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トップページ > くらし・健康・教育 > 生活・税金 > 生活衛生 > MAKE TOYAMA STYLE > 現場レポート > Vol.4 密を避け、町の文化と職人の技に触れる「Bed and Craft」の取組み
更新日:2022年5月2日
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(令和2年11月20日掲載)
井波の地元作家が手掛けた一棟貸切の宿に泊まり、地元作家に1日弟子入りをしてその技や作品が生み出される現場を体験するという、新しい旅のかたちを提案する「Bed and Craft」。名所旧跡を見て回るだけの従来型の観光旅行ではなく、旅行者と地元の人が深く交わることで、その町の文化や歴史、そこに住む職人の魅力を知る体験型の旅を提供してくれます。
今年10月「Bed and Craft」の6棟目の宿としてオープンしたRoKu。石蔵のある贅沢な空間が広がります。
重厚な扉が印象的な日華石の蔵を利用したリビング。プライベート空間で日常を忘れてくつろげます。
「Bed and Craft」の宿泊は古民家を活用した、全てが個室・一棟貸スタイルで、町全体がホテルというようなコンセプトで運営しているため、他者との接触を避けられる体制になっています。その特色を生かしながら、ストレスなく滞在を楽しんでいただけるような工夫として、お客さんがセルフで部屋にチェックインできるシステムも導入。全ての部屋にPINコードが設定してあり、事前に番号をお知らせして自分で入室ができます。
地元の若手作庭家・根岸新氏が手掛けたRoKuのプライベートガーデン。四季折々の異なる表情が楽しめます。
2016年9月に始めた体験型の宿はアート好きな国内外の宿泊客に高い支持を受けました。コロナ禍、今年7月中旬に企画した「木のみちのり自転車旅」は銘木店や彫刻道具の専門店、彫刻師の工房を巡る新たな試み。3密を避けつつも井波彫刻の職人気分を味わえる「体験」を織り交ぜ、職人の目線で楽しめるツアーを考案しています。
まちのコンシェルジュの中臺雅子さん
今回、新しい企画を立ち上げたのは、「Bed and Craft」まちのコンシェルジュの中臺雅子さん。旅行会社に勤務し世界中を飛び回ったのち、木に魅せられて井波に定住しました。木材を削りマイ箸を作るのが、最近のお家時間の楽しみだそう。木彫りのほか、漆塗りにも今後はチャレンジしたいとか。
「旅の魅力は人です。”また会いたい、また来たい”と思ってもらえることが大切です」。
今後もさまざまな企画を考案中。変わっていく現状を打破するためにはどうすればいいのか。日々更新しながら進み続け、木彫刻の町・井波の魅力を発信し続けます。
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