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更新日:2022年10月3日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
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議会がありましたので、約1か月ぶりの定例会見となります。
冒頭、私から4点、説明をさせていただきます。
まず、令和4年度の富山県総合防災訓練の実施について御説明をいたします。
訓練は10月16日日曜日になりますが8時30分から12時45分までを予定しています。
主催は富山県と小矢部市、会場はクロスランドおやべです。
続いて訓練の主な被害想定ですが、豪雨と地震による複合災害を想定しています。
まず、豪雨ですが、県西部の山間部において局地的な豪雨が発生し、砺波市及び小矢部市において大雨洪水警報及び土砂災害警戒情報が発表され、土砂災害が発生するという想定です。さらに、砺波平野断層帯西部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、砺波市、小矢部市で震度7などを観測し、土砂崩れ、建物の崩壊、また同時多発の火災、ライフライン施設の損壊、道路寸断などの被害が発生する、そういう複合災害の想定で訓練を実施いたします。
続きまして、主な訓練のポイントですが、過去の訓練と比較をしまして、新規、または拡充された内容を中心に、お話をさせていただきます。
まず、図上訓練です。
地震、土砂災害などを想定しまして、関係機関が連携して被害情報の収集、共有、伝達訓練を行います。県、市町村、自衛隊、警察、消防などの関係機関が合同調整所に集合して、被害情報などを地図上で共有しますが、今回新たに小矢部市民の皆さんが他の市町村へ避難する場合の市町村間での広域避難調整を実施いたします。これは新しい点です。
次に、実働訓練ですが、まず広域避難訓練では、小矢部市民約60名の方々が市町村や自主防災会の避難誘導の下、他の市町村の避難に見立てたクロスランドおやべ内の施設に広域避難をし、県内7市町の職員が連携して避難所へ受け入れるまでの一連の流れを確認する訓練を行います。
次は、アマチュア無線資格を持つ住民からの救助要請を受けまして、航空自衛隊のヘリ及び海上保安庁のヘリを派遣し、つり上げによる救出訓練を行います。
自主防災組織の地域住民が地域で助け合う共助の取組みとして、倒壊建物から要救護者を救出し、応急救護所まで要救護者を搬送するという訓練を行います。
次に、今月11日から供用を開始いたします防災危機管理センターの屋上ヘリポートから私も搭乗しまして、消防防災ヘリでクロスランドおやべへ現地視察に向かうための離発着訓練を行います。
災害時にもやっぱり女性の視点が大切ということで、女性ニーズを反映した避難所開設訓練も行いますが、ここでは、避難所運営に女性の職員、女性の防災リーダーを配置いたしまして、避難する女性の声を酌み上げ、女性専用の物干し場や授乳室など、女性のニーズを反映した避難所を開設する訓練を行います。
次に、県トラック協会と連携した陸上自衛隊のヘリによる緊急支援物資輸送訓練では、陸上自衛隊ヘリから搬送された緊急支援物資を県トラック協会のトラックで避難所まで輸送後、避難所において、物資の仕分と搬入を実施する訓練を行います。
最後ですがAIを活用した訓練です。避難所に設置したカメラ画像をAI分析することで、離れた場所から避難所の混雑状況を把握することが可能かという検証をする訓練を行います。
なお、詳細については、担当課へお問合せいただければと思います。
令和4年度の富山県総合防災訓練の実施についての説明は以上となります。
次は、富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」開催についてご説明申し上げます。
富山県成長戦略を今年2月に取りまとめ、公表したところでございますが、戦略のビジョン「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」これを県内外に発信をしますとともに、県内外の多様な人材の連携をつくり出し、戦略のビジョンの実現に向けて、新たな政策やプロジェクトの組成を図るため、今年度も富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」を継続して開催します。
昨年度は年度末に行いましたので、そう間がないように思われるかもしれません。年度は変わっております。このカンファレンスの開催に先立ちまして、先々月、8月下旬にビジョンセッションを開催しました。各分野で御活躍の県内企業などの方々に、県内での先進的な取組みや課題などについてお話をいただき、プロジェクトにつながる成長のシーズや地域に根差した課題を洗い出したところです。
このカンファレンスでは、そのビジョンセッションで抽出されました成長のためのシーズや地域課題を新たな政策やプロジェクトの組成につなげるきっかけの場としていくこととしています。
カンファレンスの開催日程ですが、10月28日金曜日から30日日曜日までの3日間、サブテーマは、「デジタルが可能にする、私たちのウェルビーイング」と掲げて開催いたします。
具体的なプログラムですが、10月28日はとやま自遊館において、富山のデジタル化を促進し、デジタルを活用した新しいソリューションやウェルビーイングの創出を考える交流会を開催いたします。
8月に行いましたビジョンセッションにおきまして、県内のDX推進のためには、県内でDX化を進める情報通信系の企業と県内のモノづくり企業などとのマッチングの機会が必要という提案があったことを受けまして開催をするものです。このように、ビジョンセッションからカンファレンスへ流れがあるということをぜひ御理解いただければと思います。
また、各地域でまちづくりをリードしている県内の事業者の方々などと、まちづくりに関心のある県民がテーマに沿いまして、まちづくり企画を検討するまちづくりワークショップも開催いたします。
次に、10月29日土曜日と30日日曜日は、南砺市に舞台を移しまして、瑞泉寺さんをお借りして、各分野の最前線で御活躍されておられます県外の著名な事業者や有識者の方々もお招きして、成長のシーズや地域課題について議論を深め、連携をして新たなプロジェクト組成などにつなげるためのトークセッションを開催します。
また、当日は、県内外からこのセッションに御参加いただいた方々に、井波の歴史、文化、街並み、これらを通じて、本県のウェルビーイングな環境をしっかりとお伝えをする、井波まち巡りツアーも開催することとしています。
それぞれの開催日時や登壇者などの詳細については、お手元の富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」の開催概要を御覧ください。
カンファレンスのお申込みにつきましては、本日17時から富山県成長戦略会議のホームページにて受け付けますので、よろしくお願いします。報道で皆さんの御協力をいただければ幸いでございます。
応募締切りはプログラムによって異なります。ホームページから御確認ください。
なお、29日土曜日、30日日曜日のプログラムにつきましては、ライブ配信をいたします。ライブ配信もお申込みをいただくことになっておりまして、10月7日金曜日からお申込みの受付をさせていただきます。
成長戦略のビジョン「幸せ人口1000万~ウェルビーイング戦略地域、富山~」の実現に向けて県民の皆様と共に進める成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」に奮って御参加いただきたいとお願いをいたします。
これにつきましての説明は以上とさせていただきます。
3点目ですが、電子契約の導入について御説明いたします。
富山県では、10月3日、今日の月曜日から全国的に最もシェアの高い弁護士ドットコム株式会社様が提供される電子契約サービス「クラウドサイン」の利用を開始いたします。
このサービスは、企業や自治体などで幅広く導入されておりまして、都道府県では全国で4番目、北陸では初の導入になります。
導入のメリットとしては、事業者の皆様方にとって、印刷や郵送に係る事務コストの低減、押印が不要となる、印紙税が不要、契約書受渡しのために県庁に来ていただくことが不要になる、そういったメリットが挙げられます。
電子契約を利用される場合、事業者の皆様はメールで届いた書類のリンクをクリックしていただき、オンラインで書類内容の確認、合意締結をすることができます。電子契約の利用を希望される場合は、契約先の部局、課へ直接お問合せください。
また10月11日火曜日、11時から事業者向け説明会をオンラインで開催いたします。今後、県との契約を電子契約で対応することを検討されている方は、どうか、この説明会に御参加いただきたいと思います。
また、その日時に参加できない方向けに、後日、アーカイブ公開も行いますので、御利用いただければと思います。
その他詳細につきましては、担当課へお問合せください。
電子契約の導入についての説明は以上です。
4点目、最後になりますが、手数料などの電子納付、先ほどは電子契約のお話、次は、電子納付の開始について御説明いたします。
本県では、申請から納付まで一貫してデジタルで完結し、県民の利便性向上と業務の効率化を図るため、10月1日から手数料などの納付を伴う行政手続の電子申請・電子納付を開始いたしました。それを今日、お知らせをいたします。
これまでは、あらかじめ手数料納付に際しては、収入証紙を購入して、平日に窓口に出向いていただき、申請手続をいただくなど、県民の皆様にも御負担をおかけしておりました。今後は、24時間365日、いつでもどこでも申請し、クレジットカード、またはPay-easyで納付いただくことが順次可能となります。
10月1日からは、102の行政手続について電子申請・電子納付が可能となっております。
10月1日は土曜日でございました。土曜日から始まっているということをアピールさせていただきたいと思います。
一例を挙げますと、全ての県立学校において、卒業証明書などの交付申請が電子化されました。これまで県外在住の卒業生が進学や就職で卒業証明書が必要となった場合、御家族に窓口で代理申請をしていただいたり、現金書留で申請書と手数料、返信用封筒を送っていただいたりを実務的には行っていましたが、今後は御自身で手軽に富山県にいなくても申請していただくこととが可能となります。
DX働き方改革推進のアクションプラン2021、既に公表しておりますが、ここにおいて行政手続については、令和7年度末までに原則電子化することとしております。電子納付についても、対象手続を順次拡大し、その都度、県のホームページでお知らせしてまいります。
なお、これについても詳細は担当課へお問合せいただければと思います。
冒頭、私からの説明は以上です。よろしくお願いいたします。
【記者】
旧統一教会に関する御質問になります。
先月26日に富山市議の成田さんが、自身の統一教会と関連団体との関わりについて御公表されました。その中で、知事選に関して一昨年7月5日に新田知事の激励集会に出席したという趣旨のことを明らかにされています。ただ一方で、知事はこれまでそのことについて御公表されていないのではないかなというふうに思います。
まず、この激励集会について知事自身は参加されたかどうか。仮に参加されていれば、どのようなことをお話されたかお伺いさせてください。
【知事】
その件、成田さんがどちらかからの書面での質問に回答されたということで、そんなことを教えてくれる方がいらっしゃいましたので、もう一回、私も記録を精査してみました。先般8月9日に事務所で過去の経緯を調査した結果をまとめて発表いたしました。その時これが漏れていたということで、大変に申し訳なく思っております。
その時も申し上げたかもしれませんが、あんまり選挙事務所はデジタル化されておりませんでして、ほとんどアナログでやっています。そして、借りている事務所を撤収するときに、様々な資料が散逸してしまうことがありがちだということ、その中の一端でありまして、ですから記録はないのですが、皆さんにいろいろ聞いた結果、この7月5日もそういう集会があったということでありました。
ただ、私の記憶は、そのあたりもう実はあまりはっきりしておりませんで、ただ、私もそこにいたのは事実だというふうにここで申し上げたいと思います。
【記者】
そうなりますと、この7月5日の催しも支援を受けた1つだと認識されているということでよろしいでしょうか。
【知事】
そういうことになりますね。私の考えなりを発表させていただいたわけです。
ですから、そういった場はこれまで3回と申し上げておりましたが、4回になるということで、これは大変に申し訳なかったと修正をさせていただきます。
【記者】
これに関して詳細を具体的にこれから調べられて御公表される、こういった意図はございますか。
【知事】
もう既に後援会で調べた結果が今の私の発言です。
【記者】
全国霊感商法対策弁護士連絡会の申入れについて御質問させていただきます。
先月の6日時点で申入れされたと思います。間もなく1か月経とうとしておりますが、知事はこれまでの取材に、回答の目途についてのんびりするつもりはないとおっしゃっておられました。現時点で回答されているかどうか、お伺いします。
【知事】
まず端的に答えますと、現時点でまだ答えられていません。あと一週間ぐらいかなと思います。記者クラブにもFAXが送られていると思います。御覧になったでしょうか。連絡会さんがこれまでまとめてこられた霊感商法の被害集計データ、それからこれまでの様々な訴訟の判決の概要、また刑事手続の事例のリストと大変、膨大な資料があります。やっぱり専門家の集団の方々ですので、こちらも気軽にお答えできるものではありませんので、今、詳細に精査をしながら、せっかく送っていただいた資料もじっくりと見ながら、それを我々も忙しい中ですけれども、やっているのでちょっと時間がかかっています。1か月もかかるのですかと思われるかもしれませんが、どうかあの資料、ぜひ全部見られた方はおられるとしたら御理解いただけると思います。35年間取り組んでこられた弁護士、それも専門家の皆様からの御質問ですから、やっぱりしっかりと受け止めて、丁寧にお答えをするつもりで時間がかかっているということで御理解をいただきたいと思います。
【記者】
回答に関しては、書面で丁寧にされるということは理解はいたしました。
ただ、その一方で、先月の県議会で、申入れに対して見解が違うと述べられている場面もあったかと思います。9月16日の本会議だったかと思いますけれども、今の段階で、この質問されている3項目に関して御発信いただける部分、やっぱり回答をいろんな方が注目しているかと思いますので、御発言できる部分についてお聞かせ願えますでしょうか。
【知事】
本当にこの件に関して、35年間取り組んでこられた全国霊感商法対策弁護士連絡会の皆様が真剣にお送りいただいた書面での質問状ですので、その質問には書面でお返しするということで、その前にこの場で一端でもお話しするのはちょっと失礼かなと思うので、それは控えさせていただきます。
議会の中で、見解が違うと申し上げたのは、ごく一部ですけれども、一例としては「煮え切らない」と山口弁護士さんがおっしゃっていました。それについては、これはこの場でも何度も議論というかやり取りになったところですが、私の立場では、強い言葉、過激な言葉で言い切るということはちょっとできないと、それをもって煮え切らないと言われるのでしたら、それは見解が違いますよねという、そんな意味合いでございます。
【記者】
分かりました。この申入れの回答というのは、弁護士連絡会への回答ということはもちろんですけれども、知事からもマスコミに発表される御予定というのはございますか。
【知事】
いや、それをされるとしたら連絡会からだというふうに思いますよ。多分、あちらからされると思います。
この旧統一協会の件は、先般、安倍元総理の国葬にも参列をしてまいりましたが、7月8日にあの銃撃事件が起きて、その後、7月20日のこの定例会見の場で御社から御質問をまずいただいたのがやり取りの始まりだったというふうに私は記憶しております。
その時は、いち早く大阪の吉村府知事や岩手の達増知事がいろいろと発言をされておりました。それについてどう思うかという御質問をいただいたかというふうに思います。それに対しまして、私もその発言を承知しているということ。また、私が2年前の2020年10月の知事選挙において支援をもらったということ、そんなことも私からお話をしたことでございます。
次の7月26日(の定例会見)に、さらに御質問が続きましたので、今日の先ほどのやり取りのようになりますが記憶に頼っていてもなかなかなので、一回、事務所の方で調査させる旨をお約束しました。そして8月9日(の定例会見)に、この調査結果を発表しました。公務について、それから政務について、両方発表しました。そしてその場で、コンプライアンス上問題のある団体とは今後お付き合いしませんということを申し上げました。
8月9日に申し上げて、それ以降、私の申し上げていることは全く変わっていません。ただ、旧統一教会と平和連合、あるいは平和大使協議会、あるいは、世界統一平和家庭連合、あるいはUPF、これらの団体との関係を実は不勉強ながら知らなかったということの私の不勉強をお詫びもしたことであります。
そして、信頼回復のために今後は、県民の皆様への公平公正な県政をすることで、しっかりと県民の皆様の信頼を引き続き回復をしていきたいということも申し上げたところでございます。
繰り返しますと、8月9日にコンプライアンス上問題のある団体とはもうお付き合いしませんということは申し上げて、以降、私の言っていることは全く同じであります。そのようなことは御社が発端といいますか、7月20日に最初に提起をされたこの課題ですので、今日その御質問に際しまして復習をさせていただきました。
この旧統一教会のことですが、私もほぼ30年前、合同結婚式とかそういうことが大々的に報道されて認識がありました。ただその後は、私も普通に報道にも接しますし常識的な注意力は持っていると思いますが、あまりこの旧統一教会さんのことについては注目を集めるということはなかったかというふうに思います。ですから、先ほど申し上げたように、旧統一教会と世界平和統一家庭連合と平和大使協議会とUPFとまだ幾つもあるかもしれませんが、それらのとの関係を明確に分かって、明確に区別できる方は果たして何人おられたかというふうに思います。
だからといって、こういう立場ですから、不勉強は恥じなければなりませんが、それが今回の安倍元総理の銃撃によってまたクローズアップされたということだというふうに理解をしております。そのような中で、今後公約をしたこと、また成長戦略の実現に向けてしっかりと働いていくこと、これによって、県民の皆様からの信頼をぜひ回復してまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
【記者】
今の質問に関連してですけれども、一昨年の7月5日に行われました新田知事の激励集会ですが、主催団体と場所は分かりますでしょうか。
【知事】
分かりません。富山市内です。
【記者】
お集まりになった方々がどんな方で、何人ぐらいいたかというのは分かりますでしょうか。
【知事】
分かりません。それは、成田さんの返答には書いていないのですか。
【記者】
成田さんにお聞きしたところ、手帳に書いてあっただけだとおっしゃったので、詳細なことまでちょっと分からないのですね。
【知事】
なるほど。私、手帳にも書いていなかったのですね。だから抜けたのだと思いますが、本当に申し訳ございません。
【記者】
分かりました。9月県議会では、冒頭、政治家としては今後、コンプライアンス上問題のある団体と関連団体と関係を持たないとおっしゃいました。
【知事】
8月9日から申し上げ続けていることですね。
【記者】
これはもう旧統一教会と関係は持たないという理解でよろしいでしょうか。
【知事】
旧統一教会は訴訟にもなっているというコンプライアンス上問題を抱えている団体だということ。それでコンプライアンス上問題のある団体とは関わりを持たないということを申し上げていることです。
【記者】
分かりました。政治家として関係を持たないとおっしゃったので、2年後には知事選もありますが、今後、統一教会からは選挙応援を受けることはないという理解でよろしいですか。
【知事】
今こういう状況を経てのことですから、2年後のことはまだ私もどうなるのか、出馬するのかということも決まっているわけでもないので、そこまでは今答えられませんね。
【記者】
分かりました。確かに仮定の話ではあるのですが、選挙応援を受けるか受けないか明言されないというのは、なかなか県民に対する疑念や不安が残るのではないかという見方もできるかなと思うのですが、そのあたりはいかがでしょう。
【知事】
また、そういう質問の仕方は大変に困るのですけれども、2年後、まだ私が選挙に出るかどうかも分からない。その上で、誰かの応援を受けますかというのはやっぱり答えられないのではないでしょうか。それをもってまた疑念が深まるとか、そういう御発言はぜひ慎んででいただきたいと思いますね。
【記者】
分かりました。先日、世界平和連合県本部の鴨野事務局長とインタビューさせていただきまして、その中で、後援会名簿集めの中で、首からつり下げるワッペンを作って、事務所で配ったというお話がありました。これは事実でしょうか。
【知事】
それもよく記憶にはないですね。
たくさん人がいました。終盤は常に100人ぐらいの人に来ていただいて、手伝ってもらいました。ですから、もし皆がそのワッペンをしていたとしたら、皆さん覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
私はほとんど日中いなかったので。そういうものは、私自身はしていなかったと思います。ですから、その記憶はないですね。
【記者】
分かりました。先ほどの弁護士連絡会からの申入れにもあるのですが、関係を絶つというお話は、信者個人ではなく、教団、団体そのものとのお話で、政教分離の話と旧統一協会との関係は全く別な話だと申入れでも指摘されていると思います。違法な行為をしている団体と関係を絶つべきというふうに連絡会は指摘されていまして、それについて、知事のスタンスとしては政教分離という話がありますけれども、この指摘については、どのように感じていますか。
【知事】
コンプライアンス上の問題のある団体とは、お付き合いを今後一切しませんというふうに申し上げています。
【記者】
知事はその後に「県民も信者である。政教分離の話もあるので、強い立場があるので、関係を切るという発言はできない」と繰り返しおっしゃっていらっしゃいますが、連絡会の主張としては、政教分離と旧統一教会の話は全く別だという指摘をされていると思います。それに対する見解はいかがですか。
【知事】
そのあたりは、つい先日9月30日でしたか、地元新聞で大変にコンパクトに分かりやすくまとめていただいたので、ぜひそれを読んでいただければより明確にご理解いただけると思います。
【記者】
その一端を教えていただければと思うのですが。
【知事】
いやいや、それは読んでくださいよ。お願いいたします。
私がむしろ説明するよりも、より分かりやすくコンパクト、そして各いろんな方面に目配りをされた取りまとめだというふうに理解していますので、その方がより分かりやすいと思いますよ。
そうだ、すみません。たくさん質問にお答えしたので、1つだけ。
私は9月2日のこの場で、いろいろ御社とやり取りがあったので、水かけ論になっても困るから、番組審議会という法律に基づいたしっかりとした会があると。私もKNBさんで番組審議委員を経験しましたので、大変にしっかりとやっておられました。場合によっては、自社に都合の悪い情報もしっかりと開示された上で、番組審議委員の意見を聞かれるという、とってもよい場だったというふうに私は経験していますので、ぜひそんな場で、この件も私がああ言った、こう言ったということを水かけ論になるから、そういった場で、公正公平な審議委員会の皆さんにお諮りされたらどうですかという提案をしました。その後、それこそ1か月経ちますが、どうなったのでしょうかということを質問させていただきます。
【記者】
それは、この場でお答えすることではありません。
【知事】
そうですか。まだやっていらっしゃらないのですね。
【記者】
やっています。やっていますが、番組審議会の内容をこの県知事会見の場で私が明らかにする。それはおかしいと思います。
【知事】
やられたということで。それでもう十分です。
だけれども、私、民間人の頃こうなる前までは、御社創業以来、社外取をやっておりました。その記憶で言いますと月に1回、そういった番組審議会の内容をテレビ上で放映する場があったというふうに思っています。それはされたのでしょうか。
【記者】
もちろんです。
【知事】
分かりました。それで十分です。ありがとうございます。
開催はされたと。放映をされたということですね。分かりました。
【記者】
放映は未確認ですが開催はしました。開催はして、その後の詳しい経緯までは私は把握していません。
【知事】
開催はされたと。だけれどもその内容の広報はしておられないということですね。
【記者】
それはちょっと会社に確認しないと、私は今分かりません。
【知事】
そうですか。分かりました。
【記者】
コロナに関することで御質問させてください。
9月末に全数把握が終了いたしましたが、全数把握の終了は、医療機関等への負担軽減にもつながるだろうということもありました。まだ1週間程度ですが、実際に現場の負担軽減につながっているのかどうかということを把握していらっしゃったら教えてください。
【知事】
これはもちろん大きな体制の変更なので、できるだけ小まめにヒアリングをするようにしております。
まずは、幸い大きな混乱は生じていないということで、ほっとはしています。それから、患者数が多かった医療機関などでは、把握数の入力の負担が七、八割減と言われていましたがそれの効果が出ておりまして、その分診療に割ける、患者さんに対応する時間もそれから質も高まったというふうな声を聞いております。
特に、小児科の先生からは、これから季節性インフルエンザとのダブル感染が、この冬シーズンは懸念をされております。ですから、そっちへの目配りもよりできるようになって大変に今のところ助かっていると、そのような声も聞いております。それは、ドクターの皆さんのお話です。
また、私どもの厚生センター、あるいは富山市さんの保健所などでもやはり負担は大きく軽減をされています。それによって、重症化リスクのより高い方への対応、ケア、これに時間も人手も割けるようになったと。
また、厚生センターや保健所はコロナの仕事だけではもちろんないのです。食品衛生のことなどいろいろあります。実は、それらについてちょっと通常業務に手が回っていなかった状況もあります。遅れていた状況があります。これらもまた通常業務どおりできるようになりつつあるということであります。
それから、一番懸念しておりました全数把握のもう一つの目的である療養管理、これについては、医療機関の御協力を得て、療養の案内というものを医療機関で配布していただいております。それをしっかりとお読みになって、感染者の方々対応いただいているということです。
それから、設置しました健康フォローアップセンター、これも1週間で相談件数が339件ありました。そういう意味では、それなりに機能しているのではないかと思います。
今1週間に新規感染者二千七、八百名おられます。減ったとはいえ、まだそれだけおられます。そのうち対象外が85%になります。ですから15%の方々がフォローアップセンターに連絡をしてこられているのではないかというふうに、もちろん、ダブりの方もおられますけれども。主な御相談の内容は、やはり療養期間はどれくらいなのでしょうかということ。日頃から聞いているようでありますけれども、いざ自分がなったらやっぱり確認をしようということだというふうに思います。
それから、御家庭の環境、事情などで、宿泊療養施設を利用したいのだがお願いできないかという、そんなこともあります。そのような御相談が339件、今のところあるということです。
【記者】
今のところ相談センター、1週間で339件とありましたが昨日ぐらいまでの数字になるのですか。
【知事】
そうですね。直近の数字です。
【記者】
切り替えたことで、フォローアップセンターで300件以上の御連絡あるということでしたが、それ以外にも何か県民の方からの戸惑いの相談みたいなことは特になく、県民の方も普通に受入れられているというか、問題なくシステム移行についていっている状態ということでしょうか。
【知事】
必ずしも感染されていない方ということですか。
【記者】
感染されていない方も、されている方も、システムが変わるとやっぱり、これちょっとどうすればいいんだろうと戸惑うことが多いと思うのですが、そういうような問合せというのは特に来ていないということですか。
【知事】
特にありません。
【記者】
今までと感染者数の把握の方法などが変わりましたが、感染実態、今、二千何人感染しているとかという把握に、そういうもの自体の影響は特にないのでしょうか。
【知事】
そういう意味では、さっきも言ったように現場の負荷は大変下がっているのですが、やはり発表する情報もかなりシンプルになりましたので、この1週間やってみて、反省といいますか改善をしていきたいと考えておりまして、もう一段情報は出していこうかというふうに考えております。
例えば、前は市町村別に出ておりましたが、これからはできれば管轄別に、いわゆる富山市保健所さんの人数、それから私どもの新川、中部、高岡、砺波の厚生センターの分の人数、それで大まかに、ある程度は地域別の感染の広がりなんかも御理解いただけるのではないかと思います。
それともう一つは年代別です。これもやっぱり大きなファクターだと思います。これも前は発表しておりましたが、あわせて、その管轄別と年代別の発表もやっぱり県民の皆様に御理解をいただき、また不安を広げないためにも年代別の発表もこれからやっていきたいと考えています。
大きな変更をしたわけですが、実施をしながら少しずつ改善の努力は続けてまいりたいと考えております。
【記者】
日本維新の会の吉田豊史衆院議員のことに関連して1点伺います。
日本維新の会が、9月29日ですけれども吉田さんに離党勧告処分を出されました。理由としては、吉田さんが参院選に出馬された上野ほたるさんに選挙の立候補の条件として、1,000万円を持ってこいというふうに発言したということで、党本部としてはパラーハラスメント案件だと、政治倫理上問題があるということで離党勧告というふうにしていまして、吉田さんも発言の内容、こういう発言をしたということ自体は認めておられるという状況ですけれども、知事としては吉田さんと互いの選挙で応援し合った関係でもあると思います。今回のことをどう受け止めていますか。
【知事】
私もまだ本人と話しする機会もないので、報道で知っている限りですけれども、それは、衆議院議員のいわゆる代議士の方とその所属の政党とのお話ですので、私がコメントすることではないというふうに思います。
【記者】
吉田さんも1,000万円を持ってこいという発言をしたということは事実で、パラーハラスメントに当たるような内容だったというふうに本人もそこは認めているのですけれども、知事はどういうふうにお感じになられますか。
1,000万円を持ってこいという発言自体は、吉田さん御本人もそういう発言をしたということは認めておられて、度が過ぎた発言であったということを認めておられるのですけれども、そこに対して知事はどういうふうにお感じになられますか。
【知事】
あくまでも、そういうのを報道で知る範囲ですけれども、そういった録音とか、録画とかいうのは編集できますから、それもやっぱり一部だけのことを聞いて私の立場で、別にどちらの側に立つということではなく、そのソースがそういうものであると、そしてそれを報道で知っただけですので、それもやっぱり私がちょっとコメントはできかねますね。
【記者】
先ほどの旧統一教会のやり取りについてちょっと気になったところがあったので、1つ確認をさせてください。
連絡会からの指摘を踏まえて(記者は)知事の見解を問うた。そこで、地元紙をお読みになってくださいとおっしゃいましたが、ちょっと筋違いではないかというふうに思いまして。この場はあくまで知事の見解、言葉を伺う、それを掘り下げる場でありまして、その趣旨で質問をされたと。知事なりに言葉を尽くしてほしいところを「地元紙をお読みになってください。」そこに書いてあることは知事のインタビューとか、そういったものではなかったと思いますし、なぜあのようなお答えをされたのかその真意を教えてください。
【知事】
大変にコンパクトに分かりやすくまとめていただいたなと思いまして。そのとおりの言葉ですが。
【記者】
いや、この場で知事の見解を伺いたいという思いで質問をしています。それに対して地元紙を読んでくださいという答えは、果たして適切だと思われますか。
【知事】
(記者の名前を確認後)毎回出ておられましたっけ。
【記者】
担当者が休みなので、代打で出席しています。
【知事】
ぜひ担当に方にお聞きいただければいいと思いますが、これまでのやり取りは、ほとんどかみ合わずにきました。ですから、今日もそういうことになったら時間がもったいないかなと思って、ああいう答えをさせていただいたのです。過去の蓄積の上に私の発言があるということです。
【記者】
これまでのやり取りは、噂レベルでは聞いておりますけれども、ただ、それをもってしても、その答え方としてあれは果たして適切だったのか。他社を読んでくれという答えは少し乱暴ではないかというか、ちょっとそこは筋違いではないかと。
もめないようにお答えされるという、その知事の気持ちはよく分かります。答え方がほかにあったのではないかという中で、地元紙を読んでくださいというのはどうなのかと思うのですけれども、改めてお考えを教えてください。
【知事】
そうですね、今、地元紙は30万部ぐらいでしょうか。発行されていて、多くの方が読んでいらっしゃる。言わば富山県民の共通言語のようなものです。ですから、そこに堂々と書かれている記事をお読みいただくというのが私としては一番分かりやすいのではないかというふうに申し上げました。
【記者】
水かけ論になってしまうのでもうこれ以上はお尋ねしませんけれども、ただ、政治家として言葉を尽くされるべき立場、その言葉が命である立場におられるにもかかわらず、分かりやすいからという理由で地元紙を、しかもこの場で勧める。別に地元紙がいい、悪いでとかではなくて、そこに委ねる、代弁させるというのは、それは適切ではないのではないでしょうかということだけお伝えして終わります。
【知事】
ありがとうございます。
御社の記事も私はこの場で引用をしました。9月6日に御社のアンケートの取りまとめが出ましたと。全国会議員、全都道府県議会議員、それから全知事のアンケート結果をまとめて、知事について言えば、7人の知事が旧統一教会と関係があったと答えたと、その内の1人は私ですと。その中で、4人が今後一切関係を持たないと答えているということも御社の9月6日の記事に載っています。これなども、やっぱり全国紙ですから、皆さんの信頼も厚い新聞だというふうに思います。そのお言葉を私はより理解を深めていただくために、分かりやすくという意味で引用をさせていただきました。私はそういうこともありかなというふうに思います。
繰り返しますが、今までの長いやり取りをお聞きでしたら、私がこう答えたくなるのも御理解いただけると思います。
【記者】
弊社をお取り上げいただいたのも大変恐縮でありがたいことですけれども、あれは確か取り上げた上で、知事のお考えもプラスアルファで御説明をされていた。その材料として記事を引用されていたと思います。
ただこの件に関しては、丸々地元紙の記事を読んでくださいと丸投げみたいな形に私は受け取ったので、そこはその中のこの部分を踏まえてこうあったと、私はこう思うというふうに、そこはやっぱり知事として言葉を尽くしていただきたい。その思いは今まで丁寧にいろんな説明されてきていますので、少しそこがもったいないなというふうに思ったので、今後そこは大事にしていただきたいと思います。
【知事】
分かりました。ありがとうございます。しっかり受け止めます。
【記者】
補正予算の中で、パートナーシップ関連のリーフレット作成費なども盛り込まれていたかと思いますが、この後の要綱での実施ということになると思いますけれども、スケジュールはどのように見込んでおられるかをお伺いできますでしょうか。
【知事】
横田副知事にこの件、担当していただいておりますが、全市町村回ってもらいました。首長さんたちとの意見交換も終え、今のこのパンフレットの作成に入っているわけでありますけれども、今後、特に大きな問題がなければできる範囲で早く実現していきたいと考えています。
【記者】
その市町村との勉強会などの中で、どういった点が課題として浮かび上がっているのか、お伺いできますでしょうか。
【知事】
私の理解する中では特に大きな課題、障害となることはないと聞いております。
【記者】
先ほどの質問のお答えの中で、30万部の地元紙は県民の共通言語とおっしゃいましたが、どういう真意ですか。
30万部の地元紙は、県民の共通言語とおっしゃいましたけれども、そんなわけありませんよ。どんな地元紙でも、どんな報道機関でもそんなことはありませんよ。どういう真意ですか。
どういう意味でおっしゃったのか。30万部の県民の共通言語ってそんなわけありませんよ。何万部でも関係ないですよ。1万部だろうが、30万部だろうが。
【知事】
(共通)言語という言葉がもし引っかかられるようでしたら、プラットフォーム、みんなが読んでいるということです。
【記者】
皆が読んでいる紙面だから、それが知事の意見ではないですよね。
【知事】
いや、私は全くあれは同感でしたよ。
【記者】
であれば、同感だったという旨をこの場で御発言されたらどうですか。その記事を引き合いに出して。
【知事】
分かりました。今後気をつけますね。
【資料1】令和4年度富山県総合防災訓練について(PDF:460KB)
【資料2-1】富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」の開催について(PDF:322KB)
【資料2-2】富山県成長戦略カンファレンス「しあわせる。富山」の開催について(チラシ)(PDF:976KB)
【資料3】電子契約サービスの導入について(PDF:77KB)
【資料4】手数料等の電子納付開始について(PDF:133KB)
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