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更新日:2021年3月4日
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片貝川合口用水
かたかいがわごうぐちようすい
魚津市
片貝川合口用水が水を送っている田んぼは、1410ヘクタール。何と!魚津市内の水田の70パーセントが用水でうるおされていることになります。春の耕作時には毎秒25立方メートルの水が必要になるわけですが、これだけの水を確保し、各用水に必要量をうまく配分するには、取水口を一つにするのが一番よい方法です。このための合口用水工事は昭和13年(1938)に始められ、第二次世界大戦の間は工事を休み、昭和30年(1955)にようやく完成しました。
[作成:平成16年9月]
片貝川って、どんな川?
「どうして洪水が多かったの?」
「片貝川は、2400メートル級の毛勝山から海まで一気に流れていくんだよ」
「ジェットコースターみたいカモ!」
「日本一の急流カモ。洪水もすごく多かったんだ」
「だから、あばれ川っていわれるんだね」
「田んぼも畑も石で埋まってしまうような洪水だったんだぞ」
「こ、こわいカモ……。今は、こんなにきれいな流れなのにね」
用水路を探検その1
「ここが取水口?ちっちゃなダムみたいな感じカモ」
「頭首工っていうんだ」
「とうしゅこう?ふぅ〜ん。あ、魚がのぼってきたっ!」
「長い階段みたいな流れをつくって、魚もちゃんとのぼって行けるようにしてあるんだよ」
「わ〜い。魚くん、一緒に泳ごう〜!」
用水路を探検その2
「水が下から上に行くなんて、不思議だなあ???」
「水の高低差を利用して、水圧で水を押し出してるんだ。これがサイフォンの原理というんだよ」
「おもしろ〜い」
江戸期には20カ所もの取水口が!?
崩れる土は龍神のたたり!?
サイフォンの原理で吹き上げる青い水
そして現在。片貝川右岸、東山地内にある直径10メートルほどのコンクリート製円筒の真ん中からこんこんと水が吹き上げ、青く輝いています。円筒の上部を三つに区切り、青柳、天神野、東山の各用水におよそ4時04分2秒の割合で水を分けています。これが円筒分水槽です。これは、左岸の片貝谷発電所で使った水を分水し、川底に埋めたヒューム管を通して、サイフォンの原理で右岸に送っているのです。
貴重な水をムダなく大切に活かそう
図2
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