平成20年度 水と緑の森づくり事業の実績と評価結果
平成20年度に実施した水と緑の森づくり事業について、平成21年6月10日に開催した「富山県森林審議会森づくり部会」においてその実績を報告し、以下のとおり評価をいただきましたのでお知らせします。
総合評価
- (1)里山林の整備については地域の要望に応えて進められ、739ヘクタールと計画を大きく上回る実績を上げており評価できる。今後とも、地域ニーズ等を踏まえた事業の実施に努め、整備後の里山の維持管理が地域の皆さんにより継続されるよう働きかけられたい。
- (2)混交林の整備については、里山林の整備等の事業を優先して実施した結果、計画をやや下回る実績となっている。今後は計画通り実施できるよう、財源の確保に努められ、森林所有者の皆さんの理解のもと事業に取り組まれたい。
- (3)森づくりを支える人づくりについては、森林ボランティア等による森づくりへの年間参加延べ人数が4年後の目標人数6,000人を大きく超える10,033人の実績を上げており評価できる。森づくり活動への参加を支援する取り組みを引き続き進められたい。
- (4)県民の森づくりに関する意識をより一層高めるため、木の個性、素材の良さを活かした県産材の利用の輪を広げるとともに、子供の頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と木や森との関わりを考えられる豊かな心を育む「木育」の推進により、県産材の普及啓発に努められたい。
各事業の実績及び評価の詳細
各事業の実績及び評価の詳細については、関連ファイル「平成20年度水と緑の森づくり事業の実績と評価結果」をご覧下さい。
委員からの主な意見
- 県産材の利用をもっと進める必要がある。
- 机、イスなどの提供を増やし、木の良さや木のぬくもりを小さい頃から体験・実感させる取り組みが必要である。
- 整備した森林がその後どうなったか、目的とした森林状態になったか、などの質的な評価がいずれ必要である。
関連ファイル
平成20年度水と緑の森づくり事業の実績と評価結果(PDF:637KB)