知事コメント（黒部宇奈月キャニオンルートの延期について）[令和6年5月27日]

1.本文

本日、黒部峡谷鉄道から、令和6年シーズンは全線開通ができない状況となったことが公表されました。これに伴い、黒部峡谷鉄道の全線開通にあわせて予定していた黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放・旅行商品化の開始も延期することとなりました。

関係の皆様と協力し、本年中の開始に向け準備を進めていたところであり、非常に残念に思っています。地元の皆様や全国から期待を寄せていただいていた皆様には、度重なる延期となり、大変申し訳ありません。

今回の延期は、令和6年能登半島地震による落石で損傷した鐘釣橋の復旧工事において、詳細な現地調査の結果、落石防止対策等の復旧工事について当初の見込み以上に時間を要することが判明したことによるものです。安全にお客様をお迎えするためにやむを得ないところであり、ご理解のほど何卒よろしくお願い申しあげます。

新たな観光ルートである黒部宇奈月キャニオンルートの開始に向けては、決して震災による影響に負けることがないよう、引き続き関係の皆様と連携し、準備に万全を期してまいります。関西電力及び黒部峡谷鉄道におかれましては、安全を最優先に一日も早い復旧をお願いします。

また、全国の皆様にお願いです。黒部峡谷鉄道については、現在、地震の影響がなかった宇奈月-猫又間にて運行されており、これからは緑深まる季節を迎え、さらには、秋には紅葉、晩秋には雪景色と紅葉など、黒部峡谷の絶景を存分にお楽しみいただけます。さらに宇奈月温泉や立山黒部アルペンルートをはじめ、県内全域の多くの観光地も、通常通りお客様をお迎えしています。

全国の皆様には、安心して富山県に来ていただき、立山黒部の大自然をはじめ、歴史、文化、食など、本県が誇る魅力を存分に楽しんでいただきたい。

2.関連ファイル

知事コメント（黒部宇奈月キャニオンルートの延期について）[令和6年5月27日]（PDF：91KB）