知事コメント（黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放・旅行商品化について）[令和6年12月13日]

1.本文

本日、黒部峡谷鉄道から、令和7年シーズンは全線開通ができない旨の発表がありました。これに伴い、黒部峡谷鉄道の全線開通にあわせて予定していた黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放・旅行商品化の開始につきましても、令和7年中には開始できないこととなりました。

地元の皆様や全国から期待を寄せていただいている皆様には、大変申し訳ありません。令和6年能登半島地震による落石で損傷した鐘釣橋の復旧工事の過程で、詳細な現地調査の結果、鐘釣地区で落石防止対策等の復旧工事について追加の対策工事が必要となったとのことであり、安全にお客様をお迎えするために、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

改めて能登半島地震の影響の大きさを実感しておりますが、決して震災に負けることがないよう、新たな観光ルートである黒部宇奈月キャニオンルートの開始に向けて、引き続き関係の皆様と連携し、準備に万全を期してまいります。復旧工事の令和8年中の完了を目指すとされている関西電力及び黒部峡谷鉄道におかれましては、引き続き安全を最優先に一日も早い復旧をお願いします。

これから本格的な冬を迎えますが、黒部峡谷鉄道では1月と2月に新山彦橋をトロッコで渡る「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」が実施され、温泉と雪景色、寒ブリなど、富山県の魅力を満喫いただける季節となります。また、来年も、黒部峡谷鉄道では、通常乗降できない猫又駅で降車し、黒部峡谷の大自然を間近で臨める特別な体験をお楽しみいただけます。

富山県としましては、市町村はじめ関係の皆様とワンチームで、国内外からの観光客の皆様をおもてなしいたします。

全国、そして海外の皆様にも、この冬、また来年に、ぜひ富山県に来ていただき、自然や歴史、食、文化など本県が誇る四季折々の魅力を存分に楽しんでいただきたいと存じます。

2.関連ファイル

知事コメント（黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放・旅行商品化について）[令和6年12月13日]（PDF：101KB）