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更新日:2024年12月18日

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定例記者会見[令和6年12月18日(水曜日)]

  • 日時:令和6年12月18日(水曜日)13時00分~
  • 場所:4階大会議室

1.知事からの説明事項・質疑応答

(※)配布資料は「関連ファイル」からご確認ください

内容 動画

<説明事項>

  1. 富山の寿司の美味しさをひも解く旅行プランの造成について
  2. インド訪問について
  3. 国道415号県境付近における直轄による調査着手について

【令和6年12月18日(水曜日)13時00分~】知事定例記者会見(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

<質疑応答>

  1. インドへの訪問について
  2. 富山の寿司の美味しさをひも解く旅行プランの造成について
  3. 田畑議員の党員登録問題について
  4. 県サッカー協会のサッカー専用スタジアム構想の発表をうけて
  5. 高志大学に対する支援について

2.記者会見録

( )内は、発言内容を分かりやすくするため補足した部分です。(※)は、発言内容を訂正した部分です。

1.知事からの説明事項

会見写真1

1.富山の寿司の美味しさをひも解く旅行プランの造成

 まず、富山の寿司の美味しさをひも解く旅行プランの造成についてご説明いたします。

 これから富山湾の魚介が大変おいしい季節を迎えますが、すしを入り口に、自然や歴史など、富山の多様な魅力を伝えるため、すしのおいしさの背景にある富山の風土や暮らしをも体験する旅行プランを造成いたしました。

 メインのターゲットとしているのは、首都圏などに住まれる30歳から50歳代の女性です。この層は1人でも自分の時間を楽しみ、活発に行動される方も多く、家庭でも旅先を決定する傾向があるため選定をしました。決定権はこういう方々にあるということですね。

 旅行プランは、初めて富山を訪れる方も参考となる1泊2日のモデルコースを県の東部・西部それぞれ1コース設けました。

 県の公式サイト「とやま観光ナビ」の中に本日特設サイトを開設し、発信してまいります。

 それでは、モニターで特設サイトをご覧いただきながら、モデルコースの一例をご紹介をいたします。

 まず、県西部のコースは港町・新湊の内川のノスタルジックな風景や漁師町の暮らしに触れる散策から始まる富山の魅力を詰め込んだ行程となっています。

 これ、おしょうゆ屋さんですね。おしょうゆの醸造元です。新湊の漁師町で長年愛されているしょうゆ醸造元にも立ち寄ります。漁港で水揚げされるエビやイカなど、淡白な魚介に合わせて作られたこちらの甘口しょうゆは味わい深く、地域ならではの食文化を感じることができます。

 これは、宿の画像に変わりました。宿泊先は、氷見の海岸沿いのお宿です。おすし屋さんが準備した10種類のすしネタ、すしネタはおすし屋さんが準備して、それを自ら握り、召し上がっていただくということで、魚種が豊富で「天然のいけす」と言われる富山湾を体験いただきます。

 次は、おすしは終わっているんですが、次の日は高岡へ移動して、昆布締め専門店でランチを食べておられるところです。そして、ランチを済ませて鋳物工房を訪れます。工房では、伝統工芸の職人に指導いただき、おすしと一緒に楽しむ地酒を注ぐオリジナルのすずの酒器、酒の器を制作していただきます。

 これは一例を紹介いたしましたが、特設サイトには、このほかの体験のプランや実際の宿泊プランなども掲載をしています。モデルコースを巡るだけではなく、モデルコースにほかの体験プランや宿泊プランを組み合わせて自分好みにアレンジするなど、思い思いの富山の旅を楽しんでいただければと考えています。

 多分皆さんも、もしかしたら新幹線などで北陸、富山が今注目されているねと、今度行きたいけれども、案内してくれないかというようなご依頼を受けられる方も多いのではないかと思います。私も結構あります。そんなときに、こういったことをご参考にしていただいて、自分で調べてきてくれる人はいいんですが、全部お任せみたいな人もおられますので、そうした人には、これを使ってご案内するか、あるいはこれを紹介してあげるか。そんなふうにも使っていただければと思います。

 こうした体験を通じて地域の人々との触れ合いや会話を楽しむことで、富山の魅力をより深く体感いただいて印象づければということができればと。

 マスコミの皆さんにも、ぜひご報道いただき、県民の皆さんにも県外の知人、友人に勧め、一緒に楽しんでもらえたらと思って作ったものです。

 詳細については、また担当にお聞きください。

2.インドへの訪問について

 それでは、発表項目の2件目、インド訪問についてです。

 明日、出発のインド経済訪問団についてご説明いたします。

 今回、経済成長が著しいインドとの交流を促進するため、既進出企業の視察、また、ものづくりを中心としたインド企業との交流セミナーのほか、教育関係者や政府機関などとの交流、観光PRを現地にて行います。

 日程は、明日から24日まで、最終日は機内泊となるため、4泊6日という形になります。

 訪問先は、チェンナイからアンドラプラデシュ州(AP州)、最後はデリーの順になります。

 私が団長を務めます。顧問(※)は、山本県議会議長にお願いします。そして、途中で行程が分かれる経済団団長には、麦野経済同友会代表幹事にお願いをしております。県内企業や大学関係者、経済団体、報道の方など、県職員を含めて総団員数は約30名となります。

 今回の訪問については、まず経済交流や観光の面では、チェンナイでの県企業と現地企業との交流セミナーや情報交換会、また、デリー、アンドラプラデシュ州周辺地域に進出している企業の施設見学や意見交換、また、デリーでのインバウンド誘致を目的とした観光説明会、意見交換を行います。

 政府など公的機関には、インド政府やチェンナイのタミルナドゥ州政府、チェンナイのあるタミルナドゥ州政府ですね。それから、アンドラプラデシュ州政府への表敬訪問などのほか、現地教育関係者との交流、在インド日本国大使館や在チェンナイ日本国総領事への表敬を予定しています。

 私が知事となってからは、初のインド訪問になります。

 インドは、現在世界最多の人口を抱え、来年には名目GDPで日本を抜き4位との予想があります。ちなみに、1、アメリカ、2、中国、3、ドイツ。そういう予想もある中で、企業の進出先や取引先の拡大、インバウンドの誘致、また人材の育成・確保など様々な分野で大きな期待が寄せられています。

 今回の訪問の成果につきましては、ちょうど帰国後翌日になりますか、次の定例会見がありますので、そこでできるだけ速報版になりますが、いち早く報告できればというふうに考えております。

 インド訪問については、以上です。

3.国道415号県境付近における直轄による調査着手について

 発表項目の3番目は、国道415号線、県境付近における直轄権限代行実施の検討を行うための調査に着手するという国交省からの発表についてご説明を申しあげます。

 この県境付近の整備につきましては、先月14日、馳石川県知事と国土交通省に要望を行ってまいりました。本区間の整備により、県境部における信頼性の高い道路ネットワークが構築されるだけではなく、大規模災害時の緊急輸送路としての機能確保が期待されています。

 このルート帯の県境付近はトンネル構造が想定され、また、地滑り地帯でもあります。整備には高度な技術力、施工管理能力が必要となることから、直轄権限代行で事業化していただけるよう国交省にお願いしていたものです。

 県としては、一日も早く事業化されるよう富山県地元市と連携し、引き続き国土交通省はじめ関係方面に強く働きかけてまいります。

 なお、詳細については、また担当課へお問い合わせいただければと思います。

 国道415号線についての説明は、以上となります。

 冒頭、私から以上の3点の説明とさせていただきます。

2.質疑応答

会見写真2

【記者】

 まず発表項目の中で、インドの訪問団のことについて、経済訪問団ということですけれども、今ほどご説明されたとおり、教育の関係者も交じっておられるということで、今後のインドの高等教育、例えば高等教育機関との学術的な交流ですとか、人材交流の分野で何か連携の可能性といいますか、お考えがあればお願いします。

【知事】

 おっしゃるように、インドは特に理科系の分野の学問、あるいは教育が、とてもある意味では我が国よりも進んでいるのかもしれません。なので、そんな向こうの高等教育機関との交流においてそういったことができればと今模索をしている段階です。

 次回、来週こんなことができましたと申しあげられればいいんですが、何分大きな国ですし、今のところ模索しているということは申しあげたいと思います。

【記者】

 もう一つ発表項目で、「寿司といえば、富山」の宿泊プランのことで、メインターゲットは30代から50代の女性ということで、先ほどのご説明では、ご自分の時間を楽しむ、そういう余裕のある方というんでしょうかね。というご説明もありましたけれども、プラス、県がされた調査といいますか、「寿司といえば、富山」のブランディングということで、この年代の方々の女性へのなかなかアプローチが思うようにできていないというような結果も、先日、委員会で説明があったんですけれども、そういったことも踏まえてメインターゲットを据えられたということでよろしいでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 私は、皆さんより大分年上ですけれども、皆さん年代、30代ないし50代の皆さんだと思いますが、その年齢層ですと、消費における決定権が女性にある傾向が強いのではないかというふうに思っております。いかがでしょうか。

 また、女性は家族、あるいは友人、趣味のグループなど様々なコミュニティーを持っておられる。私はよく引き出しと言いますが、いろんな引き出しを持っておられるという傾向が、あんまり言うとアンコンシャスバイアスになっちゃいますが、比較的男性よりもいろんな引き出しを持っておられる方が多いのではないかと考えております。なので、こういった方々をターゲットにすることで、よりそこから広まっていく。そんな効果を期待をしております。

 また、おっしゃるように、今年度の「寿司といえば、富山」の県外認知度の調査では、東京都や大阪府では49歳以下の女性の認知度が低かったんですね。まさにここを強化しようということも、今回ターゲットとして設定した一つの目的でもあります。

【記者】

 その他で何点かお聞きしたいんですけれども、まず、自民党の田畑議員のことで、党員登録の問題のことで、先日、自民党県連の対応として第1選挙区の支部長を無期限で決めないように党本部に求めると。その結果、次の衆院選では、田畑さんが党の公認を得るということが非常に難しい状況となっているんですけれども、一連のこの経緯について受け止めをお願いします。

【知事】

 ありがとうございます。

 今年、私の富山県知事選挙と総選挙が投開票日が一緒になりました。終盤では田畑議員と共にマイクを握ることも多々ありました。そんな言わば共に戦った同士というつもりでおります。

 しかし、このたび自民党さんとしては、とても重い処置をされたというふうに受け止めております。これは自民党さんという組織の中での話なので、私としては、重いなという受け止めを申しあげるにとどめたいというふうに思っています。

 ただ、田畑議員は、これまでの活動の中でもちろんいろんな仕事をしてこられましたが、特に本県と関係の深い厚生分野の仕事にとても精通をされた方であります。なので、富山県知事という立場としては、引き続き厚生分野の知見、あるいは人脈などを生かしていろいろと富山県のために仕事をして、引き続きしていただければというふうに願っております。

【記者】

 続きまして、これもその他なんですけれども、県のサッカー協会さんが今週の月曜日にサッカー専用スタジアムの構想を発表されまして、建設候補地は富山駅の東側のエリアと発表されまして、実現すれば、全国でも有数のまちなかスタジアムという形になりますけれども、公設民営方式で実現を目指すとしておられます。

 今後、県と富山市に協力を求めていくとしておられますけれども、これに関しての県としての関わりといいますか、現時点でどのようにお考えでしょうか。

【知事】

 発表される前に、12月6日でしたか、サッカー協会の方とお会いする機会があり、計画の概要はお聞きをしました。ただ詳しい内容は、今回の発表で初めて明らかにされたと私どもとしては捉えています。今のところ何らかの要望をいただいているわけではありません。

 なので、一般論としては、まずはサッカー協会さんで事業主体が誰なのか。そのあたりを明確にしていただく。それによって、ご相談があれば富山市さんと共にご相談にしっかりと対応していきたいと思います。ただ、とても夢のある話ですよねとは思います。

【記者】

 もう1点、その他でお聞きしたいんですけれども、先日、射水市内に4年制の高志大学を設立するという構想が発表されました。地域での経済活動を創造的に実践できる人材の育成ということを掲げておられて、経済団体を中心に支援していくという形になっていますけれども、これに関しても、県としての支援といいますか、関わりはどのように現時点でお考えでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。

 そうですね。新しい4年制の大学の開学の動きというのは、1990年に富山国際大学、それから実は県立大学もこの年に開学いたしました。いつも申しあげるように、1998年が本県の人口のピークです。112万人。それに至るまでの1990年ですから、まだまだ人口も増えて、という状況でした。

 それから、今、約35年ぶりにこのような新しい構想が出てきたことは、大変にうれしいことで、心から歓迎をしたいと思います。ただ一方で、高岡法科大学さんの募集停止ということもありました。高等教育機関を取り巻く環境は厳しいというふうには考えております。

 でも、やはり人づくりというのが最も大切な投資であるということは、昔も今も変わりません。今は特にデジタル化やAI化などが発達する中において、一方でそれを司っていく人への投資というのは、以前にも増して重要になっていると思います。

 なので、このような新しい高等教育機関、4年制大学に関するこういうプロジェクトが生まれたということ。そういう場所ができるということは、本県の発展にとっても、とても資することだというふうに理解をしております。

 今回特徴的だったのは、多くの県内経済団体から多数参加された、発表の場におられたことでございます。大学のアウトプットはやっぱり経済界に行くことが多いわけですけれども、その経済界がどんなアウトプットが欲しいか、どんな人材を求めているのか。それがよく分かっている方々が中心に支援をされて始まるということですので、そういった地元経済界との連携がしっかりと図られて出来上がっていくということは、とても楽しみでもあり、またとても心強いことだというふうに思っております。

 まだ具体的なお話は聞いておりませんが、これもよくお話を伺って、必要な支援を行っていきたいというふうに考えております。

 今、県内に今回の高志大学が設けられる学部・学科を志望される方々がかなり多く、県外でそういった勉強に勤しんでおられるというふうに聞いております。その方々のある程度の割合がこの高志大学を志望されるようになれば、十分にこの厳しい状況の中とはいえ、成算があるというふうに考えておられるんだというふうに思います。

3.関連ファイルのダウンロード

【資料1】富山の寿司の美味しさをひも解く旅行プランの造成について(PDF:347KB)

【資料2】インド訪問について(PDF:76KB)

【資料3】国道415号県境付近における直轄による調査着手について(PDF:771KB)

 

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所属課室:知事政策局広報・ブランディング推進室広報課企画・報道担当

〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 県庁本館2階

電話番号:076-444-3133

ファックス番号:076-444-3478

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