アニサキス（魚の寄生虫）の特徴と食中毒予防

1　アニサキスの特徴

色：半透明白色
大きさ：魚介類に寄生しているアニサキスは幼虫であり、体長2～3cm（肉眼でも十分に見えます。）
寄生場所：主に内臓表面ですが、筋肉にも寄生します。

2　アニサキスが寄生している主な魚介類

サバ、アジ、イワシ、イカ、サンマ等

3　人への影響

アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生で食べたとき、まれに人の胃や腸壁に侵入し、食後2～8時間後に激しい胃痛や悪心・嘔吐を生じます。（血圧降下等のアナフィラキシー様症状を呈することもあります。）
これらの症状は、胃けいれん、胃潰瘍、虫垂炎などの症状と類似しているので、医師の診断を受けて下さい。

4　予防方法

• 加熱調理（60℃1分間以上）が最も有効です。
• -20℃で24時間以上（中心部まで）凍結すると死滅しますが、通常の料理で用いる程度の醤油、ワサビ、酢などでアニサキスは死にません。
• シメサバを作る場合、塩じめ工程で-20℃で24時間以上（中心部まで）凍結することも予防法の一つです。
• 魚介類を生食する際には、より新鮮なものを選び、早期に内臓を除去しましょう。その上で、ブラックライトで確認したり、しっかり目視してアニサキスがいないか確認しましょう。

5　啓発資材

〔注意喚起〕県内でアニサキス、クドアによる食中毒が増加中!!（PDF：1,028KB）（別ウィンドウで開きます）

関連リンク一覧

• アニサキスによる食中毒を予防しましょう／厚生労働省（外部サイトへリンク）
• アニサキス症（概要）ファクトシート／内閣府食品安全委員会（外部サイトへリンク）
• アニサキス症とは／国立感染症研究所（外部サイトへリンク）