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トップページ > 県政の情報 > 知事室へようこそ > 知事記者会見 > 知事記者会見[令和5年度] > 定例記者会見[令和5年5月10日(水曜日)]
更新日:2023年5月10日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
【冒頭発言】
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内容 | 動画 |
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本日、発表項目という意味ではないのですが、冒頭に2点発言をさせていただきます。
まず1点目は、5月5日に発生しました石川県の能登地方を震源とする地震のこと、そして、それに引き続いて、7日から8日まで降り続いた大雨の被害についてご報告をいたします。
石川県では今回の地震により、お一人の方が亡くなられたと伺っております。心からご冥福をお祈りいたします。
5月5日の14時42分、それから夜の21時58分に、石川県能登地方を震源とする最大震度6強、5強の地震がそれぞれ発生をしまして、本県でも最大震度4を観測いたしました。
また、7日から8日にかけましては激しい大雨が降りまして、富山、砺波などの観測所では、24時間降水量が5月の観測史上で最大を記録いたしました。
本県の被害状況ですが、地震について、14時42分の地震では高岡市で軽傷の方が1名、60代の女性との報告を受けております。石川県では大きな被害が出ているとお聞きしておりますが、全国知事会の中部ブロックの幹事県は今、三重県でございますが、こちらで情報収集をしておられるところです。現時点では応援要請はないということですが、要請があれば、直ちに対応できるように準備をしております。
大雨につきましては、県内で人的被害はありませんでした。住家の被害としては、高岡市で床下浸水が1件、道路では、のり面の崩壊や道路の崩落など全体で8件、富山市が5件、氷見市が1件、小矢部市、南砺市も1件ずつということです。農林関係の被害は全体で59件、うち氷見市ではため池が決壊するなどの被害が現時点で出ております。被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早く復旧できるように関係機関と調整の上、迅速に対処してまいります。
気象庁からは、地震発生から1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼びかけておられます。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっています。県民の皆様には、家具の転倒防止、非常食、あるいは飲料水の備蓄など日頃からの備えを改めて確認をしていただきたいと思います。また、今後の地震や降雨の状況にも注意していただき、やむを得ない事情がない限り危険な場所に立ち入らないなど、くれぐれも慎重な対応を心がけてくださいますようお願いをいたします。
まず1点目の地震と大雨については、以上でございます。
次に、昨日5月9日にプレスリリースしたところでございますけども、今回、本県の厚生部におきまして、1件の書類の誤送付が発生したことについて、ご説明を申し上げます。
昨年来情報漏えい事案が相次ぎ、再発防止策を講じてきた中で今回再度発生したことは、誠に残念でございます。申し訳ございません。今後、改めて再発防止に努めてまいります。
冒頭、私からは以上です。
1点、話題提供させていただきます。
行動制限のないゴールデンウイークでありました。4月28日から5月7日の10日間をゴールデンウイークと捉えまして、状況を申し上げますと、お天気にも恵まれました。そんなことで県内観光地の多くでは、入込客数が昨年、令和4年と比べて10%ないし30%増加して、活気に包まれたということでございます。特にチューリップフェアは35万8,000人の入場ということで、1999年以来24年ぶりに35万人を超え、多くの観光客でにぎわったと。また、立山黒部アルペンルートでは、同じく10連休であった平成31年と比較して6割、通常のゴールデンウイークであった平成30年と比較すると7割を超える程度まで回復してきています。そういう意味では、いまだ回復途上でありますが、昨年と比べると32%増ということで、明らかに復調はしつつあるというふうに理解をしております。
この勢いをしっかりと捉えて、県内観光の再始動、再びまた盛り上げていく再始動のために、国内外からの誘客を強化してまいりたいと考えております。
なお、先ほど冒頭に申し上げた5月5日の能登地震については、これが観光、あるいは観光客の皆さんに及ぼす影響はそう大きなものではなかったというふうに聞いております。一部の観光地で、バスのキャンセルなどがあった程度というふうに聞いております。
【記者】
今ほど知事から発言がありました書類の誤送付の件ですけども、対策を進めていた中での発生ということで、改めてその原因、起きた要因について知事、どのように捉えていらっしゃいますでしょうか。
【知事】
昨年相次いで発生した時も、メールに関わる案件と郵送物に関わる案件がありました。今回はその郵送物の誤送付ということでありまして、宛名と今回の場合入院された方が一致しているかどうかの十分な確認を怠った結果、発生したことでございます。あと少し注意を払ってもらっていれば、十分に防げたものだというふうに思っています。
昨年来、組織を挙げてこうした誤送付、メールの場合誤送信を発生させないために、ダブルチェックの体制、誤送信対策機能を備えたメールシステムの導入など対策を講じてきましたが、結果としてまた起きてしまったということ、誠に遺憾に思っております。県庁及び県職員に対する信頼をまた損なうものでありまして、富山県のトップとして大変申し訳なく思っております。
改めて今回の案件に戻りますと、やっぱりこれは最終的にいろいろなシステムをつくっても、最後は担当の最後のワンチェックといいますか、これが足りなかったということであります。今回もダブルチェックはしているのですけども、そこにおいて、つい通してしまったということ。新年度に入りまして新しい職員も入庁しました。また、人事異動などもありましたので、4月の13日に、まずこのようなことのないようにという通達を出しております。そして、関係の管理職の会議も開催して、徹底を呼びかけておりました。しかしながら起きてしまったということで、改めて通達を出し直し、管理職の会議を来週開催することにしております。
【記者】
今回を機にその呼びかけというのは、通達は既に全職員に向けて出されたということですか。
【知事】
いや、今回のはこれからです。そもそも新年度ということで、徹底の通達は出していたということです。
【記者】
明後日、G7教育大臣会合が始まりますけれども、会議自体は国の主催にはなりますけれども、開催地としてどういうふうに臨んでいきたいか、また、警備体制についてもどういうふうに臨んでいきたいかのお話伺えますでしょうか。
【知事】
昨年の秋に閣議で、富山県・石川県両県での開催ということを決定いただきましてから、順を追って準備を積み重ねてまいりました。いよいよあと2日ということで、改めてここまであまり時間のない中、極力最大限の努力をして、準備を積み重ねてきたわけであります。
県内の様々な団体のトップの方々、あるいは教育関係者の皆さんに集まっていただいた富山県委員会というものを軸に物事を進めてきました。こういった皆様のご協力、また職員の努力によって、よい準備はできているのではないかというふうに思っております。今日はその仕上げというわけではありませんが、このエリアをきれいにしようということで、県庁職員全員総出で、この周りの清掃活動なども行ったところでございます。これは県庁だけでなくて、富山市役所でも行われておりますし、このエリアで一斉に行われていることでございます。そのような準備をしてきたということ。
それから、警備につきましては、これは県警本部が本当に体制も強化して、しっかりとやって、これも備えてきてくれていると思っております。
最後ですね、関係の皆様を石川県に送り出すまで、しっかりと緊張感を持って、対応していただけるものと思っております。
会議につきましては、あくまでテーマにつきましては、これは日本国政府、また、各参加国の協議なので、テーマなどもすり合わせているところというふうに理解をしております。そんな中で、富山県、石川県、それから富山市、金沢市からは、その中に子供たちのウエルビーイングを高めること、教育は何をできるのかということ、そんなことをテーマに盛り込んでいただけるようにお願いをしてきたところですが、それもテーマに入っているということなので、そのようなことも含めて、これからの将来を担っていく子供たちを今、教育をしていくために活発な議論が行われ、そして、それがこの富山県から全世界に大いに発信をしていただきたい、それのサポートを地元ホスト県として、全力でやってまいりたいと考えております。
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