安全・安心情報
トップページ > 県政の情報 > 知事室へようこそ > 知事記者会見 > 知事記者会見[令和6年度] > 定例記者会見[令和6年5月9日(木曜日)]
更新日:2024年5月9日
ここから本文です。
(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
(冒頭発言)「県民ふるさとの日」について
|
内容 | 動画 |
|
今日は発表項目が1点ありますが、その前に一つお知らせ、お話をさせていただきます。
本日5月9日は、皆さんご存じと思いますが、県民ふるさとの日になります。明治16年(※)、1883年、富山県が誕生した当時は、災害も多く、全国に比べると貧しい県の一つと言われていました。けれども、多くの先人の皆様が持ち前の粘り強さ、そして進取の気質、これらを発揮して困難に立ち向かい、発展させてきた我々のふるさと富山、今では安全・安心で大変住みよい県の一つとして、全国トップクラスの評価を受けるようになりました。改めて、富山県の発展のために尽くしてこられた多くの皆様に、心から感謝と敬意を表したいと思います。
今日、私たちは急激に進む少子化、人口減少など様々な課題に直面していますが、過度に悲観的になることはなく、今こそ本県の良き歴史文化、伝統を生かしつつ、新しい時代の発展を期して力強い歩みを進めなければならないと、改めてこの日に決意をしています。
富山県では、新しい富山の未来を描く成長戦略で、「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」の実現を掲げています。去る3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸され、10月には黒部宇奈月キャニオンルートの一般開放、またJRグループのデスティネーションキャンペーンなどもあります。人の交流が拡大するチャンスが続きます。この好機に、チャンスに、県民の皆様が生き生きと自分らしく暮らすとともに、本県に魅力を感じて富山に集う方々を増やし、共に発展していくことを目指して、様々な取組みを進めてまいります。
県民の皆様には、改めて本県のこれまでの歩みや先人の努力に思いをはせるとともに、ふるさと富山への愛着を育み、希望と誇りを持つことができる富山県を共に築いていくことを期する、そんな日としていただければ幸いに思います。
なお、これまで開催してきました県民ふるさとの日記念式典は、昨年の置県140年を一区切りとして当面休止といたしました。新たに置県の歴史を伝えるために、夏の間、7月と9月の2回ですが、立山カルデラの砂防事業を学ぶツアー、これは本県の歴史とも大変に密接な関係がある砂防カルデラですが、県民の皆様にはぜひ、度重なる水害を防ぐために富山県が誕生した歴史、また100年以上にわたって脈々と続けられている砂防事業の意義、重要性への理解を深める機会としてご応募いただければというふうに思います。
それでは発表項目になりますが、黒部宇奈月キャニオンルートのロゴマークについてご説明します。
令和6年10月1日、今は「頃」と申し上げますが、頃に一般開放、旅行商品化の開始を予定している黒部宇奈月キャニオンルートについて、このブランドイメージを統一してプロモーションをより円滑に行っていくために、ロゴマークを制作いたしました。
黒部の奥山を貫き、水力発電所建設のために整備された工事用のルートですが、現在も電気事業の保守管理に利用されています。急流黒部川の豊富な水を活用して生み出す電源開発の歴史を体感するとともに、希少な氷河が存在する裏剱などを臨むことができる、新たな観光ルートである黒部宇奈月キャニオンルートのイメージを表現しています。
色や図形などが示すイメージとして、山全体、全体は黒部宇奈月キャニオンルートが貫く黒部の奥山、またタル沢横坑から臨む裏剱、それから真ん中の白いギザギザですが、日本有数のV字峡谷を流れる黒部川の流れ、あるいは裏剱の雪渓、氷河、そして水力発電で生み出される電気のイメージなどを感じ取っていただければと思います。
また、左の山の青は、青い空に映える裏剱や黒部湖、右の山の黄色は、生み出される電気や黒部峡谷の岩肌などをイメージしております。文字のフォントですが、インパクトがあり印象を残しやすい字体、コーポレートロゴフォントというフォントですが、としています。日本語の部分ですね。
県総合デザインセンターの桐山所長からは、「ロゴマークは立山連峰を表すブルーと発電されるエネルギーのイエローで構成されている。奇をてらわず威風堂々とデザインされたロゴマークは、世界の山岳観光の印として愛され続けるだろう」という、専門家としてのコメントをいただいています。
今後の活用方法ですが、ロゴマークの色やサイズを指定した使用のマニュアル、また使用する際の申請手続などを定めた使用規程を作成しまして、黒部宇奈月キャニオンルートのPRとともに、ブランドイメージの向上に資するものに活用してまいります。具体的には、専門ガイドのユニフォーム、あるいはヘルメット、県内産品を活用した土産品などへの活用を想定しています。なお、ロゴマークに係る使用マニュアルや使用規程については改めてお知らせしますが、詳細については担当課までお問合せをください。
黒部宇奈月キャニオンルートのロゴマークについての説明は以上です。
【記者】
まず発表項目のことで、担当課の方に聞いてもいいんですけど、キャニオンルートのロゴマークについて、どなたが作成されたという言い方になるのでしょうか。
【知事】
これまで、本来もうじき開始予定だったわけですけども、黒部宇奈月キャニオンルートのプロモーションをいろいろと行ってまいりました。その中で、ブランドイメージを統一してプロモーションを行うために、ロゴマークを制作することもその論点の一つになりました。
そして、特に誰がということではないんですが、県内のデザイナーが制作した複数の案が出てきまして、その中から本県、県の担当、また旅行会社など関係の皆さんと協議を重ねて、またその中でメンバーで磨き上げて、先ほどコメントをいただきましたが、県総合デザインセンターの桐山所長の意見も踏まえて、私どもで決定をしたということです。ですから合作と言いますか、特にデザイナー誰々さんということにはなってないということでご理解ください。
【記者】
知事の思いとしては、このデザインの売りといいますか、洗練された部分といいますか、どういうところに魅力を感じておられますか。
【知事】
そうですね、とてもまずシンプルで、山だと一目で分かるし、でもただの山じゃないぞと。黒部峡谷があり、それから、かつて本当に電源が乏しい頃にこうやって奥山を切り開いて、苦労に苦労を重ねて電気を作り出す、そんなことですね。これは黒部宇奈月キャニオンルートを見るときはそんなようなことも学びながら通るわけですが、そんなことを本当にぎゅぎゅっとこう、凝縮されたロゴに仕上がったというふうに思っています。
【記者】
その関連で、先ほど知事も一般開放の時期のことに触れられましたけども、10月1日頃というふうにおっしゃられましたけど、正式な日が決まるというのは、まずその10月1日、まだ頃ということかどうかということと、正式にはいつ頃決まるのかということをお願いします。
【知事】
これはあくまで関西電力さん、それから線路に損傷を受けた黒部峡谷鉄道さんが、実際には調査あるいは修復に当たっておられますので、そちらから聞いている話ですが、現時点では黒部峡谷鉄道さんは、10月1日頃の全線開通を目指すとされています。それについては以前の発表と変わらないと思います。なので、この黒部宇奈月キャニオンルートもこの黒部峡谷鉄道さんの全線開通ありきの話なので、私どもも10月1日頃の開始予定ということで、今は申しあげるしかありません。
【記者】
その関連なんですけども、この旅行商品の販売が、3月の時点では7月上旬までに始めるというふうに聞いていたんですけど、これも今のところはまだこれ以上の進展はないということでしょうか。
【知事】
はい、今日の時点では、前回の発表のときと同じことを申しあげるしかありません。7月上旬までにということです。もちろん、できるだけ早く販売開始をして案内をしたいと考えておりますが、先ほどの繰り返しになりますが、黒部峡谷鉄道さんの全線開通が前提ということなので、今日のところはそういった言い方になります。
【記者】
もう1点、発表項目以外なんですけども、新型コロナの5類移行から、昨日でちょうど1年たったんですけども、患者さんの数は減ってきていて、昨日県が発表された数字も1医療機関当たりお2人という形で、非常に少なくはなってきているんですけど、それでもまだ感染される方がいらっしゃるということで、今後の備えですとか、あるいは県民の方への予防の何かメッセージですとかあればお願いします。
【知事】
おっしゃるように2類から5類に移行して、扱いが変わって1年がたったということです。ただ、これでコロナがなくなったわけではありませんで、その後も2回、3回かな、波は来ているんですね。ですから、決してまだなくなったわけじゃないということを、ぜひ県民の皆様にはご理解をいただきたい。そしてやはり懸念するのは、後遺症というものの報告も結構来ております。
なので、油断をされずに引き続き、決して楽な病気ではないんだということ、そのために、今は皆さん一斉にマスクをお願いする状況にはないとは思いますけども、ご自分で体調の変化を感じられたり、あるいは高齢者あるいは病院に入られるときなどは、自主的にマスクの着用、それから手を洗うということは、これは日頃の日常生活でも大切なことだというふうに思いますが、そのようなことは通常の常識として続けていただきたいというふうに思います。
【記者】
今のキャニオンルートにも絡むんですけれども、この最大10連休となったゴールデンウイークは、軒並み県内の主力観光地が大変にぎわったということで、知事のまず受け止めをお聞かせいただければと思います。
【知事】
そうですね、天気にも恵まれたゴールデンウイークになりました。昨年に比べまして、各観光地での入り込みも結構好調だったというふうに聞いています。それぞれの施設についてはまた担当に詳しく、詳しいデータは担当にお問合せいただければと思います。
ただ、ちょっと懸念しておりましたこの黒部峡谷鉄道と関係が深い宇奈月温泉の状況ですが、これはゴールデンウイーク中については、昨年よりも約6%(※)ほど増えていると理解をしております。それから、1、2、3月のトータルで見ても約5%(※)、昨年比増えているということでありまして、今のところ黒部峡谷鉄道さんの事故、地震による事故の影響を何とか飲み込んでいるということ。
ただ、ここにおいてはこの1、2、3月を見ますと、3月の伸びが大きいんですね。これはやはり国の北陸応援割、これが功を奏したというふうな状況ですので、大変感謝をしたいと思います。
【記者】
その、今北陸応援割の話もありましたが、ちょうどこの連休明けから石川県のみになるということで、秋の先ほどのデスティネーションキャンペーンの話もありましたが、それまで何か県として具体的に働きかけとか考えていることとかがありましたら教えてください。
【知事】
そうですね、応援割の再度の実施については、これまでも要望はしてきたところですが、今のところまだお取上げいただいていないようですので、これは致し方ないと思います。もちろん国頼み、観光庁のキャンペーン頼みということではいけないわけでありまして、県内の各事業者さん、今一生懸命自助努力をしておられます。そんな成果が、今後ちゃんと生まれてくるものというふうに思っています。
ただ追い風はあるわけで、北陸新幹線の敦賀延伸、それから先ほども言いました北陸デスティネーションキャンペーン、これらをうまく追い風にして、プラス県内事業者の皆さんの自助努力で昨年を上回るような、あるいはコロナ前を上回るようなそんな賑わいをつくるべく、県としても側面の支援をしてまいりたいと考えています。
【記者】
発表外で恐縮ですが、北陸新幹線に関することでお伺いしたいです。
昨日ですけれども、北海道の新幹線の整備につきまして、鉄道運輸機構のほうから年単位で遅れる見通しだというような旨の発言がありました。新幹線の敦賀以西に関しては、まだ財源議論も本格化していないところと承知しておりますが、5月22日にもまた中央要請のほうが控えているかと思います。改めまして、敦賀以西の建設が少し、状況が少しまた変わってきた中で、知事としてどのように取り組まれるかということを教えてください。
【知事】
つい先日5月2日にも、県内の機運を盛り上げるため、また気持ちを一つにするためということで、富山県北陸新幹線対策連絡協議会と北陸新幹線建設促進富山県民協議会の合同の決起大会を行ったところでございます。
引き続き一日も早い、一日も早い新大阪駅までの全線の開通を国に対して求めていこうという、その実現をしていきたいという、そんなようなことで決議をしたところでございます。引き続き、国に対して強く働きかけていきたいと思います。ただ、その上では今おっしゃった財源の問題含めて、着工5条件というものがあります。これを早期に解決をしていかなければなりません。それが大切なポイントだというふうに思います。
それと、昨年度そして本年度と、新幹線事業の推進の調査費がついています。本年は14億3,500万円、本年度は、であります。これをぜひ活用して、本来なら着工後に行うようなことも先んじてやろうという、それでこの若干の遅れを取り戻していかなければならないということでやっているわけですけども、その調査費を最大限活用して、今年はやっていくということになろうかというふうに思います。今度国のほうへの中央での大会も開きますし、中央での要望活動も引き続きしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
【記者】
県の大会のほうでは、関経連のほうからも実際に出席をなされました。京都のほうのなかなか反対の動きですとか、そういったところも強いものがあろうかと思いますが、関西圏への働きかけについてはこの後どのように取り組まれていかれるか、そのあたりのことも教えていただけると助かります。
【知事】
この北陸新幹線の建設促進については、北陸新幹線建設促進同盟会という、沿線の自治体また自治体の議会、経済界も一体となったそういう会があります。発足当初から富山県知事がその北陸新幹線建設促進同盟会の会長を務めてきて、私も、なので就任してから務めておりましたが、敦賀開業のめどがついたということで、これからは主な焦点は関西、京都・大阪に移っていくということを鑑みて、福井県の隣接、もう関西の最前線におられる福井県の杉本知事に会長を交代していただいたということであります。
杉本知事も快諾をしていただいて、早速やっぱり地の利を生かして関経連の会合、あるいは関西の様々な会合にも積極的に参加をして、アピールをしていただいております。今の状況では、石川県の馳知事と本県の私はそんな杉本知事を東から押していくという、応援をしていくというか、そんな立場であります。
一方で、関経連も大変力を入れていただいておりまして、関経連からは、関西から引っ張っていくという、こっちから押す、関西から引っ張る、そんなようなことで、力を合わせて一日も早い実現を、引き続き国や関係の団体にアピールをしていきたいと考えています。
【記者】
観光についてもう1点で、これで終わりにします。
アルペンルートとか非常に力のある観光地が、ゴールデンウイークも先ほど質問があったとおり賑わったところかと思いますが、一方で、それ以外の県内の周遊と言いましょうか、アルペンルートといったような観光地以外で、時間を消費したりお金を使ったりというような動きについては、当県がなかなか苦手としているところかと思います。そういったところの対策につきまして、今後県としてどのように取り組まれるか、お考えがあればお聞かせください。
【知事】
おっしゃっているのは、先般私も報道を目にしましたが、DBJさんの調査レポートの件ですかね。
【記者】
そうです。
【知事】
アルペンルートを訪れるインバウンドは雪の大谷に集中と。県内観光地周遊せずというDBJさんの調査レポートの報道があったということは、私も承知をしています。で、インバウンド向けには本年度も幾つもの取組みをしております。
まず、インバウンド向けのホームページあるいはSNSでの発信の強化をしてまいります。それから、東南アジアからの誘客については、7月にはシンガポールで、また11月にはタイでの旅行の商談会に参加をして富山県のアピールをして、雪の大谷、立山黒部アルペンルートだけではなくて、その他の富山県の魅力もアピールをしてまいります。
また、欧米豪、最近こちらも増えておりますが、これについては3年目になるロンドンでの観光プロモーション、これを本年の秋にロンドンでヨーロッパ向けに行います。そしてヨーロッパにも観光レップを設置し、誘客を進めてまいります。それから、欧米豪の誘客へ向けて国内のランドオペレーターへのセールスを強化していくということ、このように本年度も幾つもの取組みを進めようということでやっております。
なので、今のところそのような調査レポートもあるということですけども、様々な取組みを通じて、キラーコンテンツである立山黒部アルペンルート、さらにそこに、今度は秋からは黒部宇奈月キャニオンルートもプラスされますが、そこへの誘客が県内に、全体にも恩恵があるようにということで進めてまいりたいと思います。
なお、先ほどの質問にも関連しますが、去年と今年の比較でいきますと、立山黒部アルペンルートはこれまで、ゴールデンウイークの10日間で見ますと、立山黒部アルペンルートは104.3%ということであります。宇奈月はさっき言ったように106%ですね。それから新湊のきっときと市場、福野夜高、砺波チューリップフェア、越中八尾の曳山、城端の曳山などなどは、いずれも昨年より増えているということであります。これが立山黒部アルペンルートからの波及かどうか分かりませんけども、そのような状況ではあるということです。決して立山黒部アルペンルート独り勝ちということではないということであります。
【記者】
ゴールデンウイークに大変賑わったスポットの一つとして富岩運河環水公園もあると思うんですけれど、そこの慢性的な駐車場の混雑、あるいは長時間の車の放置等問題になっているかと思うんですけれど、県として何か、今この現状をどう捉えているかという点と、あと今後対策をされる予定とかはあるかどうか、教えていただけますでしょうか。
【知事】
富岩運河環水公園とても人気なので、これはこれでいいことだと思っております。本県としても本当に長い時間をかけてやっと完成をした大切な観光スポット、あるいは県民の憩いのスポットでもあります。
ただ、勢いその分、車で来られる方も多く、駐車場が慢性的に不足がちであるということも、状況も承知をしております。やはり何らかの対策が必要ということでは、そういう認識は持っております。今具体的にどのような対策をとるかということは、検討していかなければならないと思っています。例えばですが、これは先般報道もされておりましたが、駐車場の有料化ということも一つの選択肢になろうかというふうに思います。
【記者】
有料化に向けて具体的に何かこう、いくらにするとか、そういったことはどういうふうにして検討されていく予定でしょうか。
【知事】
今のところ全く白紙です。有料化もありだなと、選択肢の一つだろうなというふうには考えております。
【記者】
来週から中国遼寧省のほうに訪問されると思うんですけれども、改めて、遼寧省との交流促進に向けてどのような思いで向かわれるのか、どういったところを交渉していきたいと思われているのか、その辺のことを教えていただけますでしょうか。
【知事】
来週ですね、火曜日に日本を発ち、北京、それから瀋陽、大連と周ってまいります。一番の目的は、友好県省を締結して40周年ということで、これは先月先方のトップである、遼寧省のトップである郝鵬共産党の書記がお見えいただきました。それに対してお返しの意味も込めて、こちらからも訪問団を派遣する、私が団長になって行くということであります。
まずはこの40年というのは、やっぱり長いと思います。この40年、しっかりとこの関係が続いてきた。この間、国と国との間にはいろいろな経緯もあったことは皆さんもご存じだというふうに思いますが、それの中で、それを乗り越えて40年、地方同士のつながりが続いてきたということ、これはこれでとても大きな意味のあることだというふうに考えており、そのときそのときをつないでこられた両県省の皆さんには、本当に心から感謝をしたいというふうに思っています。
そのようなこと、ただ過去を振り返ってだけではなくて、この40年以降のこともやはり、覚書をいろいろ結ぶことにしておりまして、その中で人の交流、また観光、そして経済的なこと、そのようなことを、よりお互いにとってウィン・ウィンになるような関係になるようにということを、お互い対面で、膝を交えて話をしてきたいというふうに考えています。
【記者】
今ほど覚書の言及がありましたが、先日郝鵬氏が来県されたときも、経済に特に力を入れていきたいという旨のご発言をされていたかと思います。改めてお互いの双方の経済活性化について、どのようなお話し合いができればというふうに考えていらっしゃいますか。
【知事】
そうですね、既にこちらからも多くの富山県企業が遼寧省で事業活動を行っているわけであります。コロナもあり、それがちょっと今一旦勢いが、かつての勢いはないのは事実なんで、今コロナ後ということで、アフターコロナということで、それをさらに活性化するような取組みができないかというようなことも、今回議題だというふうに思います。
とともに、郝鵬書記は経済とともに環境のこと、これにも大変にご造詣が深く、かつ力を入れたいということであります。これについては、日本のほうが環境問題先進地域として、いろいろと中国側のお役に立てることもあるのではないかというふうに考え、このようなことも率直にお話ができればと考えております。
【記者】
もう1点、遼寧省関係で言いますと、大連便の定期便の再開というのも課題かと思います。今回もそういった話しされると思うんですけれども、先日郝鵬氏が来られた際に、その辺の大連便の再開に向けた話というのはされたのでしょうか。
【知事】
表向きの場ではなかったんですが、実は表向きのとこはマスコミフルオープンでやっておりますが、懇親会のときに隣同士の席で、そんな話も実は出たのは事実であります。ただ、あちらも政治の制度は違いますけども、やはり民間企業と政府というこの切り分けというのはやっぱり当然あるわけでありまして、直接管轄ではないけども努力をしますよということは、書記からはそんなありがたいお言葉はいただきました。
今回も私、南方航空の総経理ともお会いをして、やっぱり一日も早い大連の直行便の復活を要請してまいりたいと考えております。その側面支援は遼寧省の当局からも、側面支援をしていただけているものと思います。
【資料1】黒部宇奈月キャニオンルートのロゴマークについて(PDF:403KB)
(※)関連ファイル(PDFファイル)をご覧になるには、Adobe社の「Adobe Reader」が必要です。Adobe Readerがパソコンにインストールされていない方は、下記のAdobe社のダウンロードページよりダウンロード(無償)してご覧ください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください