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更新日:2021年3月3日
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赤祖父ため池
あかそふためいけ
井口村
富山県の南西部で砺波平野の南東部に位置し、農地は赤祖父川と干谷川による豊かな扇状地で良質な水稲栽培地帯となっています。村の南側は標高約1000m級の赤祖父山がそびえ、山地の一帯はブナの原生林となっており、その谷間から流れ出る赤祖父川は村を縦断して流れています。この川をせき止めて田んぼを潤しているのが、赤祖父ため池です。
[作成:平成15年3月]井口村=現南砺市
▲ブナの下木としてのユキツバキ(赤祖父山、山頂付近)
▲緑の森に囲まれた「赤祖父ため池」
「工事には13年もかかったんだね」
「そうだよ。作業した人も延べ人数にすると13万5千人」
「うっわ〜。びっくり!!」
▲水を配分する「円筒分水槽」
「昔はどうやって水を分けていたの?」
「時間割で決めていたんだけど、その話し合いをするために何度も何度も寄り合いを開いていたんだよ」
「水争いって、どんなこと?」
「田んぼにとって、水は命だからね。昔のお百姓さんたちは、それだけ水の配分に苦労していたっていうことなんだ」
「大変なことなんだね」
▲ため池内の取水設備の前で説明を受ける
▲ヘラブナ釣りのスポットとしても有名
「ヘラブナ釣り、おもしろそう」
「毎年、たくさんの釣りファンが訪れるんだよ」
「県外の人もたくさんいるね」
水争いに苦しんだ日々
工事には数多くの人が力を発揮
全国的にも珍しい「円筒分水槽」
地域の人々に親しまれる憩いの場へ
土地改良広辞苑
水源かん養林【すいげんかんようりん】
森林の土壌はスポンジのようにすき間がたくさんあり、ここで水をたくわえることができる。このような働き持つ森林を水源かん養林という。
刃金土【はがねど】
堤防の芯になる部分に使われる、密度の高い粘土質の土。堤防の強度を高める。
円筒分水槽【えんとうぶんすいそう】
円筒形の水槽のふちを決められた割合でわけ、そこから水をあふれさせて公平に水をわける仕組み。
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