更新日:2024年7月30日

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クドア(魚の寄生虫)の特徴と食中毒予防

1 クドアの特徴

正式名称:クドア・セプテンプンクタータ(Kudoa septempunctata)

魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫(注)です。その生態は、よく判っていませんが、多毛類(ゴカイ)と魚類との間をいったりきたりして各々に寄生しているといわれています。しかし、ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。

2 クドアが寄生している主な魚介類

ヒラメ等

3 人への影響

食クドアが寄生したヒラメを非加熱(刺身、マリネ等)又は加熱不十分の状態で食べると、数時間程度(約2時間~20時間)で一過性の下痢・嘔吐を引き起こしますが、症状は軽度であり、多くの場合、発症後24時間以内に回復し、後遺症もないとの事例が報告されています。
このため、筋肉1グラムあたりのクドアの胞子数が1.0×106 個を超えることが確認された生食用生鮮ヒラメは、食品衛生法第6条に違反するものとして取扱うこととしています。

4 予防方法

  • クドアは、-20℃で4時間以上の冷凍、または、中心温度75℃5分以上の加熱により病原性が失われることが確認されていることから 、一度凍結したのちに喫食したり、加熱調理することにより食中毒は防止できると考えられています。
  • また、農林水産省及び水産庁では、食中毒防止策として、ヒラメの養殖場での適切な管理により、クドアがヒラメに寄生することを防止する取組みを行っており、食中毒数は低下しています。

5 啓発資材

〔注意喚起〕県内でアニサキス、クドアによる食中毒が増加中!!(PDF:1,028KB)(別ウィンドウで開きます)

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お問い合わせ

所属課室:厚生部生活衛生課食品乳肉係

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3230

ファックス番号:076-444-3497

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