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トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 生活衛生 > MAKE TOYAMA STYLE > 現場レポート > Vol.28 富山の街なかを音楽で元気に!ラジオ番組「MUSIC FROM D!」
更新日:2022年5月2日
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(令和3年12月3日掲載)
「コロナ禍の富山市中心街を応援したい」とスタートしたラジオ番組「MUSIC FROM D!」。番組の収録が行われている富山市総曲輪の居酒屋「DOBU6(どぶろく)」の店主で、出演者の一人でもある土肥明さんにお話を伺いました。
富山の街なかを音楽で元気に
ラジオ番組「MUSIC FROM D!」
富山市総曲輪にある居酒屋「日本酒厳選店 DOBU6」では、月に2回、ラジオ番組「MUSIC FROM D!」の収録が行われています。
2020年8月、「コロナ禍の富山市中心街を応援したい」と始まった同番組は、日本酒と音楽に詳しい店主の土肥明さんをマスター役に、同店の常連客であるイベント会社「オレンジ・ヴォイス・ファクトリー」の越澤勝さん、Web制作会社「パドルアンドチャート」の大谷学さんらがMCを務め、毎回ゲストを招きトークを繰り広げています。
日本酒厳選店「DOBU6」の店主・土肥さん。収録は店の2階で行われている。
これまでに迎えたゲストは、飲食店や雑貨店、洋服店の店主ら、街なかで働く人たち20人以上。番組では、ジャズやロック、昭和歌謡、映画サウンドなど、ゲストが選んださまざまな曲を流しながら、酒場で話す気楽な雰囲気でフリートークを展開してきました。
番組収録の様子。
土肥さんは、「街なかのみなさんは、コロナ禍の厳しい現状をどうしたらプラスにできるか考えています。印象に残っているのは、アメリカから洋服を仕入れているお店が、2年近く仕入れに行けない中、自分たちでできることを探しながら店を続けているという話です。みなさんの前向きな話に感銘を受け、参考にさせてもらいたいと思っています」と話します。
番組では、ゲストが現在の仕事についたきっかけや今後の目標などについても話を聞く。
お酒が提供できない時期には、同店の売り上げは、コロナ前から約8割減少しました。「店の電気をつけることしか仕事はないと思っていました」と話す土肥さんは、定食メニューを提供するなどして、苦しい時期をやり過ごしました。そして、「コロナ禍をきっかけに、原点に立ち返った気がします。初心を大切にしてきたつもりですが、15年以上お店を続けていると、どうしてもどこかだらけてきます。お客さんがお店に来てくれない現実を見たことで、一からスタートの思いが強くなりました」と振り返ります。
1960~70年代のロック、ソウル、ブルース、ジャズなどさまざまな音楽が流れる店内には、CD3,000枚近くがディスプレーされている。
「ライブができないときに、それぞれの場所でラジオを通して同時にミュージシャンの音楽が聴けたら、ライブの感覚が楽しめるのではないかと始めた番組でもあるので、いつか叶えられたらいいですね。ラジオを聴いて一人の時間を楽しみ少しでも安らいでくれるリスナーさんが増えるように頑張りたいです」と土肥さん。
同番組では、11月に番組プレゼンツの音楽ライブを企画しました。土肥さんは、「街なかを血管のようにずっと動かすため、何かおもしろいイベントをやりたいというのが番組に関わるみんなの気持ちです。これからも楽しく前向きに番組を届けながら、番組プレゼンツの音楽イベントなども企画していきたいです」と話しています。
土肥さんいわく「入りづらい店と言われますが、入ってみたら居心地がいい空間です」。
番組は、毎週土曜18時〜19時、日曜0時〜1時、日曜5時~6時に富山シティFMで放送中。
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