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トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 生活衛生 > MAKE TOYAMA STYLE > 現場レポート > Vol.30 「そよかぜ農産物直売所」高岡野村店に、県内初となる野菜の自動販売機を設置
更新日:2022年5月2日
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(令和4年1月4日掲載)
「そよかぜ農産物直売所」が、コロナ禍に対応し、県内初となる野菜の自動販売機を高岡野村店に設置しました。同直売所を運営する株式会社マスタック・アグリ取締役総務担当の須藤晴夫さんにお話を伺いました。
消費者と生産者をつなぐために
野菜の自動販売機で無人販売スタート
株式会社マスタック・アグリは、2021年6月から、そよかぜ農産物直売所高岡野村店に県内では初となる野菜の自動販売機を設置し、24時間年中無休で無人販売を始めました。コロナ禍で来客が減少し、売り上げが低迷する中で、「非接触型の農産物販売を」と自動販売機の導入を決めたということです。
同店にはコインロッカー型の自動販売機6台を設置。透明な扉から中の商品が見え、設定された金額を投入すると商品が取り出せます。
高岡野村店に設置された野菜の自動販売機。
現在販売するのは、熟成させたサツマイモ「紅はるか」やタマネギ、カボチャなど、グループ会社であるマスタック・ファーム ふたすぎ農園が生産した農薬不使用の県産野菜です。
須藤さんは、「ロッカーに入っているので、誰が触ったかわからないという心配がなく、コロナ禍でも安心して利用できます。今は日持ちのする野菜だけですが、認知度が高まって利用が増えれば、葉物野菜なども扱っていきたいです。店周辺の生産者のみなさんに、自動販売機の貸し出し利用を勧めているところで、いずれは生産者のみなさんが作った新鮮な野菜をはじめ、みそや醤油、豆腐といった加工品も置いていきたいと考えています」と話します。
自動販売機で販売するふたすぎ農園が生産したサツマイモ「紅はるか」。
「当直売所は、生産者に野菜を販売する場所を提供するもので、農家を応援したいとの思いから始まりました」と須藤さん。同直売所では、生産者が自分で作った野菜に自分で値を付けます。商品が売れた場合には、売り上げの一部が手数料として直売所に入る仕組みで、同社ではコロナ禍の新たなスタイルとして、自動販売機の利用を通し、生産者と消費者をつなげたい考えです。
「富山の農家を応援したい」と話す株式会社マスタック・アグリ取締役総務担当の須藤晴夫さん。
須藤さんは、「自動販売機には、1台に18個のロッカーがあります。店周辺の生産者に利用してもらい、1日に1、2度在庫を確認して商品を補充してもらう形ができればいいですね」と話します。
同社で製造する糖度の高い県産紅はるかを使った「干し芋」。今後自動販売機でも販売予定。
自動販売機の商品は適宜入れ替えており、今後は同社で製造する無添加の「干し芋」も登場する予定です。また、冷蔵・冷凍機能付きの販売機設置や、カレーやシチューなどに使う野菜のセット販売も今後検討しているということです。
県産野菜を24時間年中無休で無人販売するそよかぜ農産物直売所高岡野村店。
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