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更新日:2025年1月9日
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(小矢部市)
宮島峡は、小矢部川に流れ込む子撫川(こなでかわ)の渓谷です。一ノ滝、二ノ滝、三ノ滝など落差の低い滝があります。 中でも一ノ滝は、ごつごつした岩肌から水が川幅いっぱいに広がって落ちる様子から「小さなナイアガラ」と呼ばれています。 この滝の近くには、水中の石が滝から落ちて渦巻くうちに岩床が削れてつくられた丸い窪み「おうけつ」があります。その珍しい地質現象から一の滝とともに「宮島峡一の滝とおうけつ群」として、県が天然記念物に指定しています。 【見頃】
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(小矢部市)
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倶利伽羅峠(くりからとうげ)は、石川県との境にある砺波山の峠で平安時代末期に源氏と平家が合戦を繰り広げた古戦場です。
木曽で挙兵した木曾義仲(きそよしなか)と、京から進軍してきた平維盛(たいらのこれもり)を総大将とする平家軍が、砺波山において倶利伽羅峠の戦いを繰り広げました。角に松明(たいまつ)をくくりつけた牛の群れを放ち、平家の大軍に勝利したことで有名です。
源平ラインから峠へと向かうと、秋には紅葉の山々が広がる雄大な眺めを楽しむことができます。また、春は八重桜が満開となり、多くの観光客で賑わいます。古戦場につながる旧北陸道は、松尾芭蕉の句碑、日本三大不動の倶利伽羅不動寺などの旧跡が続く街道で、歴史国道として整備されており、春の桜、秋の紅葉と、歴史探訪や行楽に最適な場所です。
【見頃】
秋(11月)
(砺波市)
チューリップタワーは、砺波チューリップ公園内にあり、春には、チューリップで描かれた地上絵を見ることができます。毎年ゴールデンウイーク期には、約300品種300万本が咲き誇るチューリップフェアが開催されます。
県のチューリップ栽培は、大正期に水田の裏作として砺波市から始まりました。栽培には、水はけの良い土壌と球根肥大期の日射量が不可欠で、砺波平野の土壌条件や気象が合致し、盛んに出荷されました。今では、県下全域に広がり日本一の出荷量を誇ります。
県産品種として「とやまレッド」(赤)、「白雲」(白)、「黄小町」(黄)があり、令和3年に完成した新しいチューリップタワーの展望エリアのオブジェとなっています。
【見頃】
春(4月)
(砺波市)
頼成(らんじょう)の森は、総面積115haの広大な森林公園です。水生植物園には、600品種、約70万株の花しょうぶが育てられていて、毎年6月中旬には「花しょうぶ祭り」が開催されています。梅雨時のしっとりとした緑の中で、花しょうぶの鮮やかな色彩はいっそうひきたてられます。さらに花しょうぶと美を競うかのように咲いているスイレンやアジサイの花も楽しめます。また、期間中はしょうぶの葉を浮かべた足湯もあり、心身ともにリフレッシュすることができます。
約20kmに及ぶ遊歩道を散策すれば、四季折々の山野草を楽しむことができ、ときには森林の小動物に出会うこともあります。
【見頃】
夏(6月)
(砺波市)
となみ夢の平スキー場は、鉢伏山(はちぶせやま)の裾野に広がる散居を一望できる場所です。
冬のスキーだけではなく、春はスイセン、秋にはコスモスがゲレンデ一面に咲き誇ります。
毎年10月にコスモスが見頃を迎え「となみ夢の平コスモスウォッチング」が開催され、100万本のコスモスが可憐な花を咲かせます。ゲレンデの上部では、花の壁に囲まれた巨大な迷路を楽しむことができます。
こでは、緩やかな斜面一面に桃色の絨毯を敷き詰めたようなコスモス畑を見ることができ、西方には砺波平野、東方は立山連峰を望むことができます。
【見頃】
秋(10月)
(砺波市)
標高433mにある散居村展望台からは、広大な砺波平野に広がる「散居村(さんきょそん)」の風景と富山平野を一望することができます。
「散居村」は、農地が一面に広がる中に伝統的家屋の「アズマダチ」を「カイニョ」と呼ばれる屋敷林で囲まれた家々が点在しており、四季折々の風景が見られます。カイニョは風や雨や雪から家屋を守るとともに、夏の暑さや冬の寒さをしのぐ役割をはたしてきました。特に春の田植えの時期には、砺波平野一帯の水を張った田んぼに夕日が照り映えて、散居村の美しい風景を見ることができます。
【見頃】
4月~9月
(砺波市)
小牧ダムから上流へ広がる庄川沿いの渓谷が庄川峡です。庄川は、江戸時代から昭和初期まで飛騨の山々から切り出された木材を川の流れを利用して下流へ運ぶ「川下(かわさ)げ」に利用されていましたが、大正末期から始まったダム建設による人工湖によって、今のような庄川峡のかたちとなりました。なかでも高さ79.2m、長さ300mの小牧ダムは、昭和5年の建造当時、東洋一のダムともいわれていました。遊覧船に乗って湖をめぐれば湖上を彩る峡谷の美しさを見ることができます。
春の桜、秋の紅葉と四季折々の美しさを見せる庄川峡ですが、とくに冬の静かに流れる庄川と真っ白な雪をいただく山々は、まるで水墨画のような風景です。
【見頃】
冬
(南砺市)
閑乗寺公園は、標高約300mの高原のある松林に包まれた公園です。右手に庄川、左手に医王山(いおうぜん)を望み、眼下には砺波平野を、はるか遠くには富山湾を見ることができます。
「カイニョ」と呼ばれる屋敷林で囲まれた農家が点在しており、「散居村(さんきょそん)」と呼ばれています。カイニョは、風や雨、雪から家屋を守るとともに、夏の暑さや冬の寒さをしのぐ役割をはたしてきました。
春の散居村は特に美しいといわれています。田植えの時期には、水田がキラキラと光り輝き、水に浮かんでいるような散居村の景色を見ることができます。
【見頃】
4月~9月
(南砺市)
砺波平野の南端に位置する井波は、北陸の浄土真宗の中心地である瑞泉寺(ずいせんじ)の門前町として発展しました。また、五箇山の村々との交易も盛んに行われていました。
瑞泉寺前の八日町通りには、木彫り工房、郷土玩具店、造酒屋、美術館等古い伝統的な町並みが軒を連ね、昭和61年度に石畳舗装に整備され、格子戸のある古い町並みとともに落ち着いた風情と美しいたたずまいを見せています。井波彫刻は瑞泉寺再建の歴史とともに発展し、欄間(らんま)、獅子頭、天神様などの伝統工芸品を生み出しました。瑞泉寺前の通りには、木製の欄干(らんかん)や木彫りのバス停の標識などもあり、家の軒先には木彫りの干支(えと)の表札が掲げられています。
(南砺市)
城端(じょうはな)地区は、旧砺波郡の南部や合掌造りで知られる五箇山でつくられた繭や生糸を絹織物として生産し、栄えた町です。
この地区は、段丘状の高台に町が広がり、趣ある細い坂道が今でも多く、旧五箇山街道のノスタルジックな町並みを残していることから、「越中の小京都」と称されています。
今町通りは、豪商野村家の風情ある土蔵4棟が立ち並び、基礎は石垣、外壁の仕上げが板張り・漆喰といった伝統的な様式を見ることができます。毎年5月には絢爛豪華な山車(さんしゃ)が練り歩く祭り「城端曳山祭」が開催され、風情ある土蔵が並ぶ通りの幅いっぱいに山車が曳かれる光景は圧巻です。
(南砺市)
高峰山(たかみねやま)は、西を利賀川、東を百瀬(ももせ)川にはさまれたところにあります。
標高1,071mの山頂からは、北に牛岳(うしだけ)、東から南にかけては立山連峰をはじめ槍ヶ岳(やりがたけ)、穂高岳(ほだかだけ)、白木峰(しらきみね)など、山々が連なる壮大な風景を見ることができます。また、眼下には砺波平野が広がり、遠く富山湾まで見渡せます。
山には、多くの神や仏が集い高峰大権現(だいごんげん)となって、人々の繁栄を守っているといわれています。山頂付近には昭和48年に高峰大権現堂という立派な祠(ほこら)が建てられ、今なお信仰の厚い山であることをうかがわせます。
【見頃】
春(5月中旬~5月末)
(南砺市)
相倉(あいのくら)集落は、庄川上流にある五箇山の旧平村(現、南砺市)集落のひとつで、山腹のなだらかな段丘の細長い台地に位置しています。南方には人形山があって、田植えの頃に二人の子どもが手をつないだような雪形が浮かび上がります。
集落には、茅葺(かやぶき)の大きな三角屋根が特徴の「合掌造り」の家屋が20軒あまり立ち並んでいます。それらは江戸時代から明治時代にかけて建てられたものですが、最も古いものは17世紀に建てられたと推測されています。
ブナの木が生い茂る山々に田畑と合掌造りの家並みという風景からは、静かな山村の落ち着いた雰囲気とともに懐かしさを感じることができます。
(南砺市)
五箇山にある菅沼集落は、庄川の谷あいにせり出した平坦地にあり、三方を庄川に囲まれ、もう一方は雪持林(ゆきもちりん)の茂る急斜面となっています。
集落には、茅葺(かやぶき)の大きな三角屋根が特徴の合掌造りの家屋が9戸あり、江戸末期から大正期までに建てられました。家屋は、冬の豪雪に対応するため、屋根を急傾斜にするだけではなく、軸組との境の叉首(さす)下端をウスバリに挿し込むだけの柔軟な構造にし、ゆがみに強い構造としています。また、広い屋根裏での養蚕、土間での和紙、床下での火薬の原料塩硝(えんしょう)作りといった生業が行われ、屋根の太い軸組でつくれた構造で支えた空間を合理的に生かした独自の合掌造りが発達しました。
集落には、自然豊かな日本の原風景を満喫するだけでなく、塩硝の歴史を学べる「塩硝の館」や五箇山の暮らし、先人たちの知恵を学べる「五箇山民俗館」があり、歴史や伝統を体験できる施設も充実しています。
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