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更新日:2023年4月11日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
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富山県議会議員選挙のご取材、大変だったと思います。お疲れさまでした。
今日は私からは1件であります。
富山湾岸サイクリング2023の実施、開催についてです。富山湾岸サイクリングにつきましては、2015年4月に第1回大会を開催して以来、毎回県内外から多くの方にご参加いただき、大変に好評をいただいております。
今回は宇奈月温泉の開湯100周年を記念しまして、黒部市をスタート・ゴール地点として、4月16日の日曜日に開催をいたします。
また、今大会の参加申込者数は、4つのコースで合計1,629人となりまして、昨年の約1,400人から大幅に増加をして、過去最高となります。
この大会の関連行事として、4月14日金曜日から18日火曜日の5日間、台湾の旅行会社4社とインフルエンサーの方を招聘し、今大会に参加いただくほか、県内のサイクリングコースの試走や、県内観光地の視察などを行っていただくことにしています。
加えまして、富山県サイクルツーリズムアドバイザーのサイクルツーリズム研究会、幹事は大東文化大学教授の野嶋さんという方ですが、このサイクルツーリズム研究会とタイアップしまして、日本在住の台湾人サイクリスト18名が今大会に参加するモニターツアーも実施することにしておりまして、サイクリングを通じた交流を深めて、サイクリングが盛んな台湾からの誘客促進につなげていきたいと考えております。
県としては、この大会を通じて、富山湾の美しい景観や湾岸市町の食の魅力はもとより、2021年5月にナショナルサイクルルートに指定された富山湾岸サイクリングコースなど、本県の多彩な魅力を国内外に向けて発信していきたいと考えております。
なお、当日は歌手の一青窈さんのお姉さんで、女優であり、歯科医であり、また作家でもある一青妙さんが180キロ、一番長いコースに参加される予定です。
また、実は私もファミリーコースのごく一部でございますが、走りたいと考えておりまして、多くのサイクリストの皆さんと美しい景観を楽しみながら爽やかな汗を流す、そんな日になればというふうに考えております。
【記者】
県議選のことで幾つか所感をお聞かせください。
県議選の投開票が9日にありまして、定数40名の顔ぶれが決まりました。
まず知事に、今回の結果についてのご所見をお聞かせください。また、期待や求めたいことも併せてお聞かせください。
【知事】
私が知事に就任して、県議選と関わるというのは私としては初めての経験でした。県内のそれぞれの選挙区の有権者の皆さんのご判断ということだというふうに思います。議席を守られた方、また新しく議席を得られた方、今回、しばらく2人欠員の状態でしたが、今回また40名の議員が選出をされ、その方々とですね、お互い二元代表制の車の両輪として、富山県の発展のため、また富山県民の皆さんのウェルビーイングの向上のために、ともに切磋琢磨し、議論をし、働いていきたいと考えております。
【記者】
今回の県議選ですけれども、投票率が45.69%で、前々回の過去最低であったものを下回って、さらに過去最低となったということになりました。実際、知事自身もいろんな陣営の応援なり行かれて、有権者の反応とかも見られていらっしゃると思いますが、今回のこの最低の投票率だったというところは、どんなところに原因があるのかというようなところをお聞かせいただければと思います。
【知事】
おっしゃるとおり投票率は45.69%ということで、本県の県議選では過去最低となりました。ただ、全国に目を広げてみますと、全国41団体の道府県議会議員選挙では、41のうち31の団体で投票率が過去最低、前回より低下し、そして全体の平均投票率は41.85%で、これは過去最低となるということで、残念ながら投票率の低下は本県に限らず全国的な傾向ではないかというふうに理解をしております。
この投票率というものは、地域課題など選挙の争点、あるいは天候もやはり影響をすると思います。そうやって様々な事情も総合的に影響すると考えております。有権者の皆様のトータルでは45.69%ですが、60%を超えた選挙区もありますし、また30%台の選挙区もあり、地域によって状況は様々だというふうに考えております。
いずれにしろ、これから選挙管理委員会でさらに投票実態の精査をされます。年齢別の投票率などもおいおい分かると思いますが、そんなことも勘案しながら、これまでの経験では若年層の投票率はやっぱり低いという状況でした。もし今回もそうであるとしたら、主権者教育の徹底などをさらにやっていく必要があろうかというふうに思っております。
【記者】
選挙結果ですけれども、自民党の公認推薦候補が33人当選して、さらに無所属系で当選された2人も自民党員なので、実質的に議会勢力の9割近くが自民勢力ということになります。この自民党の勢力が9割近くを占めることになったということについての知事の受け止めをお聞かせください。
【知事】
選挙結果というのは有権者の皆さんの選択ですので、その結果について、私の立場でコメントするのはおこがましいことだというふうに思っています。有権者の判断の結果、これはやはり真摯に、謙虚に受け止めることだというふうに思います。
【記者】
知事は今回、告示前、告示後を含めて、自民党あるいは公明党の候補全て、一度は応援に行きたいというふうにおっしゃいましたけれども、全員の候補について応援なされたということでよろしいでしょうか。
【知事】
そうですね。告示前、それから告示後を合わせまして、全ての皆さんに何らかの応援をしてまいりました。
【記者】
候補によっては夜の個人演説会、熱心に回られているということで、少し濃淡があったような感じはしましたけれども、その辺のところは、依頼されて演説に行ったというところで少し濃淡が出たというような感じでしょうか。
【知事】
いえ、これは全く私の押しかけでして、ひとえにスケジュールと先方の、例えば演説会などのスケジュール、場所にもよりますよね、移動の時間もありますから。それで、行けるところにできるだけ行かせていただいたということです。特に依頼して、この日のこの時間に来てくださいということは一度もありませんでした。
【記者】
2020年の知事選で支援を受けた候補をより強く応援されたとか、そんなことはありますでしょうか。
【知事】
いや、それは特にないと思います。
【記者】
県議選の質問の関連ですけれども、自民党、公明党の全候補を応援に行かれていましたけれども、改めてどういった思いで応援に回られていましたでしょうか。
【知事】
これは前のこの場でも申し上げたかと思いますが、やはり国政の与党である両党の候補が、やはり地方政治の場でも勢力が確保されることは、やっぱり私の立場としては大切なことだと思いまして、そのような応援行動を取ったということです。
【記者】
自民党推薦のお二人もいましたけれども、推薦の候補の方も応援されたということでしょうか。
【知事】
そうですね、はい。
【記者】
県議選が終わりまして、次、全県的な大型の選挙となりますと、予定されているのは来年の知事選挙になりますけれども、現状として2期目というのはどういうふうにお考えでしょうか。
【知事】
まだ1年7か月ほど任期を残しておりますので、この間、8つの重点政策、そして88の具体策、またそこから出てきた子供のような成長戦略の進展、ウェルビーイングの向上、これらをきっちりと進めていく。任期いっぱい、それを追求していきたいと考えています。
【記者】
ウェルビーイングとか成長戦略、長期的な戦略は残り1年でなかなか成果が出ないところもあるかと思うのですけれども、やはり今後長く続けたいとの思いはありますでしょうか。
【知事】
いや、私は、この仕事は4年一区切りというルールでやっていることですので、有権者の皆さんもそういう前提でこの選挙というものが行われていると思っています、当たり前のことですが。ですから、本当にこの任期いっぱい一生懸命やるということ、その時点でのベストを尽くすということに尽きるというふうに思います。
【記者】
県議選に関連してですけれども、今回、新人の方もどんどん入ってこられたということで、自民党の最大会派である議員会と、あと令和会、それぞれ加入することになるかと思いますが、まず現時点で、この自民党の会派が2つに分かれている現状について、改めてどう受け止めていらっしゃるかお願いします。
【知事】
2年半前に私の知事選挙が関連してそういう状況になったということで、それがこの2年5か月間続いているということだというふうに思います。これはもう議員さんそれぞれの判断ということなので、私の立場でコメントすることではないと思います。
【記者】
代表質問権を持つのは2つの会派ということですけれども、この県政運営に、この2つの会派があることによって何か影響といいますか、新田県政についての影響についてはどのように考えていらっしゃいますか。
【知事】
これも(知事)選挙が終わって直後から言っていることですが、本当にこの地方自治というのは待ったなしなのですね。本当に明日からの住民の皆さんの生活に直結することばかりなので、過去のしこりがどうとか結構皆さんは気にされることですけれども、我々仕事にかかっているほうは考えている余裕はないということです。
これは議員の皆さんも全く同じ立場、それぞれの選挙区で支援者の方々、あるいは選挙区内の住民の方々の声を日々受けておられるわけですから、それを受けて、また県議会の場で議論をしたり、あるいはさらに常任委員会というのもあります。本当に熱心にみんな仕事をしているということで、2つに分かれているから仕事が進まないとかいうことは全くないですね。実際にこの2年5か月の間、私ども知事部局から出させていただいた提案を否決されたということは一度もないわけでありまして、そういう意味では、本当に皆さん地に足のついた、我々もそうですけれども、議員の皆さんも住民の皆さんの声をしっかりと聞いて、お互いにやるべき事に取り組んできた、この2年5か月だというふうに思っています。
【記者】
隣県のことで恐縮ですけれども、石川県の馳浩知事が、地元のテレビ局が作成したドキュメンタリー映画の肖像権の取扱いを理由に、3月の定例会見の開催を見送ったと報じられております。制作したテレビ局の社長の出席を条件とされているようですが、こうした一連の馳知事の対応について、隣県であり、同じ知事というお立場で、どのように思われますか。
【知事】
その件は報道されている範囲内では承知をしていますが、詳しくそれを研究するなどという時間もなかなかないので、コメントできる立場にはないですね。
【記者】
定例会見というのは、そもそも自治体側の情報発信ですとか、報道を通じて県民の知る権利に応えるということが主な目的だと思うのですけれども、例えばこういうふうに条件を設けて社長の出席がかなわなければ会見開きませんというような、こういう対応は適切だと思われますか。
【知事】
どういうきっかけであのような事態になっているのかも私は十分に承知をしていないので、ただ、同じ知事として馳さんがそこまでおっしゃるなら、馳さんのお考えがあるのだろうというふうに思います。本当にほかの観光だG7だ何だのことはしょっちゅう連絡取っていますが、この件についてはお互い話したことはありませんので、これ以上、答えようがないというのが正直なところですね。
【記者】
新田知事ご自身は知事に就任された後、定例会見の回数を増やすなど、ある意味積極的だと思うのですけれども、知事の定例会見というものはどうあるべきだというふうにご自身は普段考えておられますか。一般論で結構なのですけれども。
【知事】
私は2年5か月前に就任して以来、議会中はやはりお互いの負担もあるのでやめて控えておりますが、それ以外は週1回で開催を続けてきました。今日もその一環であります。
これは、私としてはぜひ皆さんに、県が今考えていること、あるいはやろうとしていること、あるいはやったこと、これらをぜひ適時適切にお話をして、また報道の皆さんの目からも、それに対してご批判なり、あるいはご評価なり、あるいはコメントなりをいただける、そんな場になればいいなと思って続けています。
週一というのはスタッフにとっては大変なことだと思います。それを支えてくれているスタッフがおりますし、またそれに毎週出てきてくださる皆さんがおられるからこの場が成り立っているということであります。そういう意味では、マスコミの皆さんと私ども知事部局の、これはある意味では共同作業。何のための共同作業かというと、県民の皆さんに適時適切に情報を発信していく、そんなことだというふうに思います。できましたら、こういった共同作業、コラボレーションを今後も続けられる限り、続けて行きたいと考えております。
【記者】
県武道館の関係で、新年度予算が先送りになり、これから議論を続けられていくと思うのですけれども、現状ではどのようなことをされていて、6月定例会に向けてどのようなお話になっていくのかということを教えていただけますでしょうか。
【知事】
今日の時点では、これまでご質問を受けそれにお答えしたこと、また2月の県議会の場でご質問を受けてお答えしたこと、そこからは特に進展はないということでございます。
進展がないというのは、資材の高騰などがあって建設費が大分上振れしていると、そしてそれが今後場合によってはさらに上振れの可能性もある中で、極力建設費を下げるためにいろんな見直しをしていると。かつ、議会の皆さんからも当初の基本計画、基本設計にこだわることもないのではないかと、ノータブーで見直しをされたらどうかというアドバイスもいただいているところですので、そのような方向で今、考えているというところであります。ただ、現時点ではまだお話できる状況にはないということであります。
一方で、令和9年度中の開館というものは、これは一つのお約束として最大限守りたいというふうに考えておりますので、そうゆっくりもしておられないという思いもあります。ですから、2月定例会での債務負担行為の設定は見送らせていただいたことですが、次のチャンスである6月定例議会には何らかの案をお示しすべく、今、準備をしているというところでございます。
【記者】
統一地方選に関して、福井県知事選で現職の杉本さんが再選されました。新幹線とか関西の情報発信拠点とかで関わっていくことかと思いますので、まずその受け止めと、応援等はされたのかということについても教えていただけますでしょうか。
【知事】
まず、杉本達治福井県知事の再選、2選を、心からお喜びしたいというふうに考えています。杉本さんとはですね、北陸新幹線の要望やら、それから史上初めて行いました三県知事の懇談会やら、あるいは北陸経済連合会さんが段取りをいただく三県知事の鼎談やら、本当によくコミュニケーションを取る機会があり、そんな中で例の大阪の情報発信拠点のこと、もちろん北陸新幹線の敦賀開業、大阪までの早期開業のことなど等に働いてきた仲ですので、そういう意味でも、大変に立派な成績で再選されたことを喜んでいることであります。
これは馳さんも含めてですね、これからもこの3人でのミーティング、より多くやっていこうじゃないか、そんなことも語り合っています。それがお互いの、各県それぞれのためでもあり、また北陸全体のためである。また、北陸全体のためであることが我々それぞれの県のためにもなるというふうに、Win-Win-Winの関係になることだというふうに思っています。引き続き連携を深めて、より深めていきたいと考えています。
【記者】
選挙期間中に応援はされましたか。
【知事】
こちらも県議選がありましたので足を運ぶことはしていません。ため書きという、最初に「祈当選」というのは送らせていただいています。
【資料1】富山湾岸サイクリング2023の開催について(PDF:126KB)
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