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更新日:2022年3月31日
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富山県の東端に位置する朝日町を流れる小川は、定倉山(標高1406m)などの北アルプスを源とし、流域は左右岸を含めて朝日町のほぼ全域を占めています。
小川流域は、かつて「佐味郷」(さみさと・さみのごう)として越中国に属していました。しかし、江戸時代には加賀藩領となり、越後との国境地帯であることや、河川の氾濫による水害が多かったことから、天然の要害として積極的な開発はされませんでした。
今から数百年前には、辻岩崎用水、殿用水、南保用水(上江、中江、下江)の三用水が、小川から取水していたとされています。
明治22年に町村制が施行されると、「南保村外二ヶ村用水組合」が設立され、右岸側の南保村など流域3町村で用水を管理し、昭和29年に朝日町が誕生すると、町長が管理者となり朝日町条例により町長の諮問機関である「南保外二地区用水専門委員会」が管理していました。左岸側の辻岩崎用水、殿用水は集落で管理していたようです。
小川頭首工は完成から40年以上経過しており、機能低下による災害発生を未然に防止するため、現在、堰柱など頭首工の改修を進めています。
また、平成26年度からは、設備や用水路の老朽化対策に加えて、幹線用水路の落差を利用した小水力発電所の建設を予定しています。
小川流域にとって重要なこれらの施設が、これからも役割を十分に発揮できるよう、維持管理と必要な施設整備を進めていきます。
毎年1月下旬に、あさひ野小学校5年生30〜40名が小川の上流から下流まで探検しています。昨年は、小川頭首工で、その役割と改修工事について学習しました。
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