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更新日:2023年10月12日

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定例記者会見[令和5年10月12日(木曜日)]

  • 日時:令和5年10月12日(木曜日)13時30分~13時45分
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

【冒頭発言】

  • ツキノワグマ被害・対策、かごしま国体総合開会式出席に係る所感

令和5年10月12日(木曜日)定例記者会見【冒頭発言】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 文科省問題行動等調査結果について
  2. 旧統一教会の解散命令請求について

令和5年10月12日(木曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真2

【冒頭発言】ツキノワグマ被害・対策、かごしま国体総合開会式出席に係る所感

 今日は、特段、冒頭私からの発表はありません。ただ、2点ほど申し上げたいことがございます。

 まず、クマのことですけれども、今年の秋は県内全域でドングリが不作ということでありまして、クマがエサを求めて人里に出没する件数が急増しています。10月に入ってからクマの出没件数は昨日11日の17時現在の集計で68件と増えております。昨年10月の1か月間の出没件数が22件でしたが、既にその3倍を超えているということであります。

 そんな中で、去る10月9日、祝日の月曜日でしたが、早朝、富山市の栗山地内において、今年度3例目となるツキノワグマによる人身被害が発生いたしました。被害を受けられた方は、顔などをひっかかれ、重傷を負われておられます。大変痛ましいことで、心からお見舞いを申し上げたいと存じます。

 クマが冬眠に入る12月上旬頃までは、引き続き厳重な警戒が必要です。県民の皆さんには家の周りの柿の実の除去や伐採、また住宅、車庫、倉庫などの戸締りの徹底、中に入ってくる生きたクマもいます。それから、朝夕の不要不急の外出や農作業を控えることなど、自身の安全確保、また人身被害の未然防止にご留意をいただきたいと思います。引き続き、県としても市町村、警察、関係団体などと緊密に連携をして、県民の皆さんへの注意喚起、広報啓発やクマを誘引しない環境の整備に取り組むとともに、人身被害の防止には万全を期してまいりたいと思います。1点目がその件でございます。

 2点目は、今、鹿児島県で開催中の国体、これは特別国民体育大会ということで、通常とは呼び名が違っています。本来令和2年に開催予定であった「かごしま国体」がコロナの影響で延期になって、今年度開催されているということでございます。

 また、もう一つ特別なという意味は、来年度からはこの国民体育大会という名称が変わり、国民スポーツ大会と変わります。そんな意味で、スライドで開催、それから言わば国体という名称は最後、そんなことで特別国民大会であります。

 私の就任以来、そういう意味では行ったことがなかったものですから、今回、富山県選手団の団長、これは知事ということではなくて、富山県スポーツ協会の会長という立場で団長を拝命しておりますが、その立場で行ってまいりました。

 10月7日に総合開会式が行われました。47都道府県の選手団が一堂に会する場であります。やはりそれぞれがまず県の代表になるということも、これはとても大きなこと、また大変な努力の結果だというふうに思います。そういった人たちが各都道府県を代表して来ていることで、選手の皆さんの大変に自信にあふれた顔、また高揚感、そんなものを感じたところでございます。また、そういう意味では、都道府県の対抗ですから、火花が散るというか、ライバル意識もとても垣間見える、そんな場であります。

 一方で、47の都道府県から同じ目的で鹿児島の地に集まったという、そんな意味では、一つの日本の国としての一体感も感じられる、そんな場でありました。天皇陛下のお言葉があり、そして選手の皆さんも改めて身の引き締まる思いで開会式に出ておられたということでございます。

 ちょっとほっこりしたエピソードですが、各都道府県の選手団の先頭には富山県というプラカードを高校生が持って、その後ろに旗手がつき、そして団長である私がつき、そしてその後ろに選手団と監督・コーチなどが控えて行進をするわけでありますけれども、そのプラカードは今回高校2年生のお嬢さんでした。お嬢さんというか、これまで一般的にプラカーダーは女子が多かったということですが、今回は男女混合でありました。

 富山県は女性、女子の高校2年生でした。彼女がそのプラカードでプラカーダーとして富山県の先頭に立ったということで、富山県をとても親身に感じていただいたということで、その翌日、早速競技が始まりましたが、成年女子のハンドボール、これの富山県のチームの試合に応援に来てくれました。彼女の家から霧島市の溝辺体育館までは1時間かかったそうです。それも雨の中、1時間かけて富山県のハンドボールチームの応援に来てくれたというとてもほっこりするニュースも皆さんにシェアさせていただきたいと思います。彼女の応援のかいもあり、初戦は宮城県との試合でしたが、41対9ということで、大変立派な成績で勝ったことも併せて、既に報道はされていますが、ご報告を申し上げたいと思います。

 以上、冒頭2点、コメントさせていただきます。

2.質疑応答

会見写真1

【記者】

 先週、文科省が発表した学校のことで1つお聞きしたいですけれども、2022年度に県内の国公私立学校で不登校だった児童生徒数の数が2,675人で、2021年度から18.5%増えて、現在の統計方法となった2014年以降では過去最多となりました。まずこの数字について、知事の受け止めであるとか、対応をお聞きかせください。

【知事】

 文科省から発表されたデータで、幾つかのデータがありましたが、そのうちの一つが不登校児童生徒数のデータでありました。これが増加しているということであります。

 これにつきましては、教育機会確保法という法律の趣旨が浸透してきたことによりまして、学校外での教育支援センターあるいはフリースクール、こういったところに第3の居場所を求められる、そんな言わば多様な学びの場に通う子供の数が増えてきたことがまずあろうかというふうに思います。

 それと、やはり昨年のデータですから、まだコロナが大変な時期でありました。ですから、生活環境が変化をし、生活リズムが乱れやすい年でもありました。そういった状況が続いたことも、学校に行きづらくする、子供たちが学校に行きづらくなる、そんなことにもつながったと思います。

 さらに言えば、やはり学校生活でもいろいろと制約もありました。私からも一般の県民の皆様にもお願い事をしたこともございます。学校でも様々な制約がありました。そんな中で、日頃はコロナがなければ伸び伸びと友達をつくったり、あるいは遊んだり、そして学んだりということをできた学校が、制約があるということで登校意欲が下がってしまった、そんなこともあろうかというふうに思います。

 どのような対策を打っていくかということですが、これまでもやってきましたが、引き続きさらに児童生徒に対する目配り、気配り、これを徹底していくこと。やっぱり子どもですから、ちょっとした表情や態度に出ると思います。そんな変化を見過ごさないで、スクールカウンセラー、あるいはスクールソーシャルワーカーを配置しておりますから、これらの専門家による面談などに早くつないでいくということ。また、不安や悩みを抱える子供たちの教育相談の機会にも積極的に応じること。そういうふうに、先生個人ではなくて、チームとして、またチーム学校として対応していく。それが、長期化あるいは深刻化することを防ぐのにつながっていくというふうに思います。

 ただ、スクールカウンセラーも今、富山県の場合は全ての公立学校に配置をしているところですが、これはやはりもっと拡充したいと考えております。拡充とは要するに配置時間を増やすということです。そのためには、やはり財政のことも必要ですので、国に対して配置の充実のための要望をしているところでございます。

 それから、先ほども申し上げましたが、教育支援センターあるいはフリースクールなどの多様な学びの場、こちらのほうもやはり整備をすること、県でも支援をしておりますが、さらにそれと連携をしていくということですね。学校と、そういったフリースクールや教育支援センターがしっかり連携をして、情報を共有して、よりよい学びの機会を確保するために協力し合っていく。これも大切なことだというふうに考えています。

【記者】

 あと、旧統一教会のことについて1つお聞きします。

 文化庁の宗教法人審議会が先ほど開かれて、盛山文部科学大臣が旧統一教会に対する解散命令を裁判所に請求する方針を示しました。統一教会をめぐっては、高額献金による被害や企業を含めて多くの政治家が選挙支援を受けていたということが去年クローズアップされました。この文部科学大臣の方針の表明に対する受け止めをお聞かせください。

【知事】

 今現在、宗教法人審議会が開催されていることは承知をしております。その文部科学大臣の発言については、今初めて聞きましたけれども、それを受けて、宗教法人審議会でどういう結論が出るのか、そしてその決定は裁判所が決めるというふうに聞いておりますので、それは見守っていきたいと思います。

 私について言えば、これで2年11か月知事を務めさせていただいておりますが、特定の思想や特定の宗教に私ども富山県の政策が影響されたことは一切ないということは、まず断言させていただきたいと思います。その上で、あくまで県民の皆様が主役であるという、県民の皆様のウェルビーイングの向上、これを中心にしてしっかりと政策を立案し、実行していく、これに努めていくことが、もしこの旧統一教会の関係で県民の皆さんの信頼が揺らいだとしたら、信頼を取り戻すためにこの政策をしっかりやっていくということしかないというふうに考えております。

【記者】

 先ほどの関連で、知事は政教分離を理由に教団と関係を断つと明言されていませんが、解散命令が出れば宗教法人ではなくて任意団体となります。この姿勢を変える考えはありますでしょうか。

【知事】

 その件は、1年前から何度も何度も議論し合ったところでありまして、先回(9月4日定例会見)も同じ質問にお答えをしたと思います。

【記者】

 宗教法人格がなくなるということは、政教分離の原則に抵触しなくなると思いますが、そのあたり、改めていかがですか。

【知事】

 先ほど質問にもお答えしましたが、宗教法人審議会がまさに今開催されていて、そこでどういう結論が出るのか。そして仮に解散を請求するということになれば、それをどう裁判所が判断するのかということを見守りたいと思います。

【記者】

 では、これまでのご自身の姿勢にはお変わりはないということでよろしいですか。

【知事】

 その質問も先回(9月4日定例会見)お答えしました。

【記者】

 では、質問を変えます。解散命令を出すということは、政府が少なくとも教団の悪質性、組織性、継続性を認めたということです。それでもこの関係を断つと明言しない姿勢にお変わりはございませんか。

【知事】

 それも先回(9月4日定例会見)お答えしたと思います。

【追加発言】ツキノワグマ注意喚起

 それでは、冒頭申し上げたクマの話ですが、クマは必ず冬眠に入ります。もう少しの期間、ぜひ注意深く対応していただいきたということを、ぜひ報道の皆様からも県民の皆様にご周知いただくようによろしくお願いいたします。特に今回の3例目の人身事故は、ゾーン3といって人が住むところ、そしてクマが住まないところ、ここで起きた人身被害です。これまでの2例とはやはりより深刻度が違うというふうに私どもは捉えております。そういう事態に今あるのだということ、冬眠の期間に入るまで、どうかさっき言ったように柿などの除去や伐採、そのようなことに徹底して取り組んでいただきたいということを改めてお願いをいたします。

4.関連ファイルのダウンロード

(※)今回の会見の「関連ファイル」はありません。

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