更新日:2021年6月25日

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臨時記者会見[令和3年6月25日(金曜日)]

  • 日時 令和3年6月25日(金曜日)午後2時00分~午後2時10分
  • 場所 県庁4階大会議室

1 知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください。

内容 動画
  1. 令和3年度6月補正(追加提案分)予算案について

令和3年6月25日(金曜日)臨時記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2 質疑応答

内容 動画
  1. 職域接種の県内申請状況について
  2. 北陸電力株主総会での県対応について
  3. 富山地方鉄道の脱線事故について

令和3年6月25日(金曜日)臨時記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3 記者会見録

1 知事からの説明事項

会見写真1

(1) 6月補正(追加提案分)予算(案)について

 本日は、6月補正予算案の追加提案について発表させていただきます。

 現在開会中の6月定例会に補正予算案を提案し、御審議をいただいているところですが、定例会開催中に示された国の新たな動きや、県内で発生した大規模食中毒などを受け、早急に対策を講じる必要があるものについて、本定例会の最終日の6月30日に補正予算の追加提案をさせていただくことにしました。今回の追加提案の一般会計の補正規模は、22億3,100万円となっています。

 以下、その内容について御説明をいたします。

 まず、新型コロナウイルスワクチン接種体制の支援についてです。

 今月17日に、国の新型コロナウイルス感染症対策本部において、東京、大阪など9都道府県における緊急事態宣言解除後の6月21日以降の新たな取組みが示されたところです。その中でワクチン接種に関して、11月末までに希望する国民への接種を完了することを目指すという方針の下、個別接種促進のための追加支援策の期間延長や職域接種の促進に関する新たな支援策が盛り込まれました。

 現在、御審議いただいている6月補正予算案には、個別接種に御協力をいただく医療機関支援として、11億7,000万円を計上しておりますが、国の期間延長の方針を受け、その期限を7月末から11月末まで延長することとし、追加で必要となる経費として、18億5,400万円を計上させていただきます。また、職域接種を促進するため、中小企業が共同で実施する場合や大学等が実施する場合の支援として、2億2,800万円を計上します。

 次に、スポーツ大会など参加者へのPCR検査費用の支援についてです。

 今年秋に三重県で開催予定の国民体育大会や、全国障害者スポーツ大会では、参加選手団全員に対してPCR検査を義務づける方向で検討が進められています。また、7月下旬から北信越各県で開催される全国高等学校総合体育大会についても、一部の競技において、選手団全員に対してPCR検査を義務づける方針が示されています。

 そこで、実は県議会からも御提案があったのですが、それを踏まえまして、本県を代表して出場される選手団、監督などが心置きなく実力を発揮していただくためにも、出場に当たり、主催者からの要請によりPCR検査を受ける場合や、帰県時に検査を希望される場合の検査にかかる費用を支援することとしました。支援というか、県で負担をすると。総額1億4,700万円を計上いたします。

 次の資料です。

 3つ目になりますが、学校給食における集団食中毒を受けた対応についてです。

 先般、県内の小中学校などにおいて大規模な集団食中毒が発生しました。発症された方々には、心よりお見舞いを申し上げます。

 県では、6月19日に富山市保健所により行政処分が行われた後、直ちに厚生センターなどの関係機関と連絡会議を開催し、本事例に関する情報共有と今後の対応を協議し、6月21日から厚生センターと富山市保健所において、乳処理施設に対して立入りを行い、衛生管理状況等を確認したところです。

 また、今後さらに乳処理業、乳製品製造業など、乳を原料とした食品を取り扱う施設などを対象に改めて衛生管理を徹底いただくため、HACCPに沿った衛生管理を確認するなど、食の安全確保のための研修会などを開催する経費として、200万円を計上させていただきます。

 6月補正予算案の追加提案について、冒頭、私からは以上でございます。

2 質疑応答

会見写真2

<記者>

 職域接種についてお伺いします。

 中小企業の共同実施や大学での接種を支援するという話ですけれども、現時点でこういうような共同実施ですとか、大学での職域接種というのは、県内での申請というのは現時点であるのでしょうか。

<知事>

 ほかの職域についても個別具体的な社名などについては公表していません。今回のこの支援の対象になるものも複数申請は上がっております。この支援の活用予定はあるということです。

<記者>

 今日、北陸電力の株主総会がありました。

 県は大株主でいらっしゃいますけれども、それぞれの議案に対する賛否と、その理由をまず伺いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

<知事>

 おっしゃるように富山県は北陸電力の大株主です。

 この経緯は御存じかと思いますが、戦前から県民生活や産業の発展のために取り組んでまいりました県営発電事業を、当時の国策によって、日本発送電株式会社に譲渡した代償として、交付を受けた株式を今日まで保有をしていることですので、そんな経緯ですから、もちろん投機ではありませんし、また、経営権を取ろうとか、そんな目的でもなく、長期安定株主として、会社の経営などは専門家である経営陣に委ねる、そのようなことを基本としての長期保有の株式であります。

 本日、報告を受けておられるかもしれませんが、会社側提案の議案については全て賛成をしました。

 それから、株主提案の議案もたくさんありましたが、これについては役員報酬の開示という議案、これについては保留にしておりますが、そのほかは反対をしております。

<記者>

 役員報酬の個別開示については、昨年も保留というか、棄権されていたと思いますが、今回も保留にされた理由はどうでしょうか。

<知事>

 総額については、これはもう開示をされていますので、それ以上、個別の額まで開示される必要は現時点ではないと思います。

<記者>

 もう1点です。今日ですね、総会後の取締役会で人事案が多分決定いたします。以前、北陸電力さんの人事について、久和会長さんが相談役で、永原さんが特別顧問になられるということに関して、ガバナンスの面で残られるのはいかがなものかという御発言がありました。

 改めて、そのお考えは変わりないでしょうかということと、今後、北電に対して何か改めて言っていくみたいなことはあるんでしょうか。

<知事>

 あのときも申し上げましたが、その相談役、あるいは顧問の人事については取締役会マターであるので、先ほど申し上げたように私も大株主ではありますけれども、経営のことについては取締役会にお任せをしているというスタンスですから、社内取締役もそうそうたる方々がおられる取締役会の中で御判断されたことについて、これ以上異論を申し上げることはありませんが、ただあのとき申し上げたことは今でも気持ちは変わりません。上場企業であり、社会的責任もある企業として、ガバナンス上、またコンプライアンス上、法的責任のない方がおられることによる影響力というのは、これはやっぱり無視できないのではないかという気持ちは変わりません。

<記者>

 以前にお考えというか、おっしゃったことに変わりはありませんが、本日、取締役会が決めたことは尊重すると、そういうことでしょうか。

<知事>

 ただその後、それを受けてというか、これも会見の場で当時の金井社長がおっしゃったことには、やはり地元の大変に有力な企業であられるので、相談役、あるいは顧問含めて役員陣に対して二百何十でしたか。

<記者>

 270です。

<知事>

 そうですね。そういう役の依頼があるということ、それを現役の経営陣だけで担い切れるものではないので、そういった元社長、元会長の方々のお力も当てにしているのだという御説明をされました。それはそれで、そういうことなのだろうなというふうに思います。

<記者>

 昨年の7月に起きました富山地方鉄道の脱線事故について伺います。

 運輸安全委員会の調査報告書が昨日公表されまして、現場の線路幅が基準を超えていたということを把握しながら補修をしなかった。ほかの場所の補修を優先していたということで、それが事故原因となった可能性も高いということだったのですけれども、県は地鉄の株主でもありますが、県としての認識をお願いします。

<知事>

 そのような事故報告書、調査報告書が出たことは私ももちろん承知をしています。1,400か所以上ですか、そのような箇所があったということで、この脱線事故が起きたところは、まだ補修が間に合っていなかったということのようです。ただその後、改善はされているという報道もあったことも承知をしています。

 これまでも株主というよりも、やっぱり地元の公共交通機関を担っていただいているということで、レールや枕木などの安全設備の更新などの場合に、国・市町村と共に支援を行ってきたところです。県民にとってやっぱり重要な生活路線でありますから、富山地方鉄道さんにおかれましては、再発防止にはしっかりと取り組んでいただきたいと思います。

 また今後、そう遅くなく、落ち着かれたらですね、今後の対応についてお話を伺いたいと思っております。そして、県民の足として安心・安全が確保されるように、県としてさらに協力、支援が必要ならば、それを検討してまいりたいと思います。

4 関連ファイルのダウンロード

【資料1-1】令和3年度6月補正(追加提案分)予算案について(PDF:437KB)

【資料1-2】令和3年度6月補正(追加提案分)予算案について(概要)(PDF:192KB)

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所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

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ファックス番号:076-444-3478

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