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更新日:2021年3月18日
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(1)知事メッセージ(東京都など1都3県を対象とした緊急事態宣言の発出を受けて) |
令和3年1月8日(金曜日)定例記者会見【知事メッセージ】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます) |
内容 | 動画 |
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(1)新型コロナ感染拡大防止のための飲食店への対応について (2)大雪に関する県民への警戒の呼びかけについて (3)知事自身の「ますずし」の実践について (4)新型コロナに打ち克つためのロードマップ「ステージ2」への移行について (5)「ウェルカム富山県キャンペーン」の今後の見込みについて (6)公共交通機関等への大雪時の運行状況周知の依頼について (7)連休中(1月9日~1月11日)の「ステージ2」への移行の可能性について (8)会見でのプロンプターの導入について (9)大雪対応における職員の心構えについて |
注)上記は質疑応答の内容を大きく分けた項目であり、順番が前後している場合があります。
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(1)知事メッセージ(東京都など1都3県を対象とした緊急事態宣言の発出を受けて)
昨日、政府から首都圏1都3県に対して緊急事態宣言が発出をされたところでございます。それを受けまして本県でも、本日、新型コロナウイルスの対策本部の会議を開催しました。
そこで決めました、私から県民の皆様へのメッセージがございます。それをお伝えさせていただきます。
昨日、東京(都)、神奈川(県)、埼玉(県)、千葉(県)の1都3県を対象に特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発出され、対象とならなかった地域においても、地域の感染状況や感染拡大リスク等を評価しながら、その実情に応じて対応することとされました。
本県においては、先月25日に「富山アラート」を発出し、県民の皆さんに感染防止策の徹底をお願いしているところですが、年明けの1週間で95人と既に昨年の12月1か月間の9割を超える感染(者)が確認されています。中には帰省や会食に伴う感染事例も見られるなど、外出自粛等をお願いする段階が目前に迫っています。
今後の感染拡大を何とか食い止めるため、改めて、県民の皆様、本県へ来県される皆様には、次の対応をお願いします。
まず、1点目として、緊急事態宣言の対象となっている地域と本県との不要不急の移動は、自粛をいただきますようお願いいたします。その他の感染拡大が見られる地域と本県との移動は、これまでどおり慎重に検討いただくようお願いをします。
次に、2点目として、初めて会う人や最近会っていなかった人との会食は避けてください。特に、成人式前後の同窓会など感染リスクが高い行動は控えてください。仮に、家族やいつもの仲間で会食される場合であっても、とやまスタイルの「ますずし」、「ま:マスクつけ、す:すぐに手洗い、飲む量抑え、ず:少ない人数、し:静かに食べる」この実践をお願いします。
最後に、3点目として、マスク、手洗い、3密の回避などの徹底をお願いします。特に重症化しやすい高齢者などが家族にいる場合は、家庭内でもマスクを着用するなど、感染予防行動を徹底してください。
特に、感染者の過半数を占める40歳未満の方々は、感染しても無症状か軽症のまま、気づかぬうちに家族や友人に感染させる可能性があります。「自分だけは大丈夫」「コロナなんて大したことはない」といった意識を変えていただき、大切な人を守るための行動を徹底してください。
今年は必ず明るい展望が開ける年にしなければなりません。春の来ない冬はありません。今が正念場です。県民の皆様には、ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いをいたします。
春先、それから夏場、そして今のこの秋から冬にかけて、3つの期間に区切ってみますと、明らかに感染者の年齢層が若くなっているということがデータで見てとれます。先ほども申し上げましたが、40歳未満でこの10月29日から1月7日、昨日までの感染者に占める40歳未満の割合がもう59%ということでございます。
ちなみに当初の3月30日から5月18日、この期間を見ますと、60歳以上が49.3%、ほぼ半分でございました。今の期間は、60歳以上は12.4%ということになっています。明らかに感染者の年齢が若くなっているということでございます。
そんなこともあり、昨日(富山県知事・富山市長による合同記者会見において)もこういったメッセージが(県民に)届いているのかという質問もございましたが、より若い年齢層に届けるべく、SNSでの発信もこれからさらに充実させていきたいと考えております。
冒頭、私からは以上です。
<記者>
飲食店への対応について少しお聞きしたいんですけれども、県内で会食の場だったり飲食店での感染も目立っていると思いますが、県のロードマップに合わせますと、アラート段階であるというのは分かるんですけれども、知事のこのメッセージだけでは、ちょっと限界があるのではないかというふうに思っていまして、例えば飲食店への時短要請だったり、酒類の提供時間の制限だったり、先手先手の対策が必要な局面に差しかかっているんではないかと思うんですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。
<知事>
私は、飲食店の皆様には、外食産業の事業継続のためのガイドラインというものがありまして、それの徹底をしていただいていると理解をしています。ですから、感染の拡大の主な要因はやはりお客様の側にあるのではないかと思っております。
ですから、もちろん飲食店の皆さんにも油断はしてもらっては困るわけでございますが、私の主なメッセージは、お客様、お客様になる人向けのメッセージを発出をしているところです。
<記者>
本日、昨日からですかね、大雪がずっと降っておりますけれども、これについて、知事から、何か県民に対して警戒の呼びかけなどメッセージがありましたら、お願いいたします。
<知事>
今一旦、西部では注意報も解除されました。東部には注意報は残っておりますが、もしかしたらもう解除されているのかもしれません。ただ、また夜半からですね、真夜中から降雪が強まるという予報、報告を受けていますので、引き続き警戒を怠らないようにお願いをしたいと思います。
特に、雪下ろし作業、これから夕方、夜に雪下ろしされる方はあんまり少ないと思いますが、また明朝、今夜の雪を、降雪を受けて明朝される方もおられるかもしれません。雪下ろしの、除雪中の、雪下ろしあるいは除雪中の事故が多発をしていることでございます。
ぜひ、作業の際には、ご家族あるいはご近所に声をかける、それから複数、一人だけではなくて複数で作業をしていただく。また、高所に上がるときは、命綱あるいはヘルメットという基本的な、その自分の命を守るための用具を着用いただく。また、はしごをかける場合は、はしごをしっかりと固定をしていただく。そして、最近は家庭用の除雪機も普及をしておりますが、その除雪機に巻き込まれるという事故もだんだん増えてきておりますので、これには十分に注意していただく、そのようなことをお願いをしたいと考えております。
続きまして、その大雪に対して県の体制ですが、通常から毎日、管理職が1人宿直をしておりますが、この連休には、さらに(防災・)危機管理課の者が2名追加で24時間体制で駐在をすること、宿直をする、通常の1名プラス2人ですね、さらに土木部も本庁にも詰めますし、また各土木センター、出先においても除雪の体制をしっかりと組むようにしております。
<記者>
もう1点、コロナについてなんですけれども、先ほど発せられた知事のメッセージなんですけれども、初めて会う人と会食を避けるとかですね、家族での会食でも「ますずし」の実践、マスクをつけての会食とかですね、そういったことを求めていらっしゃいますけれども、これは知事ご自身も実践されるということで、よろしいでしょうか。
<知事>
はい、もちろんこれまでも実践をしておりますし、まあただ、私の家には、今、高齢者、あるいは既往の疾患を持った人はいませんので、家庭内でのマスクということは、いつもはやっておりません、はい。
<記者>
県内の感染者が今現在増加傾向にありますが、今ステージ1という状況ですけれども、今後のステージ2への引上げについて、今のところ知事のほうでは、もう検討段階に入っているのかそうではないのか、どのような状況にあるのか教えてください。
<知事>
もちろん検討といいますか、視野には入っている状況に今来ていると思っています。昨日も申し上げたかもしれませんが、改めて申し上げると、4つの指標、データに基づいた指標で判断をすることにしておりますが、昨日の段階で、そのうち入院者数、直近1週間の1日当たりの平均入院者数、それから新規の陽性者数、人口100万人当たり、それから感染経路不明の新規陽性者数、人口100万人当たり、この3つの指標が、この1から2への基準を今のところオーバーをしています。そういう状況にあるということですね。
<記者>
知事のほうでは、昨日の会見では、明日あさってにも引き上げるとか、そういう状況にはないというふうにおっしゃっていましたけれども、今のところその認識は変わりはないということで、よろしいですか。
<知事>
はい、変わりはありません。ただ、急変、急増ということは十分に考えられることですので、そういう判断をするときに、ご意見を伺う有識者の皆さんには、連休中の連絡がつくような形は確認をしているところです。
<記者>
では、ステージ2への引上げも視野に入れたといったらおかしいですけれども、想定した上で体制を取っているということで、よろしいでしょうか。
<知事>
そういうことですね。
<記者>
今、県のほうでは、現在冬季の宿泊のキャンペーンといいますか、実施されていると思うんですけれども、県内でも感染者が増えている状況であるということで、今、期間限定で県民向けという、県民だけに限定してということで実施されていると思うんですが、その後の対応といいますか、今後の対応をどうされるかということをお考えあれば、聞かせていただきたいんですけれども。
<知事>
はい、復習をしますと、昨年末にGoTo(トラベル)、年末年始のGoTo(トラベル)を全国一斉に停止をするという決定が政府でされたところでございます。それはそれで政府のご判断ですが、当然県外からのお客さんは減るであろうと、実際キャンセルはかなりの数に上ったと聞いております。
それを少しでも補ってさしあげたいということから、富山県独自の富山県民のための冬のキャンペーンをそれまでも実施しておりましたが、さらにそれを拡充して今も続けているということです。これにつきましては、今回GoTo(トラベル)の停止期間は延びましたが、引き続きこの県内、県独自の冬のキャンペーンは続けていくつもりでおります。
先般、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるような感じもする、というご質問もいただいたところでございますが、これまでのところ県内の宿泊施設で感染者が出たとか、あるいはクラスターが発生したということは報告をされていないんです。ですから、このようなことで、少しでも県内の宿泊、旅館さんホテルさんの応援をさせていただきたいということでございます。実際にこれを利用されたお客様からはとても喜ばれているということで、たくさんのキャンセルを補うまでには至ってはいないと思いますが、それなりの下支えの効果はあるのではないかと思います。
ちなみに、これがですね、各宿泊施設さんで、チェックインされた方にお配りしている注意書ですね。お客様へのお願い「新しい宿泊のエチケット」という、こんなようなものをチェックインされたお客さんに配られて、非常に徹底をされているということです。こんな姿勢をしっかりと県としても支えてあげたい、さしあげたい、そのような気持ちでございます。
今後のことでございますが、先ほども質問がありました仮にステージ2に上がるということがあるとしたら、これはこのキャンペーンにつきましても、再考することはあり得ると思います。そのようなこと、チラシにも書いてあります。状況の変化によって変更もあり得ますよということは、現在お配りしているチラシにも書いてあるところです、はい。
<記者>
すみません。GoToトラベルが2月まで停止期間延長になったということに併せて、その県のキャンペーンの拡充期間といいますか変更期間というのは、それに合わせた期間は継続するという、基本的にはそういう理解でよろしいんでしょうか。
<知事>
そうですね。今回停止に伴って拡充した分ですから、そういうこと、そういうご理解でいいと思います。
予算につきましては、まだ9月の補正の分を使えておりますので、それで対応しているということでございます。
<記者>
大雪のことで、1点お願いします。先ほどの危機管理連絡課長会議のほうを取材させていただいたんですが、今、大雪で、県内の交通機関、公共交通機関等に運休とか大きな影響が出ているのが続いていると思うんですが、会議の中でですね、公共交通機関の運行状況とか、そういったことが何か分かりにくいと。で、公共交通機関、交通事業者のほうに、いわゆる分かりやすく告示をするように、伝えるように周知してほしいというような話も出ていたんですが、その辺り何か県のほうから交通事業者さんに周知のお願いなりされるようなお考えはありますでしょうか。
<知事>
各社の広報の体制がちょっと分かりにくいということは、それぞれの会社にお伝えをしているところです。ちょっとまだそれがどう改善されたかどうかまでは、確認は、私はしておりませんが。
<記者>
先ほどのステージ2への移行のことに関連して1点なんですけれども、先ほど、連休中にも有識者の方々と連絡がつくようにということは調整されているというお話だったんですが、万が一、例えば今日の新規発生分ですとか明日の新規発生分ですとか、そういったところで感染者の増加が止まらない場合は、もしかしたら連休中にそういった有識者のいつもの懇談会を開かれて、ステージ2への移行を検討される可能性もあるということで、そういう認識でよろしいでしょうか。
<知事>
そういうことですね。
<記者>
みんなが気になっている話をお聞きします。今日からプロンプターが設置されております。以前、森(富山)市長が市長会見に導入して、当時はまだ前知事でしたけれども、県庁でも導入されるんじゃないかということを言っておられたと思います。
新田知事におかれては、おととし、ホテルグランテラス富山でやったご自身の組織の立ち上げのときにもプロンプターを使っておられたと思うんですが、そのこういった伝えるということに便利な道具を導入して、どういうふうに県民に分かりやすくご自身のお考えを、フェース・ツー・フェースでお伝えしたいという部分があって導入されたのか、今日プロンプターの導入に至ったお考えと、どういうふうに今後活用していきたいかということを少しお話しください。
<知事>
まずは、今日もメッセージを発表させていただきましたが、正確にお伝えをしたい、それが一番の理由です。特に、あんなような少しも間違えてはいけないような発出のメッセージですから、そういうものを正確にお伝えをしたいということ。それと、やっぱり記者の皆様の、こう下向きの原稿を読んでいますとですね、皆さんのお顔も見えませんものですから、プロンプターですと、しゃべりながら皆さんの反応も見ながら、あるいはお顔も見ながらできるということ。そして、またもちろんカメラの向こうにおられる県民の皆様にも、うつむきながらやるよりは、こちらの表情も使ってお伝えをできる。そんなようなことで、今日から使わせていただきました。
実は、私は、このプロンプター、今おっしゃったように選挙のときにも使いましたが、その前に1998年に、私が日本青年会議所の会頭になったときに、その最初、ちょうど1月に就任の演説をしていますが、約30分ぐらい、そのときから使いました。そういう意味では、経験ありでありました。
かなり早い段階から、私は、この道具の有用さ、また便利さをかってきた、そのようなものでありまして、富山県でも、今日から使わせていただくということでございます。
<記者>
最後に、もう1点、雪の話です。昨日、森市長との共同の会見の場でもお聞きして、今日も何人かから出ましたけれども、防災・危機管理課の宿直体制であったり、土木のほうの除雪の連絡体制も強化されるということですが、生活者の視点からすると、国道、県道、市道、様々な管轄の道路がある中で、どこの道路が除雪がされていないとか、結構今日も、片方、路面電車の軌道にスタックができて立ち往生して、路面電車が動かなくなったとか、様々影響が出ております。
本県は、昭和56年、38年など、遡って様々な大雪の経験をしている中で、新田知事が知事になって初めてのこのタイミングで、豪雪になるのかどうか分からないですけれども、県民への呼びかけもありましたけれども、どういう心構えで職員の方に当たってほしいかなどありましたら、ご紹介いただければと思うんですが。
<知事>
これは、私が改めて職員の皆さんに言うまでもなく、全庁職員がですね、我々の最優先の仕事は、県民の皆さんの命・財産・暮らしを守ることである、これはもう皆さん、私が言うまでもなく体の中に浸透していることでございます。
このようなある意味では一つの危機でありますけれども、ここに当たって、ちゃんと私が指示をする前から、皆さん体が動いていて体制ができている、そんなようなことでございます。
それはもちろん広い富山県内ですから、多少のそういう今おっしゃったような滞りもあったのかもしれませんが、そういうようなことは、もちろんまた反省をして再発のないようにするつもりですし、いずれにしましても、どうか県民の皆さんには、油断はしてはいけませんが、安心をしていただきたい。我々もそのような体制をしっかりと組んでいるということは、ぜひ皆さん、メッセージを送りたいと考えています。
<知事>
それから、ちょっと正確のために、先ほど少し間違えました(ので補足します)。
通常の宿直者1名のほかに2人増強するという、その2人の中身ですが、1人は「防災・危機管理課の職員」、もう一人は「消防課の職員」でございます。
その2人を24時間交代で通常の宿直体制にプラスして増強されているということでございます。
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