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更新日:2025年1月22日
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(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください
内容 | 動画 |
<発表項目>
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<質疑応答>
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( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。
今日は、冒頭、私から1件ございます。「ウェルビチャレンジ」キャンペーンについて説明をします。独自のウェルビーイング指標を策定したり、また、それを政策形成に活用したりしながら、特設サイトやイベントなどを通じて、ウェルビーイングの発信に努めてまいりました。皆さんにも大変ご協力をいただいてまいりました。
さらに、これを進めていきたいと考えておりまして、ウェルビーイングが高まるアクションに実際にチャレンジすることで、ウェルビーイングを身近に感じ、意識や行動の変化にもつなげてほしいと考えまして、「ウェルビチャレンジ」キャンペーンというものを企画いたしました。
このキャンペーンは、職場の仲間とチームを組んで参加していただくものです。チームごとに周りの人にありがとうを伝えるとか、目標をチームで話し合うとか、ウェルビーイングに関する5つのチャレンジをそれぞれで選んでいただく。選ぶというかつくっていただく。そして、期間内に3つ以上の達成を目指していただくというものです。
ウェルビーイング経営に向けた取組みが県内でも進みつつあります。職場を通じたウェルビーイングのさらなる浸透を図るために、従業員の皆さんを対象とした、企業の従業員を対象としたキャンペーンということです。
達成したチームには抽せんで賞品も当たります。報道機関の皆様には、ぜひ報道を通じて県内企業や従業員の皆様への周知をお願いしたいと思います。詳細については、また、担当課へお問い合わせいただければと思います。
本日から、ウェルビーイング特設サイトに新たなページを設けました。もう稼働しています。キャンペーン情報のほか、「しあわせのカギ」と題して、ウェルビーイングにつながるアクションをイラストを交えて掲載をしています。アクションの具体的な内容については、武蔵野大学ウェルビーイング学部長の前野隆司さん、ウェルビーイング界隈ではとてもオピニオンリーダー的な存在の方です。この前野隆司教授に監修をいただきました。
例えば、「やってみたいことをリストアップしてみる」、「地元のよさや『あるある』について人と話してみる」などの日常に取り入れやすいアクションを紹介していますので、実際に取り組み、ウェルビーイング向上につなげていただければと思います。
今後も、ウェルビーイングに関する様々なイベントを予定しています。3月には、若手社会人、卒業間近の学生さん向けに富山県とのつながりを深めてもらうためのロゲイニングを開催します。
なお、ロゲイニングはチームで地図上に示されたチェックポイントを回り、地域の魅力発見や交流しながら得点を競うまち巡りのアクティビティです。また、人が多く集まるショッピングモールで主に親子向けのイベントも開催をいたします。企業向けのセミナーも開催する予定です。詳細につきましては、随時特設サイトに掲載し、プレスリリースを予定しております。「ウェルビチャレンジ」キャンペーンについては、以上で説明とさせていただきます。
冒頭、私からは以上です。
【記者】
まず、今の発表項目の「ウェルビチャレンジ」キャンペーンで、全部で10の項目挙げておられますけれども、この中で特にこの項目にはぜひ取り組んでほしいとか、チャレンジしてほしいとか、あるいはこの10の項目の中で特にふだんから知事が自ら心がけておられることとかあればお聞きしたいということと、先週の会見でもお聞きしましたけれども、一定程度、ウェルビーイングが浸透してきましたけれども、さらに県民の方に広げていく上での課題ですとか、もしお考えがあればお願いします。
【知事】
ありがとうございます。
この10のカギ、しあわせのカギですけれども、いずれもこれはウェルビーイングを実感していく上で、とてもよい取組みだというふうに考えて提案をしています。
だから、ここからどれか一つというのは、ちょっと私も選びづらいと思います。今もう5割ぐらいの方が認知をしていただいているということです。それは県民のアンケートで出てきました。ウェルビーイングを知っているという方が半分近くになってきました。今回、この「ウェルビチャレンジ」キャンペーンもその一つですけれども、これからも、先ほどこれからロゲイニングの話もしました。いろんな形でいろんな方々に届くように、引き続き、進めていきたいというふうに思っています。
これは取りも直さずこういったことに前向きに取り組んでいただくことが、県民の皆さんにとっても必ずやウェルビーイングが高まる、すなわちご本人の幸せ実感が高まっていくということにつながっていくというふうに思いますし、また、幸せ感受性といいますかね、前向きに生きていけたら、やっぱりそれだけウェルビーイングを得やすいというふうに思っています。
そんなふうに、どんどんいろんな玉を投げさせていただきますので、それを受け止められるものからどんどん県民の皆さんに受け止めていただきたいというふうに思っています。
【記者】
その他で2点お伺いしたいんですけれども、まず、子どもの権利条例に関することで、条例案の提出が夏以降にずれ込む見通しとなりました。こどもまんなかを掲げて、2期目の目玉の公約の一つという形にも、条例制定を位置づけてこられた中で、夏以降になったということをまずどう受けとめておられるかということと、また今後、中学校とか高校でワークショップを開いたりですとか、知事ご自身も子供たちと交流する場を設けておられるということですけれども、そうした部分も踏まえて、どのようにそういう意見を酌み取っていきたいかということもお願いします。
【知事】
ありがとうございます。
まず、このこどもまんなか条例、仮称ですけれども、子どもの権利条例、これも仮称ですけれども、2期目の私のマニフェストの中でも、とてもいろいろと波及の大きいものの一つだというふうに捉えています。なので、早速取り組んできたわけであります。できれば、遅れたと、私どもはそう重く受け止めているわけではなくて、ちょうど4月から、駅前のCICに富山児童相談所の機能強化ということで、「こどもサポート総合プラザ」がオープンをします、4月から。
それから、魚津の「新川こども施設」の整備も、契約も終わりましたので、着手することになります。そのことに併せて条例があれば、よりそのバックボーンがはっきりするかなと思って、年度内にできればいいかなというふうに考えていたんですが、やはり県議会でも、よりもっといろんな意見を聞いたほうがいいのではないかというご意見もいただきました。
実際、既に今月19日まで実施した子ども・若者向けの意見募集では、988件の意見をいただいています。でも、これは多過ぎるということはないと思うので、今後、さらに中学生、あるいは高校生を対象としたワークショップを開催します。一方から意見をお聞きするだけじゃなくて、ワークショップ形式でより様々な意見が出やすいような、そんな環境をつくって、また意見を聞いていきたいと思いますし、子どもとの意見表明交流会を開催したり、また児童養護施設や特別支援学校の、通常声が聞き取れにくい子どもたちへ意見のヒアリングも行っていきたいと思います。そんなことで、より丁寧にやるに越したことないなということで、条例は最後は県議会に上程しなければなりませんが、その時期を少し遅らそうかなということです。
【記者】
もう一点、今度は大阪・関西万博のことでお聞きしたいんですけれども、開幕まで3か月を切りまして、県も6月27日からテーマウィークに出展されるということで、前々から言われていますけれども、どうやってこれから機運を高めていくかということが大事になってくると思うんですけれども、昨日、富山市内でシンポジウムが行われて、万博のプロデューサーの方ですとか、すしアカデミーの社長さんたちの意見を聞く機会があったかと思うのですけれども、万博、あるいは万博に限らず、すしを通じた県のブランディング戦略ということで、何かヒントになったとお感じになった点ですとか、新たなビジョンということで、何かお考えがあればお願いします。
【知事】
ちょうど昨日になりますけれども、内閣官房国際博覧会推進本部事務局が主催ということで、「富山県 大阪・関西万博シンポジウム」が開かれました。
これは全国で開かれるわけではなくて、幾つかの選ばれた地域での開催ということで、富山県はその一つに選ばれたということです。
万博テーマ事業プロデューサー、これは70年の万博ってご存じの方はこの中にはおられないかな、私は、小学校5年で行ってまいりましたが、あのときは、岡本太郎さんという爆発する方がプロデューサーだったんですが、55年たって、今回の大阪・関西万博は8人の方がプロデューサーを務めておられます。昨日は、その中の一人、河森正治さん、これは南砺市出身でいらっしゃいます。若い方はかなりご存じだというふうに思いますが、プロデューサーのお一人である河森正治さんも来ていただきました。それから、すしアカデミーの社長、校長の福江さん、この方は小矢部市出身、私も登壇をしまして、機運醸成のアピールをしたところでございます。
盛り上がらないとよく言われるんですが、70年のときもそう言われていました。でも、始まって、やっぱり経験者がどんどん語り始めると、尻上がりにどんどん盛り上がっていったというふうに記憶をしております。
それから、やっぱり建物が、まだ近づいてはいるんですが、全て完成していないということもあって、工事中の報道ではあまり盛り上がりませんよね、やっぱり完成した報道がどんどん出てくることによって、盛り上がっていくんだというふうに思います。それをぜひ期待したいと思います。
本県でもできることはやろうということで、100日前の節目のときには、SNSで情報発信を行いました。また、県庁エントランスのカウントダウンボードも、もう大分前から、500日からかな、たしか設置していたというふうに思っています。そんなことで盛り上げに一役買おうということであります。
また、大阪・関西万博共創プロジェクト支援事業補助金というものを、本県でこれは創設してあります。万博のテーマである「いのち輝く 未来社会のデザイン」これを推進するようなこと、それを理想としたい未来社会を共につくり上げること、このようなものを応援する補助金であります。これも引き続き募集中でございます。
また、ほかの試みもやっていまして、特に海外から万博に来られた方、この方々に万博のテーマに関連した体験や過ごし方を提案し、地域へ、富山への実際の訪問を促すことを目的にして、博覧会協会が開設しておられる観光ポータルサイトがあります。ここに本県の事業者からも今積極的に体験商品の掲載の準備を進めて、今、8件載せる予定にしております。このようなことを、このようなサイトを訪れていただいた海外の方が万博経由で富山県に来ていただく、このようなことも準備をしているところでございます。
それから、HOKURIKU+でも万博会場と相乗効果を図り、連動して、様々なアピールもしていくということ、これが富山県だけでもこれだけいろいろやっているわけですから、今後、さらに大阪はもちろんですけれども、ほかの都道府県でもそれぞれにいろんな取組みがこれからもっともっと出てくると思います。
そうなると、やっぱり尻上がりに機運が盛り上がって、実際の入場者も2,800万人の目標ですけれども、これもだんだんと増えていくんではないかというふうに思っています。
【記者】
3週連続になります。
福井県の杉本知事の発言はいろんなところでまだ波及しておりまして、今度は、滋賀県の知事ですかね、三日月知事が、ちょっとまだ現実的ではないんじゃないかと、ちょっと否定的な考えが出ましたけれども、そういうふうにまたいろんな考えが出てきておりますけれども、それに対する受け止めを、3週連続になりますけれども、ありましたらお願いします。
【知事】
杉本さんが話され、私が話し、馳さんが話し、三日月さんが話してということで、これは、我々例えば4人で集まって、こんな話をしたら、あっという間に、ああそうだよねという話になるんですが、それぞれがそれぞれの記者会見で問われて、皆さん、積極的に話しておられても、問われて話されたんだというふうに思いますが、それでそれがまた報道されて、それを聞いてまたこうやってコメントを聞かれるということで、何と言うんですかね、だから必ずしもかみ合わないようなこともあるというふうに思っています。
三日月さんのお話は、報道されている範囲でしかこれも知りません。なので、直接、三日月さんのお話についてのコメントは差し控えたいと思います。これは、多分前回もお話ししたと思いますが、杉本さんがああいう発言をされたということ、それは、私は北陸新幹線建設促進同盟会の会長を、そろそろ敦賀までめどがついた時期であろうということでお願いをして、バトンタッチをした立場です。なので、私もそれは会長のときは、あれは就任して数日後に、敦賀までの工事が1年半遅れるというバッドニュースが飛び込んできまして、すぐにほかの知事さんに語り合って、東京に陳情活動に行ったことを覚えています。それがやっぱり会長として責任感もあります。責任も感じておりましたし、そして、どこよりもアンテナを高く張って、そして、新幹線を少しでも前に進めるために力を尽くしていたつもりであります。今、多分杉本さんも全く同じ立場であるというふうに思っています。
ましてや、様々な京都の課題などがいろいろと喧伝されていますので、よりそのあたり、懸命な努力をしておられるというふうに思っています。
そんな意味で、私、杉本さんの、小浜までまずやったらどうかという、とにかく促進同盟会の会長として、一歩でも前へ進めたいというお気持ちの表れなんだろうなというふうに思い、背中を押すつもりで、前回は賛成しますよということを言ったわけであります。
繰り返しになりますが、少しでも前に進めたいという思いを杉本さんが吐露された、それを私は背中を押したいというふうに考えたということです。
【記者】
午前中のプレスリリースでもありましたが、鳥インフルの緊急消毒3回目をやられるということが発表されましたけれども、3回というのはなかなかないというか、多いと思うんですが、このあたりの狙いであったり、対策の方針であったり、教えていただけますでしょうか。
【知事】
まず、現状を確認しますと、今シーズン、鳥インフルのシーズンというんですけれども、今シーズンは、まずスタートが早かったんです。10月17日、昨年の10月17日に北海道で発生をしました。これまでで最も早いということになります。そして、現在、3か月たちまして、1月19日時点で、14の道県の養鶏農場で39の事例が確認をされました。
ルールで発見されたら殺処分と、その養鶏場は全部殺処分というルールですので、合計の殺処分数は694万羽に上っています。これは昨シーズンを上回るスピードと規模で発生をしているということであります。
やっぱりこれに対して、緊張感を持って、またスピード感を持って対応することが必要と、未然防止対策をより取っていくということであります。これまでも繰り返し申しあげましたが、100羽以上を飼養されている、飼っておられる21全ての養鶏場において、畜舎ごとの衣服や長靴の交換、同じ養鶏場であっても、畜舎を移るときには、衣服を交換、長靴も交換してください。そこまで徹底をお願いしています。それを100%遵守してください。これは、農林水産省(※)の飼養衛生管理基準にこのようなことが書いてあるんですが、ともすれば徹底されないケースも、お忙しいでしょうから、あったのかもしれませんが、今、それを徹底するということ。そして、100%徹底されているということも確認をしながらやっています。
また、防鳥ネットや消毒機器の整備も応援をしています。昨年の11月5日から22日にかけて、この消石灰の無償配布、1回目をやりました。そして、12月16日から26日に2回目の緊急消毒を実施しました。そして、今回が3回目、1月27日から2月7日、3回目をやるということであります。繰り返しになりますが、未然防止対策の徹底、それから万一の発生に備えた防疫体制の強化、これに万全を期していくということです。
【記者】
高校再編に関してなんですけれども、先日、ワンチーム会議のほうでも首長さん全員から何かしらの意見表明をされたと思うのですが、改めて首長さんと話された上での知事の受け止めと、今後、どのように進めていきたいかという思いを併せてお聞かせください。
【知事】
ここまで、4つの学区ごとにワークショップ、あるいは意見交換会、そのような形で2回り、3回りとしてまいりました。本当にいろんなご意見を丁寧に丁寧に伺ってきたところであります。
そして、今回、ワンチーム会議があったので、これもとてもよい機会と思い、その新時代とやまハイスクール構想の基本方針を説明させていただき、全首長さん、15人の全市町村長さんからご意見を伺いました。
背景として、中学校卒業予定者数の大きな減少があるということ、これを踏まえて、県立高校の見直し、再編が避けられないこと。それから、これまでのように対症療法的にやるのではなく、将来の姿を描き取り組んでいくというそういう進め方で行いたいということ。また、現在の県立高校を、全日制の県立高校を再構築するんだということ。そして、34全ての現在ある全日制高校が移行準備校となるということで、これらを再構築して、新しい学校をつくっていくという、そういうふうな方向性をご説明して、多くの首長さんより賛意を示していただけたというふうに受け止めています。なので、あそこでご説明して、所期の成果はあったというふうに思っています。
【記者】
一部の首長さんからは、少人数学級をもっと進めてはどうかという提案も中にはあったかなと思うんですけれども、現状それに対するお考えはどのようにお持ちでしょうか。
【知事】
あの場でも、教育長からお答えをしたところでございますが、今、小学校は、少人数学級が完成をしたところであります。順番としては、これから中学校なのかなということでありまして、高校については、現状では40名の標準クラス、これで当面はいくのかなというふうなことを教育長がお答えしたことと同じですね、私も。
【資料1-1】「ウェルビチャレンジ」キャンペーンについて(PDF:503KB)
【資料1-2】「ウェルビチャレンジ」キャンペーンチラシ(PDF:1,400KB)
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