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更新日:2021年2月24日
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じょうもんじだいのせっき
縄文時代の初頭には、それまでの投げ槍から変化した弓矢が盛んに使用されるようになり、狩猟方法に大きな変革をもたらした。やじりは黒曜石などの鋭い割れ口をもつ石材でつくられ、縄文時代をとおして日本列島各地で多量に生産され、主要な狩猟道具として用いられました。
縄文時代の石器にみられるもうひとつの大きな特徴は、短冊形で厚みをもち,鋭い蛤刃に磨きあげられた磨製石斧の普及です。樹木の伐採には大型の縦斧が、木材の加工には小型の横斧が用いられ、縄文文化での木材加工技術の進展に大きな役割をはたしました。
この他にも縄文時代には用途に応じたさまざまな石器が製作されました。例えば、柄のついた小型の携帯用ナイフである石匙、上下に切れ目の入った漁猟用のおもりである石錘、ドングリなどの堅果類を粉にする石皿とすり石、土掘リ具である打製石斧などです。
磨製石斧には蛇文岩という軟らかく加工のし易い石材が多用されましたが、朝日町の境A遺跡、宇奈月町の浦山寺蔵遺跡や愛本新遺跡では製作工程を示す資料が発掘されています。
境A遺跡からはたくさんの石斧が出土しました
使われ方のよくわからない石器
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