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更新日:2021年4月21日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。
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令和3年4月21日(水曜日)臨時記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます) |
( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。
(※)は、発言内容を訂正した部分です。
(1)警戒レベル「ステージ2」への移行について
遅い時間にお集まりいただきましてありがとうございます。
まず、冒頭に、先週金曜日、私の軽率な行動におきまして大変に御迷惑をかけたこと、反省をしているところでございます。
実は、本日の17時までに県庁にもメールや電話で苦情をいただいているところでございます。これらの御批判は一身に私が受け止めるものでございまして、引き続き真摯に受け止めてまいりたいと存じます。
さて、今日は新型コロナウイルス感染症について、ロードマップの4つの判断指標のうち、新規陽性者数、感染経路不明の新規陽性者数が基準を上回っておりまして、そしてまた別の指標、入院者数も増加していることから、去る4月14日に新型コロナウイルス感染拡大警報、富山アラートを発出させていただいたところですが、しかしその後も毎日10人から20人、2桁の感染者数が確認をされております。こうした県内での感染状況や医療機関の状況などを踏まえますと、来週に大型連休を控えていることもあります。今、県民の皆様に改めて感染リスクの高い行動の徹底した回避をお願いする段階にあると考えまして、先ほど18時より有識者の皆さんの懇談会も開き、御意見を伺ったところですが、その結果4月23日金曜日、午前零時から警戒レベルを現在のステージ1からステージ2に引き上げることといたします。
最近の感染事例を分析しますと、感染の拡大が見られる場面が夜間の飲食店だけではなく、プライベートな場での職場仲間やあるいは友人との会食などの機会、また学校、職場などへと、いわゆる多様化をしていることが見て取れます。こうしたことを踏まえまして、ステージ2における具体的な要請内容について御説明を申し上げます。
1点目ですが、夜間の外出については2時間以上の飲食を自粛していただきたいとお願いをします。また、飲食を伴わない外出につきましても感染防止対策を徹底していただくようお願いをいたします。
2点目、本日飲食店でのクラスターが公表されたところです。県民の皆様にはアクリル板の設置、手指消毒の徹底、マスク着用の推奨、換気の徹底といった基本的な感染防止対策が徹底されていない施設や飲食店への出入りを控えていただくようお願いをいたします。
次、3点目です。大人数でのカラオケやバーベキュー、自宅や寮での飲食などから感染が拡大をしています。昼間、夜間を問わず、同居家族以外のグループでの会食は少人数とし、会話の際はマスクを着用していただくなど、本県の会食のルール「ますずし」の徹底をお願いいたします。
4点目です。緊急事態宣言対象地域、あるいはまん延防止等重点措置地域及びその他の感染拡大地域との不要不急の移動は自粛をお願いいたします。
なお、1月にステージ2に移行した際には、年末年始以降、政府の分科会でも感染拡大の急所とされておりました飲食の場面での感染から家庭内、職場などへ感染が拡大するといった事例が多く見られたことから、この急所である飲食店を抑えるため、飲食等に対しまして、時短営業のお願いをしました。
先ほども申し上げましたとおり、最近は感染の拡大が見られる場面が夜間の飲食店だけではなく、プライベートな場での職場仲間や友人との会食等の機会や学校、職場などへと多様化をしてきています。また、富山県においては、各飲食店に積極的な感染防止対策に取り組んでいただいております。このため、今回のステージ2に当たっては、感染の拡大を防ぐための措置として、飲食店等への時短要請、時間短縮の要請は行わないことといたします。飲食店等を経営される皆様方にはこれを機に感染防止対策の取組みを改めて、これまでも十分にやっていただいているところですが、改めて御確認をいただき、コロナ禍において、お客様と従業員双方が安心して過ごせる、安心して働ける、そのような空間づくりをさらに進めていただくことをお願いいたします。
また、3月以降の感染者の約5割が30歳未満の若い世代の方々です。若い皆さんは感染しても無症状や軽症のまま気づかないうちに家族や友人に感染させる可能性を秘めています。自分だけは大丈夫といった意識を変えていただき、マスクの着用、手洗い、3密の回避など、基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願いをします。
特に、来週からのゴールデン(ウイーク)期間中の大人数での会食、久しぶりに会う人との会食は自粛をお願いいたします。これ以上の感染拡大を何としても防ぐため、県民の皆様には引き続き高い緊張感を持って行動いただきますよう御協力をお願いいたします。
冒頭私からは以上でございます。
<記者>
先ほどの営業時間の短縮についてなんですけれども、一応ロードマップのほうには感染状況によっては時短要請というふうには書かれておりますけれども、これは感染状況によっては今後時短要請をお願いする可能性はあるのでしょうか。
<知事>
そうですね、先ほど来申し上げましたように、1月のときは急所と言われる飲食店からの感染拡大が多く見られたことから、あのときは時短の要請をお願いしたところです。先ほどのデータでもお示ししましたように、ここのところの言わば第4波の感染の拡大は、夜の飲食店からの感染は2.7%になっております。それ以外のプライベートな空間、そして友人との会合などから広がっていることが見られましたので、今回は飲食店への時短要請はしないこととしております。もし、この傾向が変わることがございましたら、また改めて検討することになるかと思います。
<記者>
あともう一点なんですけれども、今回のステージ2の内容なんですけれども、全体的に5つの場面であったりだとか、ますずしとか、これまで知事が訴えてこられたことの内容と近いのかなというふうに感じたんですけれども、今回のステージ2で実効性は担保されるんでしょうか。
<知事>
はい、これはまた引き続きあらゆる機会でこれを訴え続けていくということになります。特にゴールデンウイークも控えております。若い方々の移動も普通なら起こることでございますが、それを自粛いただくように、特に若い方々にも伝わるようなコミュニケーションの仕方もいろいろと活用しまして伝えていきたいと考えております。そのようなことから実効性を高めていくように努力をしてまいります。
<記者>
このロードマップの改定についてですけれども、その要請内容、お願い内容を緩和したように伺えるんですけれども、そのような認識でよろしいでしょうか。
<知事>
決してそういうことではなくて、ステージ2の内容を、要請内容の修正をしておりますが、これはそのとき、そのときの状況に応じてですね、これは機動的に変えることは私どもとしてはやぶさかではないので、今回はそういうことです。決して緩めたということではなくて、現状の感染拡大の状況に鑑みて要請内容を修正したということでございます。
<記者>
特に、この繁華街の接待を伴う飲食店などは消されていますけれども、このあたり緩和したのではということを伺えるんですけども、いかがでしょうか。
<知事>
はい、それは上のほう(基本的な感染防止対策が徹底されていない施設や飲食店の利用は自粛)でそのあたりも包含できるのではないかと思い、今回削除しています。
<記者>
あともう1点、ステージ2への引上げを決定する期間なんですけれども、今回は基準値が1週間以上超えての引上げの決定と、以前と比べてその期間が長かったように思えます。出遅れ感があるのではということが懸念されるんですけども、そのあたり、いかがでしょうか。
<知事>
そうですね、これは毎回、もちろんロードマップのデータを注視しながら、総合的に判断をするということはこれまでも申し上げてきたところです。
今回の場合、病床のひっ迫具合がまだそれほどでもなかったこと、この1週間ですね。もちろん数字は上がってきていたのですが、実は現場のほうの病院でも第1波、第2波、これまでのいろんな状況も経験をしてこられまして、言わばだいぶコロナとの闘い方について習熟してこられたという面がございます。
そんなことで、1年前でしたら危険水準だったかもしれませんが、今回はそういった病院側の習熟度もあったので、少しぎりぎりまで判断を待っていたということでございます。
ただ、冒頭にも申し上げましたように、それでアラートということにしておりましたが、アラートを発出したにもかかわらずやはりこの2桁の状況が続く、今も宿泊療養施設を機動的に活用することで、まだまだ危機的な状況には幸い至っておりませんが、現場の頑張りがあるので、でもやはりこの状況を見ますと、そしてゴールデンウイークを控えているということから、今回アラートからステージ2への移行ということを判断させていただいたところです。
<記者>
もう1点、以前会見でも都度聞かせていただいていますが、変異ウイスルは今月に入って半分以上を占めていると思うんですけども、そのあたり指標に入れる等々は今の現段階でも今のところは指標には入れたり、追加で特段対策をしたり、そういったようなことは今のところは考えていらっしゃらないという認識でよろしいでしょうか。
<知事>
そうですね、陽性者の検体をさらに変異(ウイルス)かどうかスクリーニング(ふるい分け)をしているところです。そこに実はタイムラグもありまして、今のところ55%ぐらいが変異(ウイルス)、あくまで「ぐらい」という感じなんですね。ですからこれを変異ウイルスのデータもロードマップに入れるとしますと、もうリアルタイムに変異株の数も把握できる、このような体制づくりが必要になるかと思います。
<記者>
ロードマップの内容についてまずお聞きしたいんですけれども、ロードマップの表のほうで見ますと、昼間はオーケーということで、夜間が2時間以上の飲食は自粛などとあるんですが、これは別に日中もなるべく2時間以上の飲食とかは避けてほしいということになるのでしょうか。
<知事>
そうですね。ウイルスに昼夜はないと思いますので、飲食というのは今(陽性者の感染が疑われる場面の)比率は減っていると申し上げましたけども、やはり複数で食べられる場合は近い距離で行われることが多いので、やっぱりリスクの一つには間違いないということ、そういう意味では長時間にならないことをお願いしたいと存じます。
<記者>
あともう一点なんですけれども、先ほど知事も冒頭、会食のことについて謝罪されました。有識者懇談の冒頭でも謝罪されておられました。先ほど質問の中でコミュニケーションを取ってその実効性を高めていけるように努力していきたいというお話もありましたが、知事の会食のお話を踏まえて、例えばそのようなことをされていた知事からおっしゃられても説得力があまりないのではないかといったお声とかもあるんですけれども、知事として今、改めてどのように今回の要請を県民に浸透させていきたい、どのように伝えていきたいかという思いを改めて聞かせていただけたらと思います。
<知事>
ありがとうございます。
御批判はしっかりと受け止めて、私の軽率な行動は反省をしています。
その上で、今ほど申し上げたようなステージ2への移行に伴うお願い事を、今後も特にゴールデンウイークを控えまして、あらゆる機会を通じて訴えていきたいと考えております。
【資料1】Stage2への移行について(PDF:394KB)
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