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更新日:2024年10月8日
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令和6年10月9日(水曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます) |
今日は「寿司といえば、富山」県民キャンペーンの展開についてご説明いたします。
富山湾ではこれから特に魚介がおいしいシーズンを迎えます。「寿司といえば、富山」ブランディングへの県民の皆さんの理解と共感を深め、大いに参加をしていただくために、11月1日の「全国すしの日」を中心に、民間の事業者さんと連携したキャンペーンを展開しようと企画をしてまいりました。
まず1つ目は、10月24日から、県内の郵便局や郵便局のウェブサイトで、「寿司といえば、富山」オリジナルフレーム切手が販売されます。この切手シートは、新鮮でおいしい魚介、水、お米を育む立山連峰と富山湾をメインビジュアルとして、ブリやベニズワイガニなどの握りずしに加え、ますずし、かぶらずしといった本県を代表するおすしが10枚の切手セットとなっています。県外の親戚や友人などのお手紙に貼っていただくことで、「寿司といえば、富山」のPRにつなげていただければと思います。
2つ目、11月1日から、「寿司ラッピング」電車が富山市内を走行します。これは、この夏、富山のすしがなぜおいしいのか、その秘密を探る一般社団法人とやまミライラボ主催の宿泊学習イベントに参加した小学5年生、6年生の子どもたちがデザインをしてくれました。
デザインについては11月1日の出発式で披露されると聞いていますが、子どもたちが思い思いの自由な発想で描いた富山のすしが、カラフルに彩られた市内電車が富山のまちなかを走ると思うと、今からもうわくわくしてきます。オープンになる日を楽しみにしたいと思います。
3つ目、能登半島地震復興支援「ご当地回転寿司フェスティバル」。県内外から各地を代表するご当地回転ずし約15店、約というのはまだ交渉中のところもありまして、今後、もう少し増える可能性があるということです。今のところ、約15店、高岡テクノドームに一堂に会し、地元食材をふんだんに使った地域色豊かなすしを提供するとともに、おすし1皿に付き1票の投票によって、初代ご当地回転寿司ナンバー1を決定します。
どこが能登半島支援かというと、これ入場料を頂くことを今考えておりまして、その入場料から一定額を能登半島地震の復興支援のためにご寄附をするということを今考えているところです。
また、多くの来場者が見込まれることから、県もブースを出展し、「寿司といえば、富山」をPRする絶好の機会としたいと思っております。
4つ目、「とやま県民家庭の日」に寿司を食べようキャンペーンを11月の県民家庭の日である17日の日曜日からスタートします。
まず、現在、株式会社ミツカンさん、お酢の大手ですよね、株式会社ミツカンさんにおいて、回転ずし店での待合時間等を利用して、親子で富山湾の魚を学ぶ「寿司リーフレット」1万部を作成いただいています。今後、県に寄贈いただくことになっておりまして、県内のご当地回転ずし店に配布したいと思います。
また、協力可能な回転ずし店において、子どもワンドリンク無料などの特別サービスを提供いただきます。店名などの詳細は、来月になったら県のウェブサイトで公表させていただきます。
さらに、ご家庭でもおすしを楽しめるように、アルビス株式会社さんのご協力を得て、県民にとって身近なスーパーで、ポップなどを活用して旬のすしネタを紹介いただきます。ポップについてはこちら、私も県でデザインをしたものをスーパーに提供したいと考えています。それを店頭でご活用いただいて、すしネタのアピールをしていただくということ、そしておうちですしを食べましょうねと、食べてくださいねという、そんなことにつなげていければと思います。
また、おすしに欠かせないのはガリですが、ミツカンさんには県がとやまテロワールベジとして今新たにブランド化に取り組んでいる新川だいこん、これは生産量1億円を超えた品目になりますけれども、テロワールベジとして取り組んできた新川だいこん、これを使っただいこんガリ、普通ガリと言えばショウガですが、このだいこんガリ、新川だいこんの食感のよさを活用して、これをガリにしちゃおうということであります。だいこんガリのレシピをミツカンさんが考案してくださいました。
本日から県とミツカンのウェブサイトで公表するとともに、今月23日には報道向けの試食会を開催しますので、どうか奮ってご参加いただきたいと思います。そして、ご報道いただければと思います。
5つ目、富山県鮨商生活衛生同業組合が主催される富山湾すし祭りと連携したSNSのキャンペーンです。10月20日から11月3日までの間に、県内のすし店で食べたおすしの写真、店名、そして「#寿司といえば富山でしょうが」、例のプロモーションビデオで石原良純さんがおっしゃる決めぜりふになっていますが、「寿司といえば富山でしょうが」、これをSNSで発信された方の中から抽選で、すし券などの景品をプレゼントいたします。
最後になりますが、6つ目、「寿司といえば、富山」のロゴマークを、県民や県外からの回転寿司フェス来場者などによる投票によって決定をします。全国からロゴマークを募集したところ、現在、264件の応募がありまして、専門家で県民投票の候補3作品程度を選定中です。264から投票いただくために、3つ程度に選定中です。
今月26日から来月18日まで、県の公式SNSや回転寿司フェスの会場などで投票を実施し、愛着の持てるロゴマークを決定していきたいと思います。また、決定プロセスに県民の皆様、あるいは富山県を訪れた方々にも参加をいただくということで、より我が事としていただきたいと、そして、「寿司といえば、富山」をまた実感をしていただいて、周りに広めていただく、そんなふうにつながっていけばというふうに願っております。
各イベントスケジュールですが、時系列で書くと、ご覧の記載のとおりです。
今後とも官民が連携し、話題性があり、県民が盛り上がるプロモーションを実施することで、「寿司といえば、富山」のブランドの確立につなげてまいります。
詳細については、担当課にお問合せいただければと思います。
盛りだくさんでしたが、冒頭、私からの発表は以上でございます。
【記者】
発表事項の「寿司といえば、富山」のキャンペーンのことで、細かい話はまた担当課さんのほうにお聞きするとして、今回、民間の取組みという形で1.、2.、3.とありますけれども、これは県のほうから何かしら働きかけがあったのか、それとももう民間さんのほうでいろいろ発案といいますか、アイデアが上がってきたのかということと、ブランディング戦略として「寿司といえば、富山」を打ち出されてから、こういった民間さんへの浸透の手応えといいますか、どの程度感じておられるか、少しずつ浸透してきたということなのか、それともまだまだ課題があるということなのか、あと今後、いろいろどう【知事】
今回、このキャンペーンの特徴は官民連携です。新田といえば官民連携と大分言われるようになりましたが、これもそれが大きく関わってきました。民間から提案があったもの、ありがたいことです。それから、逆にこちらから提案したもの、いろいろ取り交ぜての発表でした。
まず、民間からの提案ですが、「寿司ラッピング」電車、これは一般社団法人とやまミライラボさんからのご提案で、こちらの一般社団法人では、海の現状を伝えて未来へつなぐ海と日本プロジェクトというのをやっておられます。それの一環として、このようなこともできるんじゃないかということでご提案、ありがたくお受けをしていることでございます。そういうご提案があったということであります。
それから、オリジナルフレーム切手は、これは日本郵便さんと県とで包括連携協定を締結しております。そして、日本郵便の北陸支社さんにおいて、地域振興活性化に取り組んでこられたことから、その一環として、富山県が一生懸命進めているということをご認識いただいておりまして、すしのブランディングを一緒に盛り上げたい、富山を元気にしたいということでご提案をいただいたので、ありがたくご一緒するということになります。
また、「ご当地回転寿司フェスティバル」、これ実は本邦初ということになります。この主催者の方がどこかでやろうというふうにお考えで、開催地をいろいろと検討しておられたというふうに聞いております。そして、能登半島地震からの復興支援に何か協力したいということで、本県がすしに焦点を当てている取組み、まさに「寿司といえば、富山」をやっているので、話題性もあるということ、それで本県を開催地として選定いただいたということでございます。
逆に、県から持ちかけた話、提案をした話としては、アルビスさんのすしネタのポップを使って、ご家庭でおすしをということにつなげたいという取組み、それから、これは外で食べるすしももちろんいいんですけれども、お宅でもぜひすしと親しんでほしいということで、スーパーさんと提携をしてやるということになります。
それから、ミツカンさんですが、やっぱり酢飯というのはおすしに欠かせないもの、その酢を作っておられるので、当然すしとは親和性がある会社であります。なので、既にすしの歴史やおいしいすしレシピなどを紹介するウェブサイト「すしラボ」というサイトを運営されておられます。それを我々のスタッフが知って、何か提携できないかということで打診をしました。そうしましたら、まさに「寿司といえば、富山」の趣旨にご共感をいただき、今回のキャンペーンへのご協力につながったと。すなわちリーフレット、先ほども言いました、回転ずし屋さん、大体混んでいまして、入り口で名前を書いて、椅子で大体待つわけでありますけれども、待っている間、ミツカンさん提供のリーフレット、これは今日お見せできなかったんですが、今、鋭意最後の仕上げ中です。私、ゲラを見ました、とてもおもしろいものです。待ち時間を本当に退屈せずに、むしろ楽しみながら、とても知識を得ながら、そしてその上ですしを食べるという、すしがますます好きになるようなそんなリーフレット、楽しいリーフレット、楽しく、またためになるリーフレットをご寄贈いただきます。
それと、さっきのだいこんガリとか、そのレシピもご提供いただいたということです。
富山県の「寿司といえば、富山」のキャンペーン、本当にご共感いただいて、積極的なご協力をいただけたことでございます。
ざっとそんなところです。
あと、何でしたっけ。
【記者】
こういった取組みがもう浮上してきているということは、もうある程度ブランディング戦略が浸透してきていると手応えを感じていらっしゃるのかどうかということと、差し支えなけば、これ以降にさらにこういった仕掛けを考えているとか、今後の思い描いておられるプランがあればお願いします。
【知事】
まだまだ浸透というまでは至っていないと思っております。でも、手応えという意味では少しずつ感じているところです。まさに民間の方からご提案があったというのが、その表れだというふうに思っています。
これからも様々なあの手この手で、何といっても、全国で90%の方に認知いただくという大きな計画ですから、まだまだこれ序の口だというふうに思っています。これをまた富山県の外でも波及するようにいろんな工夫をしていかなければならないと思っていますし、まず富山県でしっかりと定着をさせる、それには、今回もそうですけれども、外でのすし、それから家の中でのすし、あるいはますずし、それからかぶらずし、様々なアイテムがあるわけですから、それはそれぞれについていろんな作戦を練っていきたいと思います。今ももちろん幾つかアイデアありますが、それはまだ企業秘密ということでご理解ください。
【記者】
続きまして、知事選に関することなんですけれども、あした告示という形になりまして、昨日、追加の政策集も発表されましたけれども、引き続き、子ども真ん中社会実現も含めて、力を入れていかれるということで、追加の政策に込められた狙いですとか思いをお聞きしたいのと、あと、今日が1期目の任期としては最後の会見になるということで、これまでいろいろ議会などでもお話はしてこられましたけれども、改めて4年間を振り返っての所感をお願いします。
【知事】
昨日の17時に第2期目に向けたマニフェストを公表させていただきました。追加というわけじゃなくて、8月末に発表したのが概要でありまして、あのときも具体策100ですよということは言っていたと思います。ほぼ出来上がっていました、あのときは。なので、これまでかけて、いろいろ最後の磨き上げをしていたり、あるいは成長戦略会議の議論を横目で見ていたり、それから世の中の動きもぎりぎりまで見極めようというふうに見ていたり、そんなことで、昨日、そういう意味じゃぎりぎりということ、告示の2日前ということで、ぎりぎりになったことで、皆様、やきもきいただいたのかもしれませんが、昨日の発表になったということです。
100の具体策というのは、もう8月から決まっていたことで、そういう意味では追加ではないというふうにご理解をいただきたいと思います。
4年間ですが、2020年11月9日に就任させていただいて以来、VUCAの時代の中で、どうやって県政を経営していくのかということ、私のバックグラウンドはやっぱり民間企業の経営者、働いた、そして経営していたというそのようなことが、それしかなかったわけなんで、公務員も政治家もしたことなかったわけですから、その経験をもってどこまでできるかという挑戦の4年間だったというふうに思います。
職員のみんなには、住民目線、県民目線ともいいますが、スピード重視、現場主義、この3点を徹底してやろうと、そんな民間企業の当たり前を県内最大のサービス産業である富山県でも皆さんと共に実践をしていきたいという、そんなことで進めてきました。
ただ一方で、この4年間、2年半がコロナ禍、そしてこの9か月は能登半島地震への応急対応、そして復旧復興フェーズということでありました。でも、3,200人で取り組んでいることですから、災害対応だけをやっていたわけではなくて、それもしっかりと市町村とも連携して適時適切に対応しながら、成長戦略を描いたり、また様々な新しいプロジェクトもやってきたことでございます。
それで、4年前の公約もほぼ着実に成果を上げてきたというふうに考えております。それで、その公約の一つが富山県成長戦略の策定でありました。「幸せ人口1,000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」の実現に向けて、6本の柱を立てて進めてきました。それぞれのアクションプランを毎年毎年増やしながら、予算づけもし、実施もして、そういう意味では、未来を開く取組みをスピード感を持ってやってきた4年間だったと思います。
特に中核に据えたウェルビーイングに関すること、これは昨年、富山県、石川県、富山市、金沢市で開催したG7教育大臣会合でも、その成果文書の中にウェルビーイングの向上ということも取り入れていただきました。また、全国的にも高い評価を得ているところでございます。そういう意味では、着実に成果が出ていると考えております。
一方、能登半島地震からの復旧・復興というのは、今も、これからも最優先課題であります。被災者の皆様に立ちあがっていただきたい、そして前を向いていただきたい、そして将来を見ていただきたい、そのような思いから、早々に復旧・復興のロードマップをつくりました。それに基づいて着実に復旧・復興を進めていきたいと考えております。
一方で、今年4月には、人口が100万人を下回るという推計が出ました。急速に進む人口減少社会に、それをどう抑制して、どう対応していくのか、これについても、人口未来構想本部を立ち上げ、そこでの会議も精力的に進めてきたところでございます。
また、教育のこと、これについても、高校再編が表に出ておりますが、高校再編に至るまでにはやはり様々な富山県の教育の制度の改革が必要だというふうに考えています。その結果としての高校再編になるというふうに考えております。
そのように、この4年間、様々な危機管理事案に対応しながら、それでも未来の富山県に向けた取組みも着実に進めてきた、そんな4年間だったというふうに考えております。
次の2期目に向けて挑戦をさせていただきたいということで、100の政策を発表しました。次の選挙で、もし県民の皆様の負託を受けた際には、引き続き能登半島地震の復旧・復興に陣頭指揮をもって取り組むとともに、100の政策を実現するべく取り組ませていただきたいというふうに考えています。
【記者】
もう一点、国政に関することで、今日、このままいけば衆議院解散という形になりますけれども、総選挙で、争点がいろいろ言われていますけれども、物価高とか、賃上げのそういう経済対策ですとか、政治とカネの問題ですとか、あるいは教育・子育て、被災地支援、幅広くありますけれども、知事ご自身はどういった点が今回の争点になると思われるかということと、今回異例の短期決戦という形になりましたけれども、そういったタイトな日程の中でも、県民、国民に必要な論戦がどういうふうに交わされていってほしいかという思いを、その2点をお願いします。
【知事】
まず、我々、北陸の一員としては、能登半島地震からの復旧・復興、これが決して風化することなく、むしろ復旧・復興の加速をお願いできればというふうに考えております。
この前の閣議で、総理から、総合経済対策の策定をするということを言われました。今、多分、事務方の皆さんはその対策の案づくりに忙しくしておられるんだというふうに思います。総選挙が終わり、国会が開かれ、そこで経済対策の裏づけとなるまた補正予算が提案され、審議されることになるんだというふうに思います。それを地方としても期待をしたいと思います。やっぱり物価高、エネルギー高、これを克服するためには、我々ももちろん頑張っておりますけれども、国の一段のご支援が必要だというふうに思っております。
また、石破総理は地方を大切にする、地方の発展をもって日本の発展につなげていくというそういうような基本思想をお持ちということで、これは我々にとっては大変ありがたいことです。交付金なども手厚くしようというふうなことも言っておられます。その総理の方針が来るべき経済対策、また来るべき補正予算に反映されるように願っているところでございます。
短期決戦というのは、私はよく分かりませんけれども、政治家の皆さんですから、これまでもそういうこともなかったわけじゃないと思いますし、それから特に衆議院の先生方の場合は、常在戦場ということを常々本当に身に染みて思っておられるし、そういった常在戦場という気持ちで日頃から政治活動をしておられるので、短期なら短期なりに最大限のご努力をされて、選挙に臨まれるんだというふうに考えております。
【記者】
私からも、昨日発表していただいたマニフェストの件で1点だけ、ちょっと細かい内容になってしまうんですけれども、お伺いします。
100項目の中で、人材育成の分野で県立夜間中学の設置について、設置するという文言で記載がありました。9月1日に発表していただいたマニフェストだと、例えば公立の中高一貫校だとか新設を検討するというような、いろいろ今後検討していくというお話はあったと思うんですけれども、この夜間中学という話は一歩踏み込んだ内容なのかなというふうに読んでいて感じたんですけれども、これまで調査もされてきて一定のニーズがあるということは県のほうでも把握されているものだと思うんですが、このあたりどのような思いでこのような政策を入れられたのか、教えていただけますか。
【知事】
いろんな理由で義務教育を修了されておられない方がいらっしゃるということであります。やっぱりこれは行政としては放置するわけにはいかないと思っております。ただ、公費を使ってやるとしたら、やっぱり理念と現実のニーズも必要だというふうに思います。そのニーズも一定程度あるというふうに、今、私ども理解をしておりまして、これはやっぱり設置する必要があるというふうに、今、考えているところです。
【記者】
続いて、選挙の関連でもう一点お伺いします。
今回、知事選と衆議院選挙が同日の投開票ということで、知事はご自身も候補者として知事選に臨むわけですけれども、衆議院選も並行して行われるということで、衆議院選の候補者、現時点だと県内で11人の方が立候補予定されていますけれども、どなたを応援するだとかということで何か知事の中でお考えがあれば教えていただけますか。
【知事】
本当に、私のほうが先に始まって、投開票日は一緒なわけでありますが、まずは自分のことで精いっぱいということ、ただ、ご推薦をいただいている政党の候補者もおられるということ、この方々には何らかの支援の姿勢は見せたいというふうに考えております。
【記者】
確認なんですけれども、そうすると、現在、政党だと与野党、幅広く自民公明、4党から受けていらっしゃると思いますけれども、これは与野党関係なく推薦受けたところについては、何かしら支援を考えるという、そういったことでしょうか。
【知事】
そうですね。そこはまさに後援会のほうで、各会派、政党といろいろと今、擦り合わせをしているところと聞いております。私としてはそれに従って行動したいと思います。
【記者】
同じく知事選についてなんですが、衆院選と同一の開票日ということなんですが、以前の知事選はいわゆる保守分裂という形で、投票率がかなり高くなったかと思います。今回は2016年の構図と同じで、現職の知事と共産系の団体が推薦する候補者の一騎打ちになると見込まれています。衆議院選と同日ということで、2016年よりかは高くなるかなと見込まれますが、その前の2020年よりかは少し低くなるんじゃないかとそういう見方があるかと思うんですが、知事はSNSとかで投票を呼びかけたりだとか、そういう投票を呼びかけたりというようなことをやるようなお考えはあるかというところを、投票率アップのために何かされるかというお考えがあるかというのを伺えればと思います。
【知事】
4年前の選挙、確かに激戦になり、60%を超える投票率となりました。ただ、そのときでも逆に言えば40%の方が投票されていないということでありまして、結局、その方々が一番多いということでありました。私はそれ以来、その40%の方々にどうやったらリーチできるのかということをずっと考えながら、いろんなところに足を運び、4年前から公務がある傍らということになりますが、公務をしながら、できるだけ多くの方々と会うようにしたりして、それをまた政策に反映したりもしてきました。それまで会ったことのない方々といろいろと会うことができました。
それがやっぱり地道に4年間続けてきたことで、4年前に投票されなかった4割の方々に一人でも投票していただきたい、そんなことをこの4年間考えてまいりました。
今回、衆議院選挙が同日の投開票となるということは、これは全くある意味では偶然でありまして、それが一般的には過去の例から見ると、投票率が上がる方向に出るというのは、これはこれで事実として受け止めたいというふうに考えております。
今回、今、選対の本部でいろいろと考えてくれているわけでありますけれども、従来的な選挙活動でやらないこともあります。例えば電話作戦、これは今回はやりません。それから、名簿を集めたりすること、これもやりません。そのように従来型の選挙ではやっていたことを今回やらずに、その分、じゃどうするんだと、楽するのかということではありません。その分、私がよりきめ細かく街頭に出て演説をする、それから集会を開く、そんなようなことをきめ細やかに進めていきたいというふうに思っています。そんなことがひいては投票率アップ、これまであまり政治に興味がなかった、あるいはあっても投票に行かれなかった、そんな方々の背中を押すことにつながっていくんじゃないかというふうに思っています。
【記者】
申しあげにくかったら結構なんですが、具体的に例えば何%以上を目指すとか、そういうような目標、もしありましたら伺えればと思います。
【知事】
それは数日前に選対から発表したと思いますが、私もそれ選対が発表していることですから、投票率50%、その中で得票率80%、これを目指すというのが選対の方針です。
【知事】
あしたから、おまえは公務をするのかという何か視線も感じるので、もちろん任期中ですから、引き続き知事でありますから、選挙活動しながらも、もちろんやるべきことはやっていきたいと思います。ただ、通常より県庁にいる時間が少なくなることはご理解をいただきたいと思います。
例えば海外行くときもそうなんですが、いつも毎日定時連絡というのをやっています。今回は海外ではない、むしろ海外よりは県内に確実にいるので、そういう意味では危機管理的には、状況はよりよいというふうに思っていますが、やはり1日1回定時にチャットツールを使って、連絡を取り合うということにしております。もちろん万が一の自然災害、あるいは危機事案が発生した場合には、それは県内におりますので、何をおいてもまた県庁に来て、必要な措置を取りたいというふうに考えております。
それから、期間中にも今既に決まっている公務が10件ありますので、それはしっかりと果たしていきます。その際にまた、県庁のスタッフともコミュニケーションを取る機会があるので、そこで直近のいろんな状況などを聞いて適切な判断もしたいと、リアルで、対面で適切な判断をしたいと思いますので、どうか皆さんご心配なく、お願いしたいというふうに思います。
【資料1】「寿司といえば、富山」県民キャンペーンの展開について(PDF:308KB)
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