度でやめるのはいかがかという砺波市長の意見もあったと思うんですけれども、改めて県のその方針というかですね、その辺を教えていただければと思います。
<知事>
昨日のワンチーム連携推進本部の会議に提出した資料では、既定の方針どおりのことで上げておりました。
ただ、昨日現場におられた方も多いと思いますが、大変多くの首長さんから今のようなご意見もいただいておりますので、今後の検討課題だと思います。やっぱりそういう意見を伺って、またそれに応じて対応するための会議ですから、ただ、まだ現時点では、これは予算も関わることですので断言はできませんが、あれだけの方のご意見が出たということは、やっぱり重く受け止めたいと考えています。
<記者>
それは、一応基本的には、再検討してまたちょっと考え直してという感じになるということでよろしいですか。
<知事>
あれだけのご意見があったということは、やはりこれは受け止めたいと思いますが。
<記者>
もう一つ、今日は、富山市長選の自民党の予備選告示を迎えたんですが、6人立候補されたということなんですけれども、改めて知事の、開かれた選考を目指すという形でやっていると思うんですけれども、その辺に対する受け止めと、どんな論争、論戦を期待したいかというのは、ありますでしょうか。
<知事>
言うまでもなく県庁所在地の富山市の行政のリーダーが決まるということは、富山県にとっても関心を持って見ているところでございます。
で、そこに森雅志市長の勇退を受けて、本当にまずは、まずは自民党の中、選考の中に6名もの方が、性別も、それからバックグラウンドも年齢も様々な方々です。その方々が6名も名乗りを上げられたということは、とても健全なことだと思いますし、今後、市連の運営でいろいろなアピールの場もあるというふうに聞いておりますので、その過程で様々な議論が交わされ、富山市民の有権者の皆さんのよりよい選択につながることを期待しています。
<記者>
明日からですね、大雪に関する検証会議が開かれるというふうなお話がありましたけれども、改めてになりますが、今回その想像を超える大雪で対応が遅くなった結果、被害がより重大化したというふうな指摘もあると思うんですけれども、その辺について、その検証会議ではどのような議論がなされるんでしょうか。
<知事>
そうですね、まず、ちゃんと事実をしっかりと確認をして、時系列でそれらをまとめていく中で、課題も浮き彫りになってくるんだと思います。
ただ、これもこれまでもご質問もあったかと思いますが、これまでの富山県の経験に従ったマニュアルというものはある。これまでもそれに従って、また時に応じてリバイスもしながら運用してきたことだと理解をしております。ですから、結果としてそれは特に県道の富山小杉線などでは、かなり長い渋滞が起きたということ、これについては真摯に受け止めて、まさに、じゃ、どうしてだということをこれから検証していきたいと考えております。
<記者>
今おっしゃられたように、そのマニュアルに従って作業をされた、いろいろやられ、対応されたというふうなお話だったと思うんですけれども、その中で、結果的に被害が大きくなってしまったということは、今後そのマニュアルの改正を含めて検証会議で検討していくということになるんでしょうか。
<知事>
改定ありきではなくて、まず事実をしっかりと追って時系列でしっかりと、どういうときに何が起きていたかということを確認をし合いまして、その結果、もし問題点があるということならば、見直しもあり得ると考えます。
ただ、一方的にその今のマニュアルをあまりご評価されないようなご発言というふうに理解をしますが、やはり高速が止まり、また公共交通機関も運休をしている中で、果たして日中から、あるいは早い時間から、県道も止めて除雪作業に入るということが、果たしてこれは県民生活にとってどういうことなのか、よいことなのかどうか、そんなことももちろん考えていかなければならないと思います。
<記者>
この検証会議のことで、何点かお尋ねします。確認なんですが、明日の会議のメンバーの構成というと、これは、まずは県庁内部の話合いをされるということなんですか。それとも外部からも明日は参加があるんでしょうか。
<知事>
明日は内部です。
<記者>
この、頂いたペーパーの中で、交通対策についての検証ということなんですけれども、これは富山県、県庁が行っている交通対策ということでよろしいでしょうか。
<知事>
そうですね。
<記者>
民間の事業、交通事業者とかではなくて、県の交通対策の検証ということでよろしいでしょうか。
<知事>
そういう意味では、例えば民間の公共交通機関さんへのこう支援とか協力とか、もちろんそのようなことも併せて検証したいと思います。それが適時適切であったかどうかですね。
<記者>
2月の中下旬頃までに結論を出していくということですけれども、ということは、つまり雪対策に反映させるとさっきおっしゃいましたが、来年度の当初予算にこの対策を具体化して、当初予算に盛り込んでいくという流れでよろしいでしょうか。
<知事>
そうですね、先ほどマニュアルの話もございましたが、ハード面でもやっぱり拡充すべきことがこれから出てくると思います。そうなれば、特に情報収集のこと、あるいは情報発信のことなどについて、ハードでの手当てが必要になることもあろうかと思います。そういった場合は、予算措置が必要になろうかと思います。
<記者>
知事は、明日の検証会議でまず課題を洗い出すというお話をされましたけれども、知事ご自身この流れを見ていて思われる課題というと、今回の交通対策に関する課題というと、どういうところにあると思っておられるでしょうか。
<知事>
かなりの雪が降るという予報はもちろん承知をしていましたが、そのスピード感が、降り積もるスピードがですね、想定していたよりとても短時間に降り積もったということ、これが大きな混乱を招くことになったなというふうには考えております。
<記者>
気象面のところに課題があったと。気象面へのその県の対策についての課題というのは何か考えられることって、知事のご自身の中で、今思っていらっしゃることってありますか。
<知事>
それはこれまでもやり取りをしたところですけれども、状況に応じて体制を強化をして対応してきたところです。
<記者>
まず、明日以降、課題を洗い出していくという流れになるということでしょうか。
<知事>
そうですね。
<記者>
大雪に関連して1点なんですけれども、私たちが取材していても、これだけ大雪が降りますと言っているにも関わらず、例えば冬用タイヤをはいていなかったり、大型車がチェーンをつけていなかったり、そういったところへの知事としての何かこう苛立ち、苛立ちというのは言い過ぎかもしれないけれども、腑に落ちない思いというのは、今現在あったりするんでしょうか。
<知事>
いや、そういう気持ちは一切ありません、はい。
ただ、今回そういう教訓は得たということなので、これ以降に私たちとしても、また県民の皆さん、あるいは運送業者の皆さんとしても、今後の教訓にしていかなければならないというふうに思っています。
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