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更新日:2021年2月24日
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昭和30年5月12日指定
平成1年5月6日保持者認定
平成13年11月保持者認定解除
象嵌鋳銅花器
(県水墨美術館蔵)
彫金とは、金工品の表面をたがね等で彫ったり、削ったりして加飾するわが国の代表的な金工技法の一つである。
金森栄一は、富山県立高岡工芸学校彫金科に学び、同校卒業後は彫金家内島市平に師事して幅広い伝統的な金工技術を習得、以来彫金作家として活発な制作活動を行っている。
同人の技法は、主として、鋳銅等の素地を金、銀を用いた各種の線象嵌や布目象嵌で加飾するものである。その特色は、金森さん固有の幾何学的な模様を基調に、鋳物の肌のもつ優美な持ち味を引き立て、かつ、器物の簡潔な造形美を追求するところにある。
象嵌鋳銅六角花生
(県水墨美術館蔵)
金森さんは、これまで数多くの優品を発表してきたが、特にその彫金は、地元高岡の銅器製作より会得した伝統的金工技術を生かしながら、現代感覚にあふれた重厚な作風を示し、芸術性豊かな独自の境地を開いたものとして、高く評価されている。
【高岡市】
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