更新日:2024年7月30日

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定例記者会見[令和6年7月30日(火曜日)]

  • 日時:令和6年7月30日(火曜日)13時30分~14時00分
  • 場所:4階大ホール

1.知事からの説明事項

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

(冒頭発言)富山-台北臨時便の運航について

  1. 県庁周辺エリアアイデアコンペの開催について

令和6年7月30日(火曜日)定例記者会見【発表項目】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

2.質疑応答

内容 動画
  1. 富山ー台北臨時便の運航について
  2. 全国知事会議について
  3. 世界文化遺産登録への取組みについて
  4. パリオリンピックに出場する県関係選手の活躍について
  5. 県庁周辺エリアアイデアコンペについて
  6. 配置販売業者数及び配置従事者数の減少について
  7. 県庁周辺県有地の暫定活用について

令和6年7月30日(火曜日)定例記者会見【質疑応答】(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

3.記者会見録

1.知事からの説明事項

会見写真1

(冒頭発言)富山ー台北臨時便の運航について

 既に7月25日に公表した件なんですけれども、チャイナエアラインさんが運航する富山―台北の秋の臨時便について、10月10日木曜日から11月3日日曜日までの間に計7便が運航されることとなりました。運航時刻については、10月10日から26日の5便については、いずれも現地時間で台北、これは桃園空港ですが、台北発が7時30分、富山着が11時35分。また、富山発が12時35分、台北着が14時55分ということになっています。

 そして、最後の2便、10月30日と11月3日、この2便は台北発が7時30分、富山着が11時20分、富山発が12時20分、台北着が15時10分ということで、ちょっと変わります。

 使用機材は、B737-800、158席の機材です。

 昨年秋の臨時便は、台湾側からのインバウンドのみの搭乗となっていましたが、今回の臨時便は台湾側、日本側のいずれからも座席の購入が可能となっています。期間限定ではありますが、富山空港から秋の台湾へ訪れることができるようになりましたので、多くの県民の皆様にご利用いただきたいと思います。

 以上、既に発表済みの項目ですが、補足的に説明をいたしました。

1.県庁周辺エリアアイデアコンペの開始について

 それでは、本日の発表項目、県庁周辺エリアアイデアコンペの開催について、ご説明いたします。

 県庁周辺エリアが富山のまちの核として、歩いて楽しい幸せあふれるウェルビーイングな場所となるように、県庁周辺の未来の姿や持続可能な仕組みのアイデアを募集するコンペを開催します。

 県庁周辺エリアは、富山駅からまちなかの商店街地区の中間に位置をしておりまして、県庁や市役所などの公共施設が建ち並ぶ重要なエリアとなっていますが、これまでその資源や環境のポテンシャルを十分に活用できていないのではないかと思っています。

 そこで、県庁周辺のポテンシャルを最大限に引き出し、魅力的な空間にするためのアイデアを全国から広く募集します。

 コンペの提案対象エリアについては、コアエリアとして、県庁前公園、旧NHK富山放送会館跡地、そして県庁舎及び敷地、サブエリアとしましては、今、言ったコアエリアを除く富山県庁敷地、松川及び沿道を設定しました。提案には必ずコアエリア内にある施設を全て含めることとし、サブエリアは任意とします。

 また、提案についてはエリア全体や富山駅及び商店街地区との関係性の視点を意識していただき、県庁周辺エリアの3つのありたい姿のイメージ全てをイメージした内容での提出をお願いします。

 応募は個人、グループ、企業など、どなたでも応募できます。

 スケジュールですが、明日7月31日に募集要項を公表します。8月7日から参加登録、提案応募を受け付け、10月25日に応募を締め切ります。11月上旬に第1次審査の通過者を発表し、12月1日に公開で最終審査発表会、表彰式を行う予定です。

 賞については、最優秀賞1点、優秀賞1点、入賞3点程度で、それぞれ賞金50万円、20万円、10万円としています。

 審査員ですが、審査委員長の西村幸夫先生を筆頭に、ランドスケープ、まちづくり、都市デザイン、建築学、公民連携のそれぞれの専門家にお引き受けいただき、私も審査に加わらせていただきます。アイデアがあふれるたくさんの応募をお待ちしております。

 県庁周辺エリアアイデアコンペについての説明は以上となります。

 冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

会見写真2

【記者】

 まず、冒頭のご挨拶で触れられた台北便の臨時便のことでお聞きしたいんですけれども、もともと2020年に運休する前から、インバウンドの利用が非常に多くて、8割ぐらいですかね、ただアウトバンドが2割ぐらいにとどまっていると、その差をどうやって是正していくかというところがネックだというふうに言われていたと思うんですけれども、どういうふうにアウトバウンドの需要を掘り起こしていきたいか、知事のお考えをお願いします。

【知事】

 ありがとうございます。その富山側からの乗客と台北から来られる乗客の割合が結構ギャップがあるというのは前からの課題です。私も、チャイナエアラインに行って、先方から直接言われました。8時02分よりはもうちょっといいんですが、7時03分という感じですかね。7がインバウンド、3がアウトバウンド、そんな感じであります。

 これまでも様々な手は講じてきました。今回も、公式のLINEや、X、それからホームページでの周知、それから、今はパスポートの取得促進事業をやっておりますが、1,500人分の枠が取ってありまして、今、300名まで来ています。まだ、これの枠もありますので、これをより一層周知をして、そして、せっかくパスポートを取られたのなら、台北どうですかと、そんなことを進めていきたいと思います。

 また、今回の臨時便を使った旅行商品の造成、これにも旅行会社さんに支援をしたいというふうに考えております。また、富山空港国際路線利用促進協議会という組織をつくっていただいておりますが、この組織もフルにお願いをして、今回の臨時便の搭乗率を上げていきたいというふうに考えております。

【記者】

 次に、その他になるんですけれども、あさってから全国知事会議、福井市で開かれると思うんですけれども、東京一極集中の是正だとか、人口減少対策とか、いろんな議論がされると思うんですけれども、まず、その件に関して、知事はどういったことをご発言というか、訴えていきたいというふうにお考えでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 まだ、これから始まる会議なので、あんまり中身のことを突っ込んで言うのも、結構、あれはライブ感覚があふれる会議になるんで、シナリオが決まっているわけではないので、今、言えることとしては、まずは、議題を眺めていて、まずは能登半島地震、これを踏まえて大規模災害へ、全国知事会としてどのような対応をしていくのかということ、それが一つあろうかというふうに思います。

 ここにおいては、富山県は被災県であり、また、一方で、お隣の石川県の2次避難者を多く受け入れたり、それから発災直後から消防の援助隊、また、警察の援助隊、DWAT、DPAT、DHEATなどなど派遣を続けてきました。

 そのようなことで、そういった支援体制の在り方、これ、もうちょっと事前に準備をしていれば、もっとスムーズにできたなという、今、我々応援側としての思いもあります。このようなことについて、全国知事会で取り組んだらどうかというようなことは発言していきたいなとは思っています。

 それから、もう一つは、今、おっしゃった地方創生10年ということで、政府の一つの総括の文書が出ました。ある程度、地域によっては効果が出たところもあるけれども、総じて、地方の人口減少は止まらない。東京の一極集中は止まらない。そういった総括だったというふうに思いますが、富山県でも想定より早く人口減少が進んでいるというのが現実です。これは、本県としての課題の認識、また、国と地方との役割、このようなことについても発言できればというふうに思っています。

【記者】

 続きまして、世界文化遺産のことでお聞きしたいんですけれども、先日、佐渡島の「佐渡島の金山」が登録されたということですけれども、登録されたということで、新たに国の候補リストに県が進めている立山砂防が入る可能性も出てきたと思うのですけれども、その辺への期待といいますか、見通しといいますか、いかがでしょうか。

【知事】

 まず、この「佐渡島の金山」について、新潟県、また地元の佐渡の皆様、関係者の皆様が約30年という長きにわたり、大変なご努力を積み重ねてこられたこと、それが今回、最後のほうでいろいろな曲折もありましたけれども、でも、最終的に登録が決定したということは、本当に、同じ隣の県でもありますしね、喜びたいというふうに思っています。

 ということで、一つ、一歩進んだわけですね。日本からの登録という意味では、一つ、懸案だった「佐渡島の金山」が一歩抜けたということなので、また、暫定一覧表に新たにどんな資産を入れるかということ、これが次のまた課題、話題となってきます。

 そこにおいて、私どもの砂防について、これまでもいろんなことを、富山県としても積み重ねてきましたが、その暫定一覧表にぜひ入ってほしいなと、入れたいなというふうに思っているところです。

【記者】

 このリストに入るためには、これまでも15年近く、取組みをしてこられたと思うんですけれども、なかなか一般の方にはまだまだなじみが薄いのではないかなと、もっともっと知名度を高めていく必要があると思うんですけれども、これからどういうふうに魅力を発信といいますか、さらに、息の長い取組みにはなると思うんですけれども、さらにどういうことをしていきたいかお願いします。

【知事】

 これは、やはり積み重ねが大切です。この佐渡の先例を見ても、地道に地道に積み重ねていく。ただ、これも単に積み重ねるのではなくて、そのとき、そのとき、いろんな課題がサジェスチョンされるんですね。それをいかにクリアをしていくか。それに対して、いかにストーリーを場合によっては変えるなり、あるいは充実するなりして、その課題をクリアして、そのユネスコが求められる世界遺産の資産としてふさわしいものに磨き上げていくかということ、砂防自体は、もう全く新しくなるものではないんですけれども、それをより新しい価値をそこに見つけていく。そして、それをストーリーにしていく。そのようなこと。一部かなりテクニカルな部分もあります。そういったことをしっかりと専門家のアドバイスもいただきながらやっていくことになろうかというふうに思います。

 具体的には、立山砂防検討会議というものを核にして行っています。これは、座長が國學院大學の西村先生でありまして、土木・砂防の専門家、世界遺産の専門家、このような方にも入っていただいております。

 それから、人材育成ユースプログラムということも開催して、若い世代も育てることによって、この立山砂防という歴史的な遺産を次の世代にもしっかりと引き継いでいくんだということも示していかなければなりません。

 また、近々に特設のホームページを開設することにしております。これも大きなプロモーションの助けになろうかというふうに思います。

 そして、これは続けてきていることですが、ICOMOSさんの記念の会合でのアピール、また、インタープリベントという、土木の国際学会がありますが、これに参加してのアピール、このようなことでやっていきます。

 また、国際学会などに出ますと、そこでまた人との出会いがあり、そこでの交流の中から、さらにどんな面を磨いていけばいいのか、あるいはどんなストーリーを付加していけばいいのか、そんなこともいろいろと、そういったライブの中で、ライブの人との交流の中で、いろんなこちらにとって有益な情報、あるいは気づきもありますので、これを用いて、また、立山砂防という資産を磨いていく。このようなことになろうかというふうに思います。

 こういったことをずっと続けてきていまして、今後も続けていくことになるということであります。例えば、私ども、この砂防というものが、富山県に果たしてきた役割、また、それが普遍的な価値があるものだと、世界的にも通用するものだと、人類の、文明の一つの大きな遺産として、多くの人に、また学びや気づきを与えることになるんだということ、そういうことには自信を持っておりますので、あと、これをどうアピールをしていくかということになるかと思います。

【記者】

 続きまして、パリオリンピック、女子のスケートボードで中山楓奈選手、2大会連続メダルにはなりませんでしたけれども、決勝に進出して、7位に入りました。活躍をどのようにご覧になっておられましたか。

【知事】

 オリンピックの代表を決めた試合も、本当に最後、勝負をかけて、その勝負に勝ったと、ベットして勝ったという感じですよね。それで、オリンピックの代表の座をつかまれました。

 そして、本番、これも皆さんご覧になったんだと思いますけれども、大技を挑戦し続けて、残念ながら失敗、失敗ということでしたけれども、でもそれでも諦めずに挑戦を続けて、また勝負に出たということ。この姿勢は本当に我々に、ある意味では、とても勇気を与えてくれましたし、19歳の彼女から多くの富山県民が勇気と感動をもらったというふうに思っています。

 今は、報道を読むと、帰ってきたらすぐ練習と書いてありますが、しばらく休んでもいいんではないかと思うんですが、でも、本当に帰ってこられたらお疲れさまと、みんなでお迎えをしたいですね。

【記者】

 出場しているほかの県関係の選手の方々には、どういったプレイをしてほしいという思いはいかがでしょうか。

【知事】

 バスケはもう始まりましたね。それから、一通り始まったので、あとは、ウエイトリフティング、村上選手がそろそろ出発、まだ国内でトレーニングと聞いております。そろそろ出発されて本番に臨まれるというふうに思います。

 皆さん、本当に大舞台でこれまでの苦しい、厳しいトレーニングの成果をとにかく体調万全に臨まれて、発揮をしてきてほしいと、100%、120%発揮してほしいと。あとは、結果は、相手のあることですから、多くの競技は、それの結果を待つということだと思います。

【記者】

 世界遺産の質問があったかと思うんですけれども、改めて、知事、立山砂防というものの魅力についてどのようにお感じになられているかということを教えていただきたいのですけれども。

【知事】

 1858年に地震がありました。そこで、立山が崩れて、カルデラというところに4億立方メートルの土砂がたまったと。それが始まりですよね。その4億立方メートルの土砂が豪雨などが来るたびに、川を下り下流の人たちの生活を脅かし、多くの死者が出たこともあるということ。それを、繰り返してはならないということで、その厳しい自然現象に、言わば人類が挑戦をしたということだと思います。

 最初は富山県頑張っていたんですが、特に、常願寺川については、富山県独力では手に余るということで、国が乗り出してくださって、今に至る、いわゆる国の直轄事業ということでなされています。

 それによって、今、かつてのような大きな被害は出なくなりました。それは大変にありがたいことだというふうに思います。これをもって人類は自然を征服したというおこがましいことは言えないと思いますが、でも、今のところ、おおむね治めることができているということだというふうに思います。

 こんな人類の技術が、かつて多くの被害を出したことを、今、治めることができているということ、ここはやっぱりとてもすばらしいことだというふうに思います。これは人類共通の一つの成果だというふうに思っておりまして、これをぜひ世界に向けてアピールをしたいということであります。

 それと、砂防ダム、ご覧になったことは、皆さん見られたわけではないと思いますが、結局、最初は自然の中にああいう構造物を造るわけですけれども、それがだんだんとその役目を果たしていくと、周りに木が茂ってきて、そして最終的に見えなくなるんですね。これがまたすばらしいなと思って、お役に立った後、すっと見えなくなって、あとは自然の中にあるということ。なかなか、一回自然が戻ると、どこにその砂防ダムがかつてあったか、なかなか分からなくなっちゃうんですね。これが、また私はとても魅力的な、うるうる来るようなことだというふうに思います。

 このあたりを、どうストーリーにして、世界的にアピールするようにするかというところがまた難しいところだと思いますけれども、そんなことに、今、取り組んでいるということです。

【記者】

 先日、岐阜県知事が、懇談で富山県に来られたときに、防災危機管理センターの1階で砂防のVRの体験をされたのを取材したんですけれども、ああいったことをもうちょっとPRするというのも、大切なことなんじゃないかなと思うのですけれども、それに関してはどのようにお感じでしょうか。

【知事】

 あのVRも、これまでもさっきも言った国際学会の場にも持ち込んで、多くの方に体験をしてもらっています。そういったことも今後も続けていきたいし、あのVRの精度もより高めていきたい。解像度も高めていきたい、そして、本当にリアルな、その場にいるような臨場感もご経験いただければ、また、後押しになるというふうに考えています。

【記者】

 県庁周辺エリアコンペについてお伺いします。

 要項を拝見していますと、提案内容の直接的な実現を前提とするものではありませんとあるんですけれども、この最優秀賞であったり、優秀賞に選ばれたものを今後どのように活用といいますか、その辺の今後の考え方みたいなものは既に決まっているものなのでしょうか。その辺のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

【知事】

 まさに、この名のとおり、アイデアコンペなわけでありまして、全てをそのとおり実現するという目的でこのコンペをやるわけではありません。

 この県庁周辺エリアという、富山市にとっても、富山県にとっても、言わば一等地ですよね。ここをどう磨き上げていくかによって、県庁所在地である富山市の魅力、ひいてはこれが富山県の言わば看板になるというふうに思っています。

 これを、持続可能な形で整備をしていく、そのようなことを、今、目指しているわけですけれども、その上での、いろいろなアドバイスを、どういうものが出てくるか全く想像つきません。それがまた楽しみでもあり、わくわく感があるわけでありますけれども、様々な提案をいただいて、それを今後のリアルな基本構想にある程度反映をしていく、そんなふうに活用させていただきたいと思います。

【記者】

 何が出てくるか分からないという中で、今、コメントをいただくというのは、ちょっと時期尚早、時期が早いかもしれませんが、逆に、知事としてはどういったものを期待しているのか、あえてコンペ形式をとったということには、どんな期待があるのかというところをお伺いしてもよろしいでしょうか。

【知事】

 我々がですね、さっき言ったように一等地だと、富山県にとっても宝だというふうに思っています。それを全国の方々がどう捉えていただき、そしてどうそれを料理していく、そんなアイデアを出していただけるか、これが今回のコンペの本当に楽しみだというふうに考えています。

 もちろん我々も真剣に考えてはいるんですけれども、いろんなこと、それから、(富山経済)同友会さんのご提案でそういった懇話会もあります。様々なところで議論をしていて、この富山県の富山市の宝をどう未来に向けて持続可能な形で整備をしていくかということ。ここにおいて、我々の知恵だけではなくて、本当にいろいろな知恵をお借りして、日本に、また世界に誇れるようなものにしていきたいという、そんな思いでのコンペという形を取らせていただいています。

【記者】

 今日の発表ではないんですが、配置薬の販売業者数、配置従事者数が発表されまして、昨年に引き続きまして、業者数、配置従事者数、それぞれ減少ということになっています。能登半島地震もありまして、配置薬業というもの自体がかなり苦境に立ち続けている状況が、今後もドラッグストアの発展等も含めまして、大変な状況になっています。一方で富山県にとっては、非常に従事者も多くおられますし、大事な産業だと思っているんですけれども、このあたりの活性化ですとか、そういったビジネスモデルをどう変えていくかということの支援を含めまして、県として、どのように携わっていきたいとお考えか、そのあたりをお聞かせください。

【知事】

 薬の富山と言われて、江戸時代から大切な産業の一つで、まず作るということ、そして、それを売っていくということ、その売る形態がとても特徴的なのが、この配置販売業ということであります。

 そういった形態で、本当にユニークな形態で全国に売り歩いてきたというのが江戸時代以来の歴史であります。ただ、世の中の薬の販売の形も変わってきたと、薬局というのがだんだんと増えてきましたし、それから、今はドラッグストアという業態が本当にたくさんの店舗があるということ。配置販売業者さんは、家に薬箱を置いて、それを基に商売をするということですが、本当に身近なところに消費者が買いに行ける、そんな薬屋さんがたくさん増えていったということで、そういう状況の中では、配置販売業者さんがだんだんと減っていくというのは、私は時代の流れの一つではないかとは思います。が、業者さんもいろいろとそんな中で、やはり持続可能であるために、どんどん新しい挑戦もしておられます。

 やっぱり対面でやるということで、そして、長年、そのご家庭の様々な情報のストックがあるわけですね。その上で、アドバイスをしたり、コンサルティングをしたりということ、もちろん法律の範囲内ですけれどもね、そんなことに活路を求めておられるということというふうに理解をしております。

 県としても、できる範囲で支援をしてきたところでございます。ここのところは、実は、作る側のいろいろと課題もあって、そういった製品の供給について、配置販売業者さんが売る商品の供給も少し滞ったという残念なこともありました。こちらについては、今、だんだんとまた戻ってくると思いますので、1日も早く配置販売業者さんが心置きなく、お客様が望まれる商品を売れる体制になるように、これは業界としても、それから、私どもとしても支援をしていきたいというふうに考えています。

【記者】

 発表事項の県庁周辺のアイデアコンペに関連してなんですけれども、既に別の流れということで、トライアルサウンディングですとか、そういったようなことについても、検討準備を進めておられることかと思います。NHK富山放送会館さんの跡地ですけれども、そこにつきましては現状、砂利敷きの状態かと思うんですけれども、ここについては、秋以降に暫定利用等が少し動き始めていく中で、砂利のままでは、なかなか使いづらいアイデアとか、そういったものがあるのかなと個人的には感じています。コンクリがいいのか、アスファルトがいいのか、芝生がいいのか分かりませんが、何かしら知事として、そのあたりを少し整備したほうが、使い勝手が広がるのかなということにつきましても、お考えですとか、整備の方向性等がもしあればお教え願いたいんですけれども。

【知事】

 今日発表しましたアイデアコンペは10年、20年先を見据えてという話になります。一方で、せっかくのいい土地を空けておくのは大変もったいないことだというふうに思うし、また、私どもとしては、県民の皆さんに申し訳ないことだと思っています。

 それで今、富山県民間提案制度に基づいて、3つのテーマで民間事業者のアイデア、ノウハウを生かした提案を募集しているところですけれども、その中の一つがNHKの跡地の利活用の仕方になっています。

 今、まさに募っているところですので、そのアイデアによって、どのような整備をするのか、砂利のままでもいい提案があるのかもしれませんし、あるいは砂利ではできない提案の場合には、それなりの整備をしなければならないというふうに考えています。これは、今後の提案の内容次第だというふうに考えています。

4.関連ファイルのダウンロード

【資料1】富山-台北臨時便の運航について(PDF:176KB)

【資料2-1】県庁周辺エリアアイデアコンペの開催について(PDF:362KB)

【資料2-2】県庁周辺エリアアイデアコンペの開催について(チラシ)(PDF:6,483KB)

 

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お問い合わせ

所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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