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トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 生活衛生 > MAKE TOYAMA STYLE > 現場レポート > Vol.20 「明るい歌で元気づけたい」。MVを制作した富山市千石町通り商店街の皆さんの取組み
更新日:2022年5月2日
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(令和3年7月28日掲載)
コロナ禍に直面する世の中を「明るい歌で元気づけたい」とプロモーションを兼ねたミュージックビデオを制作した富山市千石町通り商店街の皆さんの取組みをご紹介します。
ミュージックビデオで応援!
千石町通り商店街から富山を元気に
コロナ禍で暗いムードが漂う世の中を元気づけたいと富山市千石町通り商店街にある居酒屋「せからしや」の店主で、同商店街振興組合理事長の清水智紀さんらが、ミュージックビデオ(MV)を制作しました。
千石町通り商店街振興組合理事長も務める清水智紀さん。
動画配信しているのは、千石町通り商店街×廣井謙次feat.門嶋友美『音の根』。企画・撮影・監督は清水さん、音楽は廣井謙次さん、歌は門嶋友美さんが担当。3人はこれまでに同商店街を舞台にした映画『がんこもん』(2013年)、『まちむすび』(2018年)を制作しており、今作で再びタッグを組みました。
店の売り上げがコロナ前と比べて3割減ったという清水さんは、「小さな店舗、小さな商店街が頑張っているところを見せたい。千石町通り商店街から富山県を元気にしたい」とPV制作を企画。同商店街のイベントなどを通して関わった幅広い業種の若者たちを中心にPVへの出演を依頼しました。
県外の日本酒が種類豊富に揃うレトロな雰囲気のお店。店名は「賑やかな店にしたい」と九州の方言「せからしか」(騒がしいといった意)から付けたという。
『音の根』は、「日々に咲いた希望の花」「明日はきっと晴れるんだ」といった前向きな歌詞が心に響く応援ソングです。MVでは、門嶋さんの温かくやさしい歌声と清水さんが県内各地を回って撮影した美しい映像が流れ、出演者46人がそれぞれの思いや夢、伝えたいメッセージなどを自由に書いて披露。「コロナ禍にひかりを」「恐怖心より好奇心」「人にやさしく」「外食は楽しい!」「今がチャンス!」など、それぞれの思いがこもった個性あふれるメッセージが続きます。清水さんとは気心の知れた間柄だという出演者の1人、富山県出身の商品ジャーナリストで元日経トレンディ編集長の北村森さんは、「わざわざ来る意味がある」と同商店街の魅力についてコメントしています。
4カ月以上かけて県内の美しい風景をカメラに収めた清水さんは、「朝日町の“春の四重奏”や呉羽山公園で発見された桜の新品種をはじめ、氷見や八尾など、歌詞や曲のイメージに合う風景を求めて県内各地を撮影して回りました。個性が集まる唯一無二の千石町通り商店街から発信する前向きなメッセージが市内、県内へと広がっていくイメージで制作しました」と話します。
動画では、朝日町の“春の四重奏”など富山の美しい風景も見られる。
同商店街の活性化を目指して始まった活動を通して、「商店街のことはもちろん、もっと大きな物差しで、若い人たちを応援していきたいという思いが強くなった」と語る清水さん。清水さんのもとには、MVを見たという人から、「温かい気持ちになった」「富山にも頑張っている人がいることを改めて実感した」といった感想が寄せられているといいます。
「私たちは負けない」というメッセージでMVを締めくくる清水さんは、「千石町通り商店街は、コロナ禍で動けない中でも、できることを見つけて活動を続けています。秋には店内で音楽イベントを開きたいですね」と前を向いていました。
MVは動画配信サイトYouTubeで公開中です。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=BeoGCWRibpc&t=68s
個性的なお店が集まる千石町通り商店街。明治以降100年を超える歴史があり、老舗に加え、ワインバルやギャラリーなどの新しいお店も。
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