更新日:2025年1月29日

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定例記者会見[令和7年1月29日(水曜日)]

  • 日時:令和7年1月29日(水曜日)13時30分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<発表項目>

  1. 「寿司といえば、富山」ロゴマークの決定について

【令和7年1月29日(水曜日)13時30分〜】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. 「寿司といえば、富山」ロゴマーク、ブランディング戦略について
  2. 関西での情報発信拠点「ホクリクプラス」来店者数100万人達成の受止め
  3. 岐阜県知事選及び岐阜県との今後の関係構築について
  4. 田畑議員の企業後援会活動休止について
  5. 通常国会での県選出議員への期待について
  6. 県立高校でのタブレット端末購入への支援について
  7. 下水道管の維持管理・点検状況について(埼玉県の道路陥没事故を受けて)
  8. 政府機関の地方移転について

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項

会見写真1

1.「寿司といえば、富山」ロゴマークの決定について

 今日、私から冒頭1件ございます。

 「寿司といえば、富山」のロゴマークが決まったということでございます。このロゴマーク、県民の皆さんに愛着を持っていただき、民間事業者の方にも大いに活用していただきたい、そのようなロゴマークとするために、昨年の8月、全国からデザインを募集し、264件の応募がありました。その中から専門家による審査を経て、2つの候補に絞り込んだ上で、10月26日から約3週間、県民の皆さんなどによる投票を実施しました。様々な場面で投票を行っていただいたということです。例えば、昨年は高岡テクノドームで、ご当地回転寿司フェスというのがありました。例えばああいう場で、寿司好きの方々に投票していただいたりとか、そんなことで、合計6,174件の投票をいただきました。それらを基に、このたび決定したロゴマークと、その活用のルールを併せて発表をいたしたいと思います。決定したロゴマークはこちらでございます。

 このロゴマークですけれども、大阪府のデザイナー、タカダヒロアキさんにデザインをいただきました。投票総数の、先ほど2つに絞った後の話ですけれども、約7割強となる4,360票を、こちらのデザインが獲得をしました。立山連峰から富山湾に至る高低差4,000メートルの地形がもたらす恵みを享受し、たゆまず発展していく富山県の寿司文化を、立山の象徴的なスカイラインと握りずしのシルエットに重ねて表現をしています。

 官民が統一感を持ってロゴマークを活用できるよう、色やサイズなどを指定したデザインマニュアルや、使用する際の手続きを定めた使用規程を策定しています。県のみならず、県内外の幅広い皆さんにもロゴマークを活用いただくことで、「寿司といえば、富山」の認知度向上と、本県のブランド力向上につなげてまいります。

 まず、県では、県庁の封筒、それからオンライン会議用の背景画像を制作し、活用してまいります。また、富山空港では、ターミナルビルと飛行機を結ぶ通路がありますけれども、そこにパネルを展開します。そして、PRポスターを作成し、「寿司といえば、富山」をPRする事業・イベントでも、このロゴマークを積極的に露出し、活用していきます。

 県外認知度90%の目標実現を図るためには、民間事業者の皆さんとの協働、コラボレーションが重要だと考えています。このため、民間事業者の皆さんに幅広く活用いただけるように、具体の活用イメージを提案するなど、働きかけを行ってまいります。また、ロゴマークを活用される事業者名や取組内容を、県ウエブサイトで紹介することで横展開を図り、さらなる活用拡大につなげていきたいと考えます。民間事業者の皆さんには、ぜひ、ロゴマークの活用をご検討いただき、官民一体となって「寿司といえば、富山」をPRし、富山を元気にしていきたいと思います。ロゴマークのデザインマニュアルや使用手続については、ウエブサイトに掲載しております。詳細については担当課にお問い合わせください。

 冒頭、私からはこの1件の発表でございます。

2.質疑応答

会見写真2

【記者】

 「寿司といえば、富山」のロゴマークのことで、まず候補が2つあって、候補1も非常に個性的といいますか、スタイリッシュなデザインだなと思うんですけれども、その中でも、投票総数のうち7割が、この候補2のほうに集まったということで、改めてこのロゴマークを見られて、知事の目から見られて、こういった点が魅力的であるとか、こういった点が評価されたのではないかとか、あればお願いします。

【知事】

 はい。公募のときの要件があって、それは「寿司といえば、富山」、これは共通のスローガンですけれども、「寿司といえば、富山」、それから、これをアルファベットでも「寿司」「富山」を入れてくださいねということ、ここまでは要件なんですね。なので、かなりそれでビジュアル的にはそれなりの大きさを占めるんだと思います。あと、どう料理するかということだったんだと思います。デザイナーの、応募者の皆さんにとっては。その中で、この候補2は、明らかにお寿司っぽいですよね。赤身のネタに見えるし、もしかしたらエビに見えなくもないと。それでいて、立山連峰の山並みもイメージをしているという、そんな分かりやすくて、かつ、富山らしい、まず、寿司と一目で分かる、それから、富山らしいこの立山連峰のイメージがある。そのようなことで、私はとてもよいロゴマークができたなというふうに受け止めています。

【記者】

 その関連で、改めてという形になるんですけれども、「寿司といえば、富山」ということで、2年前からですかね、ブランディング戦略を描かれて、動画での情報発信ですとか、職人さんのマッチング支援ですとか、あるいは女性をターゲットにした旅行プランですとか、いろいろ手を打ってこられている中で、そのライバルと言いましょうか、都道府県が多いということもあって、認知度自体はなかなか上がっていないという状況ですが、今の現状をどう捉えておられて、ただそういう中でも、少なからず成果といいますか、このブランディング戦略の手応えといいますか、もし感じておられる部分があればお願いします。

【知事】

 ありがとうございます。

 令和5年度から始めて、10年計画ということで始めています。今、令和6年度の終盤ですけれども、2年目ということになります。私としては、ここまでよい手応えを感じています。もちろん、こちらの仕掛けからいろんなことをやりました。本当にいろいろあるんですけれども、インフルエンサーの方々を招いての、「SUSHI collection TOYAMA」ということ、観光列車ベルモンタ(※)に乗っていただいて、その中で講義も聞きながらお食べいただく、それから、全くお寿司職人じゃないシェフの方を呼んで、富山県美術館のレストランで、創作的な寿司の提案などもしていただきました。等々、こちらからいろいろ仕掛けたことも、もちろんたくさんあります。

 ただ、やっぱり旗を上げるとですね、それを見て、いろんなご提案、あるいは協力の申し出、こんなことが出てまいりました。例えば、先ほども言及しましたが、高岡テクノドームで行われたご当地回転寿司フェス、県内外から結構人気の回転寿司さんが集まって、大変盛況となるイベントとなりました。あれなどは、富山県のこの旗を見て、主催者の方が、じゃ、1回目、富山でやってみたいということで、打合せをさせていただき、実現をしたことであります。また、日本郵便さんが、寿司の切手もつくっていただきました。何枚かのセットの切手シートを出していただきました。などなど、本当にいろいろ、役所でできる、私どもが石を投げて、その波紋がだんだん広がって、民間の皆さんに広がってきているという感じです。こういったことは、本当に枚挙にいとまがない感じで出てきています。さらに、新しいお申し出もいろいろあります。そういったことを、ぜひ、うまくコラボレーションしながら、この認知度を高めていきたいと考えています。

 前に、最初の浸透フェーズ、それから、人材育成のこと、そんなことも申しあげましたが、人材育成についても、今、新しい新年度の予算でいろんなことを考えていければというふうに思っております。

 質問に戻りますと、私ども2年度目としては、手応えを感じながらやっている、大変に激戦区、みんな大好きだということは、それだけ激戦だということですけれども、激戦区の中では、大変にうまく浸透しつつあるのではないかと。「寿司といえば、富山」、実際、私もいろんな方に言われるようになりました。県外からですね。ですから、最終目標90%、「寿司といえば、富山」、これも決して夢ではないというふうに思っています。

【記者】

 続きまして、ホクリクプラスのことでお聞きしたいんですけれども、オープンから半年で、昨日ですかね、来店者が100万人に到達したと思いますけれども、これの受け止めをお聞きしたいのと、半年で100万人ということで、どういった点が評価といいますか、消費者から受けているのかということと、あと、今後、その関西圏とさらに連携を深めていく必要があろうかと思いますけれども、知事なりのビジョンですとかお考えがあればお願いします。

【知事】

 ありがとうございます。

 関西圏での(富山・石川・福井)情報発信拠点「ホクリクプラス」が、昨日、来店者100万人を達成したということであります。本当にうれしいことです。100万人といえば、ちょうど本県の人口ですから、それだけの方があのスペース、我々としては3県共同で出店したので広いと思いますが、そこに100万人、富山県の人口と同じ数の方が半年間に来ていただいたことは、驚きとともにうれしく思っています。やはり、まずは、そもそも北陸3県で協力して出店をすることができたと、そういった相乗効果があると思います。3県それぞれ、まあ仲よくやっているんですが、一方で、もちろん横目で両県の状況なんかもにらみながら、そういう意味ではライバル意識も持ちながら、協調と競争をしながらやってきたということ、それが結果としてトータルでの魅力向上につながり、そして、100万人という来店者につながったのだと思います。もちろん、3県連携したイベントだけではなくて、各県単独のものもあります。あるいは、県内市町村とコラボしたこともあります。そのように、結構、目先がいつも変わっているということも特徴の一つではないかと思っています。

 それと、やはり忘れてはいけないのは、ホクリクプラスだけの実力ではなくて、KITTE大阪というあの建物自体が、大変に集客力があるものなんだと思っています。東京のKITTEも大変に多くの人でいつもにぎわっています。それと同様に、KITTE大阪も、やっぱりそもそも力のある商業施設であると、そこに出店をできたということ、そして、その中で、3県合同ということで、いい場所を分けていただけたということ、そのようなことが相乗効果となり、半年で100万人につながったんだと思っています。

 問題は、あそこにたくさん入ってきたことは、それはありがたいことなんですが、その流れを富山に引き寄せるということも大切だと思います。まずは、今年はいよいよ4月13日、あと74日で大阪・関西万博が始まります。その大阪・関西万博とホクリクプラスの連携なども考えています。特に、本県が出展する期間は、富山色も出していきたいと考えています。そして、エキスポからKITTE、そしてKITTEから富山へという流れをいろいろと仕掛けていければと考えています。

 そういうことで、まずは、100万人というのは一つの通過点というふうに考えています。200万、300万と、増やしていく、そして、今言ったように、KITTEから富山へという流れ、KITTEから北陸へという流れ、これも仕掛けていきたいと考えています。

【記者】

 もう1点、岐阜の県知事選のことでお聞きしたいんですけれども、26日に知事選が行われまして、20年ぶりにトップが交代するという形になりました。これまで岐阜の知事さんとは定期的に懇談されて、災害への対応ですとか、観光誘客ですとか、いろいろ協議して意思疎通を図ってこられたと思いますけれども、新たに知事になられる江崎氏と、今後どのような関係を構築していきたいとお考えでしょうか。

【知事】

 はい、ありがとうございます。

 現知事の古田肇さん、知事としても人生としても先輩ですけれども、これで4回、バイの会談をやりました。令和3、4、5、6とやってまいりました。様々なこと、何ていうかケミストリーが合ったというか、最初からわいわいと楽しくいろんなことを話してまいりました。やはり先輩ということで、いろいろご指導もいただきましたし、私は全く違うバックグラウンドということで、古田さんも面白がって、いろんな話もしてまいりました。そんな中から、広域災害に備えた連携強化、隣同士でありますから、万が一のときはお互いに協力し合おうということ、応援、受援をしようということも実際に始めています。また、道路ネットワーク、これもやっぱり隣県ですからつながっています、とか、北陸自動車道をはじめつながっています。なので、それを整備促進するということ、これについては両県で、古田さんと何度も東海北陸自動車道の全線4車線化については、本当に共に闘うということでもありませんが、関係各方面への要請活動を本当に一緒にやってまいりました。等々、併せて、こちらの市町も、それから岐阜県の市町も一緒にやるということもやってまいりました。なので、県、知事同士の連携が、そうやって市町にも波及したということもうれしかったことであります。

 それからまた、富山空港、岐阜県には空港がないので、富山空港も岐阜県の入り口の一つとして考えていただきたい、そのようなことで、インバウンドの誘客、アウトバウンドの利用促進に向けて、両県が連携してプロモーションをやっていこうということ。それから特に、美濃のほうに行きますと、富山空港は遠くなりますけれども、飛騨地域の方々に、ぜひ富山空港の活用をやっていただこうということで、そのPRもやることも合意をしてやっています。

 それから、また、政策の一つとして、パートナーシップ宣誓制度をやっておりますが、両県で利便性向上のために、お互いに相互利用できるようにしようねと、このようなこともやっていて、なので、いろいろと4回も会談を重ねまして、そこでいろいろと実際の効果も出てきているということであります。なので、これをぜひ、江崎さんとも今後も続けていきたい。できるだけ早くまたお会いをして、ただ、就任早々は、私も経験ありますが、大変にめちゃくちゃ忙しいと思いますんで、一段落されたあたりで1度お会いをして、今後のことも考えていければというふうに思っております。

【記者】

 今日の発表項目とは関係ないんですけれども、田畑議員の企業後援会が活動を当面の間休止されるということで、こういったことになると、田畑議員の活動を広めるといいますか、紹介する場というものが減ってくるんじゃないかと思うんですけれども、かねてより新田知事は、田畑氏の厚労分野での活動に期待するという話もありましたけれども、まず、こういった後援会の活動を休止されたことについて、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

【知事】

 後援会のことについては、その会長さんもおられ、役員の方々もおられ、そこで様々対応を決めておられるんだというふうに思いますので、それについて私がどうこう言うことではないと思います。

【記者】

 通常国会も始まりましたけれども、田畑議員をはじめ富山出身議員の方について、何か期待することとか、何か求めることというのはありますでしょうか。

【知事】

 はい、ありがとうございます。

 例の少数与党として臨む通常国会ということなので、石破総理総裁がおっしゃる熟議をしていくということ、その中で決めることを決めていく、歩み寄るところは歩み寄っていく、そのような対応が求められる国会なんだというふうに思っています。その一員として、本県選出の国会議員の皆様も、その総理総裁のご方針、熟議、それから野党と共に決めていく、共にこの国のかじ取りをしていく、そのような方針の下で、与党議員の一員として貢献をしていただけるものと期待をしております。

 ただ、その中でも、やっぱり富山県のことにも大いに目配りをしていただけることは変わりないというふうに思っています。

【記者】

 県立高校で、新年度の入学生からタブレット端末の購入が始まると思います。先日もPTAのほうからいろいろ支援を求めるような要望等々もあったと思うんですけれども、現状、改めてこの支援についてどのように進めていきたいか、知事のお考えをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 タブレット購入の、県立高校への支援の件で、今現状、どのような支援をお考えになっているか、改めてお伺いしてもよろしいですか。

【知事】

 はい。まず、基本的に、できるだけ大量購入をするメリットを生かして、皆さんが安く購入できるようにする道筋をつけたいと思います。もちろん一定の数になりますんで、それを共同で買うということで、スケールメリット出せるというふうに思います。かつ、ECで買うほうがまた安くできるのではないかなということ、それも今検討しているところであります。これは皆さんに関わることです。その中で、また、所得が必ずしも多くない方々、ご家庭については、幾つかの支援策を、今、準備をしているところであります。ただ、これはまだ予算の審議前なので、これ以上言えませんが、今の案では、対象の生徒さんの4分の1について応援をできるんじゃないかというふうに、今の予算案上は考えています。

 それと追加して、やっぱり、ちゃんとさくさくと動くような環境づくりも大切だというふうに思います。気持ちよく使ってもらうために、便利に使ってもらうために、そのような整備も、新年度の予算では取り組んでいきたいと、これも大きな意味では支援になると思います。

【記者】

 発表項目以外で申し訳ないんですが、昨日から今日にかけて、埼玉県のほうで県道の崩落事故がありまして、トラックが巻き込まれているという事故が起きています。直接富山県に関係のあるものではもちろんないのだと思いますけれども、いわゆる道路の、インフラの老朽化ということで、現時点では下水道管の破裂が原因ではないかと、まだ調査中ですけれども、言われています。県道の下にはいろんな、ガス管も含めていろんなものが通っているところで、点検などもされていることだと思いますが、改めてそういった予算もなかなか厳しいところもあるかと思います。今後、そういったインフラの維持管理につきまして、特に地下の水道管の、下水道管の点検ですとか、そういったことに対して改めて力を入れていくとか、そういったことに関してのお考えをお聞かせください。

【知事】

 詳しいことは調査中でいらっしゃるんだと思いますが、私どものほうで把握している限りでは、道路の下に埼玉県が管理される下水の管が通っていて、どうもそれが亀裂が入ったと、で、そこに土砂が流れ込む。上水道とか、あるいはガスですと、すごい圧力がかかっていて、むしろ噴き出すんです、管からいろんなものが。で、まあ、土砂を巻き上げることもあるんですが、下水の場合は圧がかかっていないので、それが割れたら、そこに土砂が吸い込まれる形になると。それによって、道路の下が空いて陥没をしたという、大体そういう構造なんだ、事故なんだというふうに思っています。

 本県でも、実は約200キロ、県が管理している下水管というのはあります。主にこれは県の西部ですね。氷見市以外の西部5市に、そのようなものが、県が管理しているものがあります。これについては、週に一、二回、パトロールをしています。それから、年1回、管の中にカメラを通してチェックをしています。それによって、管の損傷、亀裂が入っていないかとか、そのようなことはチェックをしております。なので、今このような事故があったものですから、それをより頻度を上げるなりして、より詳細に、目を、チェックをしていければというふうに考えています。

 下水道をはじめ、そのようなインフラについて、日頃からもちろんパトロールなどしているわけでありますけれども、こういう事故が起きたわけですから、今後できるだけ頻度を上げるなど、あるいは、ほかにできることはないか、そういうようなことを担当部門で検討していってもらいたいと思います。

【記者】

 ちょっと埼玉県といろいろ区分が違ったりするのは当然あるとは思うんですけれども、報道を見ています限りでは、いわゆる老朽化の具合ですね、3段階ぐらいで、A、B、Cとかで分けていたようなんですけれども、富山県の場合は、その管理の約200キロにつきまして、例えば、どれぐらいの古いものがどれぐらいの割合あるとか、そういったようなデータはお持ちでしょうか。

【知事】

 ええ、最も古いのは42年経過したものがあります。もちろんそれは、いつ埋設したかというのは、全て把握はできています。それをやはり計画的に更新をすることが大切なんだと思います。

【記者】

 例えば、新年度の予算で、その辺の費用を少し増やされるというような、そういったような方向性につきましてはいかがでしょうか。

【知事】

 そうですね。こういった事故が起きたものですから、そのあたり、今、うちとしてどういう状況にあるのか、埼玉県さん、あるいはほかの自治体と比べて、老朽化が進んでいるのか、あるいはまあまあそうでもないのか、そんなこともよく見極めながら、今後のことを考えたいと思います。

【記者】

 分かりました。ありがとうございます。

 あともう1点なんですけれども、昨日なんですけれども、伊東良孝地方創生担当相に、政府機関の移転につきまして、いろいろご要望なされたことと思いますけれども、先日来、会見でも述べておられるとおり、理論武装をしてしっかりと要望していくということでおっしゃっておられたと思うんですが、今回の要望というのは、そういったものが反映されたものだったという理解でいいのかということと、あとは、今後、他県も含めて、恐らく競争みたいな話にもなっていくかと思うんですけれども、大臣とお話しされて、どのような今後の取組みに生かしていきたいかということを思われたかというのを、ちょっと改めてになりますが、お聞かせ願えますでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 昨日は、1日日帰りで東京に行ってまいりまして、様々な要望活動をしてまいりました。伊東良孝内閣府特命担当大臣には、政府の新年度予算案で、新しい地方経済生活環境創生交付金、これが倍増されたということの、まず地方の一員としてお礼を申しあげました。そして、石破総理が掲げられる地方創生2.0、これのご担当大臣ですので、強力な推進をしていただきたいと。富山県としてもしっかりとそれについていきたいということ。それからまた、伊東大臣は大阪・関西万博のご担当でもありますので、富山県も出展をいたしますと。そして、それを富山にも、先ほど質問にもありましたが、富山のにぎわいにもつなげていきたい。また、そもそも万博を地方のにぎわいに、活性化につなげていただきたい、大臣としてリーダーシップを取っていただきたい、そのようなことを申しあげてきました。

 特に、この政府機関の、地方創生2.0の一環として、政府機関の地方移転について、伊東大臣からは、新田の、知事の地方移転のPRや提案は聞いていると、大臣や省庁にも届いていると。まあそういったことも含めて、先導的なことを一緒にやっていきましょうという発言もいただき、大変にうれしく思いました。それから併せて、橘内閣官房副長官、事務の佐藤内閣官房副長官にも同じような申入れをしまして、これも前向きなご回答をいただいてまいりました。

 いずれにしましても、今後、正式に提案の募集がされるとしたら、首相の施政方針演説にもありました、産学官の地方への移転ということもありましたんで、多分そんな提案の募集もされるんではないかと思います。そうありましたら、富山県に移転することが、本県にとってだけではなくて、日本のためにどう、国益にどうかなうのかという、そのような視点から、大いに誘致活動を展開していきたいと考えています。

 あわせて、山本徹県議会議長であり、また、全国都道府県議会議長会会長が、人口減少に打ち勝つ新たな地方創生の推進に関する決議として、総合的に対策を推進するための司令塔の設置、また、デジタル時代にふさわしい政府関係の地方移転の促進などということを盛り込んだ決議をされました。これもとても心強いことだと思って、全国知事会とも、これは共に進んでいけるのではないかと思っています。

【記者】

 現時点では、先ほど来、4つの案ということで、JOGMECなど、幾つか挙げていただいております。その中で、特にどれということ、絞ってやっていらっしゃることではないかと思うんですけれども、濃淡あるのかな、どうかということをちょっとお聞かせ願えますでしょうか。

【知事】

 やっぱり4つの提案しているんですが、防災庁は新設なので、やっぱりこれについては力を入れていきたいというふうに考えています。

【知事】

 それでは、寿司ロゴマーク、どうか皆さんからもアピールをよろしくお願いします。共に取り組んでいただきたいというふうに思います。

 ありがとうございました。

3.関連ファイルのダウンロード

【資料1】「寿司といえば、富山」ロゴマークの決定について(PDF:791KB)

 

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お問い合わせ

所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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