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更新日:2023年3月14日
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とやまけんのきゅうせっき
旧石器時代の遺跡は全国で約3,000箇所あり、富山県では約150箇所が確認されています。後期旧石器時代とよぱれる約3万年前から1万5千年前の遺跡が大半で、後期旧石器時代の前半では富山県は日本の他地域と比べて特異な文化が広がっていました。立野ケ原石器群とよばれる小型のナイフ形石器を主体とした文化で、福光町のウワダイラI(アイ)遺跡やウワダイラL遣跡、立山町の白岩藪ノ上遺跡などで良好な資料が発掘されています。
後半になると、東日本の石器群と西日本の石器群が重なってみられるょうになります。前者は石刃石器群とよばれ、縦に長い剥片(石刃)が剥ぎ取られて、ナイフ形石器や掻器(エンド・スクレイパー)などの石器が製作されるもので、大沢野町の直坂1遺跡や福光町の鉄砲谷遺跡が該当します。後者は瀬戸内系石器群とよばれ、横に長い翼状の剥片が剥ぎ取られて、ナイフ形石器(国府型ナイフ形石器)が製作され、大沢野町の直坂2遺跡や小杉町の新造池A遺跡などで発掘されています。
後期旧石器時代の終未である1万5千年ぐらい前には、狩猟用の槍先である木葉形の尖頭器が日本列島に広まります。富山県では福光町の立美遺跡などで黒曜石の優美なものが発掘されています。
石器は赤土の中からまとまりをもって出土します
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