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更新日:2021年7月28日
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発表項目の説明に先立ちまして、実は先ほどコロナ対策の本部会議を開きました。そこは御取材もいただいたところでございますが、そこで決めました富山アラートの発出について、まず御説明を申し上げます。
本県では直近1週間の新規感染者数が82人となりまして、その前の1週間に比べまして約3倍と、言わば急速に拡大をしています。特に県西部の増え方が大きいというふうに理解しています。加えて県独自の4つの判断指標のうち、新規陽性者数や感染経路不明の新規陽性者数が基準を上回っております。いわゆるステージ1から2への基準を上回っているという意味であります。
あわせて、入院者数も増加しております。それらのことから総合的に判断をしまして、本日、富山県全域に新型コロナウイルス感染拡大警報(富山アラート)を発出いたします。夏休み中、人の往来あるいは県外への移動などによる今後の感染拡大を何とか食い止めまして、ステージ2、ステージ3を措置として、また、県民の皆様に強い自粛要請などをお願いする事態を何としても避けたい、そのようなことから、この警報発令中、県民の皆様には改めて次の諸点の対応をお願いいたしたいと思います。
1番目、出張などで県外滞在中の感染が疑われ、富山県へ帰られた後、職場や家庭内で感染が広がる事例が散見されています。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象となっている、6都府県との不要不急の移動は自粛いただきますようお願いをいたします。また、その他の感染が拡大している地域との移動は、慎重に判断をしていただくようお願いいたします。ちなみに緊急事態宣言、現在は東京都と沖縄県に出ております。
また、まん延防止等重点措置は埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府でございます。それから、国の基準によりまして、直近7日間で人口10万人当たり15人以上の感染が確認されている県というのがあります。それは、国でいうステージ3への一つ基準になりますが、これは福岡県、京都府、茨城県、北海道、そして、お隣の石川県もこれに含まれます。これらは特にですが、さらにこの15人を2.5人という次のレベルまで含めますと、47都道府県のほとんど44都道府県が該当します。そんなことでございます。ぜひこれらの移動については慎重に御判断をお願いしたい。それが1点目。
2点目は、帰省や旅行で富山県に戻られる、あるいは富山県を訪れられる、このような検討をされている皆さんには、いらっしゃる2週間前から御自身が感染されないように十分に御注意をお願いしたいということです。もし発熱や風邪などの症状がある場合は、大変に申し訳ないですが、来県は控えていただくようにお願いをいたします。特に感染が拡大している地域、先ほど申し上げましたが緊急事態宣言の対象地域、また、まん延防止等重点措置の対象地域、あるいは10万人当たり15人以上というような感染が急拡大している地域、そのような地域にお住まいの方には、どうか慎重な御判断をお願いいたします。
そして、3点目でございます。
会食での感染が疑われる事例も引き続き見られています。会食は家族あるいは少人数(4人以下)ですが、そして短時間で、また、食べるときはもちろん外さなければなりませんが、会話の際は再度マスクをつけていただいて会話をしていただく。このようなことを徹底してマスク会食、これをお願いします。また、初めて会う方あるいは久しぶりに会う方との会食もできるだけ控えてください。もちろん会うなと私が言えるわけもありません。会食なしでお会いいただく。このようなことをぜひお考えいただきたいと思います。
また、念のため申し上げますが、これら会食をやめてくださいといったことではありません。今、第三者認証、飲食店の認証を進めておりますが、このようにしっかりと感染拡大防止措置を取られた飲食店はたくさんできています。どうかそんなところを、そういうお店をしっかり御利用いただいて、安心・安全に会食をしていただく。ただ、それも御家族あるいは少人数(4人以下)ということ、また、できるだけ短時間ということになりますが、安心できるお店での会食を楽しんでいただければというふうに思います。
皆様には御不便をおかけしますが、引き続き、うつさない、うつらない、このような行動の徹底をお願いいたします。
特にこれは全国的な傾向で、また、本県でもそのような傾向が見られておりますが、高齢者の感染は減っております。これはやはり65歳以上の方々にまずはワクチンを接種していただこう、希望される方はということで、まずは優先して始めたということ。それによって高齢者の方の感染が減っていることは、はっきりとして数字に現れております。
一方で若年層の方、50代まで入れて若年層の方の感染が広まっています。拡大をしております。どうか若い方々の行動がこれからのキーになります。若い方には特に無症状の方も多いわけでありますから、自分が感染していると気づかないうちに周りに感染を広げている。そんなことも十分に考えられるんです。ですから、まず自分は感染しないんだと、そして、人にうつさないんだと、そのようなことを徹底していただきたい。若い方の行動がキーなんです。そういうことでよろしくお願いいたします。
それでは、次は7月の補正予算について御説明を申し上げます。
6月補正予算が成立して、まだ間もないわけでございますが、事業の執行を進める中で一部の事業において所要額に不足が生じる見込みとなりました。事業者の皆さんのニーズが高いことを踏まえまして、早急に対策を講じる必要があるものについて、専決処分をさせていただくこととしました。
今回の補正の規模、7月の補正の規模は5億5,200万円となっています。
以下、この内容ですが、まず中小企業リバイバル補助金の増額です。コロナ禍の中で中小企業の皆さんの意欲的な取組みを支援する、この補助金について、第1次募集には11.5億円の申請があり、第2次募集においても約11億円、ほぼ1次募集と同規模ですが、大変に多くの申請をいただき、この結果、大変申し訳なかったんですが、予定を早めまして7月21日の締切り予定を繰り上げまして、7月6日に申請を締め切らせていただいたところです。
今回、第3次募集分の申請受付を開始するに当たり、過去2回の状況に鑑みて十分な予算を確保の上、実施しようということで、6月補正で5億円を計上しておりますが、さらに今般の専決によりまして5億円増額し、第3次募集分の採択枠をトータルで10億円に拡充させていただきたいと考えます。なお、この第3次募集、10億円に拡充したものですが、8月中旬から9月中旬にかけて実施をする予定です。募集開始の詳細につきましては、改めて御案内をさせていただきます。
7月の専決補正予算のもう1点目、これは貸切バス利用促進事業の増額についてでございます。
新型コロナの影響で利用が低迷する貸切りバスの利用促進を図ろうということで、6月補正予算において、これまでは観光のツアーに限定していた支援の対象を地域での旅行、あるいは学校のクラブ活動などにも拡充し、2,400万円を計上していたところです。その後、7月上旬から中旬にかけてステージも1に、7月3日からステージ1に移行しましたが、コロナの感染状況が一定程度落ち着いたこともありまして、クラブ活動など学校行事の申込みを大変に多くいただいたということでございます。
事業者の皆様などからも、7月から10月の需要期に収入を確保し、今後の経営の安定化に資するために予算の増額の要望がありました。一昨日、富山県バス協会からそのような要望もいただきました。そこで、これらのニーズに素早く対応するために、今回5,200万円を計上することといたしました。いずれも事業者のニーズを踏まえた早期の対応が必要であるために、今回、専決処分をさせていただくこととしました。引き続き迅速な執行に努めていきたいと考えております。
冒頭、私からの説明は以上でございます。
<記者>
東京オリンピックが開幕しました。県勢も中山楓奈選手がスケートボードで銅メダルを獲得されるなど、大いに活躍されていますが、まず、率直に東京五輪いろいろ賛否ある中で始まりましたが、知事としてはどういうふうに東京五輪のほうを見ていらっしゃるか、観戦などを楽しんでいらっしゃるのかどうかお聞きしたいのですが。
<知事>
これは当初から終始一貫して東京五輪の開催にはとても期待をしてきたところです。もちろんこのコロナ禍の状況を鑑みますと、1年延期をしたとはいえコロナ禍では引き続きあるわけなので、これまで我々が経験したようなフルスペックでの開催が難しいことは承知をしておりますし、国民の多くの方も理解をされていると思います。
でも、やはり開催をする。これまではコロナのこととか、あるいは政治的なこととかでいろいろな議論があったと思いますが、開幕した今となれば、やっぱりオリンピックの主役はアスリートの皆さんです。アスリートの皆さんが既に中山さんのこともありますが、本当にそれぞれのこれまでの練習の成果を存分に出していただく。それがまた我々に感動を与える、勇気を与えることになるわけでありまして、まさに今アスリートが主役のオリンピックが現在進行中ということで、これは大いにお茶の間からになりますが、テレビを通じてになりますが、大いに応援をして楽しみ、そして、コロナ禍であまり楽しいニュースがない中ですが、このような明るいニュースを大いに取り入れて、明日からまた元気にしていければというふうに考えております。そのように私個人としても、また、今の知事という立場としてもこのオリンピックを肯定的に考えています。
<記者>
私自身も開会式から割とたくさん、家でオリンピックを楽しませていただいているのですが、県勢でいえば開会式で八村塁選手が旗手を務めたり、先ほどの中山選手もそうですけれども、非常に大いに活躍されているのですが、知事の中で特に今日まで一番わくわくしたようなポイントがあれば教えてください。
<知事>
まず日本人という意味では日本選手の活躍全てわくわくしますが、その中でもやっぱり特に富山県人として県選手、特に今回はオリンピックには13名ですか、富山県出身、ゆかりの方々が代表として日の丸を背負ってやっていらっしゃるので、中山さんを含めて、例えば昨日なんかもホッケーで山下学選手がキャプテンマークをつけて、ニュージーランドといい試合をしてくれました。引き分けに終わりましたけれども、などなどやっぱり県勢の活躍にはわくわくして、つい力が入っています。そういう意味では、今日、柔道の向選手が登場、もうしているのかな、これからですかね。これも大いに期待をしたいところです。
<記者>
富山大空襲に関連してですが、8月1日で富山大空襲の日をまた今年も迎えるということに当たりまして、戦後80年ほどたちまして当時を知る人がどんどん減っているというような現状でございます。その中で戦争や富山大空襲について、まず知事御自身の思い、どういうふうな思いを持っておられるかという点と、平和教育ということで後世に伝えていくことの大切さ、この2点についてどういうふうにお考えかということを、今、お聞かせ願えればと思います。
<知事>
結果的には終戦まで残り2週間というところでの富山大空襲でありました。御存じのように多くの方が命を落とされたし、また、家屋を失ったこと、富山市の場合ほとんど100%近く、旧富山市街の100%近くが灰じんと帰したわけでありますから、かつ、これは戦後の検証ですが、日本の都市の中でも焼失率は最大というふうに理解をしております。そのような空襲を受けた記憶を決して風化させてはいけないということ、御趣旨だと思いますが、私もそのように考えております。
私の立場で申しますと、実は私、富山県護国神社という神社に関わっておりまして、これは戦争に行かれて亡くなった方の霊を鎮めるというための趣旨の神社でありますが、空襲についてのことも折に触れて啓発活動をするようなことも続けておりますので、そのようなことに関わりながら、この記憶が風化しないように努めてまいりたいと思っています。
<記者>
それにまた関連してなんですけれども、先週の水曜日、こうやって当時を知る人が減っていく中で、やっぱり物で後世にずっと長く残していこうということで、「富山大空襲を考える会」というのに所属する僧侶の方々が県に対して要望を行いました。その内容としては、富山市と協力しながら空襲当時の遺品を、その現物を収集したり、資料館など人の目に触れるような場所にぜひ置いてほしいというような要望でございました。
このような要望に対して、今どんどん人が減っている中で物を残すということに対して、どういう姿勢で県知事として臨まれていくか。そのあたりをお聞かせ願えればと思います。
<知事>
やはり人の記憶というものは移ろいやすいものであるのは事実です。そういった意味でそのようなものに託して、先ほど申し上げたような記憶を風化させない一つのツールとして、残す形もあろうかというふうに思います。まだ詳しい御要望がどのようなことなのか私は承知しておりませんので、また詳しく聞いて適切な判断をしていきたいと考えます。
<記者>
知事自身、物で残して、人がいなくなった後もずっと語り継ぐということには、とても肯定的というようなところですか。どうでしょうか。
<知事>
ただ、物は一つのやり方だと思いますが、私はそれ以上に人の口から口に伝えていく、まだ御記憶のある方が御存命、お元気なうちに語り継いでいく。そういったことの方が私はより意義があるのではないかと思う。ですから、先ほども護国神社の話をしましたが、そういう場づくりというものをしていくことも、やはり大切だと思います。物も一つのやり方だとは思います。
<記者>
今日の発表項目にコロナのことについて書いてありますが、今回の中旬以降の急拡大には何か背景としてどんな影響があると見ていらっしゃいますか。
<知事>
まず1つ、これまでの例に倣ってという意味では首都圏での拡大、それから一定期間置いて地方に、本県も含めて地方に波及をしてくる。そのようなことは過去も経験をしたことです。そして、今回、7月3日からステージ2をステージ1にしたわけでありますけれども、そのときもそれを決める場において、有識者会議で有識者の皆さんからアドバイスをいただいたのですが、やはりそのようなことは懸念をされておられました。都会の状況をしっかりと見極めなさいよということは言われておりました。残念ながらそのような状況に今あるということだと考えています。それと、やはりステージ1になったことで、皆さん少し精神の緊張が緩められたのかなということもあるのかと思います。
<記者>
首都圏からの影響はやっぱり受けているということですよね。
<知事>
そうですね。感染者の方にいろいろとヒアリングもするわけでございますけれども、都内への出張で感染する場にいて、そして帰ってこられたと。そこからまた御家庭あるいは職場で広がるという例もあります。幾つもあります。そのような影響も受けていると思います。
<記者>
その影響として、首都圏では感染力が強いとされているデルタ株が蔓延していると思うのですけれども、その影響もあるというふうに考えていらっしゃいますか。
<知事>
東京などは、もう6割か7割がデルタ株に置き換わったという報道は承知をしています。本県の場合、6月8日からスクリーニングの対象をL452Rに変えて、富山県衛生研究所で解析をしているところでございます。今のところ本県ではL452Rの変異が13件ありました。そのうち4件がデルタ株とゲノム解析の結果、確定しているということです。ですから、まだ東京など首都圏で見られるほど、デルタ株に過半数以上が置き換わっているという状況ではないのかと思います。
<記者>
今回の富山アラートの発出のことについて、先ほど説明いただいたと思うんですけれども、その決め手となったのは、やっぱり判断基準が2つ超えているというところなんでしょうか。
<知事>
そうですね。いつも申し上げるように、これはステージを変えるときも、また、このようなアラートあるいは特別警報を出すときも総合的に判断しておりますが、先ほども申し上げたように2つの指標がその基準を超えている、プラス入院者数も増えてきている。このようなところを見て何とかステージ1に踏みとどまるために、もう一度県民の皆さんにお願いをする。そのような意味でのアラートです。
<記者>
県内としてコロナの第5波に入りつつというふうには考えていらっしゃいますか。
<知事>
このままいくとそのようなことになるかもしれませんが、そうならないために今日アラートを発令して、県民の皆さんに御協力をお願いしたい。また、富山県を訪れられる方にぜひ皆さんのお力も借りて報道が伝わるように、また、ほかのメディアも使わせていただきますが、より多くの方に、県内外の方々に届くような情報発信をしていきたいと考えています。
<記者>
今日の発表項目とは違うのですが、前回の会見で衆院選の富山1区のことについての質問があったと思います。そこで吉田さんを応援するかどうかについての質問があったと思うのですが、その中で県民党の立場でどなたかを応援したい状況になれば、そういう方を応援することもあるというふうにおっしゃったと思うのですが、具体的に県民党というのはどういう立場になるのでしょうか。
<知事>
やはり私は富山県知事でありますから、県民の皆さんにとって、よりふさわしい候補の方がどなたなのかということを見て、もし、その上で求められれば応援をするということになろうかと思います。それが県民党と申し上げた私としての意味です。
<記者>
その上でなんですが、選挙は流動的で何が起こるか分からないというふうに先日の会見でもおっしゃったと思うのですが、全体としての構図はかっちりと決まってはないと思うのですが、大方、どの方が出馬されるかというのは表明されていて、具体的に田畑さんなり吉田さんなりを応援するというふうに、明確にされることはあるのでしょうか。
<知事>
それはやっぱり状況次第です。本当に今おっしゃったように、前にも申し上げたように、本当に選挙ってどういうことが起きるか分からないですからね。そのことをこれ以上は申し上げられないです。
<記者>
具体的にはっきり明確にするタイミングというのは、まだこれから先というか、告示まで分からないという感じでしょうか。
<知事>
するかもしれませんし、また、しないかもしれませんし、それも本当に状況次第です。
<記者>
このアラートの発出、コロナ関連で2点お伺いしたいのですけれども、先ほど知事は高齢者の感染者数というのがここ2、3か月で減っているということで、ワクチンの効果が県内でも明確に出ているという認識でいらっしゃいますでしょうか。
<知事>
そうですね。今ちょっとデータはあれですけれども、やっぱり御高齢者でもまだ国で言われるほど、あるいは東京都で言われるほど多くのデータがないのですが、あくまで傾向ということですが、高齢者でも接種されていない方と接種された方では約10倍の違いがあると思います。
<記者>
もう1点、先ほど若年層がキーだという話が知事からあったと思うのですけれども、もう少し詳しく、若年層の中でもこういった世代のこういったような行動を避けられれば、感染拡大は防げるというような、明確に知事の中でそういったようなもう少し詳しい、この世代にこういったことを訴えたいということがあれば教えてください。
<知事>
まず、本当に若い10代、20代の方々、これは学生さんやあるいは高校生の方々も、あるいはそれ未満の方もおられるわけですが、多くは学校という集団生活をしておられるわけであります。合宿というところもあると思いますが、そこで集団発生の例は本県でも幾つかあります。あるいはスポーツの大会での集団発生という例もあります。
やはりこうやって人が集まる、そういう大会を否定するものではもちろんありません。でも、人が集まるからには、より感染の対策をしっかりとしていただきたい。これは学生さんや生徒さん御自身もでありますし、また、例えばそういう大会の場合は、主催者にはぜひより強くお願いをしたいと考えます。しっかりとした対策をした上で、大いに力を発揮していただく。ちょうど今回のオリ・パラ、オリンピックがやっているようなことでございます。
それから、それより上の30代、40代、50代、このあたりも増えてきておられます。また、その方々は基礎疾患があったりすると、やっぱり重症化する可能性があります。この方々にはやはりうつらない、うつさないという意味では多くの方が働いておられるわけですから、できれば感染の増えている地域への御出張などは控えていただく、あるいはリモートでできないのかということも改めて考えていただく。これは働く方御自身もでありますし、また、経営者の方々にもそのような検討をお願いしたい。今の時期はリモートでできることはやっていただきたい。このことは今日これ以降、また商工労働部を通じて経済団体にも御協力をお願いしたいと考えます。
また、次は40代、50代ぐらいの方のある程度分別のある方々だと思いますが、やはり会食の場でついつい大声を出したり、マスクなしで会食したり、そこから感染が広がったという例もあります。ただ、今全体としては夜の飲食の場での感染拡大は6%もないので、今年の12月から1月の第3波の頃に比べますと、会食場所由来のものは大分減ってはいるのですが、それでもやっぱりおじさんたちの宴会で広まっちゃうケースというのは、これも結構あります。このようなことはぜひ分別ある世代として、また、若者に対して範を示すという意味でも自粛をいただきたい。しっかりと考えて会食をしていただきたいということをお願いしたいです。
今日は向さんのニュースもあったりして、アラートに割いていただく余裕があまりないのかもしれませんが、どうかこれ大切なところなので、ぜひステージ1で踏みとどまるために、誰一人ステージ2に行きたくないわけでありますから、どうか皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
<記者>
オリンピックについてですけれども、先日、銅メダルを取られたスケートボードの中山選手ですけれども、中山選手について県民栄誉賞の授与などについて検討はされていらっしゃいますでしょうか。
<知事>
過去の例では、メダルを取られた方には県民栄誉賞を贈呈してきたところです。今回のオリンピックあるいはパラリンピックでのメダリストに対しても、当然検討することになると思います。ただ、これは都度富山県民栄誉賞検討委員会というものを立ち上げまして、そこで検討いただくことになっておりますので、今後幾つメダルが本県に来るか、これはわくわくして待つだけですけれども、終わったところで検討委員会を立ち上げることになると思います。
<記者>
先ほどの質問の確認ですけれども、県としては現在県内の新型コロナの状況は、第5波にはまだ入っていないというふうに見ているということで間違いないですか。
<知事>
はい。まだ明確に第5波とは考えていません。
<記者>
その理由、根拠については何か御説明いただけますか。
<知事>
この1週間でさっき言ったように急拡大しているので、これが来週、希望としてはまた収まっていくことも期待しながら、また、それに向けて努めていく、今後に向けて努力をしていく。そのお願いを今日しているわけでございますけれども、今の時点でもう第5波と判断するのは早いのではないかと思います。
<記者>
拡大している時期がまだ短いから、第5波には当たらないということですか。
<知事>
そうですね。
<記者>
前回の富山アラートですと、飲食店の感染防止策の県の見回りなどもされていたと思うのですけれども、今回はそういった付随の措置というか、対処はされないんですか。
<知事>
そういう飲食店に関してということでいえば、認証制度をスタートして申請が今、昨日の時点ですが、2,061の事業者さんから新型コロナ安心対策飲食店認証制度の申請をいただいているところです。これはまた順次現地の見回りをして、認証基準を満たしておられるかどうかを確認していくことになります。そうやって1つの飲食店の、そういう感染防止対策の徹底というものを進めつつあるということであります。
<記者>
飲食店以外でも例えば今回ですと呼びかけで、出張のリモート化ですとかも内容に含まれていると思うのですけれども、リモートの状況調査などは考えていらっしゃらないのですか。
<知事>
それはまず経済団体を通じて、お願いをしていくということになると思います。あとは過去ではせっかく一時盛り上がったテレワーク、あるいは在宅勤務などがちょっと落ち着くと、また急激に下がってしまうという嫌いがあるものですから、おっしゃるようにそのあたりはアフターフォローも必要かと思います。
<記者>
まずは経済団体にお願いという形で、リモートのお願いをしていくということ。
<知事>
そうですね。
<記者>
県外との移動について、冒頭おっしゃった内容でレベル2に該当するものが44都道府県に上るということですけれども、そうなると慎重に判断という言葉はあったと思うのですが、やっぱり県外への移動自粛というのが妥当ではないかと思うのですけれども、そこはどういった判断を今回されたのでしょうか。
<知事>
ステージ2とかステージ3になりますと、まさにそんなレベルに入りますが、何とかそこに行かないように踏みとどまろうということですので、これはやっぱり慎重な判断をお願いしたいということ、行かれる方も来られる方も、そのお願いを今回はアラートという形でしていることです。
<記者>
今回、県外への移動自粛ではなく、慎重な判断という内容にとどめた根拠としては、どういうものがあるのでしょうか。
<知事>
データとしての急速な拡大期にはあるかと思いますが、でもまだステージ1であるということですよね。感染拡大防止と社会経済活動を極力回していきたいという、まだ段階にあるということ。その中でできるだけリスクは減らしていただきたいということのお願いです。繰り返しますが、趣旨はステージ1に何とか踏みとどまりましょうと、ステージ2に誰も行きたくない、また制約が多くなる。そんなことは県としても申し上げたくないし、県民の皆様も言われたくないというふうに思います。そうならないために、ここで何とか踏みとどまりましょうという、そのお願いをしているわけです。
<記者>
県の旅行キャンペーンも継続をされると思うのですけれども、今回中止をせず継続するという理由も、今お答えいただいたような内容からということになりますか。
<知事>
そうですね。
コロナ関連としてちょっといいニュースとしては、県の特設会場、東では富山市の空港ターミナルビル国際線、それから、西では高岡ニューオータニホテルで特設会場を運用しています。毎週土日に1日に各会場500回ずつということで進めてきていますが、国のほうからモデルナのワクチンが若干の増量を認めてもらえましたので、先週は500回が700回に増やすことができました。体制はできているので、あとはワクチンの届き次第ですけれども、これをできれば800、さらに1,000と増やしていきたいと考えております。
取りあえず先週は24日、25日の土日は500回ベースから700回ベースに上がったと。その増分は500回につきましては市町村に枠を配分して、各市町村でお使いをいただいている。これは変わらないのですが、増分の200回分を今回は県立学校の教職員等に充てました。東西で526人ですかね。先週の土日で県立学校教職員等の接種を進めることができたということ。これはちょっといいニュースかなと思いまして、御披露させていただきたいと思います。
【資料1-1】富山アラートの発出について(PDF:91KB)(別ウィンドウで開きます)
【資料1-2】知事メッセージ(富山アラートの発出について)(PDF:90KB)(別ウィンドウで開きます)
【資料2-1】令和3年度7月補正予算(専決処分)について(PDF:193KB)(別ウィンドウで開きます)
【資料2-2】令和3年度7月補正予算(専決処分)について(概要)(PDF:130KB)(別ウィンドウで開きます)
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