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更新日:2021年3月17日

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知事談話(新元号の決定)〔平成31年4月1日(月曜日)〕

1 本文

 来る4月30日に、天皇陛下が御退位され、翌5月1日には皇太子殿下が御即位されます。
 この御即位に先立ち、本日、元号を改める政令が閣議決定され、「平成」に続く新しい元号が「令和」に決まりました。
 新元号の出典は、「万葉集」巻5、梅花(うめのはな)の歌32首并(あわ)せて序(じょ)の「初春(しょしゅん)の令(れい)月(げつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」から引用され、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められ、悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めたとされております。
 新元号が、国守として現在の富山県にあたる越中国に赴任し、5年の間に多くの秀歌を詠んだ大伴家持が実質的に編纂した「万葉集」から引用されたことは、大変喜ばしく、県民の皆さんの郷土への誇りや愛着を育むため、家持の功績や越中万葉を学ぶ取組みを進めている本県にとって大きな励みとなるものです。
 本格的な人口減少時代を迎えるなか、本県では北陸新幹線の開業もあり、観光客の増加、企業立地の進展のみでなく、Uターン率のさらなる向上、移住者の増加など、課題はあるものの、明るい傾向が続いています。この勢いをしっかり持続させて、県民の皆さんとともに、経済の活性化と文化の振興を図り、男性も女性も、高齢者も若者も、県民一人ひとりが未来に夢や希望を持って、いきいきと働き暮らせる「とやま新時代」を切り拓いていきたいと考えておりますが、それにふさわしい元号だと受け止めております。「令和」が新たな時代を象徴する元号として、国民に広く浸透し、親しまれることを願っております。
 ここに、平成の世と、それに続く新たな「令和」の世が幾久しく平和で、県民にとって文化の薫る幸多い時代でありますよう御祈念申しあげますとともに、天皇皇后両陛下には、御長寿で、ますますお健やかにお過ごしくださいますよう、そして皇室の限りない御繁栄を心からお祈り申しあげます。

(担当:秘書課 TEL:076-444-9617)

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知事談話(新元号の決定)(PDF:113KB)

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